H11バルブは車のヘッドライトや、フォグランプに広く使われるバルブ形状です。
そんな中、「おすすめのH11バルブを知りたい!」「欲しい製品がH8やH16だけど、H11の愛車に取り付けても大丈夫?」と思う方もいらっしゃるはず。
そんな方に向けて本記事では、おすすめH11 LEDフォグランプをバルブ形状の特徴と併せて紹介していきます。
H11バルブの特徴を解説
車のヘッドライトやフォグランプに広く使用されている、H11バルブ。
当記事では適切なバルブ選びができるよう、H11バルブの特徴や他のバルブとの違いを詳しく解説し、互換性がない商品を装着した場合のリスクについても説明します。
併せて、H11フォグランプを採用している主な車種もご紹介します。
H11はバルブの国際規格名
「H11」は自動車用バルブ(電球)の国際規格の一つです。
この規格は国際的に統一された基準により、形状や電圧などの性能について定められています。
H11バルブの最大の特徴はコンパクトさと高い照明効率で、ヘッドライトやフォグランプで様々な車種で使用されています。
またH11バルブは耐久性や明るさに優れており、取付が簡単なため手軽に交換できることも特徴の一つです。
注意!H8 H16バルブとの違いと互換性を解説
フォグランプのバルブには「H8」「H11」「H16」など様々な形状があり、バルブ交換の際には注意が必要です。
H11バルブとH8やH16バルブは一見同じ形で互換性があるように見えますが、消費電力や口金の形状、バルブの口径などに違いがあり互換性はありません。
もし適合しないバルブを使用してしまうと、さまざまなリスクが発生します。
たとえば消費電力が大きい場合、過剰な電流が流れてヒューズが切れたり、最悪の場合は火災が発生する可能性も。
逆に指定されている電力よりも小さい電力の電球を使用すると、明るさが足りなくなる場合があるため、おすすめできません。
また口金が合わない場合は正しく装着できず、光の照射角度がずれ、視界不良や対向車への迷惑にもつながります。
このため必ず愛車の規格に適合したバルブを使用することが重要です。
なおブランドによっては「H8/H11/H16」という表記で、互換性がある製品も販売されているため、交換する際は手に取った商品のバルブ形式を確認するようにしましょう。
H11フォグランプの採用車種を紹介
各メーカーのさまざまな車種で採用されている、H11バルブ。
フォグランプバルブに「H11」規格を採用している、代表的な車種をまとめました。
メーカー | 車種 | 年式 | 型式 |
トヨタ | ヴォクシー | H19.6~H25.12 | ZRR7#系 |
トヨタ | プリウス | H21.5~H23.11 | ZVW30 |
トヨタ | プリウスα | H23.5~H26.11 | ZVW4# |
トヨタ | ランドクルーザープラド | H21.9~H25.8 | GRJ/TRJ15#系 |
スズキ | ジムニーシエラ | H17.10~H30.6 | JB43W |
スズキ | スイフト | H28.12~R5.1 | ZC/ZD43S・33S・53S・83S・13S |
三菱 | デリカD5 | H31.2~ | CV5W・2W |
マツダ | プレマシー | H22.7~H30.2 | CW系 |
上記の表から分かるとおり、メーカーや年式問わずH11バルブはフォグランプで採用されていることがわかります。
同じ車種でも年式やグレードによってバルブが異なる場合があるので、必ず車両の取扱説明書やフォグランプブランドの適合表などから、実際のバルブを確認してください。
これで安心♪H11 LEDフォグランプの選び方を解説
「H11 LEDフォグランプは明るい方が良い?でも車検に通る?」「どの色を選べば良い?」といった疑問を抱えている方も多いはずです。
H11 LEDフォグランプを選ぶ際には、以下の2点に気をつけましょう。
- 明るい製品を選ぶ
- 信頼のあるブランドから選ぶ
視認性を高めるために明るい製品を選ぶことが重要で、車検対応かどうかも併せてチェックしなければなりません。
ここからは、2つのポイントに分けてH11 LEDフォグランプの選び方を詳しく解説します。
明るい製品を選ぶ
H11 LEDフォグランプを選ぶ際、視認性を高めるために明るい製品を選ぶことが重要です。
明るいLEDフォグランプは、悪天候時や夜間の運転で周囲をより鮮明に照らし、他の車両や障害物などを確認しやすくします。これは事故を未然に防ぎ、ドライバーの安全性向上に繋がります。
逆に暗いフォグランプでは視界が悪くなるだけでなく、周囲の車両から見ても、こちらの存在が見つけにくく危険です。
明るい製品を選ぶことで事故のリスクを減らし、安心してドライブを楽しむことができます。
なお車検の際、フォグランプは国の保安基準に沿って検査が行われ、フォグランプが「他の交通を妨げていないか」確認されます。※明確な数値はありません
そのため、明るすぎる製品の場合、車検時に検査官が光を眩しく感じて車検に不合格となる恐れがあるため注意が必要です。
このような問題を避けるためには、光軸を適切に調整することが必要です。
光軸を正しく調整すれば、車検に対応しつつ明るいフォグランプの能力を発揮できます。
車検に対応した製品を選ぶ
