200系ハイエースは2004年から18年以上にわたって進化を続けながら、根強い人気を維持しています。
長年愛されてきた200系の集大成として安全性と環境性能を高めつつ、商用車としての基本性能を維持したモデルとして登場したのが、ハイエース7型。
その特徴として、純正フォグランプがLED化されたことが挙げられます。
そんなハイエース7型のフォグランプについて「純正から自分好みにカスタマイズしたい」と思われる方も多いでしょう。
この記事では、ハイエース7型のフォグランプをカスタムする際に最適な商品の選び方や交換方法などを、徹底解説します!
最後にハイエース7型におすすめのLEDフォグランプも紹介していますので、参考にしてみてください。
純正フォグランプはダサい?フォグランプをカスタムした時のメリットを解説
「純正フォグランプはダサい」と思われる方もいらっしゃいますが、カスタムを行えば以下のメリットが得られます。
- ドレスアップに繋がる
- 視界不良時の安全性が向上する
ここからは2つのポイントに分けて解説していきます。
ドレスアップに繋がる
フォグランプのカスタムは、車のドレスアップに繋がります。
カバーなどのランプ周辺のカスタマイズパーツと併せて車の外観を引き立て、自分好みに愛車の印象を変化させられます。
これによりライトの色やガーニッシュとの組み合わせによって、車のスポーティさや高級感を演出でき、他車との差別化を図ることができます。
このように「ダサい」と思われる純正フォグランプでも、周辺パーツと一緒にカスタマイズすることで、愛車のドレスアップに繋がります。
視界不良時の安全性が向上する
フォグランプをカスタムする最大のメリットは、視界不良時における安全性の向上です。
霧や降雨といったヘッドライトだけでは光が反射しやすい悪天候でも、フォグランプを点灯すれば下向きに広く光を拡散させ、路面に近い部分を効果的に照らすため視認性が向上します。
そんな純正フォグランプをより明るい製品に交換すれば、悪天候下での視認性と安全性が飛躍的に向上します。
またフォグランプの色を切替えられる製品に交換すれば、走行環境に合わせて色を変更することで、天候に関係なく視界不良を解消することが可能です。
このように、フォグランプをカスタムすることは視界不良時の視認性を確保して安全性を向上するための重要な選択と言えます。
青色は捕まる?バルブ形状は?ハイエース7型のフォグランプ選びのポイントを解説
様々な色や形状のLEDフォグランプが市場で販売されています。
そのため、「間違った色を選んだら捕まるんじゃないか?」「そもそも選び方がわからない!」とお悩みの方もいらっしゃるはず。
そんな方に向けてハイエース7型のフォグランプを選ぶ2つのポイントを紹介します。
- 白色か淡黄色の製品を選ぶ
- バルブ形状はL1Bを選ぶ
ここからは、これらのポイントを、詳しく解説していきます。
白色か淡黄色の製品を選ぶ
ハイエース7型のフォグランプをカスタムする際には、白色か淡黄色の製品を選びましょう。
フォグランプ選びの際、「フォグランプは何色がダメですか?」「青色のフォグランプは捕まる?捕まらない?」という声が見受けられます。
車検基準に適合するフォグランプの色は、保安基準で白色または淡黄色と定められています。
そのため青色のフォグランプでは違法となり、車検に通りません。
さらに車検に通らないだけでなく、取り締まりの対象となる可能性も。
このようにフォグランプをカスタムする際には、保安基準に合う白色または淡黄色にしましょう。
バルブ形状はL1Bを選ぶ
ハイエース7型で使用できるフォグランプバルブの形状は「L1B」です。
これまでハイエースのフォグランプバルブの形状はHB4などでしたが、ハイエース7型は「L1B」という最新のフォグランプバルブを採用しています。
L1B型純正LEDバルブは、従来のものとは全く異なる設計が特徴です。
従来の純正LEDバルブはフォグランプユニットとLEDバルブが一体化されています。
そのためバルブを交換したい場合、ハロゲンやHIDのようにバルブのみでの交換ができず、ユニットごと交換しなければいけませんでした。
対して、L1B型の純正LEDバルブは特殊な形状を採用し、バルブのみの交換が可能です。
これにより純正LEDバルブを交換するハードルが下がり、LEDフォグランプのカスタマイズ性が向上しました。
なお、他の形状のバルブは使用できないため注意して選びましょう。
L1B型フォグランプのバルブ交換方法を解説
ハイエース7型のL1B型フォグランプバルブを交換したい方のために、交換方法を解説します。
●紹介する交換方法はR4.4~R6.1年式(GDH/TRH2##系 ハロゲン仕様車)のものであり、年式やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーにお問い合わせください。
●DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。
付属の特殊ねじ工具を使用して、純正バルブを固定しているユニットのステーを取り外します。
取り外した固定ステーは使用しない場合は大切に保管しておきます。
カチッと音がするまでしっかりとはめ込みましょう。
なお、フォグランプのバルブ交換後は必ず点灯チェックを行い、同時に光軸調整が必要ないか確認しましょう。
光軸調整をしていないと、車検に通らなかったり、周囲へ迷惑がかかり危険を及ぼす恐れがあります。
光軸調整はフォグランプユニットの光軸調整ネジを調整して行うことができます。
ハイエース7型のフォグランプのカスタムには2色切替えタイプがおすすめ
ハイエース7型のフォグランプのカスタムには2色切替えタイプがおすすめです。
「ダサい」と思われがちな純正フォグランプも、純正LEDとは違う2色切替えタイプなら、気分や好みに応じて簡単に色を変えられ愛車の個性を演出できます。
また悪天候下の視界不良時には黄色に切り替えることにより、霧や雨の中での視認性が向上し、より安全なドライブとなるでしょう。
特にHID屋の2色切替えフォグランプは「ホワイト×イエロー」「ホワイト×レモンイエロー」「ホワイト×ライムイエロー」から選べ、カスタマイズ性が高まるため、おすすめです。
また純正LEDと比較すると、より奥まで路面を照射でき、どのカラーも視認性は抜群です。
HID屋の2色切替えフォグランプは検査基準を満たす色となっておりますが、担当検査官によってはライムイエローが不適合となる場合もございます。そのため、車検に通す際は白色に切り換えておくことをおすすめします。
そして照射光が広範囲に広がり路面を明るく照らすため、運転中の視認性が格段に向上します。
カットラインもキレイに出るため照射光が対向車へ迷惑になることもありません。
HID屋の2色切替えフォグランプは2024年には配光が改良されてリニューアル。LEDチップの配列を見直し、純正の配光を再現しています。
LEDチップの配列を一列にすることで、色切替えによる照射位置のズレを解消しています。
また、車両によって最適な配光が異なるため、付属の六角レンチで配光の調節が可能です。
このようにハイエース7型のLEDフォグランプは、HID屋の2色切替えフォグランプがおすすめです。
まとめ
ここまでハイエース7型のフォグランプをカスタムする際の最適な選び方のポイントや、交換方法について解説してきました。
ダサいと思われがちな純正フォグランプも、カスタム次第でドレスアップに繋がり、悪天候下でも視認性を大幅に向上させ夜間のドライブをより安全なものにします。
ハイエース7型のフォグランプをカスタムする際は、色は白色か淡黄色で、バルブ形状はL1Bのものを選びましょう。
今回解説したポイントを参考に、愛車のハイエース7型のフォグランプを純正LEDから交換してみてはいかがでしょうか。