日本初の量産軽自動車を発売し、「小さなクルマ、大きな未来。」をスローガンに国内外に自動車などを生産・販売しているスズキ。
そんなスズキの車のフォグランプをLEDに交換したい人に向けて、最適な選び方と交換方法を解説していきます。
併せて、おすすめのLEDフォグランプも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
スズキ車にLEDフォグランプを装着するメリット
スズキ車にLEDフォグランプを装着するメリットは以下の2点です。
- 視界不良時の視認性と安全性が向上
- ドレスアップ効果で愛車の個性が際立つ
ここからは、これらのメリットについて解説していきます。
視界不良時の視認性と安全性が向上
LEDフォグランプを装着することで、視界不良時の視認性と安全性が大幅に向上します。
LEDフォグランプはハロゲンなど他の光源に比べて非常に明るい光を放つため、雨や霧の中でも路面の凹凸や落下物、歩行者などを素早く察知でき迅速な回避行動に繋がります。
これにより事故のリスクが軽減することに期待でき、安心して運転を続けることができるでしょう。
さらにLEDフォグランプが瞬時に最大の明るさを発揮できることも、安全性の向上に繋がります。
この特性は急に暗くなる場所やトンネルの出入り口など、瞬間的な視界悪化が起こる場面で非常に有効です。
視界が急に悪化しても瞬時に明るい視界を確保できるため、運転時のストレスが軽減され、特に長距離運転時の疲労感を抑える効果が期待できるでしょう。
以上のことから視認性と安全性が大幅に向上するLEDフォグランプの装着によって、夜間や悪天候時のドライブをより安心して楽しむことができます。
ドレスアップ効果で愛車の個性が際立つ
フォグランプを装着することは、愛車の個性を際立たせるドレスアップとして有効です。
フォグランプは安全性を高めるだけでなく、車の外観にアクセントを加えることができ、他の車と差別化を図れます。
特に光源が増えることによって夜間でも愛車が目立ち、存在感がアップします。
これはフォグランプの光が広範囲に渡って放たれるため、遠くからでも自車の存在をアピールできるためです。
さらにLEDフォグランプは純正品に比べてスタイリッシュで、メリハリの効いた光が特徴です。
このスマートな印象が車全体の外観をより引き締め、洗練された雰囲気をプラスします。
特にスズキの車は幅広いユーザーに支持され街中でよく見かける場面も多いですが、LEDフォグランプを装着することで他の車とは違った個性を演出できます。
このように愛車をドレスアップして個性を際立たせたいオーナーにとって、フォグランプは欠かせないカスタムパーツと言えるでしょう。
スズキ車に最適なLEDフォグランプの選び方
スズキ車に最適なLEDフォグランプを選ぶためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- バルブ形状が適合するものを選ぶ
- 車検に対応したものを選ぶ
ここからは、これら2点のポイントについて詳しく解説していきます。
バルブ形状が適合するものを選ぶ
LEDフォグランプを選ぶ際は愛車に適合するバルブ形状を選びましょう。
フォグランプのバルブ(電球)形状は国際規格として定められており、「H8」「H16」「L1B」など、アルファベットと数字の組み合わせで呼ばれています。
バルブ形状は車種だけでなく、年式や型式によって様々です。
例えば以下の適合表でエブリィを見た場合、同じ型式でも年式によってバルブ形状はH16とH8と異なっています。
【こちらをクリック】スズキの車種別フォグランプバルブ適合表
車種名 | 年式 | 型式 | バルブ形状 |
エブリィ | R6.3~ | DA17V | H16 |
エブリィ | H27.2~R6.2 | DA17V | H8 |
エブリィ | H17.8~H27.1 | DA64系 | H8 |
キャリイ | R4.4~ | DA16T | H16 |
キャリイ | H28.8~R4.3 | DA16T | H16 |
キャリイ | H25.9~H28.7 | DA16T | H8 |
スペーシア | R5.12~ | MK#4S | L1B |
スペーシア | R3.12~R5.11 | MK53S | LED一体型 |
スペーシア | H29.12~R3.11 | MK53S | H8 |
スペーシア | H28.12~H29.11 | MK42S | H16 |
スペーシア | H27.5~H29.11 | MK32S/MK42S | H8 |
ソリオ | R2.12~ | MA37S | LED一体型 |
