LEDヘッドライトの交換方法とは?作業手順と注意点

EDヘッドライトの交換方法とは?作業手順と注意点

ヘッドライトはハロゲンやHID以外にも随分前からLEDが登場しました。

中には自分の車のヘッドライトをLEDに交換したいという人もいるでしょう。

しかし初めての交換だと、どのように交換すればいいかわからないでしょう。

この記事でLEDヘッドライトの交換方法を説明します。

目次

ヘッドライトの交換方法は2つ

ヘッドライトの交換方法は主に以下の2つです。

バルブ交換

ヘッドライトの中のバルブのみを交換します。

最近の車は、ほとんどがバルブ交換のみでLEDヘッドライトを取付可能です。

そのために新しいLEDヘッドライトバルブを用意して、車についている古いバルブを取って、新しいバルブを取り付ければ交換完了です。

手軽に交換できるので、初めて行う方でも問題なくできるでしょう。

ヘッドライトまるごと交換

ヘッドライトユニット全部を取り出し、新しいヘッドライトを取り付けます。

事故でヘッドライトを破損させたときや、点灯しなくなったときはまるごと交換です。

またヘッドライトにバルブが取り付けられている車種でも、ヘッドライトをまるごと変える車もあります。

バルブをヘッドライトから外すことができないためです。

ただし場合によっては、点灯しなくなってもバルブ交換のみで直るケースがあります。

まるごと交換では、バルブ交換よりも費用が高いです。

交換するためのLEDヘッドライトの選び方

ヘッドライトは点灯しなくなった場合や、自分で新しいヘッドライトに変えたくなった場合が交換時期です。

ヘッドライトにはハロゲン、HID、LEDと3種類あり、種類ごとに特徴が違います。

価格が安く寿命の短いハロゲンバルブ

昔からあるヘッドライトがハロゲンです。

バルブ価格が安いのが特徴で、中には数千円の製品もあります。

ハロゲンの光は対向車や歩行者がまぶしく感じにくいです。

ただし寿命は約1,000時間と短く、仮に1日8時間点灯すると125日しか持ちません。

何度も交換するので、長い目で見ると高くつくかもしれないです。

寿命を気にする方は、他の種類のヘッドライトを使ったほうがいいでしょう。

明るいけど取り付けにくいHIDバル

寿命は約2,000時間で、アーク放電で発光して明るいです。

キセノンライトやディスチャージランプとも言われます。

ハロゲンバルブよりも交換しにくく、場合によってはヘッドライト周辺の部品着脱も必要です。

バルブの価格は1万円程度のものが多いですが、ハロゲンに並び数千円の製品があります。

初めてヘッドライト交換を行うなら、他の種類のバルブを選んだほうが苦労しないかもしれません。

寿命が長く消費電力の少ないLEDバルブ

家庭用でも使われるライトで、寿命は約10,000時間で消費電力が少ないです。

昔のLEDは暗かったですが、ハイパワーLEDの登場でHIDを超えるぐらい明るくなりました。

長いと15年ほど点灯するので、1度交換したら再度交換しない車もあります。

またLEDは黄色、白色、青色と色を作り出せて、それぞれ黄色、白色、青色はハッキリした彩度で、自分の好みに応じてライトの色を選択可能です。

価格は数千円~数万円と幅があります。

もしも自分で交換するとなれば、LEDヘッドライトの費用のみで可能で、交換に必要な工具や雑貨は自分の家にあるもので十分です。

おすすめLEDヘッドライトバルブ

ヘッドライトバルブを交換するならば、寿命が長く消費電力が少なめのLEDバルブがおすすめです。

中でも以下のバルブはHIDよりも明るくイチオシです。

HID屋 H4 LED ヘッドライト 【60W HID級の明るさ】Qシリーズ

規格H4
ケルビン数6500K
冷却方式冷却ファン
消費電力60W

HID以上の明るさを実現したHID屋のLEDヘッドライトです。
バルブ本体はアルミ、先端は赤胴を使用し冷却性能を高めています。
LED発光部分には特大チップを採用し、圧倒的な明るさと発色です。
取り付けは現在の車についているバルブを外し、新しいLEDバルブを取り付けるだけであり簡単に行なえます。

