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【タント編】ヘッドライトをLED化したい!適合表・メリット・注意点について解説!

草原に佇むタント

ダイハツ・タントは、2019年発売のカスタムモデルからはLED化ヘッドライトが標準搭載となっています。しかし、それ以前のタントも利便性と快適性から人気の車種であり、カスタムでアップグレードしつつ長年乗りたいというユーザーが多いのではないでしょうか。手間が少なく効果の大きいカスタムの方法として「ヘッドライトのLED化」が挙げられます。

この記事では、タントのヘッドライトをLED化するために必要な情報について解説します。ハロゲンヘッドライトをLEDヘッドライトに交換し、視認性の向上やドレスアップを期待している方は、ぜひご一読ください。

目次

タントのヘッドライト適合表

ヘッドライトを交換する場合、まずは車種ごとに適合したバルブ形状のものを選ぶ必要があります。交換用のヘッドライトを購入する前に、必ず適合を確認しておきましょう。

表1 ダイハツ・タントのヘッドライト適合表

スクロールできます
メーカー車種タイプ型式年式ヘッドライト
初月最終月LOWHIGH
ダイハツタントLA650S/660SR4.9LED
ダイハツタントカスタムLA650S/660SR4.9LED
ダイハツタントLA650S/660SR1.7R4.8LED
ダイハツタントカスタムLA650S/660SR1.7R4.8LED
ダイハツタントLA600/610SH27.12R1.6H4/LED9005(HB3)
ダイハツタントカスタムLA600/610SH27.12R1.6LED9005(HB3)
ダイハツタントLA600/610SH25.10H27.11H4
ダイハツタントカスタムLA600/610SH25.10H27.11LED9005(HB3)
ダイハツタントL375/385SH22.9H25.9H4
ダイハツタントカスタムL375/385SH22.9H25.9HID(D4R)9005(HB3)
ダイハツタントL375S/385SH19.12H22.8H4
ダイハツタントカスタムL375S/385SH19.12H22.8HID(D4R)9005(HB3)
ダイハツタントL350S/360SH17.6H19.11H4
ダイハツタントカスタムL350S/360SH17.6H19.11HID(D4R)9005(HB3)
ダイハツタントL350S/360SH15.11H17.5H4

タントのヘッドライトをLED化するメリット

見切れるタント

タントのヘッドライトをLED化することで、以下のメリットがあります。

  • 視認性向上
  • 省電力
  • ドレスアップ
  • 安全性向上

ここからは、これらについて詳細に解説します。

視認性向上

LEDヘッドライトは、夜間の視界を格段に向上させます。従来のハロゲンバルブに比べて、LEDヘッドライトは明るく、広範囲を照射する能力があります。これにより、路面の照射範囲が拡大し、路肩や歩行者などを明確に照らし出すことができます。また、前方車両との距離感を正確に把握しやすくなり、雨や雪の悪天候下でも視界を確保できます。

LEDヘッドライトの導入により、歩行者や自転車が薄暗い環境でも早期に発見され、衝突を回避できるようになりました。同様に、道路標識や路面の変化も鮮明に認識できるため、運転者はより正確な判断を行うことができます。さらに、LEDヘッドライトは、点灯までの時間が短く、夜間やトンネルに入った際にも素早く視界を確保することができ、安全性向上にも貢献します。

また、LEDヘッドライトは目の疲労を軽減し、長時間の運転でも快適さを提供します。これにより、集中力が持続し、安全運転に繋がります。さらに、近年の車両ではLEDヘッドライトが安全運転機能と連携し、歩行者検知の精度向上や自動ブレーキの作動範囲の拡大など、より効果的な安全性を提供しています。LEDヘッドライトは、夜間の運転をより安全で快適なものに変える革新的なアイテムです。

省電力

LEDヘッドライトは、低電力消費により燃費向上を実現します。これにより、一般的には1~2km/Lほどの燃費向上が期待できます。年間の走行距離や燃料価格によって異なりますが、数千円から数万円の節約が可能です。

