LEDヘッドライトは、その明るさから視認性向上による運転時の疲労軽減や事故防止に期待できます。しかし、明るいがゆえに周囲に眩しさを与えてしまうデメリットもあります。
本記事ではLEDヘッドライトのメリット・デメリットから製品の選び方、交換時の注意点まで解説しています。
お読みいただくことでLEDのデメリットを理解して正しくLEDヘッドライトを使用できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
LEDヘッドライトのメリット3つ
LEDヘッドライトのメリットは主に以下の3つです。
- 明るい
- 取り付けが簡単
- 最大光量までの時間が短い
順番に解説します。
①明るい
LEDヘッドライトの一番のメリットは「明るさ」です。
かつてはLEDよりHIDバルブの方が明るいと言われていましたが、現在ではHIDを超える明るさをもつLEDが多く登場しています。
上記画像のようにLEDヘッドライトはその視認性の高さから対向車や人物等の早期発見に寄与するため、事故の予防に期待できます。
加えて、ワイドな照射の実現は周囲の見やすさに繋がるため、運転時の目の疲労軽減にも役立ちます。
②取り付けが簡単
LEDはバルブだけで製品として成り立っているため、取り付けが比較的簡単に行えます。
※ご自身で取り付けられる場合は自己責任でお願いいたします。
HIDヘッドライトも明るさはLED並にありますが、バラストやイグナイダーといった高電圧を発生させる電源の設置が必要です。
その点LEDヘッドライトはバルブ交換のみで取り付けられる製品も多く、初心者でも手順に沿って行えば交換することが可能です。
取り付けが難しいと感じたら無理せず専門業者に依頼しましょう。
③最大光量までの時間が短い
ハロゲンやHIDはスイッチを入れてから光が安定するまで時間がかかります。
一方LEDヘッドライトは発光ダイオードがすぐ光るため、光量が最大になり安定するまでの時間が短くなっています。
ほぼ瞬時に最大光量になるといって良いでしょう。
そのため、夜間や悪天候時、トンネル内でも良好な視界を確保でき安全運転に貢献します。
またパッシングによる意思疎通も、スムーズに行えます。
LEDヘッドライトのデメリット
LEDヘッドライトはメリットもありますが、その反面デメリットも存在します。
- 眩しい
- 発熱が少ない
1つずつ解説します。
①眩しい
LEDは白くシャープな光を放つため、対向車や周囲にいる人が眩しいと感じてしまうことがあります。
特に対向車に眩しさを与えてしまうと前方確認ができず、ハンドル操作を誤り事故を誘発する可能性が高まります。
しかし、眩しさを与えてしまう原因は正しく光軸調整されていないことにあるケースがほとんどです。
光軸調整は車検でもチェックされる項目のため、定期的に自車のヘッドライトの光軸をチェックしておくと良いでしょう。
②発熱が少ない
LEDは他のバルブに比べて発熱が少なく、ほとんどバルブが温まりません。
そのためヘッドライトに積もった雪が溶けにくいというデメリットがあります。
特に降雪の多い地域では車を使用する前に雪を溶かす作業が必要になってきます。
LEDヘッドライトの選び方
LEDヘッドライトは製品によって明るさや色合い、特徴などに違いがあり、どのようなポイントで選べば良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
LEDヘッドライトを選ぶポイントとして以下3つを紹介します。
- 光の色で選ぶ
- 冷却性能付きを選ぶ
- カンデラ値を基準に選ぶ
順番にみていきましょう。
①光の色で選ぶ
LEDヘッドライトを選ぶ際は「白色」を選ぶようにしましょう。
2005年以前に製造された車両では淡黄色も認められていましたが、2006年以降に製造された車は車検基準としてLEDヘッドライトの色が「白色のみ」とされています。
ヘッドライトの色合いはケルビン(K)という色温度の単位で決まり、3,000K~4,000Kが黄色、8,000K以上になると青色になります。(参考:下記画像)
そのため、これからヘッドライトをLEDに交換したいと考える方は色にも注意して選びましょう。
②冷却性能付きを選ぶ
LEDヘッドライトは放熱性能が不十分だとチップが高温になり、動作不良や故障に繋がる場合があります。
そのため、冷却性能付きを選ぶと安心です。
LEDヘッドライトには「冷却ファン」や「ヒートシンク」付きの製品が登場しています。
