車の安全性向上やドレスアップに欠かせないアイテムの一つが「LEDバックランプ」です。
従来のハロゲンランプに比べて明るく、夜間や悪天候時の視認性を大幅に改善してくれるため、ますます人気が高まっています。
しかし、LEDバックランプのメーカーや商品は多種多様で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめのLEDバックランプメーカー5選を紹介するとともに、LEDのメリットや選び方のポイントについても詳しく解説します。
また、取り付けの際の注意点も解説していますので、ぜひご一読ください。
LEDバックランプのメリット
バックランプをLEDに変えることで得られる最も大きな利点は、視認性と安全性の向上です。
LEDは従来のハロゲンバルブに比べて、より明るく白い光を放ちます。
これにより、特に夜間や悪天候時における後方の視界がクリアになります。
そのため、障害物や歩行者をより早く発見できるため、安全性が大幅に向上するのです。
また、LEDはスイッチを入れた瞬間に最大光量に達する即時点灯の特性があるため、バックギアに入れた瞬間に周囲をしっかりと照らすことが可能です。
緊急時や駐車場での後退時など、迅速な対応が求められる場面でも非常に役立ちます。
さらに、2色切り替え可能なLEDもあり、バックランプをドレスアップの一環として活用できます。
LEDバックランプは、車の実用性と安全性も向上させ、デザインを際立たせることもできる選択肢です。
LEDバックランプを選ぶ際のポイント
LEDバックランプを選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 色は白を選ぶ
- 明るすぎないものを選ぶ
- 信頼できるメーカー品を選ぶ
順番に確認していきましょう。
色は白を選ぶ
バックランプを選ぶ際は、色は白色を選択しましょう。
車検基準に適合するためには、バックランプの色が白であることが必須です。
特に日本の車検では、検査官の目視によって色の判定が行われるため、青白い光は不適合となる可能性があるので注意しましょう。
一般的に、色温度が6000K程度の電球が広く使用されていますが、7000Kまでは白色として認められることが多いです。
ただし、同じ色温度でも製品によって見た目が異なる場合があるため、安全を期して6500K以下の製品を選択することをお勧めします。
明るすぎないものを選ぶ
先ほど紹介したようにLEDは、明るく視認性が向上できる点がメリットと紹介しましたが、明るすぎるLEDの選択は避けましょう。
バックランプの明るさは、他の交通を妨げない程度にする必要があります。
過度に明るいと、後続車のドライバーの視界を妨げる恐れがあり、安全性を損なう可能性があるのです。
具体的には、電球の出力で15W以上75W以下が適切とされています。
この範囲に近いものであれば、適切な明るさを確保しながら周囲への影響も最小限に抑えられます。
信頼できるメーカー品を選ぶ
LEDバックランプを選ぶ際には、信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことが非常に重要です。
市場には多くのLED製品が出回っています。
その中には粗悪品も存在し、そのような製品を購入してしまうと、すぐに明るさが低下したり、車検に通らなかったりするリスクがあります。
最悪の場合、後退中に突然ランプが消灯し、事故につながるリスクもあるでしょう。
反対に、評価の高いメーカーの製品は厳格な品質管理のもとで製造されており、製品の信頼性と安全性が保証されています。
また、万が一製品に不具合があった場合でも、適切なサポートが受けられる可能性が高いです。
LEDバックランプおすすめメーカー5選
ここからは、LEDバックランプのおすすめメーカー5社を紹介します。
- HID屋
- IPF
- PIAA
- PHILIPS
- SUPAREE
順番に確認していきましょう。
①HID屋
2011年に設立された日本のブランドであるHID屋は、高品質で信頼性のある製品を取り扱っていることで知られています。
自動車愛好家から広く支持を得ており、バックランプだけでなく、ヘッドライトやルームランプなど、車両照明の幅広い製品を提供しています。
HID屋のLED製品は、高輝度でありながら手頃な価格が特徴で、コストパフォーマンスが優れているのが特徴です。
