「ガラスコーティング後の洗車はどうすればいい?」
「洗車機やワックスは使っても大丈夫?」
このような悩みをお持ちではありませんか?
愛車の美観を保護できるガラスコーティングですが、施工後はどのような洗車方法が望ましいのか気になる方も多いと思います。
そこで本記事では、ガラスコーティング後の洗車方法から、避けておきたいNG行動まで詳しく解説します。
ガラスコーティング後も愛車を綺麗に保ちたいとお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
ガラスコーティング後の洗車は1ヶ月経ってからがおすすめ

ガラスコーティング後は、少なくとも1ヶ月が経過してから洗車を始めましょう。
被膜がまだ柔らかい状態で洗車すると、細かい傷や指紋がついてしまったり、コーティングの効果が低下してしまう恐れがあります。
一度傷が入ると修復が難しいため、しっかりと完全硬化を待ってから洗車を行うのがおすすめです。
ガラスコーティング後の洗車は基本的に水洗いでOK
ガラスコーティング後の車のボディは、被膜の効果で汚れを弾きやすくなります。
そのため、洗車は基本的に水洗いだけで問題ありません。車のガラスコーティングはボディメンテナンス時間の短縮につながる点も大きなメリットです。
しばらく洗車ができなかった場合や、花粉や黄砂で汚れが目立つ時期においては、必要に応じてカーシャンプーの使用も効果的となります。
ガラスコーティング後の洗車方法4ステップ

ガラスコーティング後の洗車の流れは、以下のとおりです。
- 足回りから洗浄を開始
- 水圧で表面の汚れを除去
- 水洗い・シャンプー洗車
- 洗車後の拭き上げ
それぞれのステップについて、順番に解説します。
1.足回りから洗浄を開始
はじめに、タイヤやホイールなど足回りから洗浄を始めます。
車のパーツの中でも足回りは特に汚れやすく、洗浄に要する時間も長くなる傾向にあります。
そのため、後半に洗うとボディ側の水滴が蒸発してしまい「イオンデポジット」と呼ばれるシミの発生に繋がりかねません。
美しい仕上がりを実現するためにも、必ず足回りを先に洗浄しましょう。
2.水圧で表面の汚れを除去
次に、シャワーの水圧でボディ全体を洗い流します。
走行中に付着する砂利や鉄粉は硬度が高く、そのまま擦ってしまうとボディに傷がつく可能性があります。
洗車時の傷を避けるため、水圧で丁寧に予洗いを行いましょう。
3.水洗い・シャンプー洗車
洗車用のスポンジやマイクロファイバークロスを準備して、本格的に水洗いを行います。
バケツに水を溜め、スポンジ等にたっぷりと水を含ませながら磨いていきましょう。
※汚れの度合いに応じて、水洗いとシャンプー洗車を使い分けます。
ボディの上から下へ順番に、力を入れずにやさしく洗い進めるのがポイントです。
カーシャンプーを使用した場合は、ボディの隙間に残らないよう洗い流しを徹底します。
4.洗車後の拭き上げ
洗車後は、乾いたマイクロファイバークロスを使って丁寧に水滴を拭き取ります。
水滴が残ったまま乾燥すると、水滴中のミネラル分が残り、イオンデポジットが付着する原因となるため注意しましょう。
できるだけ水分が蒸発する前に終えられるよう、スピーディな作業を心がけてください。
ガラスコーティング後の洗車の頻度

ガラスコーティング後はボディに保護被膜が形成され、未施工時に比べて汚れがつきにくくなります。
ただし、コーティングの効果だけで汚れを完全に防ぐことは不可能です。
以下の頻度を目安に、コーティング後も定期的な洗車を習慣づけましょう。
濃色車 | 淡色車 | |
青空駐車 | 週1回 | 月2回 |
屋内駐車 | 月2回 | 月1回 |
駐車環境やボディカラーによっても、適切な洗車頻度が異なります。
車の使用状況に合わせて、汚れが目立ってきたタイミングでこまめに洗浄する意識も大切です。
ガラスコーティング後の洗車でNGな行動

ガラスコーティング後の洗車で避けたいNGな行動例として、以下の5つを紹介します。
- 洗車機を利用する
- 炎天下の中で洗車する
- 水を使わずに乾拭きする
- ワックスを重ね塗りする
- 水滴を拭き取らずに放置する
コーティングの効果を長持ちさせるためにも、必ず押さえておきましょう。
洗車機を利用する
ガラスコーティング後は、洗車機の使用をなるべく控えておくのが無難です。
高速回転するブラシの摩擦によって、コーティング被膜にダメージを与えてしまう可能性があります。
被膜が劣化すると撥水性能や光沢感が低下し、メンテンナンス性や見た目にも影響するため注意しましょう。
炎天下の中で洗車する
ガラスコーティング後は、炎天下の中での洗車も控えましょう。
洗車時に水道水やシャンプーが早く乾くため、白い斑点のようなイオンデポジットが付着しやすくなります。
気温が高い晴れの日は避け、雨上がりの日や曇りの日を狙うのがおすすめです。
水を使わずに乾拭きする
「手軽にできるから」という理由で、水を使わずに乾拭きで汚れを落とそうとする行為もNGです。
ボディ表面には大気中のホコリや花粉をはじめ、砂利や鉄粉など硬い汚れも付着しているため、そのまま拭き上げると傷の原因になります。
コーティング被膜は傷つくと修復が難しいため、必ず水圧で汚れを落としてから水洗いしましょう。
ワックスを重ね塗りする
ワックスの重ね塗りも絶対に避けたい行動の1つです。
ロウを主成分とするワックスは、基本的に紫外線や熱に弱く、日光で日焼けしやすい性質を持ちます。
劣化したワックスがコーティング被膜に固着すると、被膜の劣化が早まるリスクがあるため注意が必要です。
排気ガスや花粉など「有機系」の汚れも付着しやすくなるため、基本的に重ね塗りは控えておきましょう。
水滴を拭き取らずに放置する
洗車で使用した水道水を拭き取らず放置すると、塗装面にイオンデポジットが発生してしまいます。
イオンデポジットは、水道水に含まれるミネラル分やカルキが原因です。
通常の洗車では除去が難しいため、洗車後は水分の拭き取りを徹底しましょう。
ガラスコーティングした車に高圧洗浄機を使っても大丈夫?

ガラスコーティング後も高圧洗浄機の使用は可能です。
ガラスコーティングの被膜は非常に強固なため、水圧で剥がれる可能性は低いといえます。
※ノズルの近づけ過ぎには注意
一方で、施工から期間が経ち、塗装面や被膜がひどく劣化している場合は注意が必要です。
また、洗車と同様に施工直後の被膜が完全に硬化していない状態での使用は避けるようにしましょう。
まとめ
本記事では、ガラスコーティング後の正しい洗車方法やNG行動を解説しました。
ガラスコーティング後も定期的に洗車をすることで、汚れによる被膜の劣化を防ぎ、性能を長期間維持できます。
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ガラスコーティング後の洗車にもこだわりたい方は、ぜひ公式サイトから商品をチェックしてみてください。