H11 LEDフォグランプを選ぶ際は、車検に対応した製品を選ぶことが重要です。
車検に不合格となってしまうと公道を走れなくなってしまいます。
フォグランプが車検に適合するためには、以下の2つのポイントを抑えておく必要があります。
- 色
- カットライン
これらの要素が基準を満たしていないと、車検に合格しないだけでなく、運転の安全性を損なう可能性があります。
ここからは2つのポイントにおいて、具体的にどのような点に注意すべきかを説明します。
色
H11 LEDフォグランプを選ぶ際は、色が車検対応かどうかを確認する必要があります。
国の保安基準で定められているフォグランプの色は、「白色」または「淡黄色(イエロー)」です。
これらの色は視認性が高く、霧や雨などの悪天候時でも効果的に路面を照らすことができます。
特に淡黄色は、水滴による光の散乱を抑え、遠方までしっかりと光を届ける特性があります。
具体的には、色温度を示すケルビン数(K)をチェックし、白色や淡黄色に見える3000〜6500Kの範囲のものを選びましょう。
6500K以上の青みが強い光は車検に不合格になる可能性が高く、注意が必要です。
H11 LEDフォグランプは色温度が3000〜6500Kの、白または淡黄色のものを選びましょう。
カットライン
フォグランプを選ぶ際には、カットラインがはっきりしている製品を選びましょう。
カットラインとは、光の当たるところと当たらないところの境界線のことです。
先述の通り保安基準では「フォグランプの光が他の交通を妨げないこと」が求められており、この基準を満たすためには、カットラインが正確であることが不可欠です。
またカットラインが適切でないと、対向車や前方の車両に眩しさを与え、事故の危険性が増して安全性の確保が困難になります。
カットラインのはっきりしたフォグランプを選ぶことで、車検の不安もなく安全なドライブを楽しむことができるでしょう。
おすすめのH11 LEDフォグランプを紹介
ここからは、おすすめのH11 LEDフォグランプとして以下の3つをご紹介!
- 爆光タイプ
- 超爆光タイプ
- 2色切替えタイプ
どれも個性的な機能を兼ね備えているため、タイプごとに詳しく解説していきます。
爆光タイプ
爆光タイプは純正ハロゲンを超える明るさが魅力の製品です。
特にHID屋の爆光フォグランプは純正ハロゲンの12倍の明るさ(イエローの場合)を誇っており、その明るさから「もうハロゲンには戻れない!」といった口コミもあるほどです。
またHID屋の爆光フォグランプは照射光が広く、これまで見えなかった路肩などが見えるようになり、歩行者や自転車をすぐに見つけることにも繋がります。
「純正ハロゲンは暗い」「はじめてのLEDフォグランプで失敗したくない」とお悩みの方に、HID屋のLEDフォグランプはおすすめです。
超爆光タイプ
超爆光タイプのLEDフォグランプは、爆光タイプを凌ぐ圧倒的な明るさが特徴です。
その明るさで霧や悪天候時でも視認性を高め、道路上の障害物や歩行者の早期発見の可能性を高め、安全な走行をサポートします。
その中でもHID屋の超爆光タイプQシリーズは、純正バルブの13倍という圧倒的な明るさを誇るLEDバルブです。
光を増幅させる鏡面仕上げなどによって、この驚異的な明るさが実現しています。力強い光が広範囲に路面を照らすことで、視認性も高まります。
またQシリーズはバルブの発光部の位置を計算した設計で特注のLEDチップを採用することで、キレのあるシャープなカットラインを実現し、超爆光にもかかわらず対向車も眩しく感じません。
このように圧倒的な明るさと広い照射範囲で夜道を明るく照らすため、安全運転を重視するドライバーにはHID屋の超爆光タイプQシリーズがおすすめです。
2色切替えタイプ
2色切替えのLEDフォグランプは、1つのバルブでシーンに合わせて最適な色を選べる製品です。
カッコよく魅せたいときにはヘッドライトと合わせて白色光、霧や雪の悪天候時には視認性に優れた黄色光と、気分や路面状況に合わせて使い分けることができます。
フォグランプにドレスアップと機能性の両方を求める方にはぴったりです。
特にHID屋の2色切替えタイプVシリーズは、カラーバリエーションが豊富で愛車の個性を表現するのに最適です。
2色切替えのカラーは「ホワイト×イエロー」だけでなく、「ホワイト×レモンイエロー」や「ホワイト×ライムイエロー」があります。
ホワイトとイエロー系の切り替えも、手元のスイッチひとつで簡単に行うことができます。
フォグランプの色に個性を出したいという方には、HID屋の2色切替えVシリーズのLEDフォグランプがおすすめです。
検査基準を満たす色ですが、担当検査官によってはライムイエローが不適合となる場合もございます。そのため、車検に通す際は白色に切り換えておくことをおすすめします。
まとめ
ここまでH11 LEDフォグランプの選び方や、おすすめ製品についてご紹介してきました。
H11バルブは広く採用されている国際規格であり、適切な製品を選ぶことで安全性と視認性を大きく向上させることが可能です。
明るさと車検対応を両立した製品を選ぶことが、安心したドライブのためのカギとなります。
ぜひこの記事を参考に、最適なH11 LEDフォグランプを見つけてください。