また、LEDヘッドライトの長寿命は、ランニングコストを大幅に削減します。通常、ハロゲンバルブは2~3年で交換が必要ですが、LEDヘッドライトは10年以上交換不要な場合がほとんどです。これにより、交換費用を節約できるだけでなく、環境負荷も低減され、持続可能な社会の実現に向けた一歩となります。

LEDヘッドライトは、車両の燃費改善とランニングコストの削減だけでなく、環境への負荷も軽減し、持続可能な未来を築くための重要な要素です。

ドレスアップ

LEDヘッドライトは、従来のハロゲンバルブよりも鮮明でシャープな光を放ちます。そのため、車にはスタイリッシュで高級感のある印象を与えます。近年のトレンドとして、LEDヘッドライトを搭載した車が増えており、LEDに交換することで、愛車を流行に合わせてアップデートできます。また、LEDヘッドライトは様々な色や光沢があり、愛車に合ったデザインを選ぶことで、個性を際立たせることができます。

LEDヘッドライト交換による具体的な車種イメージの変化としては、標準的なタントの丸みを帯びたヘッドライトからシャープで精悍(せいかん)な印象に変化することが挙げられます。カスタムモデルの場合も、既にスタイリッシュな印象ですが、LEDヘッドライトに交換することで、さらに高級感を演出することが可能です。

LEDヘッドライトの交換は、周りの人の視線を惹きつけるだけでなく、所有満足度を向上させ、中古車売却時の査定額もアップする可能性があります。さらに、LEDヘッドライトは多彩なカラーバリエーションや光沢があり、車種のイメージを活かしつつ、個性を際立たせるアイテムとしても活用できます。

ダイハツ・タントのLEDヘッドライト交換は、愛車のイメージを向上させ、個性を演出する重要な要素です。

タントのヘッドライトをLED化する際の注意点

青空の下を走るタント

タントのヘッドライトをLED化する際、以下のポイントに注意する必要があります。

  • 車種に合ったLEDヘッドライトを選ぶ
  • 車両保安基準に適合していることを確認する
  • 交換作業は慎重に行う

ここからは、これらについて詳細に解説します。

車種に合ったLEDヘッドライトを選ぶ

LEDヘッドライトへの交換は、車種に合わせて適切なLEDヘッドライトを選択することが重要です。車種に合わないLEDヘッドライトを選ぶと、いくつかの問題が発生する可能性があります。

まず、車両保安基準に適合しないLEDヘッドライトは違法であり、罰則の対象となる恐れがあります。また、形状が合わない場合は光軸がズレ、他車や歩行者に眩しい光を照射する問題が生じます。さらに、希望よりも明るさが不十分な場合は夜間の視界が悪化し、安全運転に支障が出ます。そして、車種イメージに合わないデザインのLEDヘッドライトを選ぶと、本来の効果が台無しになってしまいます。

これらの問題を回避するためには、車種に合ったLEDヘッドライトを選ぶことが不可欠です。形状は特に重要で、ハロゲンバルブと同じ形状のものを選ぶ必要があります。明るさも自身の希望に合わせて選択しましょう。一般的には3500ルーメンから5000ルーメンの明るさがおすすめです。さらに、発熱量が多いLEDヘッドライトは放熱性が重要であり、放熱性の低いものを避けることが必要です。

車両保安基準に適合していることを確認する

ダイハツ・タントのヘッドライトをLEDに交換する際には、必ず車両保安基準に適合しているか確認することが重要です。適合していないLEDヘッドライトを使用すると、様々な問題が生じる可能性があります。

まず、車両保安基準に適合していないLEDヘッドライトを使用することは違法行為となり、道路運送車両法違反として罰則の対象となります。また、光軸がズレたり、過度に明るいLEDヘッドライトを使用すると、他車や歩行者の視界を妨げ、事故リスクを高める可能性があります。さらに、車検時にはヘッドライトが車両保安基準に適合していない場合、車検不合格となってしまいます。

