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最近のLEDヘッドライトは昔より随分と明るくなりました。
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様々な製品が発売されていますよね。
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自分の車に取り付けるとなると、本当に明るいのかどうか気になるのではないでしょうか?
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明るいLEDヘッドライトを選ぶポイントは気になります。
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そこでこの記事で、どの点に注意すればいいのかポイントをご紹介しましょう。
ルーメンは明るさではなく光の総量
LEDヘッドライトの製品は、6,000ルーメンや2,000ルーメンとルーメンの数値が記載されています。
実はルーメンは明るさを示す数値とは限らず、正確にはバルブが全方向に出す光の総量です。
全方向というのがくせ者で、ヘッドライトバルブの前方だけではなく360度全部です。
しかしバルブを点灯させると、LEDから放つ光はすべて前方を照らすわけではありません。
バルブはリフレクターで反射させて前方に照射します。
そのために車のヘッドライトであれば、バルブから出る光が全て地面に届くわけではなく、ルーメン=明るさとはなりません。
製品によってはルーメンの数値が低い方が、点灯してみると明るく感じる場合もあります。
ルーメン値だけでは明るいかどうかわからない
ヘッドライトバルブは放出した光を集めて前方に照射するので、ルーメン数が高ければ明るいと思うかもしれません。
しかしルーメンは光の量を示す数値であり、バルブの構造や取り付け方で光が散ると暗いと感じる場合もあります。
配光を必要としない家庭用電球のようなものであれば、ルーメン数が高ければ明るいと思って間違いありません。
しかし特殊な配光が必要なヘッドライトは、ルーメン数で明るさを判断するのは難しいのです。
逆に言えばルーメン数が低くても、正しく配光し光を正確に集めていれば明るいと感じるときもあるのです。
ルーメンの数値が高くても、明るいLEDヘッドライトだとは限らない。
明るさを示す数値はルーメンとカンデラ
光の明るさを示す数値は、ルーメンの他にカンデラもあります。
両方とも明るさを示しますが、どのような明るさなのかが違います。
- ルーメン : 光源から照射される光の総量で、ヘッドライトバルブならばバルブ前方から出る光の量。
- カンデラ : 光源から照射される光の強さである光度。ヘッドライトであれば、ヘッドライトを通した明るさで、車検でのヘッドライトの明るさを示す数値として使用
ヘッドライトの明るさを示すならば、製品にカンデラの数値を記載すればいいのではないかと思うかもしれません。
しかしカンデラは車にバルブを装着した状態で計測し数値を算出します。
そのために車種やヘッドライトの違いにより数値が変わるので、最近の製品はほとんどがルーメンを記載しています。
LEDヘッドライトの明るさは配光と放熱性能が重要
いくらルーメン数が高くても、明るく感じないLEDヘッドライトがあります。
他から見れば眩しいハイビームの車でも、運転席からの視界では暗くなっては本末転倒です。
ヘッドライトを選ぶときは、配光が正しく出ているかを見てください。
配光性能のチェックポイント
配光性能が良いかどうかは、純正ハロゲンバルブの配光と同じぐらいであるかどうかです。
きれいなカットラインが出ているか、一番明るい場所はどこかという2つをチェックします。
配光性能が悪いと照らす部分と照らさない部分が出てきて、きれいなカットラインが出ません。
カットラインがきれいでも、ライトが照らす中で一番明るい場所がずれていると路面をうまく照らせません。
たとえば下の方が明るいライトだと、道路の手前だけ明るく照らし遠くのほうが暗いです。
配光性能が良いバルブだと、カットラインのすぐ下が明るいです。
そのために遠くの道路まで照らし、見通しが良くなり運転しやすくなります。
放熱性能も重要
LEDヘッドライトバルブは、製品によっては寿命が低下しやすいです。
これは放熱性能が悪いためであり、熱によって徐々に性能が低下し、運転していて暗く感じるようになります。
ハロゲンやHIDほどではないですが、LEDも点灯していると熱を発します。
熱を多く発するほど時間とともにライトが暗くなっていきます。
また熱はバルブを故障させる原因となるので、バルブの冷却性能は重要です。
冷却性能が高いかどうか見る1つのポイントは、冷却ファンがついているかどうかです。
そしてバルブの素材によっても冷却性能は違います。
プラスチック製のバルブは冷却性能が低いので避けたほうが良いでしょう。
熱伝導率の高いアルミ製のバルブだと、バルブに熱がこもりにくいです。
ただしアルミ製でも海外製のバルブより、日本製のバルブのほうが放熱性は高くなる傾向にあります。
製品はアルミ製のLEDヘッドライトを選ぼう!
まとめ
LEDヘッドライトバルブは、ルーメン数が高くても製品によっては暗く感じます。
明るいかどうかのポイントは配光性能と放熱性の2つです。
配光性能が良いと遠くまでライトが照らしてくれるので、明るく運転席からの視界が良好です。
放熱性が高いと熱で性能が低下するのを抑え、熱で故障する心配が少なくなります。
これらのポイントを踏まえてLEDヘッドライトバルブを探してください。
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LEDヘッドライトを選ぶときは、ルーメン数だけ見ないで、配光性能や放熱性もチェック!