自分でLEDヘッドライトに交換する方法

ヘッドライトバルブ交換だけなら自分でも行えます。

取替のためには必要に応じて、以下の道具を用意しておきましょう。

  • 軍手または手袋
  • スパナ
  • プライヤー
  • ビニールテープ

感電を防ぐため、そして静電気でLEDバルブを壊さないために軍手または手袋を装着して作業したほうが良いです。

下準備

新しいヘッドライトバルブを用意したら、車のエンジンを切ってヘッドライトのスイッチがOFFであることを確認しましょう。

ヘッドライトのレベライザーを0にしておきます。

0にしておかないと、光軸がずれるので注意してください。

ただしオートレベライザーの車ならば、0にする必要はありません。

もしも取り付けによってカットラインが正しい位置かどうか確認するならば、バルブ交換作業前に、壁や塀にロービームを照射して、壁に写ったカットラインをテープでマーキングします。

壁や塀から2~3m離れた場所で光を照射すればいいでしょう。

そしてバルブ取替後に同じようにライトを照射して、カットラインがズレていたら光軸調整します。

カットラインを確認しないならば、照射してマーキングする作業は不要です。

次にバッテリーのマイナス端子からコードを外して、ビニールテープで端子を巻いて保護します。

端子からコードを外しておくのは、バルブ交換作業で電流が流れて感電するのを防ぐためです。

バルブにつながる配線コネクターを外す

バルブにコネクターが繋がっているので外します。

一度もバルブ交換をしていないならばコネクターが固く外しにくいです。

また手を入れるスペースが狭いために、力を入れにくいかもしれません。

コネクターを引っ張るだけで取れる車種や、針金のようなツメで固定している車種もあります。

もしもツメが外れずコネクターが取れない場合は、マイナスドライバーでコネクターの爪を押しながら引っ張ると取れるでしょう。

車種によって、ツメは見える位置にある場合や、奥にあって見えない場合、また両方にあって挟むようにして押しながら引っ張って取るコネクターと種類があります。

防水ゴムカバーを外す

防水用のゴムカバーがついているので、めくるようにして取り外します。

その名の通り、バルブに水が入らないようにするためのカバーです。

無理に取ろうとすると、カバーが破けます。

破かないように丁寧に外してください。

また取り外したゴムカバーは、新しいLEDバルブ設置後に再度取り付けるので、捨てずにとっておきましょう。

古いバルブを外す

車についているバルブを外します。

針金のようなバネで固定しているので、最初にバネを外してください。

車種によってバネの形は様々です。

バネが外れたら、バルブを引き抜いて外しましょう。

H4規格のバルブは引き抜くだけで外れ、H11バルブは回すとロックが外れて外れるようになっています。

新しく購入したバルブが点灯しないときのために、古いバルブは取っておいたほうがいいでしょう。

またバルブを外すときは、素手でランプ部分に触れないようにしてください。

触るとランプ部分に手の脂などが付着し、点灯時に高温になってバルブが壊れる可能性があります。

新しいLEDヘッドライトバルブを取り付ける

新しく購入したLEDヘッドライトバルブを、古いバルブのあった場所に押し込んで取り付けます。

このとき、バルブの上下の向きを間違えないようにしてください。

上下の向きを間違えると、カットラインが正しく出ず車検に通りません。

バルブによっては3箇所にツメがついているので、その位置を合わせてバルブを取り付ければ向きを間違わない製品もあります。

バルブ固定用のツメと防水ゴムの取り付け

バルブを固定している針金のようなツメを、フックに引っ掛けて取り付けます。

手順はツメを外したときと逆です。

次に防水ゴムカバーも取り付け、これも外したときと逆に行えば取り付けられます。

配線コネクターの取り付け

最後に配線コネクターをバルブに取り付けます。

バルブに電気を送る配線です。

バルブに差し込めば取り付けられるでしょう。

また最初に外したバッテリーのコードをマイナス端子に取り付けてください。

ここまで行えばバルブ交換は完了です。

念のために点灯チェックをして、LEDヘッドライトが点くかどうか確認した方が良いでしょう。

LEDヘッドライト交換時の注意点

ヘッドライト交換は自分でも行えます。

ただし気をつけて行わないと、怪我をしたりバルブを壊したりするかもしれません。

ヘッドライトのスイッチを切って時間が経ってから作業する

ハロゲンやHIDのバルブは、点灯すると高熱になります。

バルブを交換する場合は、エンジンを切りライトのスイッチを切って時間が経ってから行ってください。

ヘッドライト交換はエンジンルーム内での作業です。

エンジンを切ったばかりでは、エンジンルーム内が高温になっているので、バルブ交換でエンジンパーツに触れれば火傷するかもしれません。

そのためにエンジンとスイッチを切って、十分にエンジンやライトの温度が下がってから交換作業を行いましょう。