LEDヘッドライトの車両保安基準への適合性は、以下の通り光度、光軸、色、ちらつきなどの項目で検査されます。

  • 光度:ヘッドライトの明るさは、最低限必要な明るさを確保している必要があります。
  • 光軸:ヘッドライトの光軸は、前方10m地点で車道の中央を照射するように調整されている必要があります。
  • :ヘッドライトの色は、白色または淡黄色である必要があります。
  • ちらつき:ヘッドライトの光は、ちらつきがあってはいけません。

LEDヘッドライトを取り付ける際には、適合性を確認することが大切です。適合していない製品を使用すると、法律違反や事故リスク、車検不合格といった問題が生じます。安全かつ合法的な運転のために、検査を受けることをお勧めします。

交換作業は慎重に行う

ダイハツ・タントのヘッドライトをLEDに交換する際には、安全上の注意が欠かせません。特に、「ヘッドライトユニットの取り外し」と「バルブの交換」の作業において、以下のポイントに留意することが重要です。

まず、「ヘッドライトユニットの取り外し」では、ユニットが精密機械であるため、慎重な取り扱いが必要です。ユニットを無理に取り外すと破損する可能性があるため、力を入れ過ぎないようにしましょう。また、ユニットに接続されているコネクターやクリップを取り外す際には、無理な力を加えないように注意し、専用の工具を使って慎重に作業を進めます。

次に、「バルブの交換」では、バルブに直接触れる際には手袋を着用することが重要です。素手でバルブに触れると、指紋や油脂が付着し、光量低下や発熱の原因となる可能性があります。また、バルブを挿入する際には、正しい向きに挿入することが必要です。間違った向きで挿入すると、光軸がズレてしまい、視界を妨げる恐れがあります。さらに、バルブのロック機構を解除する際にも注意が必要であり、慎重に作業を進めることが重要です。

これらの作業を行う際には、十分な知識と技術が必要です。自分で作業を行う際に自信がない場合は、プロの技術者に依頼することを検討しましょう。また、作業中はヘッドライトが点灯していないことを確認し、ヘッドライトが点灯している場合は作業を行わないようにしましょう。これらの注意点を守ることで、作業を安全に行うことができます。

タントのヘッドライトをLEDに交換する手順

紫のタント

ここからは、タントのヘッドライトをLEDに交換する手順を解説します。

準備するもの

ヘッドライトをLEDに交換する作業では、以下のものが必要になります。

  • LEDヘッドライトバルブ(車種に合ったもの)
  • ドライバー
  • 手袋
  • クリーニングクロス
  • マスキングテープ(破損防止用)

作業前に必要なものが揃っていることを確認しておきましょう。

ヘッドライトユニットを取り外す

ヘッドライトをLED化する際、はじめにヘッドライトユニットを取り外す必要があります。ユニットを外す作業は、以下の手順にて行います。

  1. エンジンを停止し、キーをOFFにする。
  2. ヘッドライト周りのカバーを外す。
  3. ヘッドライトユニットを固定しているクリップを外す。
  4. ヘッドライトユニットのコネクタを外す。
  5. ヘッドライトユニットをゆっくりと取り外す。

この作業の際、クリップやコネクタを破損させないよう、無理な力を加えないようにしましょう。

バルブを交換する

ヘッドライトユニットが外れたら、続けて以下の手順でバルブをLEDに交換し、ヘッドライトユニットを下に戻します。

  1. 古いバルブを取り外す
  2. 新しいLEDバルブを正しい向きに挿入する
  3. ヘッドライトユニットを取り付ける(外した際と逆順)

