過去何度もミニバンの販売台数1位となった人気車種、日産・セレナ。
人気車種・セレナのドライバーの中にはフォグランプの操作など、ご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に向けて、この記事ではセレナのフォグランプの消し方など基本操作や交換方法、またセレナにおすすめするフォグランプのタイプについて解説していきます。
セレナのフォグランプについて基本操作を解説
「フォグランプはどんなものか分からない」「フォグランプは一度も使ったことがない」といった方に向けて、セレナのフォグランプについて基本操作を解説していきます。
いつ使う?フォグランプの正しいタイミング
フォグランプの正式名称は「霧灯(むとう)」と言い、文字どおり霧など視界が悪い時に使います。
遠くを照らすヘッドライトと違い、フォグランプの光は左右に幅広く路面に向けて放たれるため、視界が悪い時でも落下物など路面状況を捉えることが可能です。
また国の保安基準でヘッドライトの光は白色のみと定められているのに対して、フォグランプの光は「白色」か「淡黄色(イエロー)」と定められています。
このフォグランプが放つ淡黄色の光は乱反射することなく路面まで届くため、対向車や周辺の歩行者も自車の存在を気づきやすくしてくれます。
以上のことから、フォグランプは路面状況を把握し、自車の存在を知らせるために視界不良時に点灯しましょう。
スイッチはここ!セレナのフォグランプ点灯・消灯方法
セレナのフォグランプを点灯・消灯させるためには、ウインカーレバー(ハンドルに向かって、右側にあるレバー)を操作しましょう。
フォグランプを点灯・消灯したい場合、下記の画像のとおり赤枠で囲まれたスイッチを捻ってマークの部分に合わせることで操作できます。
マークにフォグランプ点灯のイラスト(波線の上に斜め線が引かれ、半円が並べられたイラスト)が合わさっているときが点灯、「―」がマークに合わさっているときに消灯となります。
なおフォグランプはヘッドランプか車幅灯(スモール灯)が点いている時でしか点灯できず、またヘッドライトの代わりとして車幅灯とフォグランプの点灯のみで夜間走行した場合、道路交通法違反となりますので注意しましょう。
フォグランプが点かない時のチェックポイント
フォグランプを点灯させる操作を行ってもフォグランプが点かない場合は、点灯しないのは片側か、または両方とも点灯しないのかを確認しましょう。
片側の場合はフォグランプバルブ(電球)が切れている可能性が高いです。
対して、両方とも点灯しない場合は様々な原因が考えられます。
まずフォグランプを点灯させたときの操作に誤りがないか、確認しましょう。
そして操作に誤りがなく、また車幅灯かヘッドライトがオンになっていてもフォグランプが点灯しなければ、何かしら自動車側にトラブルが発生している可能性があります。
その場合は入念に愛車を調べるか、ディーラーや整備工場などで確認してもらうようにしましょう。
以上のようにフォグランプが点灯しない場合は、その状況を確認し、必要に応じて適切なサービスを受けることをおすすめします。
なおフォグランプが点かない場合の対処法については以下で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
【適合表・イラストつき】セレナのフォグランプ交換について解説
ここからはセレナのフォグランプ交換について解説します。
適合表を用いてバルブ形状の違いを、またイラストを使って具体的な交換方法をわかりやすく紹介しているので、最後までご覧ください。
適合表でバルブ形状の違いを解説
日産・セレナと一口に言っても年式や型式によって、フォグランプのバルブの形状は異なります。
そのため、フォグランプを交換する際は愛車のバルブ形状を事前に確認しておくことが重要です。
セレナの中で人気の型式であるC28とC27前期・後期モデルのフォグランプのバルブ形状について、以下のとおり適合表にまとめてみました。
年式 | 型式 | 仕様 | バルブ形状 |
R4.11~ | C28/FC28/GC28/GFC28 | LED | LED一体型 |
後期(R1.8~R4.10) | HC27/HFC27 | LED | LED一体型 |
後期(R1.8~R4.10) | HC27/HFC27 | ハロゲン | H8/LED一体型 |
後期(R1.8~R4.10) | GC27/GFC27 | LED | LED一体型 |
後期(R1.8~R4.10) | GC27/GFC27 | ハロゲン | H8/LED一体型 |
前期(H30.2~R1.7) | HC27 | ハロゲン | H8/H11 |
前期(H30.2~R1.7) | HC27 | LED | H8 |
C28とC27いずれもLEDかハロゲンか、仕様によってバルブ形状が異なります。
LED仕様の場合、フォグランプのバルブ形状は「LED一体型」であり、この形状は交換を想定されている設計ではありません。
そのため交換する場合はディーラーに問い合わせた方が良いでしょう。
対してハロゲン仕様の場合、殆どがH8(C27前期モデルの一部がH11)となっており、こちらは交換が可能です。
フォグランプバルブの具体的な交換方法を紹介
ここからはセレナの具体的な交換方法を順を追って解説します。
●紹介する交換方法は R1.8〜R4.10年式(GC27ハロゲン仕様車)のものであり、年式やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
●DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。
セレナにおすすすめのLEDフォグランプを紹介
ここからはセレナにおすすめのLEDフォグランプとして、以下の2つをご紹介します。
- 超爆光タイプ
- 2色切替えタイプ
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
超爆光タイプ
超爆光タイプのLEDフォグランプは、文字通り圧倒的な明るさを誇り、視認性を高めたい方におすすめです。
特に街灯が無いような夜道を運転される方にとって、超爆光タイプのLEDフォグランプは安全に運転するための心強い味方となってくれます。
超爆光タイプの中でもHID屋のQシリーズは、暗く見えがちな黄色の光にも関わらず純正フォグランプと比べて13倍の明るさを誇っています。
またQシリーズの光は左右に広く照射されるため、視界が悪い場合でも、側溝など道路脇の状況の視認性も向上します。
大雨や大雪でも、その圧倒的な爆光で路面を照らしてくれるHID屋のQシリーズは、安全運転を心がけるドライバーの方におすすめです。
2色切替えタイプ
2色切り替えタイプは、ドライバーの気分やシチュエーションに応じて色を切り替えられるLEDフォグランプです。
例えば、視界不良時に走行する際はより乱反射が少なく視認性が高いイエローの光を使い、オフ会や撮影会などで愛車を魅せたい時はヘッドライトと同一色になる白色を使うという使い方ができます。
特にHID屋のVシリーズは白色と黄色だけでなく、レモンイエローやライムイエローなどの様々な組み合わせを選ぶことができ、より個性的なカスタマイズが可能です。
視界不良時の安全性と、愛車のドレスアップの両立をしたい方にとって、HID屋の2色切替えタイプは非常におすすめできるLEDフォグランプです。
まとめ
ここまでセレナのフォグランプの基本情報から交換方法、またおすすめのLEDフォグランプをお伝えしてきました。
多人数を乗せて移動するセレナにとって、移動中の安全性はより重要なものとなってきます。
視界が悪くなっても路面状況を照らし安全性を向上してくれるフォグランプ。
そのため今回説明した内容を思い出し、視界不良時には積極的にフォグランプを使っていきましょう。