悪天候でも視界を確保し、車のドレスアップにもなるフォグランプ。
購入時に装着されていなくても、後付けで「フォグランプを埋め込みたい!」と感じている人に向けて得られるメリットや注意点などを解説します。
フォグランプを埋め込むメリット
フォグランプを埋め込むことで悪天候でも視界が確保できるうえ、自車のドレスアップにもつながります。
これらのメリットについて詳しく解説していきます。
悪天候でも視界が確保できる
フォグランプを埋め込むと、霧や悪天候など見通しが悪い場合でも、視界を確保できます。
フォグランプはヘッドライトと異なり、足元を広範囲で照らして乱反射が少ないのが特徴です。
この特徴は路面状況の把握、また歩行者や対向車の確認に役立ちます。
また、周囲からの自車の視認性も高めてくれます。
そのためフォグランプを埋め込むことで、悪天候でも視界が確保でき、運転時の自車や周囲の安全性を高められます。
ドレスアップにつながる
フォグランプを埋め込むことは、自車のドレスアップに繋がります。
ドレスアップとは、車の見た目を自分好みにカスタマイズすることを指します。
販売時の状態から見た目が変わるフォグランプの埋め込みは、自車に個性を持たせてくれるでしょう。
また光源が増えるため、夜間で自車の存在感が増すことは言うまでもありません。
このように、フォグランプの埋め込みはドレスアップ効果があり、自車の魅力を高めてくれます。
フォグランプを埋め込む方法
フォグランプを埋め込みたいとき、後付けするためにはバンパーの加工など様々な作業が発生する場合があります。
このことを踏まえてフォグランプを埋め込む方法には、DIYか業者に依頼するかの2通りが考えられます。
ここからは2通りの方法について、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
DIY
後付けでフォグランプを埋め込みたいと思った時、DIYで取り付ける方もいるでしょう。
そんなDIYでフォグランプの埋め込む場合の、メリット・デメリットは以下のとおりです。
DIYの場合、メリットとして工賃が節約できるだけでなく、作業を通して自車に対する整備知識や技術を習得できます。
またオーナー自身の手を使って整備することから、自社への愛着が生まれてくるでしょう。
対してデメリットは作業の難易度が高いため失敗する恐れがあり、失敗したためにパーツを買い足すなど追加費用がかかるリスクもあります。
また問題なく作業が行える技術を持っていても、作業に必要な道具を購入する場合、予想以上に費用がかさむこともあります。
そして適切にフォグランプを埋め込むためには、保安基準を熟知していなければなりません。
DIYでフォグランプを自車に埋め込む場合、ここまで解説したメリット・デメリットを理解した上で行うようにしましょう。
業者に依頼する
後付けでフォグランプを埋め込む場合、ディーラーや車用品店などの業者に依頼する方法も選択肢として挙げられます。
この時のメリット・デメリットは以下のとおりです。
豊富な知識と経験を持っているため、DIYと比べて正確に作業をしてもらえることが業者に依頼する場合のメリットです。
その正確な作業を通して、走行中に使えなくなるなど後々のトラブルを避けて自車の安全性を確保できます。
また業者に依頼することで、オーナー自身の時間と手間を節約できます。
対してデメリットとして、工賃などDIYに比べて余分なコストがかかるのは避けられません。
また業者によっては持込パーツの取り付けを断られる場合があり、対応してくれる業者を探さなければなりません。
業者にフォグランプの埋め込みを依頼する場合、上記のメリットとデメリットを理解し、自身の状況に合った業者を選びましょう。
フォグランプを埋め込む際の注意点
無事にフォグランプを埋め込めても、車検に合格しなければ公道を走行できません。
ここからは国の保安基準に沿って、埋め込むフォグランプが車検に合格できるための注意点を解説していきます。
取り付け位置に気をつけよう
埋め込んだフォグランプを車検に合格させるためには、取り付け位置に気をつけなければいけません。
理由として保安基準によってフォグランプの取り付け位置は明確に定められており、これらの基準を満たさないと車検に合格できないためです。
具体的な条件は以下のとおりです。
- 照明部の上縁の高さ:地上から0.8メートル以下
- 照明部の下縁の高さ:地上から0.25メートル以上
- 照明部の最外縁の位置:車の最外側から0.4メートル以内
ディーラーオプションなど、フォグランプの装着が想定されている場合、これらの基準は基本的に満たされています。
しかし、バンパーに穴を開けるなど加工を施して取り付ける場合は、特に注意しましょう。
点灯できる数は2つまでにしよう
車検に合格するためには、点灯する数にも気をつけましょう。
埋め込むフォグランプの取り付け個数自体に制限はありませんが、保安基準により同時に点灯できるのは2つまでと定められているためです。
例えばフォグランプを4個装着しても、配線やスイッチを工夫し同時に2つずつのみ点灯させる必要があります。
そのため、フォグランプを埋め込む場合は点灯できる数は2つまでに抑えましょう。
色は白色か黄色を選ぼう
車検に合格するために、フォグランプの色は白色か黄色のものを選びましょう。
理由は保安基準で定められたフォグランプの色は上記の2色のみで、青など他の色は認められていないためです。
なおフォグランプが左右異なる色であった場合、例えば片方が白で片方が黄色でも車検に合格しません。
また色温度を示すケルビン数にも注意が必要で、この値が高すぎると青白く見えてしまい、車検に通らない可能性があります。
そのため埋め込むフォグランプを選ぶ際は白色か黄色で、かつ色温度が高すぎないものを選び、左右で色を統一することが重要です。
カットラインがキレイなものを選ぼう
車検に合格するためには、カットラインがキレイなものを選びましょう。
カットラインとは、フォグランプの光が当たる箇所と当たらない箇所の境界線を言い、これがキレイでないと対向車のドライバーなどが眩しく感じてしまいます。
保安基準ではフォグランプの光は他の交通の妨げにならないことが求められているため、もし眩しいと判断された場合、車検では不合格になります。
そのため、埋め込むフォグランプを選ぶ際は対向車などが眩しく感じない、カットラインがキレイなものを選びましょう。
まとめ
フォグランプを埋め込んだ場合、悪天候での視界確保やドレスアップ効果など数々のメリットが得られます。
しかし安全に走行するためには、注意点を守って車検に合格しなければなりません。
そのためには埋め込む方法を確認するのも大事ですが、フォグランプバルブ選びも非常に重要になってきます。
適切なバルブを選ぶことが、埋め込んだフォグランプを使って安全に走行するための第一歩と言えるでしょう。
\ す べ て 車 検 対 応 で 高 性 能 /