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イエローLEDをH4規格のライトに取付けできる?メリットや注意点について解説!

黄色のヘッドライトが光っている

最近、ライトでも黄色のものを使っている人をちらほら見かけるようになっています。しかし、一般的な白色のLEDライトに比べてどのような利点があるのでしょうか。

この記事では、イエローLEDをH4規格のライトに採用することによるメリットや注意点について解説します。また、おすすめのLEDも紹介します。LEDライトの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

イエローLEDとは?

イエローLEDは、550~600nmの波長で黄色い光を放つLEDで、省電力かつ長寿命であり、発熱が少ないという特徴があります。

このLEDは、青色LEDの光を黄色い蛍光体で吸収・再放出することで、黄色い光を生成します。種類としては、高効率で明るいAlGaInN系と、比較的安価な蛍光体励起型があります。省エネ、寿命の長さ、低発熱、高い指向性、調光・調色が可能という特性があり、車のライトや信号機、店舗の照明、装飾用途、医療機器など、幅広い分野で利用されています。

これらの特長から、イエローLEDは今後ますます需要が増えることが予想されます。

H4規格とは?

H4規格は、自動車のライトバルブの標準を規定する規格です。この規格のバルブは、1つのバルブでハイビームとロービームの両方の役割を果たすことができます。

形状はシングルフィラメントで、光量や消費電力、色温度などが規定されています。ハロゲン、LED、HIDなどの種類があり、主に自動車や一部のバイクのヘッドライト、作業灯に使用されます。

H4バルブのメリットは、シンプルな構造と手ごろな価格ですが、LEDバルブに比べて光量や寿命が劣る点があります。

イエローLEDをH4規格ライトに取り付けるメリット

雨にヘッドライトオンで走る車

イエローLEDをH4規格のライトに取り付けることで、以下のメリットがあります。

  • 視認性
  • 雨天時の視認性
  • 対向車への影響

ここからは、これらについて詳細に解説します。

視認性

イエローLEDをH4規格のライトに取り付けることによるメリットは多岐にわたります。まず、雨や霧といった悪天候下でも、波長の長いイエローLEDの光は散乱しにくく、路面や前方視界をより明確に照らすことができます。

これにより、運転者の安全運転を支援し、交通事故のリスクを低減させます。また、イエローLEDの光には青色成分が少ないため、対向車への眩しさが軽減されます。青色光は対向車のドライバーの目に直接光が入りやすく、これが眩しさの原因となりますが、イエローLEDの使用によりその問題が緩和されます。

車種によっては取り付けができない場合や、光量や配光に問題が生じる可能性があるため、購入前に確認が必要です。また、一部の車検場ではイエローLEDライトが車検不適合とされることもあるため、法規遵守も忘れずに行いましょう。

雨天時の視認性

雨天時の運転は、視界が悪化し、事故のリスクが高まります。このような状況下で、ライトの性能が重要となります。従来のハロゲンバルブは、雨滴や路面によって光が散乱しやすく、視界が悪くなるという課題があります。

イエローLEDは、雨天時の運転安全性を向上させる有力な選択肢であり、車検や法規遵守にも留意しながら、積極的に活用するとよいでしょう。

対向車への影響

イエローLEDは、青色成分が少ない光を発するため、対向車への眩しさを軽減する効果があります。これは、人間の目感度が波長の長い光に対して比較的敏感であり、青色光よりも眩しく感じにくいという特性があるためです。

イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける際の注意点

雨に白のヘッドライトオンで走る車

イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける際、以下の点に注意しましょう。

  • 車種によっては取り付けができない場合がある
  • 光量や配光に問題が生じる可能性がある
  • 車検不適合となる可能性がある

ここからは、これらについて解説します。

車種によっては取り付けができない場合がある

イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける際には、車種によっては取り付けが難しい場合があります。この問題の主な原因は、バルブ形状や消費電力、熱放出などです。

例えば、バルブ形状が異なるために取り付けられない場合や、消費電力が多すぎて電装系に負荷がかかり、故障の原因となる可能性があります。そのため、イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける前に、必ず車種適合確認を行う必要があります。この確認は、メーカーのウェブサイトやカー用品店、オンラインショップなどで行うことができます。