この作業の際、コネクタやクリップの接続が”半挿し”にならないよう、しっかりと固定されていることを確認して作業を進めましょう。

光軸調整を行う

ヘッドライトにLEDバルブを挿入したら作業完了ではありません。車検に適合させるためにも、最後に以下の手順で光軸調整を確実に行いましょう。

  • 車両を平坦な場所に止め、エンジンを停止する。
  • ヘッドライトから約10m離れた場所にスクリーン・壁を設置する。
  • ヘッドライトの光軸調整ネジを探し、ドライバーを使って調整する。
  • 光軸がスクリーンの中央を照射するように調整する。

なお、光軸調整は車種によって微妙に方法が異なる場合があるので、取説などを参考にしてください。また、光軸調整は【離れた距離の1%下になっていること】および【左右のズレがないこと】を基準としましょう。

タントのLEDヘッドライトおすすめ3選

最後に、タントのヘッドライトをLED化する際におすすめのLEDバルブを3つ紹介します。ここでは、販売実績多数の「HID屋」のラインナップから特におすすめのものを選びました。HID屋では他にもさまざまな種類のバルブを販売しているので、気になる方はチェックしてください。

おすすめ1:LED ヘッドライト i シリーズ

LEDヘッドライト iシリーズ

LEDヘッドライト iシリーズは、車検に対応した高性能LEDヘッドライトです。LEDチップには特注の明るいLEDが使用されており、明るさは28400cd(カンデラ)に達します。カンデラは、光量の測定基準であり、1灯あたり6400カンデラ以上が必要です。ただし、この数値は車種やレンズの状態などによって変動します。

また、H4 Hi/Lo, H7 H8/H11/H16 HB3/HB4など、幅広いバルブ型式に対応しています。6500Kのホワイト光は、視認性を向上させ、ドレスアップ効果も期待できます。冷却ファンが内蔵されており、IP65の防水防塵性能も備えています。消費電力は35Wで、12V/24Vの電圧に対応しています。さらに、1年間の保証が付いており、安心してご使用いただけます。

おすすめ2:LEDヘッドライト / フォグランプ Sシリーズ

LEDヘッドライト Sシリーズ

新型LEDヘッドライト Sシリーズは、純正ハロゲンを再現した高性能アイテムです。35WのハイパワーLEDが1灯あたり21600cdの明るさを実現し、車検基準の3.4倍の明るさです。また、小型でありながら高い耐久性を誇り、贅沢なメッキ仕上げのボディは消灯時にはステルス性を高めます。

純正ハロゲンバルブの配光を再現し、対向車に光を当てず、路面や標識、通行人をしっかりと照らします。取り付けも簡単で、バルブの光軸調整も不要です。高性能のICを採用し、光を反射するメッキ加工や特注LEDチップの採用で明るさをアップ。また、ノイズキャンセラー機能も搭載し、配線レスで簡単に取り付け可能です。

視界の安全性をサポートする製品であり、遠くまで明るく照らすことで目の疲れを軽減し、ブレーキの反応も促進します。そのため、運転手の安全性を高め、対向車への配慮も兼ね備えています。

おすすめ3:LEDヘッドライト Mシリーズ

LEDヘッドライト Mシリーズ

LEDヘッドライト Mシリーズは、HID並みの光量と抜群の視認性を誇ります。フォグランプとしても使用可能で、ヘッドライトと併用することで視認性が飛躍的に向上します。特注の明るいLEDチップを搭載し、明るさと耐久性を兼ね備え、さらに低価格化を実現しました。

魅力的な仕様として、49600cdの光量や6500kのホワイトなど、高性能な仕様が盛り込まれています。アルミニウム合金のボディ素材や静音設計の冷却ファン、IP68の防水防塵性能など、優れた設計が製品の信頼性を高めています。また、12V/24Vの対応や1年保証など、ユーザーの利便性と安心感を重視した仕様も充実しています。

まとめ

タントのヘッドライトを交換することで、視認性が上がりドレスアップ効果があります。正しい手順を理解して必要な道具をあらかじめ準備し、安全にヘッドライトをLED化しましょう。また、LEDヘッドライトのバルブを選ぶ際は、種類・実績ともに豊富な「HID屋」をぜひご利用ください。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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