「ウインカーの点滅が急に早くなった」
「そのまま使ってもいいの?修理は必要?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
ウインカーは他車へ進路方向を伝える重要なライトで、通常よりも早く点滅する状態は劣化や不具合を知らせるサインの1つです。
異常があるまま走行すると重大な事故に繋がりかねないため、早急な対応が求められます。
本記事では、ウインカーの点滅速度が早い原因や対処法について詳しく解説します。
ウインカーの点滅が早くなる「ハイフラ」現象とは?
ウインカーの点滅速度が通常より早い状態のことを「ハイフラッシャー(ハイフラ)」と呼びます。
ハイフラは、純正のウインカーリレーが消費電力の変化を察知して、高速点灯で運転者に異常を警告している状態です。
主にウインカーランプの球切れや関連部品の故障により、消費電力が減少することで発生します。
ウインカーの点滅が早い場合の主な原因3つ
ウインカーの点滅速度が早い主な原因は、以下の3つです。
- ウインカーランプの球切れ
- ウインカーランプのLED化
- ウインカー関連部品の断線・故障
順番に解説します。
①ウインカーランプの球切れ
ハイフラの原因として最も多いのが、ウインカーランプの球切れです。
球切れするとウインカーリレーに流れる電流が少なくなり、警告として高速で点滅します。
※前後左右に搭載されているランプのうち、どれか1つでも球切れしているとハイフラが発生します。
特に車両後部の球切れは気づきにくいため、定期的にランプの状態をチェックしましょう。
②ウインカーランプのLED化
ウインカーランプのLED化もハイフラの原因の1つです。
LEDバルブは、純正のハロゲンバルブと比べて消費電力が少ない傾向にあります。
消費電力の少なさゆえに、ウインカーリレーが「球切れが起きた」と誤認識してハイフラが発生してしまいます。
③ウインカー関連部品の断線・故障
配線の断線やソケットが故障している場合も、電気回路上では球切れと同じ状態となり、ハイフラが発生します。
事故によって大きな衝撃が加わった場合や、修理・交換時のミスが主な要因です。
部品の劣化や錆により、接触不良を起こしているケースもあります。
ウインカーの点滅が早い場合の対処法
ウインカーの点滅が早くなった際は、以下の原因別に適切な対応が求められます。
- 球切れが原因の場合
- LED化が原因の場合
- その他の原因の場合
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①球切れが原因の場合
球切れが原因の場合は、新品のバルブに交換すれば修理完了です。
自分で交換も可能ですが、不安な場合はウインカーの点検も兼ねて業者へ依頼しましょう。
依頼した場合の費用は、バルブ代と工賃を合わせて1,000円〜数千円程度です。
※取り付けは必ず自己責任で行ってください
②LED化が原因の場合
LED化が原因として考えられる場合は、以下の3つの対処法を検討してみましょう。
対処法 | 内容 |
抵抗内蔵LEDへの交換 | ・純正バルブと同等の消費電力になるよう、抵抗が内蔵されたバルブへ交換する ・交換だけで済むため最も簡単 |
抵抗の追加 | ・別売りの抵抗を増設して、ハイフラ発生を抑える ・配線加工の必要があり、難易度が高い |
ICリレーに交換 | ・LEDバルブに対応したICリレーに交換する方法 ・最近の車はリレー交換ができないケースもある |
「抵抗の追加」はどんな車種にも適用できますが、配線加工の必要があるため初心者には難易度が高い方法といえます。
※業者に依頼した場合の費用は、部品代を含めて5000円〜程度が目安です。
最近ではウインカーリレーが搭載されていない車種も増えているため、ICリレーへの交換を検討する際は自車の仕様を確認しましょう。
ハイフラ問題を手軽に解決するなら、抵抗を内蔵した「ハイフラ防止機能」があるLEDへの交換がおすすめです。
LEDウインカーの選び方は以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご参考ください。
③その他の原因の場合
球切れやLED化が原因ではない場合は、ウインカー関連部品の故障も考えられます。
問題個所の特定が難しいため、ディーラーや整備工場などの専門家に修理を依頼しましょう。
ハイフラ状態での走行は違反対象
道路運送車両の保安基準では、ウインカーの点滅回数は「1分間で60回以上から120回以下」の一定速度であることが定められています。
ハイフラが発生している状態は「整備不良(尾灯)」として取り締まり対象となり、普通車の場合は「1点減点および7,000円の罰金」が課せられます。
「点灯しているから大丈夫」と放置せず、ハイフラに気づいたら速やかに修理や交換を行いましょう。
LEDウインカーに交換するならHID屋がおすすめ
商品名 | LEDウインカー パーフェクトステルス アンバー1320lx |
色 | アンバー |
バルブ形式 | ・T20兼T20ピンチ部違い ・S25 150°(ピン角違い) ・S25 180° 無極性 |
明るさ | 1320lx |
ワット数 | 28W |
HID屋では、ハイフラ対策が不要な「抵抗内蔵LEDウインカー」を用意しています。
本製品は「T20」「S25(ピン角2種)」の規格を取り揃え、ほぼ全ての車両に搭載可能です。
後続車に迷惑をかけない上品な明るさを実現しながら、消灯時もスマートな印象を演出するステルス仕様となっています。
「熱感知制御センサー」と改良された静音ファンにより、高温対策・耐久性も万全です。
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まとめ
ウインカーの点滅が早くなるハイフラ現象は、運転者にウインカーの異常を知らせる重要なサインです。
ハイフラの状態は整備不良として罰則が課されるだけでなく、重大な交通事故につながる恐れがあります。
日々の安全走行のためにも、ハイフラを確認した場合は速やかな対応が必要です。
ハイフラ対策が不要な「抵抗内蔵LEDウインカー」への交換を検討する際は、以下のHID屋の公式サイトをぜひチェックしてみてください。