「天才タマゴ」と称して国産ミニバンの先駆者となったトヨタ・エスティマ。
その中で50系と呼ばれる年式(GSR,ACR5#W)は2006年から14年間、多くのユーザーに愛されてきました。
この記事ではそんな50系エスティマのヘッドライトをLEDに交換するメリットと選び方を解説します。
併せておすすめ5選も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
50系エスティマのヘッドライトをLEDに交換するメリット
50系エスティマのヘッドライトをLEDに交換するメリットは以下の3点です。
- 明るくて視認性が向上
- 省エネで低燃費に貢献
- 長期間使用できるため経済的
ここからはこれらのメリットについて詳しく解説していきます。
明るくて視認性が向上
LEDに交換するメリットに、ハロゲンやHIDなど他のバルブ(光源)と比べて明るく、視認性が向上することが挙げられます。
ヘッドライトが明るいと走行中に路面や歩行者などが見やすくなり、暗い夜道でも安全に運転できます。
また対向車や歩行者にも自車の存在を認知しやすくなるため、事故を予防する効果は計り知れません。
このように明るいLEDヘッドライトは視認性を向上させ、運転時のドライバーや同乗者の安全性を高めてくれる頼もしい味方と言えます。
省エネで低燃費に貢献
LEDヘッドライトは他のバルブに比べて省エネで低燃費に貢献します。
LEDは低い電力消費量で安定して点灯できるためバッテリーへの負荷は軽く、そしてエンジンへの負荷も減るため燃費が向上します。
多人数乗車ができ燃費が気になる50系エスティマにとって低燃費であることは、より気軽に、より遠くへ出かける気分にしてくれるでしょう。
このようにLEDヘッドライトは低燃費に貢献し、一回の給油で50系エスティマのドライブを長く楽しませてくれる存在です。
長期間使用できるため経済的
LEDヘッドライトは寿命が10,000時間と長く、交換までの期間が10年以上と長期間使用でき経済的です。
そしてLEDは発光する際に熱を発生しにくいことから劣化が少なく、長期間安定した性能が保てます。
またLEDは振動や衝撃にも強いことから、破損も起こりにくいです。
そのためLEDは他のバルブと比べて交換する頻度が低く、購入費用や交換作業の手間を節約でき経済的です。
ハロゲンなどLEDより安価なバルブもありますが、交換頻度の高いLEDヘッドライトに交換することは長期的に見てコスパの良い選択肢だと言えます。
50系エスティマに合ったLEDヘッドライトの選び方
LEDヘッドライトのバルブには様々な種類があり、その中から自車に合ったものを選ばなければなりません。
50系エスティマに合ったLEDヘッドライトは以下のポイントに気をつけて選びましょう。
- 年式にあったバルブ形式を選ぶ
- 車検に対応したものを選ぶ
ここからはポイントに分けて選び方を紹介します。
①年式に適合するバルブ形式を選ぶ
ヘッドライトバルブには様々な形式があり、特に50系エスティマは生産期間が14年間と長く、生産時期によって適合するバルブが異なります。
その中から自車に合う形式を選ぶには、年式とグレードを確認しましょう。
50系エスティマに合うバルブ形状を、以下の表にまとめました。
年式 | ハイビーム | ロービーム |
---|---|---|
H18.1~H24.4 | HB3(※1) | H11 (※2) |
H24.5~H28.5 | HB3 | H11 (※2) |
H28.6~ | ー | LED |
※2 HIDの場合はD4S
自車に合ったバルブを選ぶ際には、上記を参考にしてご確認ください。
②車検に対応したものを選ぶ
せっかく自車に適合したLEDヘッドライトバルブに交換しても、車検の検査基準に合っていなければ不合格となってしまいます。
不合格になってしまうと公道を走ることができなくなり、困ってしまいますよね。
そのため以下の3点に注意して車検に対応したLEDヘッドライトを選びましょう。
- 明るさ
- 色
- 照射範囲
