純正ハロゲンを超える圧倒的な明るさが魅力のHIDヘッドライト。そんなHIDに対して、近年ではLEDヘッドライトが主流になってきました。
発売当初はHIDより暗いと言われてきたLEDですが、近頃はHIDよりも明るい製品も販売され、HID搭載車両のオーナーで「LEDに交換したい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、実際にHIDからLEDに交換した模様を、おすすめ商品やLEDヘッドライトのメリット・デメリットを交えてお伝えします。
なお、本記事で紹介する交換方法については、下記動画の内容をまとめています。動画も合わせてご視聴いただくと理解が深まりますので、ぜひご覧ください。
おすすめ商品をすぐ知りたい方は以下からどうぞ。商品名をクリックしていただくと該当ページに飛びます。
商品画像 | 商品名 | 特徴 |
![]() | Dシリーズ D2S/D4S、 D2R/D4R専用 | ・バルブ形状がD2R、D4Rの方におすすめ ・専用設計 |
![]() | DSシリーズ | ・バルブ形状がD2SかD4Sの方におすすめ ・専用設計 |
![]() | Dシリーズ D1S/D3S対応 | ・バルブ形状がD1S、D3Sの方におすすめ ・輸入車用ワーニングキャンセラー内蔵 |
![]() | Qシリーズ | ・HID屋最高の明るさを誇るハイエンドモデル ・超爆光 |
ヘッドライトをHIDからLEDに交換する方法【3ステップ】
インプレッサWRX sti .GDB-CのヘッドライトをLEDに交換する方法をお伝えします。
今回交換するLEDバルブは「とにかく明るい」と評判のHID屋の商品「Dシリーズ」です。
「バンパーやヘッドライトユニットの取り外しなし」「バラストからドライバー(コンバータ)へ交換不要」という仕様です。
上記の動画の中ではDIYで交換を行っていますが、実際にDIYで交換する際は自己責任で行っていただくとともに、車に詳しくない方や不安な方は業者にお願いすることをおすすめします。
具体的な方法は以下の3ステップです。
- ヘッドライトの裏フタを外す
- HIDバルブを外す
- LEDを取り付ける
順番に解説します。
①ヘッドライトの裏フタを外す

インプレッサWRX sti .GDB-Cの場合、まずヘッドライトの裏フタを外します。

回して引っ張ることで裏フタが外れます。
②HIDバルブを外す
ヘッドライトの裏フタが取れたら、HIDバルブを外していきます。

HIDバルブからコネクタを取り外します。
※コネクタを強く引っ張って、ケーブルが断線しないように注意してください。

座金を外すとHIDバルブが取り出せます。

※使用直後は高温になっているので、バルブが冷えた状態での作業をおすすめします。
③LEDを取り付ける

HID屋のヘッドライトDシリーズを取り付けていきます。
※交換時はLEDチップを直接素手で触らないように注意しましょう。

ケーブルを下にし、LEDチップが左右水平になるように取り付けていきます。


もともと付いているケーブルを、本体に付いているバラストのコネクターに接続していきます。
無事に点灯を確認できたら、裏ブタを元に戻して終了です。
※車両によって裏ブタを加工する必要があります。
HIDとLEDの明るさの違い
交換前のHIDと交換後のLEDの明るさを比較してみましょう。

上記画像を見ると、HIDはふんわりと前方を照らしているのに対し、LEDはハッキリと遠くまで照らしていることが分かります。
LEDを取り付ける際は光軸をしっかり合わせておきましょう。そうすることで、対向車にまぶしさを与えずに済みます。

