電球色のLEDヘッドライトとは?色の特徴やメリット

電球色のLEDヘッドライトとは?色の特徴やメリット

LEDヘッドライトはハロゲンやHIDバルブと同じようにケルビン(K)の数値で光の色が違います。

色は電球色(黄色)、白色、青色の3つです。

ケルビンがどの数値だと電球色なのか?ヘッドライトは色を変えてもいいのか?などとわからないこともあるでしょう。

この記事で電球色LEDヘッドライトの特徴やメリット、車検に通る色なのかなどを解説します。

目次

電球色LEDヘッドライトのメリット

電球色とは、黄色に近い色ですが若干違い優しい暖色です。

元来ハロゲンランプのメイン色だった電球色ですが、最近では同色のLED製品も登場しました。

電球色LEDヘッドライトは、LEDと電球色が持つそれぞれのメリットを両立しています。

ここでは電球色LEDヘッドライトのメリットを見てみましょう。

純正ヘッドライトよりも明るい

LEDヘッドライトは昔の製品よりも、随分と明るくなりました。

ハロゲンバルブよりも明るいのはもちろん、HIDバルブ以上の明るさを持つLEDヘッドライトも登場しており、明るいヘッドライトを使いたいという方向けです。

もちろん、電球色でもLEDヘッドライトの明るいという特徴を持ちます。

消費電力が低め

電球色を含めて、どの色のLEDヘッドライトも消費電力が低めです。

更に、ハロゲンやHIDバルブより消費電力の少ない製品も多く登場しています。

従って発電時の抵抗抑制が可能で、車への負担も軽減します。

また消費電力を少なくできれば、燃費向上もできるかもしれません。

温かみのある発光を実現できる

LEDヘッドライトは、K(ケルビン)数で光の色合いが違います。

3000~4000Kが黄色や暖色、6000K前後が白色、8000K以上が青色です。

電球色にすると、白色や青色では得られない温かみのある色を実現できます。

独特な温かみのある色であるために、好んで電球色を使う方もいるようです。

また光の色が黄色に近いと拡散性が高まります。

LEDの光は直進性が高いので眩しく感じやすいですが、電球色のLEDヘッドライトにすると光の拡散性が高まり眩しく感じにくくなるでしょう。

雨の日でも見やすい

LEDの光は直進性が高いので、雨の日だと雨粒に当たって乱反射します。

場合によっては暗いと感じるでしょう。

ただヘッドライトの色合いが黄色寄りだと、雨粒に光が当たっても乱反射を防ぎ道路が見やすくなります。

そのためにLEDヘッドライトを暖色にすれば、雨の日でも良好な視界を得やすいです。

更に、黄色のフォグランプを使えば雨の日でも十分に照射可能ですが、フォグランプだけでは暗い場合もあります。

だからこそ、ヘッドライトも暖色であればより雨の日でも見やすいです。

白色ヘッドライトが似合わない車に使える

LEDヘッドライトには白色の製品が多数あります。

オフロード車や旧車だと、白色ヘッドライトは似合わないということもあるでしょう。

電球色はハロゲンバルブの淡黄色とほぼ同じです。

純正バルブを使っているけど明るくしたい、なおかつ愛車の雰囲気を壊さないようにしたいというときには、電球色のLEDヘッドライトが最適です。

ただ製品によっては電球色としていても、白色に近いLEDヘッドライトもあるので注意してください。

購入前には口コミや製品の写真を見て純正バルブの色に近いか確認した方が良いでしょう。

LEDヘッドライトはケルビン(K)の値で色が違う

LEDヘッドライトは製品ごとにケルビン(K)数が決まっています。

ケルビンの数値は、ライトが発する色と温度の関係を示した色温度です。

色を示す数値であるために、LEDヘッドライトの明るさとは違うと覚えておくと良いでしょう。

3500K前後は電球色や黄色

LEDヘッドライトのケルビン数が3000~4000Kぐらいだと、光の色は電球色や黄色です。

純正ハロゲンヘッドライトのケルビン数と同じであるために、交換しても違和感はないでしょう。

広範囲に光が伸びて雨が降っても乱反射しにくいので、夜間や雨の日でも視認性の良い色です。

デザイン性の高い色ではないですが、LEDヘッドライトを使ったときの良好な視界も得たいならば最適の色でしょう。

電球色と黄色の違い

黄色はフォグランプにもよく使われている色であり、綺麗な色合いです。

