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車検に落ちるウィンカー7選!シーケンシャルウィンカーの車検対策も紹介

シーケンシャルウィンカー

ウィンカーをカスタムしたり、近年流行っている「シーケンシャルウィンカー」への交換を検討したりしている方もいるでしょう。

ウィンカーは保安基準が定められており、基準を満たしていないと車検に通りません。ウィンカーの保安基準についての知識を深めてから、ウィンカーをカスタムしましょう。

この記事では、車検に通らないウィンカー7選や、シーケンシャルウィンカーの車検対策などについて紹介します。

目次

車検に通らないウィンカー7選

下記のウィンカーは、車検に通りません。

  1. 点滅しない
  2. 点滅スピードが早い・遅い
  3. 規定外の位置に取り付けられている
  4. オレンジ色以外になっている
  5. 面積が小さい
  6. レンズにひびや破損がある
  7. 光量が適切ではない

ここでは、車検に通らないウィンカーの特徴を具体的に紹介します。

1.点滅しない

ウィンカーは、周囲の車や歩行者に進行方向を伝える役割があるため、点滅しないと車検に通りません。

また、ウィンカーリレーの不具合により、点滅せず点灯したままになるケースがあります。「点滅はしないけど点灯はする」といった場合も、車検に通らないことに留意してください。

2.点滅スピードが早い・遅い

点滅スピードが早かったり遅かったりする場合も、車検に通りません。ウィンカーの点滅回数は「60〜120回/分」でないといけません。

たとえば、1分間のうちに120回以上点滅するウィンカーは車検の対象外です。1分間のうち、60回点滅しないウィンカーもスピードが遅いため、車検が通らないことに留意してください。

参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

また、ウィンカーをLEDにした場合「ハイフラッシャー現象」により、点滅スピードが不安定になるケースがあります。

ハイフラッシャー現象とは、ウィンカーが通常よりも早く点滅する現象のことです。LEDは本来のバルブに比べて消費電力が少ないものもあり、車のシステムが異常と判断すると、ハイフラッシャー現象が起こります。

特に、流行りのシーケンシャルウィンカーは、LEDが採用されていることがほとんどのため、注意が必要です。ウィンカーをLEDにする場合は、ハイフラッシャー現象を防止する抵抗ユニットを取り付けるとよいでしょう。

3.規定外の位置に取り付けられている

ウィンカーが規定外の位置に取り付けられていると、車検に通りません。

単にウィンカーのバルブを交換する場合は、純正位置のままになるため、保安基準を気にする必要はありません。ただし、ウィンカー自体の場所が変わる場合は、取り付け位置に注意しましょう。

なお、保安基準で定められたウィンカーの取り付け位置は下記のとおりです。

  • 最外縁から400mm以内
  • 最内縁から600mm以上で左右が均等
  • 上縁部の高さ2.1m以下
  • 下縁部の高さ350mm以上

参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

4.オレンジ色以外になっている

ウィンカーの光がオレンジ色以外になっている場合は、車検に通りません。

参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

アメ車の場合、リアウィンカーが赤色のケースもあります。しかし、これはアメリカの規定であり、日本のナンバーを取得したアメ車は保安基準で定められた色に変更されていることに留意してください。

5.面積が小さい

ウィンカーの面積が小さいと、どの方向に曲がるのかを周囲が把握しにくいため、車検に通りません。ウィンカーの面積は、車ごとに定められており、具体的な大きさは下記のとおりです。

車種面積
長さ6m以上の車40㎠以上
上記以外の車20㎠以上
二輪車7㎠以上

参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

6.レンズにひびや破損がある

ウィンカーのレンズにひびや破損がある場合は、車検に通らない可能性があります。保安基準には、ウィンカーのレンズについて下記のように記載されています。

方向指示器は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損しているものではないこと。

引用元:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

そのため、ひび割れにより光が漏れていたり、雨水が入り込む可能性があると判断されると車検に通らない可能性が高いでしょう。

たとえ壁や電柱などにぶつけていなくても、長年の使用による経年劣化でレンズにひび割れを起こすケースがあることにも注意してください。なお、小さなひび割れであれば、専用接着剤で補修すれば車検に合格できるでしょう。

7.光量が適切ではない

ウィンカーの光量が多かったり少なかったりする場合は、車検に通りません。

保安基準により、光量は昼間に100m先からでもウィンカーの点滅が確認でき、周囲に迷惑をかけない明るさと定められています。ワット数にすると、15W以上〜60W以下です。

参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」

ウィンカーを交換した際は、ライトの光量にも注意しましょう。

シーケンシャルウィンカーは車検に通らない?

ハリアー シーケンシャルウィンカー

保安基準の規定をクリアしているシーケンシャルウィンカーは、車検に通ります。

シーケンシャルウィンカーとは、内側から外側に向かって光が流れるように点灯するウィンカーのことです。「流れるウィンカー」とも呼ばれており、バルブはLEDが採用されています。

シーケンシャルウィンカーは、2014年の道路交通法の改正により、日本でも正式に認可される装備になりました。当初はドイツ車や高級車に採用されていたものの、近年では軽自動車にも装備されています。

また、シーケンシャルウィンカーは汎用の「シーケンシャルウィンカー付きLEDテープ」を取り付ければ、DIYで後付けが可能です。※取り付けは自己責任で行ってください

後付けが可能とはいえ、保安基準の規定をクリアする必要があるため、取り付け方法や商品によっては車検に通らないケースがあることに注意してください。

シーケンシャルウィンカーの車検対策

純正のシーケンシャルウィンカーは、もとから保安基準を考慮して設計されているため、車検対策する必要はありません。

ただし、LEDテープでシーケンシャルウィンカーを後付けした場合は、下記のポイントをチェックして車検を受ける必要があります。

  • 車の内側から外側に向かって順に水平方向に点灯すること
  • 点灯のパターンが左右均一なこと
  • 毎分60回以上・120回以下の一定周期で点滅すること
  • 他のウィンカーと同じリズムで点灯すること
  • 点灯後、全てのLEDが完全に点灯するまで点灯し続くこと
  • すべてのLEDが同時に消灯すること

たとえば、テールランプが縦型の車種は水平方向ではなく、下から上へ点灯するため車検に通りません。テールランプが縦型の車種は、トヨタのヴォクシーやハイエースなどが該当します。

また、シーケンシャルウィンカーを後付けする場合は、下記が記載された商品を選ぶとよいでしょう。

  • 保安基準適合品
  • 車検対応
  • Eマーク取得

Eマークとは「国際連合欧州経済委員会」が制定した規定に合格している商品に付与されるマークのことです。日本の保安基準にも適合しているため、Eマークを取得している商品は車検に通るでしょう。

ただし、保安基準適合品や車検対応と記載されていても、取り付け方次第では車検に通らないケースもあります。不安な場合は、整備工場やカー用品店などに取り付けを依頼しましょう。

なお、上記のポイントに加えて本来の保安基準も考慮し、取り付け位置や光量などにも注意しましょう。

まとめ

ウィンカーは保安基準が定められており、規定をクリアしなければ車検に通りません。たとえば、点滅スピードや取り付け位置、光量などが保安基準に適合している必要があります。

近年流行っているシーケンシャルウィンカーも、保安基準をクリアしていれば、車検に通ります。ただし、シーケンシャルウィンカーにもいくつか保安基準が定められているため、自分で後付けする場合は事前に車検対策をしましょう。

また、商品や取り付け方によっては、車検に通らないケースもあります。保安基準適合品や車検対応、Eマーク取得の商品を選んで、整備工場やカー用品店などのプロに取り付けを依頼するとよいでしょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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