HIDから交換するのにおすすめのLEDヘッドライト
今回動画でも取り上げたHID屋から、HIDからの交換におすすめのLEDヘッドライトとして、以下の4点を紹介します。
商品画像 | 商品名 | 特徴 |
![]() | Dシリーズ D2S/D4S、 D2R/D4R専用 | ・バルブ形状がD2R、D4Rの方におすすめ ・専用設計 |
![]() | DSシリーズ | ・バルブ形状がD2SかD4Sの方におすすめ ・専用設計 |
![]() | Dシリーズ D1S/D3S対応 | ・バルブ形状がD1S、D3Sの方におすすめ ・輸入車用ワーニングキャンセラー内蔵 |
![]() | Qシリーズ | ・HID屋最高の明るさを誇るハイエンドモデル ・超爆光 |
ここからは各商品の詳細を解説していきます。
Dシリーズ D2R/D4R、D2S/D4S専用

商品名 | LEDヘッドライト Dシリーズ |
色 | 6500K ホワイト |
明るさ | 1灯あたり20,200cd(カンデラ) |
バルブ形状 | D2R/D4R、D2S/D4S |
ワット数 | 35W |
愛車のバルブ形状がD2R/D4Rの方には、専用設計の「Dシリーズ」がおすすめです。(当記事内で紹介している商品のDシリーズです)
こちらのDシリーズは車検基準値の3.1倍の明るさである20,200cdを実現し、純正ハロゲンやHIDよりも明るい光を放ちます。

またD2R/D4R専用設計のDシリーズは、ドライバーの視点で路面がはっきりと見やすいよう光を照射し、視認性が抜群です。
このように愛車のバルブ形状がD2R/D4Rで、明るいLEDヘッドライトをお探しの方にはDシリーズがおすすめです。
DSシリーズ

商品名 | LEDヘッドライト DSシリーズ |
色 | 6500K (ホワイト) |
明るさ | 1灯あたり19300cd(カンデラ) |
バルブ形状 | D2S、D2R、D4S |
ワット数 | 35W |
愛車のヘッドライトが純正HIDで、バルブ形状がD2SかD4Sの方には、専用設計の「DSシリーズ」がおすすめです。
純正HIDバルブを再現した特注のLEDチップを採用することで、純正HIDの3倍明るい光を放ち、夜間や暗い道での視認性を飛躍的に向上させます。

DSシリーズは純正HIDと比べて白い光で、必要な部分を重点的に明るく照らすことができます。
バルブ形状がD2SかD4Sで、純正HIDヘッドライトに物足りない方には、19,300cd(カンデラ)を誇るDSシリーズがおすすめです。
Dシリーズ D1S/D3S対応

商品名 | LEDヘッドライト Dシリーズ |
色 | 6500K ホワイト |
明るさ | 1灯あたり20,200cd(カンデラ) |
バルブ形状 | D1S/D3S |
ワット数 | 35W |
愛車のバルブ形状がD1S/D3Sの方には、専用設計で純正HIDの1.6倍の明るさを誇る「Dシリーズ D1S/D3S対応」がおすすめです。

輸入車に多くされているバルブ形状のD1S/D3Sですが、ヘッドライトをLEDに交換することで「ライトの不点灯やチラつき」「警告灯の点灯」といったトラブルが起こる場合があります。
当商品ではこのような問題を解決できるよう、ワーニングキャンセラーを内蔵。この機能によって、多くの輸入車オーナーからご納得の声をいただいています。


以上のことからHID屋のDシリーズ D1S/D3S対応は、愛車のバルブ形状がD1S/D3Sで、特に輸入車オーナーの方におすすめです。
Qシリーズ

商品名 | LED ヘッドライト / フォグランプ Qシリーズ |
色 | 6500K (ホワイト) |
明るさ | 1灯あたり68400cd(カンデラ) |
バルブ形状 | H4 Hi/Lo、D2S/D4S、H7、H8/H11/H16、H10/HB3/HB4/HIR2、PSX26W |
ワット数 | 65W |
HID屋の技術が結集した「Qシリーズ」は、ブランド史上最高の明るさを誇るハイエンドモデルです。
純正ハロゲンランプの約10.7倍という圧倒的な明るさを実現し、他にはない輝きで夜間走行時の視界を大きく広げます。
特注の高性能LEDチップを採用したQシリーズは65Wという大光量を発揮し、遠くまで届くクリアでワイドな照射を実現しているため、夜間や悪天候のドライブをより安全で快適なものにしてくれます。