電球色は純正バルブと同じ色であり、黄色よりも温かみのある淡黄色になります。

電球色と黄色のLEDヘッドライトを点灯して比べてみれば、色合いの違いはすぐにわかるでしょう。

どちらの色のLEDヘッドライトが良いかは、人それぞれの好みです。

6000K前後は白色

ケルビン数が6000K前後になると、LEDヘッドライトの色は白色です。

見た目が美しい色で、夜間に路面の白線をくっきりと映し出してくれます。

LEDヘッドライトの製品の中でも、6000K前後のケルビン数の製品が多いです。

夜間に視認性を確保できるので、白色も良好な視界を得たい人向けのLEDヘッドライトとなっています。

ただし雨の日は光が乱反射するので、若干道が見にくいでしょう。

8000K以上だと青色

LEDヘッドライトの中でも、ファッション性の高い色と言えます。

ヘッドライトをドレスアップしたい人向けの色です。

視認性はLEDヘッドライトの他の色と比べると若干劣ります。

車検に通るLEDヘッドライトの色

LEDヘッドライトは、前述の通り黄色(電球色を含む)、白色、青色が一般的です。

ヘッドライトは、車の製造年で車検合格とされる色が違います。

  • 平成17年12月31日以前の車 : 白色または淡黄色
  • 平成18年1月1日以降の車 : 白色

ここ10年や5年以内に製造の車だと、白色のみが車検合格です。

もし純色の黄色や青色のヘッドライトを使っているならば、車検の際は淡黄色か白色のLEDヘッドライトに変えないといけません。

車検不合格となる場合

車検の検査規定に準じた電球色のLEDヘッドライトを取り付けても、車検不合格となる場合があります。

以下の状態だと車検に通りません。

  • 左右違う色である
  • 片側だけしか点灯しない
  • 光量が検査規定に達していない
  • 光軸がずれている

左右違う色のときや、片側だけしか点灯していないときは目視すればすぐわかるでしょう。

ヘッドライトが黄ばんでいると、光量が落ちているので車検不合格となる可能性が高いです。

黄ばみや汚れがあれば、車検までに洗って綺麗にしておきましょう。

事前にテスター屋でチェックできる

中には電球色のLEDヘッドライトを使っていて、車検に通るかどうか心配だという方もいるでしょう。

もしも車検で不安ならば、事前にテスター屋でチェックできます。

予備検査場と言われるテスター屋は、陸運局の検査ラインと同じ機械を使って検査できる場所です。

テスター屋では色の確認に加え光軸調整も行えるので、実際の車検でも合格は間違いありません。

ヘッドライトの色は警察の取締対象か?

車検で合格とされるヘッドライトの色は白色です。

道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の第29条にも、走行用前照灯の灯光の色は白色と明記されています。

そのために白色以外のヘッドライトを使っていると、違法改造となるので警察の取締対象です。

ただし平成17年12月31日以前に製造の車は、淡黄色のヘッドライトでも構いません。

反対に、平成17年12月31日以前製造の車に淡黄色のヘッドライトを使う場合は注意が必要です。

最近製造の車で純色の黄色LEDヘッドライトを使っていると、車検は通らないので警察の取締対象です。

一方で、取締を行う警察官でさえ、平成17年12月31日以前に製造の車でも白色でないといけないと勘違いする人がいるようです。

実際に淡黄色のヘッドライトでも違法ではないはずが、白色にしないといけないと取り締まられたケースを聞きます。

だからこそ、車の所有者側もライトに関する事前知識を得ておく必要があります。

まとめ

電球色のLEDヘッドライトは、温かみのある色で雨の日でも見やすいです。

オフロード車や旧車などの雰囲気に合わせるときにも使えます。

車検を考えるならば、車の製造年月日でどの色が合格とされているか把握してから使うLEDヘッドライトの色を決めてください。

LEDヘッドライトは電球色以外にも、白色や黄色の製品があります。

HID屋は白色LEDヘッドライトをメインに、多数の製品を取り扱っているお店です。

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