ここからはそれぞれの注意点について詳しく説明します。
明るさ
車検では1つのライト(ロービーム)に対して、6,400カンデラ以上の明るさが必要です。
カンデラ(cd)とは光度の単位で、光源からある特定の方向に出る光の強さを表す量のことです。
6,400カンデラとは、15m先にある障害物を確認できる明るさとされています。
そのため車検では、ヘッドライトから照射された光の明るさが6,400カンデラ以上となっているかを測定します。
このように車検に合格するためには、LEDヘッドライトの明るさが6,400カンデラ以上となるバルブを選びましょう。
色
車検に対応するヘッドライトの色は、基本的には白色です。
基本的にと表現したのは、2005年以前に製造された車は黄色も可となっているためです。
しかし2006年以降に製造が開始された50系エスティマは白色のみ合格となります。
LEDヘッドライトの色は、ケルビンという数値によって判断できます。
ケルビンとは光の色を表す色温度の単位で、5,000〜6,000ケルビンの範囲を超えると白色でなくなります。
車検では明確な合格数値は決まっていませんが、およそ5,000〜6,000ケルビンだと白色と判断され合格できるでしょう。
そのためLEDヘッドライトを選ぶ際は、5,000〜6,000ケルビンの白色LEDヘッドライトを選びましょう。
照射範囲
車検では光の照射範囲に関して光軸検査が行われます。そのため車検に合格するLEDヘッドライトは照射範囲がはっきりとしたものを選びましょう。
ここで測定の基準となってくるのが「カットライン」と「エルボー点」です。
ヘッドライトのロービームは、対向車が眩しくならないよう上方向の光をカットしています。カットされた照射範囲とそうでない範囲の境界線が「カットライン」です。
カットラインが鮮明でないと車検に不合格となってしまいます。
また、歩道にいる歩行者を見やすくするためにカットラインは左上がりになっており、この起点が「エルボー点」です。
光軸検査の基準は、「前方10mを照らしたときにエルボー点が規定の位置にあること」と決められています。
このように車検に対応するLEDヘッドライトを選ぶためには、照射範囲に影響するカットラインやエルボー点に気をつけましょう。
特に車検基準のカットラインとエルボー点を実現するために、ハロゲンなど純正の光源と同じ発行点位置を再現しているバルブがおすすめです。
50系エスティマに合うおすすめLEDヘッドライト5選
ここからは50系エスティマに合うおすすめのLEDヘッドライトとして以下の5つを紹介します。
- HID屋
- PHILIPS
- IPF
- PIAA
- Carmate
順番に口コミと併せて紹介していきますので、参考にしてみてください。
①HID屋
商品名(HB3/H11/D4S) | Qシリーズ※ |
明るさ | 68,400cd |
色 | 6,500k |
ワット数 | 60W |
HID屋はLEDやHIDの専門店で、50系エスティマを始め様々な車種に対応したヘッドライトやフォグランプを取り揃えています。
製品に満足いただいている声は多く、楽天市場ではパーツランキングなど3部門で第1位を獲得するほどの人気を得ています。
紹介するQシリーズは車検の測定基準の10倍以上の光量を持っているため、夜間でも安心してドライブを楽しめます。
また、これほどの明るさながら車検に対応しているため、先に説明した選び方をクリアした高性能なバルブと言えます。
またQシリーズは様々なバルブ形式で展開されており、特にD4SのLEDヘッドライトバルブは珍しく、ここで紹介する5社のうちではHID屋だけが販売しています。
そのためグレードがAERASであるなど、ヘッドライトがHID(D4S)の方でも、HID屋のバルブならLEDに安心して交換できます。
Amazonでも明るさや品質の高さに高評価を得ています。
HID屋ではQシリーズの他にも豊富なラインナップを揃えており、購入前でも愛車にピッタリの製品探しなど問い合わせが可能です。
