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LEDヘッドライトの寿命はどれぐらい?すぐ切れる4つの原因とは?

LEDヘッドライトの寿命はどれぐらい?すぐ切れる原因とは?

近年、自動車のヘッドライトは大きく進化し、従来のハロゲンやHIDに代わり、LEDヘッドライトが急速に普及しています。

LEDヘッドライトは明るく視認性がよいことで注目を集めていますが、ハロゲンやHIDと比較すると実際の耐久性はどれほどなのでしょうか?

本記事では、LEDヘッドライトの寿命や交換の目安、すぐ切れる4つの原因について詳しく解説します。

また、昔と今のLEDヘッドライトの違いも説明していますので、ぜひご一読ください。

目次

LEDヘッドライトの寿命をハロゲン・HIDと比較

ヘッドライトが点灯した車が並んでいる様子

LED・ハロゲン・HIDのヘッドライトの寿命は以下の通りです。

ヘッドライトの種類寿命
LED約10000時間
ハロゲン約1000時間
HID約2000時間

ハロゲンヘッドライトは、1960年代ごろから使われ始めた、もっとも古いヘッドライトのランプです。

ハロゲンヘッドライトは、ランプの中にヨウ素やフッ素などの不活性ガスを封入し、電球内のフィラメントに電気を通すと発光する仕組みです。

不活性ガスがフィラメントの蒸発を防ぎますが、発熱量が高いために、寿命は長くても1000時間程度となっています。

1990年代に登場したのが、HIDヘッドライトです。

ディスチャージヘッドランプやキセノンヘッドランプとも呼ばれています。

HIDヘッドライトは、電球内のキセノンガスをアーク放電で発光させる仕組みです。

ハロゲンと比べて発熱量が抑えられており、寿命は約2000時間とされています。

そして、2007年頃から使用され始めたのが、LEDヘッドライトです。

バルブ内のLEDチップが発光し光を放つ仕組みで、寿命は約10000時間と言われています。

ただし、約10000時間とはあくまで理論上の話で、通常そこまで持たず使えなくなります。

現実には、高温になるエンジンルーム内に設置されることや、ライトのON/OFF動作が寿命に影響を与えるためです。

また、LEDヘッドライトの性能や耐久性は、バルブ自体だけでなく、その電圧を制御するドライバーの品質にも大きく依存します。

そのため、ドライバーが適切に動作しない場合、寿命が短くなるケースも見られます。

LEDヘッドライトの交換の目安

ヘッドライトのーバルブを交換しようとする様子

LEDヘッドライトの交換の目安は、以下の変化のような変化が現れた時です。

  • ヘッドライトが暗くなってきた
  • LEDのちらつきが気になってきた

ヘッドライトが暗くなってきた場合は、LEDの発光量が低下している可能性があります。

ただし、暗くなる原因はヘッドライトユニットの汚れや黄ばみなどの可能性もあるため、慎重な状況の確認が重要です。

ヘッドライトユニットの汚れや黄ばみなどが原因の場合、バルブを交換する前にユニットを清掃し、黄ばみを除去することで明るさが回復することがあります。

また、LEDライトがちらつくようになった場合も交換の目安となります。

このちらつきは、長期間の使用により熱が基板に影響を与え、誤作動を起こしやすくなることで発生します。

LEDヘッドライトがすぐ切れる4つの原因

ヘッドライトが片方球切れしている車

LEDヘッドライトがすぐ切れる原因は以下の4つが考えられます。

  • 放熱不足で高温になって使えなくなる
  • 抵抗不足で壊れる
  • 静電気で壊れる
  • 車の振動や熱で壊れる

順番に確認していきましょう。

①放熱不足で高温になって使えなくなる

LEDヘッドライトが切れる原因で最も多いのが、放熱不足によるものです。

LEDは電気を流すことでチップが発光しますが、発光時には基板がどんどん高温になります。

この熱を適切に逃がさないと、部品が損傷し点灯しなくなる場合があるのです。

通常LEDヘッドライトには冷却ファンやヒートシンクなどの冷却機能が搭載されています。

しかし、安価な海外製品では冷却機能が不十分であることが多く、十分に放熱できないため熱がこもりやすいです。

その結果、バルブが熱によるダメージを受けて故障する可能性があります。

そのため購入時は、信頼できる日本ブランドのLEDヘッドライトを選ぶと良いでしょう。

②抵抗不足で壊れる

LEDヘッドライトが故障する原因として、抵抗不足も挙げられます。

LEDチップは電流を通して発光する仕組みです。

この電流は一定ではないため、過剰な電流が流れるとチップに負荷がかかり、故障につながることがあります。

これを防ぐため、LEDヘッドライトには電流を調整する抵抗が備えられています。

しかし、安価な製品では抵抗の設計がチップの許容量ギリギリの設定の場合が多いです。

そのため突然多くの電流がバルブに流れ、過電流によってチップが破損するリスクがあります。

信頼できる日本ブランドのLEDヘッドライトを使ったほうが安心できるでしょう。

③静電気で壊れる

LEDヘッドライトは精密機器であり、静電気の影響を受けて故障することがあります。

特に乾燥した冬季などにレンズカバーを乾いた布で強く擦ると、静電気が帯電しその影響がレンズ近くに配置されたLEDに及ぶ場合があります。

この静電気がLEDを破損させることがあるのです。

