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LEDヘッドライトは車検に通らない?検査の基準や不合格になる原因を解説

LEDヘッドライトは車検に通らない?検査の基準や不合格になる原因を解説

寿命が長く消費電力が少なく、簡単に取り付けられるのがLEDヘッドライトです。

ハロゲンやHIDのヘッドライトからLEDヘッドライトに交換する方も増えてきました。

ただLEDヘッドライトに交換すると車検に通らない場合もあり注意が必要です。

この記事でLEDヘッドライトは車検に通るのかどうか解説します。

目次

LEDヘッドライトの特徴

LEDヘッドライトは、消費電力が少なめです。

そして高寿命であり約15年ほど使用でき、時間にするとおよそ10,000時間稼働してくれます。

点灯速度が早いのも特徴で、ライトのスイッチを入れてから最大光量になるまで瞬時です。

ライトとして使うときの部品が少ないために、ヘッドライト交換が手軽に行なえます。

初心者でも手軽に扱えて、明るいので道をはっきり照らし夜間でも視認性抜群です。

発光部分の発熱量が少ないというのも特徴で、ライトに雪が積もるとなかなか溶けません。

雪国で使うならば氷結スプレーをヘッドライトに塗る、雪が積もったらこまめに取るなど対策が必要です。

LEDヘッドライトの車検基準

LEDヘッドライトも車検で検査される項目であり、検査内容は決まっています。

もしも車のライトを自分でLEDヘッドライトに交換すると、検査基準を満たさず車検に合格しないかもしれません。

車検基準はどのようになっているか見てみましょう。

車検は以前までハイビームでの検査でしたが、2015年以降はロービームで検査を行います。

ヘッドライトの車検項目は、以下の3項目です。

  • 光度(光の強さ)
  • 光軸(向き)
  • 灯火色(色)

光度(光の強さ)

光度は6400cd(カンデラ)以上で合格です。

前方を明るい光で照らしているか調べられ、ヘッドライトの発光部分ではなく前方に照らした光を検査します。

LEDヘッドライトバルブは、純正ライト内部のリフレクター(反射板)を介してより強い光度を導きます。

ハロゲンやHIDは360度照射しますが、LEDヘッドライトバルブのチップは180度照射です。

そのため複数枚のチップでリフレクターを照射し、ハロゲン以上の光度を実現します。

光軸(向き)

光軸は、ロービーム上方の光をカットする境界線「カットライン」の正確さで検査します。

また、正確さは光をカットし始める起点「エルボー点」を基準に測定します。

ロービーム照射時に対向車や歩行者が眩しくないように、カットラインで右上側が光が当たらないようになっていないといけません。

カットラインが不鮮明だと車検不合格です。

前述の通りLEDチップは180度方向に光を照射します。

チップをうまく配置して360度照射できるようにしていますが、LEDヘッドライトバルブの光軸がずれるとカットラインが出ず車検に通りません。

灯火色(色)

2005年以前製造の車は色または淡黄色、2006年以降製造の車は白色だと合格です。

LEDヘッドライトの灯火色はケルビンという数値で検査され、明確な合格数値は決まっていないですが、およそ5,000~6,000ケルビンだと合格となります。

LEDヘッドライトはケルビンの数値によって、黄色、白色、青色と色を作り出せます。

3,000ケルビンぐらいだと黄色、4,000~6,500ケルビンぐらいだと白色、約8,000ケルビン以上だと青色です。

カスタムで青色のLEDヘッドライトを使う方もいますが、そのまま車検に出したら不合格となります。

もしも青色LEDヘッドライトを装備しているならば、車検前に白色に取り替えないといけません。

車検対応品でも車検に通らない場合もある

安価なLEDヘッドライトでも、一部パッケージには車検対応品と記載しています。

しかし取り付けてみると、カットラインの不鮮明などで車検に落ちる場合が多々あるのです。

車検に通すならば、LEDチップのライトをリフレクターでうまく反射させて360度照射できるようにすれば良いです。

カットラインを出すならば、精度の高いLEDヘッドライトを選びましょう。

また海外メーカーだと不具合時の対応も遅れるので、迅速に対応可能な日本メーカーを選ぶべきです。

おすすめのLEDヘッドライト

日本メーカーのLEDヘッドライトといっても、いくつものメーカーから製品が発売されています。

その中から車検基準を満たすおすすめのLEDヘッドライトをご紹介します。

HID屋 H4 LED ヘッドライト 車検対応 ホワイト  iシリーズ アルファタイプ

規格H1、H3、H3C、H4、HB4、H8、H11、H16
ケルビン数6500K
冷却方式冷却ファン
消費電力55W

HID屋から発売のヘッドライトに最適化した特注LEDチップを使用し、HID以上の明るさを実現しました。

純正ハロゲンを再現した配向によって綺麗なカットラインが出ます。

光軸調整もできるために、自分でカットライン調節も可能です。

ヘッドライトバルブはドライバー内蔵で、バルブ交換のみで取り付けできます。

車検に通らないヘッドライトとは?