そんなHID屋のLEDヘッドライトは、性能はもちろんサポート体制なども充実しているため、初めてLEDを導入する方含め多くの方におすすめできます。
②PHILIPS
商品名(HB3/H11)※ | 11005XUX2/12834UNIX2JP |
明るさ(HB3/H11) | 3,520lm/2,400lm |
色 | 6,000k |
ワット数(HB3/H11) | 25W/10W |
PHILIPSはオランダ発祥の電気機器及び関連機器メーカーで、自動車用照明だけでなくヘルスケア製品なども取り扱う世界的企業です。
PHILIPS性の電動歯ブラシや電気シェーバーなどを使用している方もいらっしゃると思います。
同社の製品は明るさを表すルーメンではなく、明るさ感と視認性の高さにこだわって作られています。
またカットラインの正確さにもこだわりがあり、視認性が高くても対向車が眩しく感じにくくなっています。
そのため、口コミでもカットラインのキレイさに関する内容が見られます。
以上のことから視認性が高い製品をお探しの方には、PHILIPSのLEDヘッドライトがおすすめです。
③IPF
商品名(HB3/H11)※ | G351HLB/G301HLB |
明るさ | 6,000lm |
色 | 6,500k |
ワット数 | 28W |
IPFはモータースポーツ界でも名が知られている、自動車用ランプの老舗国産メーカーです。
ル・マンやニュルブルクリンク24時間耐久レースなどでメーカー名を知っている方も多いのではないでしょうか。
こちらの製品はLEDチップの位置などにこだわり、照射ムラのない配光性能を実現して高い視認性を提供します。
そのため、口コミでは視認性の高さを評価する声が寄せられていました。
視認性の高い国産メーカーの製品をお探しの方には、IPFのLEDヘッドライトがおすすめです。
④PIAA
商品名(HB3/H11)※ | LEH181/LEH182 |
明るさ | 4,000lm |
色 | 6,000k |
ワット数 | 18W |
PIAAはHID・LEDバルブやワイパー等の部品の製造・販売を行っており、4輪2輪問わず国内外の多くのモータースポーツチームで採用されています。
ハンドリング性能に定評がある50系エスティマをスポーティーに運転したいドライバーにとって、PIAAのバルブは気分を上げてくれるでしょう。
同社の製品はハロゲンに近い照射を再現し、また明るさに対して省エネ効果が高いことが特徴です。
モータースポーツでの活躍と相まって、口コミでは信頼性の高さに関する口コミが目立ちました。
ハロゲンからの交換で違和感なく使用したい方には、PIAAのLEDヘッドライトがおすすめです。
⑤Carmate
商品名(HB3/H11)※ | BW572/BW573 |
明るさ | 5,500lm |
色 | 6,000k |
ワット数 | 37W |
Carmateはヘッドライト以外にも消臭芳香剤やルーフキャリアなど様々なカー用品を製造・販売しています。
紹介する製品は明るさはもちろん、見やすいワイド配光が特徴です。
また、こちらの製品は3年保証がついており、このことに関する口コミが寄せられています。
性能だけでなく長い期間で保証されている製品をお探しの方には、CarmateのLEDヘッドライトがおすすめです。
まとめ
ここまで50系エスティマのヘッドライトをLEDに交換するメリットと、具体的なLEDヘッドライトの選び方、そしておすすめ5選を解説してきました。
ヘッドライトを交換するには、年式に合ったバルブ形状や車検対応であるものを選ぶなど、様々な注意点があります。
それでもLEDヘッドライトは「明るい」「省エネ」「経済的」という特徴から、交換するメリットは大きいと言えます。
家族との夜のドライブをより安全に行うためにも、LEDヘッドライトに交換してみてはいかがでしょうか。
HID屋ではここで紹介した選び方に合った製品をラインナップしています。
あなたの50系エスティマにぴったりのLEDヘッドライトを、ぜひHID屋の公式オンラインショップで探してみてください。