また、バルブの交換作業中に静電気が発生することも壊れる原因です。

素手で触れると静電気がバルブに伝わり、内部のLEDチップや基板にダメージを与える可能性があります。

加えて、素手でバルブのガラス部分を触ると、付着した油脂によってバルブ点灯時ガラスが高温になり破損に繋がります。

そのため、バルブ交換の作業時には手袋を着用しましょう。

④車の振動や熱で壊れる

LEDヘッドライトは、熱や振動など車の使用環境でも壊れることがあります。

LEDチップは非常に繊細な素子で構成されており、内部のドライバーユニットによるIC制御で光を放つ仕組みです。

しかし、この構造が振動や熱に弱く、車の走行時の揺れや高温環境によってダメージを受ける可能性があります。

振動や熱の影響で基板が損傷すると、一部の素子が発光しなくなり、ちらつきなどの点灯不良を引き起こすのです。

また、日光による高温環境も部品にストレスを与え、寿命を縮める原因となります。

こうした影響を軽減するには、振動や熱に強い設計を持つ信頼できる製品を選ぶことが重要です。

今と昔のLEDヘッドライトの違い

LEDヘッドライトが点灯している様子

1960年代にハロゲンバルブが登場し、1990年代にはHIDバルブが普及しました。

その後、2007年にLEDヘッドライトバルブが初めて市場に投入されます。

初期のLEDヘッドライトは「壊れやすい」というイメージが強く、実用性に不安を抱かれることも少なくありませんでした。

しかし、技術の進化とともにLEDヘッドライトは大きく改善され、現在では高い性能を誇るまでに進化しています。

ここからは、今と昔のLEDヘッドライトの違いについて解説します。

  • 冷却が不十分だった昔のLEDヘッドライト
  • 冷却性能がアップした現在のLEDヘッドライト

順番に確認していきましょう。

冷却が不十分だった昔のLEDヘッドライト

発売当初のLEDヘッドライトは、冷却機能が不十分だったため、今と比べると壊れやすい製品でした。

LEDヘッドライトが最初に採用されたのは、レクサスのLS600hです。

当時のLEDヘッドライトは、現在の製品と異なり3連のプロジェクターと小型反射鏡を組み合わせて、適切な配光を実現していました。

ただし、基盤が発熱しやすい構造であったため、冷却機能が不可欠でした。

高耐熱基盤を使用するなどの対策が施されていましたが、冷却機構の性能が十分でない場合も多く、すぐに壊れてしまうLEDヘッドライトが多かったのです。

加えて、冷却ファンの性能が今ほど高くなかったため、熱がこもりやすいのも影響していました。

また、明るさが不足していたり、均一な配光が難しかったりと、HIDバルブから交換したユーザーの間では「ただ白くなるだけ眩しい」という不満の声も多くありました。

その後2015年頃から社外品のLEDヘッドライトが本格的に市場に登場し始めましたが、初期の製品は依然として冷却性能に課題がありました。

冷却性能がアップした現在のLEDヘッドライト

近年の技術進化により、LEDヘッドライトの冷却性能は大幅に改善されました。

現在のLEDヘッドライトでは、冷却ファンが小型化しながらも高性能化しており、効率的に基盤の熱を逃がします。

また、ファンレスのバルブではヒートシンクによる冷却が採用され、航空用アルミニウムなどの高い熱伝導性を持つ素材が使用されています。

さらに、ヒートシンクと冷却ファンを併用したハイブリッドタイプや、赤銅のようにアルミ以上の熱伝導性を持つ素材を基盤に使用する製品も登場しています。

ただし、現在でも安価な製品には注意が必要です。

特に海外製品には、冷却性能や耐久性が不十分なものも多く、購入後すぐに故障するケースも報告されています。

購入時には、信頼性の高い日本ブランド製品の購入がおすすめです。

LEDヘッドライトへの交換はHID屋のMシリーズがおすすめ

HID屋 Mシリーズ
商品名Mシリーズ LEDヘッドライト 49600cd
規格H1 H3 H3C H4 Hi/Lo H7 H8 H11 H16 H10 HB3 HB4 HIR2 H19 PSX24W PSX26W
ケルビン数6500k(ホワイト)
ボディ素材アルミニウム合金
冷却方法ヒートシンク+冷却ファン

LEDヘッドライトを選ぶなら、冷却性能に優れたHID屋のMシリーズがおすすめです。

このシリーズは、LEDチップの熱を効率よく管理する設計が特長です。

アルミ合金のボディが熱を素早く逃がし、純銅基盤(PCB)が熱を均一に拡散します。

さらに、高性能な小型冷却ファンを搭載しており、過熱を防ぎながら耐久性を向上させています。

加えて、ユーザーからは「圧倒的明るさ」という定評もいただいております。

LEDライトヘッドライト Mシリーズに興味を持たれた方は、ぜひ下記から詳細をご覧ください。

まとめ

本記事では、LEDヘッドライトの寿命や交換の目安、すぐ切れる4つの原因、今と昔のLEDの違いについて解説しました。

LEDヘッドライトの寿命を左右する主な要因は、基盤部分の熱対策です。

適切な冷却機能がないと、高温による故障のリスクが高まります。

LEDヘッドライトを長く使用するためには、冷却性能に優れた製品を選ぶことが重要です。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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