どのようなLEDヘッドライトでも、車検に通らないケースがあります。

車検基準を満たしていない場合の他に、ヘッドライトユニットに問題があっても車検に通りません。

いくつか車検に通らないケースをご紹介します。

光軸がずれている

車検不合格になるケースで多いのが、光軸がずれていてカットラインがでない場合です。

光軸がずれていると正しく前方を照らせず、その結果としてカットラインが出ません。

ヘッドライトの光が眩しいと感じる車もありますが、これは光軸がずれているからです。

光軸がずれる原因は、新しいヘッドライトに取り替えて軸調節がうまくいかなかった場合、あるいは事故でヘッドライトを損傷し軸がずれた場合などがあります。

新車のときから1度もヘッドライトを交換せず破損させていない車では光軸がずれることはほとんどないです。

ヘッドライトが黄ばんでいる

ヘッドライトのカバーは昔はガラス製でしたが、今の車は軽くて丈夫な樹脂製です。

樹脂は紫外線を受けると次第に黄ばんでいき、また細かい洗車キズでも透明度が失われます。

長年車に乗っていると、どうしてもヘッドライトカバーが黄ばむのは避けられません。

黄ばみを取るには、研磨で磨いて落とすしかないです。

ヘッドライトカバーが黄ばんだ状態だと、曇りガラスを通してライトを照らしたように光が暗くなります。

バルブに十分な明るさがあっても、ヘッドライトカバーの黄ばみで明るさが足りず車検不合格となる場合があるのです。

ヘッドライトが破損している

車をぶつけてヘッドライトを破損させたままだと車検に通りません。

壊れたままだと整備不良となるので、ヘッドライトバルブの問題以前です

ヘッドライトユニットが破損している場合や、緩んでガタガタしている場合も車検には通らないです。

振動や衝撃で簡単に光軸がずれる状態ではいけないと保安基準第198条9項の11に記載されています。

規定外のヘッドライトを取り付けている

ヘッドライトの車検規定は、光度(光の強さ)、光軸(向き)、灯火色(色)以外にも照射方向も決まっています。

純正ヘッドライトから新しいLEDヘッドライトに交換した場合、規定に合わない部分があれば車検に通りません。

規定違反の中で多いのが色です。

車の製造年で違いますが、最近の車は白色だと合格となります。

ライトの色は車検時に検査員が目視で確認して合格かどうか判断し、青みがかっていたり、若干黄色い場合も不合格です。

車検に通らない場合の対処方法

LEDヘッドライトは、バルブやヘッドライトユニットの問題により車検不合格になるときがあります。

不合格のままだと公道を走れないので、問題を修正して車検に通るようにしないといけません。

問題ごとにどう修正すればいいのか見てみましょう。

光軸がずれているとき

光軸調整は自分でも可能であり、LEDヘッドライトに取り替えるときに光軸を合わせるならば、取り替える前に壁や塀にライトを照射してカットラインをテープでマーキングします。

その後同じ位置からLEDヘッドライトで照射し、マーキング通りにカットラインが出るか見るのです。

もしも光軸がずれているならばバルブを動かして自分で調節可能ですが、素人が調節すると正しいカットラインにならない場合が多々あります。

そのため光軸調整は、整備工場やカー用品店などで行ってもらった方が確実です。

明るさが足りないとき

車検でLEDヘッドライトの明るさが足りないと言われれば、通常ヘッドライトユニットの交換を勧めてきます。

明るさが足りない車は、ほとんどがヘッドライトユニットの黄ばみが原因だからです。

ユニットを交換する前に、磨いて黄ばみを取って再度車検を受けると良いでしょう。

ちなみに磨くときはヘッドライト専用のクリーナーやピカールを使います。

ただし液状のコンパウンドでは黄ばみは落とせても、小さいキズは落とせません。

キズを落とすならば耐水ペーパーで磨いて、再度コンパウンドを使い綺麗にします。

塗装部分を磨いて落とさないようにするために、磨く前にはヘッドライトユニット周辺をマスキングテープのようなもので養生してください。

ヘッドライトバルブに問題があるとき

ヘッドライトバルブでは以下のような問題で車検に通らないケースがあります。

  • 点灯状態が悪い
  • 左右で色が違う

点灯状態が悪く、片方だけ暗い場合明るさが足りなくて車検不合格です。

ヘッドライトを点灯してみて、明らかに左右の明るさが違うときはヘッドライトバルブを交換してください。

また車検では点滅していても不合格です。

カスタムして点滅するようにしているなら元に戻し、故障で点滅しているならば修理します。

カスタムして左右でヘッドライトの色を変えている場合は車検に通りません。

色を左右で変えているならば、どちらかの色に統一しましょう。

ただ黄色だと車検に通らないので、白色に統一することとなります。

まとめ

車検では光の強さ、向き、色が主に検査される項目です。

LEDヘッドライトは明るく消費電力が少ないですが、明るさや向きが不合格となり車検に通らない場合があります。

LEDヘッドライトに交換後車検基準を満たしているか確認すれば間違いありません。

国産メーカーの信頼できるLEDヘッドライトだと、車検基準を満たしている場合が多いので問題ないでしょう。

LEDヘッドライトに交換するならば、HID屋のiシリーズ アルファタイプがおすすめです。

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この記事はHID屋が監修しています

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