ヘッドライトの光軸を調節するときはどんな道具を使う?
プラスドライバーを使って軸のネジを回しますね。
実は光軸を調節するのにピッタリの道具が発売されているんだ。
へぇ~、それは知りませんでした。
それじゃぁ、専用の道具について説明するから見てみよう!
ヘッドライトの光軸調整専用のレンチが存在
ヘッドライトのカットラインは保安基準の1つで、きれいなラインが出ないといけません。
このカットラインがあるおかげで、対向車や歩行者を照らしても眩しくさせないです。
きれいなカットラインを出すには正しい位置に光軸をあわせる必要があります。
球切れでバルブ交換するときなど、一度ヘッドライトを取り替えると光軸がズレやすいです。
光軸がズレればカットラインがでないということになります。
きれいなカットラインにするには、ヘッドライトの光軸調節ネジを調節します。
調節するときに役立つのが、光軸調節専用のレンチです。
光軸調整専用レンチ
その名の通り、光軸調整用の作られた専用のレンチが光軸調整専用レンチです。
見た目はプラスドライバーと変わりありません。
光軸調整はバルブ交換時に必要ですが、通常プラスドライバーでも調整用ネジを回せます。
しかし調整用のネジは金属製ではなくプラスチック製であり、下手に力を入れると壊れるかもしれません。
専用のレンチはプラスドライバーよりも先端がネジにフィットするよう作られています。
しかもラチェット機能付きで調整ネジを回しやすいです。
光軸調整ネジに合うように作られたのが専用レンチ。
普通車用と大型車用
光軸調整専用レンチには普通車用と大型車用があります。
違いはグリップから先端部までの長さです。
先に普通車用が登場しましたが、トラックのような大型車では先端部が調節ネジまで届きませんでした。
そこで新たにグリップから先端部まで長い大型車用が登場したのです。
大型車のヘッドライトには、光軸調整レンチを通すためのガイドが設けられています。
レンチを調整ネジまで通すと距離があるので、ガイドを通せば調整ネジにレンチの先端を合わせやすいです。
ただ普通車用の光軸調整レンチの太さでは、ガイドに通すと遊びができて調整ネジにレンチ先端がフィットするとは限りません。
そこで大型車用のレンチはガイドにもフィットするよう作られており、遊びがないので調整ネジにもフィットし楽に調整できます。
使いやすい機能を搭載
光軸調整専用レンチは普通車用と大型車用があるので、1つ持っておくと便利な道具です。
ヘッドライトの光軸は、上下方向に動かすネジと左右方向に動かすネジがあります。
壁にライトを照らして光軸調節できますが、車検に通るように軸を合わせるのは意外に難しいです。
光軸はヘッドライトの左右で違い、対向車や歩行者が眩しくないよう配慮した軸にします。
専用の調整用レンチがあれば、ネジにフィットして軸を調整しやすいです。
整備士の方はもちろん、DIYでヘッドライトバルブを交換するユーザーでも使えるアイテムとなっています。
ボンネットの開口部が狭い車両でも使いやすいようにコンパクトなグリップです。
グリップ部分とレンチ部分は取り外し可能で、工具箱に収納しやすく配慮されています。
もしも上下と左右の2箇所を同時に光軸調整するときは、専用レンチを2本使うと作業が効率的です。
光軸調整に先端部まで長いドライバーを使うならば、専用レンチを使ったほうがいいかもしれません。
まとめ
ヘッドライトの光軸調整用ネジにフィットするよう作られたのが専用のレンチです。
普通車用と大型車用があり、大型車用はグリップから先端部分までがより長くなっています。
ラチェット機能を備えており、狭い部分の作業でもし易いです。
収納時はグリップからレンチ部分を取り外しできます。
ヘッドライトに関することならばHID屋へご相談ください。
ネジを調節しやすいのはもちろん、便利な機能も搭載されているよ!