感電防止のために手袋を装着して作業する

HIDヘッドライトは高電圧が流れるバラストにコネクタで接続されており、ヘッドライト交換中にコネクタに素手で触ると感電するおそれがあります。

万が一触って感電しないためにも、交換作業前にはバッテリーの端子からコードを外しておきましょう。

また素手で触らないようにするために、手袋を装着して作業してください。

ガラス管には素手で触らない

ヘッドライトバルブは高温になります。

バルブのガラス管に素手で触ると手の脂がガラスに付着し、ライト点灯すると付着部分は高温になり、最悪の場合ガラスが割れるので危険です。

ヘッドライト内部でガラスが割れれば、割れたガラスをすべて取り除くのは難しいでしょう。

ガラス管が割れてヘッドライトが壊れないようにするために、交換作業中は手袋を装着してください。

ただし滑りやすい手袋もあるために、滑り止めつきの手袋がおすすめです。

車検対応の製品を購入する

ヘッドライトは車の前方を照らし、運転者の視界を確保するためのパーツです。

安全運転には欠かせないパーツであるために、車検では厳しくチェックされます。

検査基準を満たしていなければ車検に合格できず公道を走れません。

そのために新しいヘッドライトを取り付けるときは、規定の明るさがあるなど一定の基準を満たす必要があります。

LEDヘッドライトは随分明るくなりましたが、自分で明るいと思っても車検基準を満たしているとは限りません。

もちろん車検対応、保安基準適合などとパッケージに書かれている製品もありますが、実際に車に取り付けると、光軸や汚れなどで明るさやカットラインが車検基準で不十分な場合もあります。

車検基準を満たしているかは、取り付け後に自分で確認すると確かです。

確認方法がわからない場合は、整備工場で見てもらってください。

ヘッドライト交換をしてくれる場所

ヘッドライトは手順通りに行えば自分でも交換可能です。

しかし交換方法がわからない、交換時間がないなどの場合もあるでしょう。

自分で交換しないときは、依頼して取り付けてもらえます。

ディーラー

カーディラーではヘッドライト交換を行えば、メーカーの純正パーツを使用でき、純正パーツに精通した整備士に対応してもらえます。

さらに整備保証が付属するために、交換後に不具合があっても無料で修理してもらえて安心です。

高品質で手厚いサポートがありますが、その分交換費用が高くなります。

費用をかけても良いから確実に交換してほしい方向けです。

ヘッドライトバルブ交換で数千円程度、ヘッドライト一式交換だと5万円以上の価格となります。

カー用品店

カー用品店は車のパーツを売る以外に、一部の整備も行ってくれます。

年末年始で営業しているお店もあり、ヘッドライトの交換費用は明示されているので交換依頼前に確認可能です。

普段から利用する方は、依頼しやすいでしょう。

ただし交換するスタッフが技術を持っているとは限らず、新人が交換に対応するかもしれません。

確かな技術で交換してくれるかは運次第です。

ヘッドライトバルブ交換で500~1,500円程度、ヘッドライト一式交換で25,000円ぐらいかかります。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、依頼すればすぐヘッドライト交換を行ってくれます。

今すぐ交換してほしいという方に適した場所でしょう。

中には24時間営業のスタンドもありますが、通常は日中のみ交換対応です。

ただしカー用品店と同じく、高い技術を持ったスタッフが対応するとは限らず、やはり確かな交換をしてくれるかは運任せとなります。

普段から利用しており、信頼できるスタッフと顔見知りならばその方に依頼するのが良いかもしれません。

バルブ交換で2,500円程度、ヘッドライト一式交換で25,000円ぐらいです。

整備工場

ディーラーよりも安い費用で交換してくれて、交換スタッフの技術は確かです。

純正パーツでなくとも交換してくれるので、こだわりがない人向けと言えます。

定期点検や車検で普段から利用している工場があれば、そこでお願いしても良いでしょう。

ただ他のお客さんの依頼があれば、先にその依頼を済ませるので、ヘッドライト交換は後です。

バルブ交換で2,000~3,000円程度、ヘッドライト一式交換で20,000円ぐらいでしょう。

まとめ

ヘッドライトはバルブのみ交換で取り付けられる車と、ヘッドライトユニットまるごと交換で取り付ける車があります。

バルブ交換だと手軽に取り付けでき、初めての方でも手順を守れば交換可能です。

ただ手袋を装着する、エンジンルームが冷えてから作業するなど怪我しないために注意点は守りましょう。

自分で交換できないときは、業者に依頼して交換してもらえます。

LEDヘッドライトに交換するならば、HID屋のQシリーズがおすすめです。

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