冷却ファンは冷却性能が高い反面、モーターが付いているためバルブが大きくなるため、自車に取り付けスペースがあるか確認してから購入するようにしましょう。
ヒートシンクタイプは省スペースで取り付け可能ですが冷却が不十分な場合もあるため、放熱性に優れたアルミのヒートシンクタイプがおすすめです。
③カンデラ値を基準に選ぶ
LEDの明るさはカンデラ(cd)値で決まり、車検では6,400カンデラ以上が求められます。
そのため、6,400カンデラ以上の数値が記載されている製品を選ぶようにしましょう。
明るさの単位としてルーメン(lm)やルクス(lx)を表記している製品もありますが、先述の通り車検ではカンデラ値で判断されますので必ずカンデラ値を確認するようにしてください。
おすすめのLEDヘッドライトを紹介
様々なメーカーから、いくつものLEDヘッドライトが発売されています。
色々製品があるので、どれがいいか迷う方もいるでしょう。
ここではおすすめのLEDヘッドライトをご紹介します。
HID屋 H4 LED ヘッドライト車検対応 ホワイト iシリーズ α(アルファ)
規格 | H3、H4、H8、H11、H16、H3C、HB3、HB4 |
色温度 | 6500K(ケルビン)ホワイト |
明るさ | 38700cd(カンデラ) |
冷却方法 | 冷却ファン |
HID屋のLEDヘッドライト iシリーズよりcd(カンデラ)数がアップして明るくなったのがiシリーズ α(アルファ)です。
バルブはアルミ製で放熱性が高く、さらにスマート静音ファン搭載で冷却性能がアップしています。
路面をムラなくきれいに照らして、夜間でも高い視認性を保ちます。
口コミ紹介
とても明るくて視認性が向上しました。特に、暗い道路でも明るさを維持してくれるので、安心して運転できます。また、ホワイトな色温度もとても綺麗で、現在の車両にもマッチしました。取り付けも簡単で、車検対応である点も安心できました。
引用元 : amazon
商品は外観からしてもすごく精工に作られていますし、ケーブルなどもしっかりしています。航空用アルミらしい高級感で1年保証も付いているようで安心です。
引用元 : amazon
ハイ・ローともとても明るく見やすいです。オールイン仕様で取り付けが簡単で、台座が調整式なのでリフレクターとの相性を見ながら合わせることができるので良いですね!
引用元 : amazon
なお、下記ではLEDヘッドライトのおすすめを10選紹介していますのでこちらも参考にしてください。
LEDヘッドライトに交換するときの注意点
LEDヘッドライトに交換する際は以下の注意点を守って作業してください。
- エンジンを切って時間が経ってから作業する
- 手袋を装着して行う
- 防水ゴムは破かないよう丁寧に扱う
順番に解説していきます。
エンジンを切って時間が経ってから作業する
ヘッドライトの交換はエンジンルームの中に手や顔を入れて行います。
車のエンジンを切ったすぐ後は、エンジンルームの中が高音になっており火傷や怪我の危険性があります。
そのためエンジンを切って時間が経ってから交換作業を行うようにしましょう。
手袋を装着して行う
LEDヘッドライトバルブは精密な電子部品を使用しています。手の油脂などの付着を防ぐために手袋を装着するようにしましょう。
また、ヘッドライト交換時のケガや万が一の感電防止の意味からも、交換作業時に手袋をしておくと安心です。
防水ゴムは破かないよう丁寧に扱う
LEDヘッドライトには水が内部に入らないようにするための防水ゴムがついています。
ヘッドライト交換時は車についているヘッドライトバルブと防水ゴムを外し、新しいLEDヘッドライトバルブと外した防水ゴムを取り付けます。
交換作業時に防水ゴムを雑に扱うと防水ゴムが破れる恐れがあります。
防水ゴムが破れているとバルブに水が入り、過剰にヒューズに電流が流れて点灯しなくなる場合があります。
バルブ交換時は防水ゴムを丁寧に扱うということを意識して作業しましょう。
まとめ
今回はLEDヘッドライトのメリットデメリット、選び方やおすすめ商品を紹介してきました。
LEDヘッドライトは「明るい」「取り付けが簡単」などのメリットがありますが「発熱が少なく雪が溶けにくい」とったデメリットも存在します。
LEDヘッドライトに興味がある方は本記事を参考に自身の運転環境に合わせてLEDバルブに交換するか検討してみてください。
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