ソリオ | H27.9~R2.11 | MA26S/MA36S/MA46S | H11 |
ソリオ | H25.11~H27.8 | MA15S | H11 |
ソリオ | H23.1~H25.10 | MA15S | H11 |
ハスラー | R2.1~ | MR52S/92S | LED一体型 |
ハスラー | H26.1~R1.12 | MR31S/41S | H8 |
パレット | H20.1~H25.2 | MK21S | H8 |
仮に形状が異なるバルブを装着しようとした場合、バルブが上手く取り付けられないばかりか、レンズなど周辺部品を破損させる恐れもあります。
そのためLEDフォグランプを選ぶ時には、前もって取扱説明書やフォグランプブランドの適合表などから愛車に適合するバルブ形状を確認しておきましょう。
車検に対応したものを選ぶ
スズキ車にLEDフォグランプを取り付ける際は、車検に対応した製品を選ぶことが重要です。
車検に対応していないフォグランプを装着してしまうと車検に合格できず、公道を走行することができないリスクがあるためです。
車検対応製品かどうか見極めるためには、フォグランプの色やカットラインを確認することが重要なポイントです。
フォグランプの色は白色または淡黄色(イエロー)でなければいけません。
LEDフォグランプを購入する際には、色温度を示すケルビン(K)の値を確認して、3000Kから6500K前後の範囲のものを選びましょう。
またカットラインも重要で、対向車の視界を妨げずに路面を効果的に照らすフォグランプであることが求められます。
カットラインが明瞭でない製品を使用すると、車検に落ちるだけでなく、他のドライバーに迷惑をかける恐れがあります。
このように車検に対応したLEDフォグランプを選ぶことで、法令を遵守しつつ安全性を確保することができます。
車検対応製品を選ぶことは結果として、安心して公道を走行できるだけでなく、他のドライバーに対しても安全な走行環境を提供できるのです。
スズキ車のフォグランプの交換方法を解説
ここからはスズキ車のフォグランプ交換方法の一例を解説していきます。
●紹介する交換方法はDA17V/ハロゲン仕様のものであるため、車種や年式、タイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
●DIYでの取り付けも可能ですが、取り付けは必ず自己責任で行ってください。DIYが不安な方は専門業者に依頼することをおすすめします。
●エンジンをかけ、交換する電球の側と同じ側にハンドルをいっぱいにまわします。
●フェンダー内のカバーにあるクリップ2個(1)は、マイナスドライバー(市販品)でこじって外します。
●カプラー(3)は、つめを押しながら外します。
●カプラーを外したあとに電球(ソケット一体式)(4)を、反時計方向にまわして外します。
●フェンダー内のカバーは、バンパー内側に入れます。
スズキ車のおすすめのLEDフォグランプ
ここからはスズキ車におすすめのLEDフォグランプとして、以下の2つをご紹介していきます。
- 2色切替えタイプ
- 超爆光タイプ
2色切替えタイプ
2色切替えタイプはバルブを交換せず、天気や路面状況に応じて2種類の発光色を切替えられる製品です。
悪天候時には、霧や雨による乱反射を減らして視認性が高いイエロー光を使用することで、安全性が高まります。
対してオフ会などではドレスアップのためにホワイト光を選ぶと、ヘッドライトの光と統一感が生まれ格好よく、愛車の印象が高まります。
数ある2色切替えタイプの中でHID屋のVシリーズは、一般的なホワイトとイエローの組み合わせだけでなく、レモンイエローやライムイエローなど独特な色調も選べるため、特におすすめです。
超爆光タイプ
超爆光タイプは従来のハロゲンフォグランプと比較して格段に明るく、夜間や悪天候時の視認性を大幅に向上させて安全運転をサポートします。
特にHID屋のQシリーズは純正フォグランプの13倍という驚異的な明るさを誇っています。
イエロー光の特性である霧や雨への高い透過性を保ちながら、夜のドライブをより安全で楽しいものにしてくれるため、おすすめです。
まとめ
ここまでスズキ車のフォグランプを純正からLEDに交換したい方に向けて、最適な選び方と交換方法を解説してきました。
軽自動車やコンパクトカーを中心に国内外多くの人に支持されているスズキの自動車は、日常生活の移動手段から、家族や親しい人との特別な移動など様々なシーンで使用されています。
そんなスズキ車にとってLEDフォグランプは運転時の安全性を高め、個性を際立たせる非常に有効な製品と言えます。