そのため、初めてLEDバックランプを導入するユーザーも気軽に製品を購入できます。
HID屋の製品は厳格な品質基準を満たしており、全商品車検に対応している点も魅力です。
②IPF
IPFは、1946年に創業し、長年にわたって高品質な自動車照明を提供している日本の老舗メーカーです。
国内外で高い評価を得ており、アメリカやヨーロッパでも支持されています。
IPFは、最新の光学技術を駆使して製品開発を行い、その製品は多くの自動車メーカーの純正パーツとしても採用されています。
モータースポーツ界でも高く評価されており、視認性に優れたバックランプを探しているユーザーにおすすめです。
また、すべての製品は厳しい品質検査を経ており、安全性が高いのも特徴です。
③PIAA
1963年に創業したPIAAは、フランスのValeo社と市光工業株式会社がグループ企業として連携していることから、信頼性の高さが際立つメーカーです。
照明製品を中心にホイールやワイパーなどのカー用品も幅広く展開しており、車両のパーツを統一して揃えたい方におすすめです。
また、モータースポーツ分野でも広く採用され、その実績が製品の高い性能を証明しています。
④PHILIPS
PHILIPSは、オランダに本拠を置く世界的に有名な電機メーカーです。
電動歯ブラシや電気シェーバーなどのヘルスケア製品で広く知られていますが、自動車用照明分野でも優れた製品を提供しています。
特に、ヨーロッパ工場で厳しい品質基準をクリアしている点が、製品の信頼性を保証しているといえるでしょう。
また、自動車用LEDライトは非常に評価が高く、明るく鮮やかな光を放つ製品は、夜間の視認性を大幅に向上させます。
PHILIPSのLEDバックランプは、車の後方を明るく照らし、安全性を高めるだけでなく、スタイリッシュな外観も実現できる点も魅力です。
⑤SUPAREE
SUPAREEは、2006年に設立され、コストパフォーマンスを追求した製品を提供することで知られています。
独自の流通網で高品質な製品を低価格で提供しており、有名ブランドと比較しても非常にリーズナブルな価格設定です。
品質管理には厳格な基準が設けられており、ISO9001品質システム認証やヨーロッパのE-MARK品質認証を取得しています。
低価格でありながらも、しっかりとした検品と信頼性があるため、手頃な価格で高性能なバックランプを求めるユーザーに最適な選択です。
LEDバックランプ取り付けの際の注意点
LEDバックランプ取り付けの際は以下の点に注意しましょう。
- 個数
- 取り付け位置
順番に解説します。
個数
バックランプの取り付けの際は、個数に注意しましょう。
バックランプの個数については、日本の車検基準により、車両には1個または2個のバックランプを設置することが義務付けられています。
しかし、規定の範囲内でも元々ついていたバルブを増減する場合は注意が必要です。
たとえば、車両に元々1個しかバックランプが付いていない車種では、2個に増やすことは許容されています。
ただし、その場合、バックランプが左右対称に配置される必要があります。
一方、2個のバックランプが元々取り付けられている車の場合、それを1個に減らすと整備不良とみなされ、車検に通らなくなるので気を付けましょう。
取り付け位置
取り付ける位置にも注意が必要です。
バックランプの取り付け位置には、保安基準で定められた高さの制限があります。
具体的には、バックランプの上側の縁は地上から1.2メートル以下、下側の縁は地上から25センチメートル以上の位置に取り付ける必要があります。
この範囲外に設置されている場合、車検で不合格となるので気をつけてください。
通常、購入時にバックランプは適切な位置に取り付けられていますが、カスタマイズを行う場合、規定された高さ範囲を守ることが重要です。
特に、車高調整やバックランプの位置変更を伴う改造をする際には、この基準に従わないと車検に通らないため、取り付けの際は十分に注意しましょう。
まとめ
本記事では、LEDバックランプのメリットや選び方、おすすめメーカー5選、取り付け時の注意点を紹介しました。
LEDバックランプは視認性と安全性の向上に大きく貢献し、車のドレスアップにも最適な選択肢です。
選ぶ際は、色や明るさ、信頼性の高いメーカー品を意識することが重要です。
また、取り付けの際には、法規に従って個数や位置にも注意しましょう。
これらのポイントを押さえたうえで、自分に最適なLEDバックランプを選んでください。