そして磨かれた技術と特注パーツにより生み出されたこのQシリーズは、視認性を高めるだけでなく、車両全体の品格を引き上げてくれるでしょう。
そして、ここまでの性能を誇りながら故障率は驚愕の0.1%であり、ハイエンドモデルの名に恥じない耐久性も備わっています。
HID屋の中で最も明るく最高級の仕上がりを誇るQシリーズは安全性とデザイン性、そして耐久性の全てを兼ね備えており、とことん高性能なLEDヘッドライトをお求めの方におすすめです。
HIDからLEDに交換するメリット
HIDからLEDに交換するメリットは以下の2つが挙げられます。
- 点灯が早く、急な暗がりでも安全
- 部品点数が少なく、交換時の手間が少ない
ここからは各メリットについて、詳しく解説していきます。
点灯が早く、急な暗がりでも安全

LEDはHIDと比べて点灯が早いため、LEDに交換することで急な暗がりでも安全に運転することができます。
HIDは点灯スイッチをONにしても、その構造上、本来の明るさに達するまで10秒~20秒ほどかかってしまいます。
対してLEDは数秒で最大の明るさになり地面を照らすことが可能です。
そのため走行中に暗いトンネルに入るなど、瞬時に前方を照らしたい場合には、HIDをよりLEDが適しています。
部品点数が少なく、交換時の手間が少ない
部品点数が少なく交換やメンテナンス時の手間がかかりにくいことも、HIDからLEDに交換するメリットの1つです。

上記画像のとおりHIDはバルブ(電球)だけでなく制御装置のバラストなどが必要で、交換時はヘッドライトにこれらの部品を装着するため、手間がかかります。
対してLEDはバルブ本体とドライバーのみ(※)と部品点数が少ないため、HIDと比べて手間なく装着することが可能です。
※製品によってはドライバー内蔵タイプもあります。
HIDからLEDに交換するデメリット
HIDからLEDに交換するデメリットは以下の2つです。
- 発熱が少なく、雪が溶けにくい
- ラジオやオーディオでノイズが発生する場合がある
ここからは各デメリットについて、1つずつ解説してきます。
発熱が少なく、雪が溶けにくい
LEDが発する光には熱が含まれていないため、ヘッドライトがほとんど温まりません。
そのため降雪が多い地域では、ヘッドライトに積もった雪が溶けづらいといった問題が発生します。
このような問題を解決するためには、ヘッドライトにコーティングを行うなど対策が必要です。

ラジオやオーディオでノイズが発生する場合がある
HIDからLEDに交換したとき、LEDバルブから出る電磁波によって、オーディオや他の機器でノイズが発生する場合があります。
この場合オーディオ機材やLEDバルブにシールドを付けたり、専用のリレーを使うなどが効果的です。
ただ対策部品の装着はDIYで行うのは難しいため、あらかじめノイズ対策LEDバルブを選ぶことをおすすめします。

「ヘッドライトをHIDからLEDに交換」に関するよくある質問
ヘッドライトをHIDからLEDに交換する際によくある質問に答えます。
参考にしてください。
- ヘッドライトをLEDに交換する費用はいくらですか?
-
LEDへの交換は、部品込みで費用は10,000円〜20,000円程度となります。
- HIDとLEDどっちが明るい?
-
これまでHIDとLED同等程度の明るさの製品がほとんどでしたが、最近はLEDの方が明るい傾向があります。
まとめ
ここまでおすすめ商品やLEDヘッドライトのメリット・デメリットとあわせて、実際にHIDからLEDに交換した模様をお伝えしてきました。
今回ご紹介したとおり、ヘッドライトをLEDに交換することでハッキリと、より遠くを照らすことが可能になりました。
本記事をご覧いただき「愛車のヘッドライトもLEDに交換してみたい!」と思われたなら、動画と同じHID屋のLEDバルブを検討してみてはいかがでしょうか。