車種適合確認を怠ると、ユニットの破損や電装系の故障、車検不適合などの問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。

光量や配光に問題が生じる可能性がある

イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける場合、光量や配光に関する問題が発生する可能性があります。光量が不足すると夜間や悪天候での視認性が損なわれ、配光が異なると路面が不均一に照らされます。

これにより、視認性不足や対向車への眩しさが生じる可能性があります。対策としては、高光量タイプのLEDや車種に適合したLEDを選択し、ライトの光軸調整を行うことが挙げられます。これによって、安全なドライビング環境を確保できます。

車検不適合となる可能性がある

イエローLEDのH4規格では、視認性向上や眩しさ軽減のメリットがありますが、車検基準に合わない可能性があります。車検場で不適合と判断される理由には、ライトの色や明るさ、配光の問題が挙げられます。

車検前には、メーカーの情報や専門店での相談、オンラインでの確認を行いましょう。もし不適合が判明した場合は、純正バルブに戻すか、車検対応のLEDに交換する必要があります。しっかりと対応策を考え、安全で合法的な運転を心掛けましょう。

その他の注意点

イエローLEDをH4規格のライトに取り付ける際には、車種適合確認や光量・配光の問題に加えて、いくつかの重要な点にも留意する必要があります。

まず、イエローLEDは発熱量が多く、ユニット内の熱放出に影響を及ぼす可能性があります。さらに、紫外線を発するため、レンズの劣化を引き起こすおそれがあります。また、一部の車種では保安基準に抵触する可能性があり、警察による取り締まりの対象になる恐れがあります。

価格面では、イエローLEDは他のバルブよりも高価であり、寿命も短い場合があります。これらのデメリットを理解した上で、慎重に選択することが重要です。

イエローLEDの利点を享受するためには、メリットとデメリットの両方を考慮し、適切な製品を選択する必要があります。

H4規格のおすすめイエローLED

ここからは、H4規格に対応しているおすすめのイエローLEDを、HID並の光量を誇るHID屋の商品から2つご紹介します。

おすすめ1:MシリーズLEDフォグランプイエロー3000k 10400lm

HID屋のMシリーズLEDフォグランプイエロー10400lmは、圧倒的な明るさと耐久性が特長です。このフォグランプは、10400lmの明るい光で路面をワイドに照らし、雨や雪の日でも視界を確保します。

3000Kのイエロー光は、雨の日に特に効果を発揮し、視認性を向上させます。また、アルミニウム合金ボディと静音設計ファンにより、優れた放熱性と耐久性を実現しています。車検対応で取り付けも簡単で、1年間の保証も付いています。

しかし、競技用や車検非対応のH4ヘッドライトには使用できないため、車両に適合するか確認が必要です。輸入車の場合、警告灯が点灯する可能性があるため、対応製品を検討することも重要です。

おすすめ2:バイク用LEDヘッドライト 6500K白光/3000Kイエロー

​​バイク用LEDヘッドライト1灯は、驚異的な明るさと高い視認性を誇ります。12000ルーメンの光量は、HID並みで夜間でも安心して走行できます。車検対応で安心感があり、6500Kは視認性が高く、スタイリッシュな印象を与えます。

耐久性が高く、放熱性も優れています。また、省電力設計でバッテリーにもやさしく、取り付けも簡単です。防水防塵性能も高く、1年間の保証が付いています。

適合車種は多岐にわたりますが、2006年1月以降に製造された車両は車検非対応なので、ご注意ください。このLEDヘッドライトは、夜間の安全運転やスタイリッシュなカスタムをお考えの方にぜひおすすめです。

まとめ

自動車のライトにH4規格のイエローLEDを採用することは、視認性アップの効果もあるため有効な選択肢と言えます。

ただし、選ぶ光源によっては車検不適合になってしまう可能性もあるため、車検に適合していることを確認することが重要です。

また、放熱性などの影響も考慮する必要があるため、選ぶのが不安な方は専門家に相談しましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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