LEDは従来のハロゲンに比べて照射範囲が広いうえ、白くキレのある光で車に高級感をもたらしてくれます。
そのため近年LED人気が高まっており、自車のヘッドライトをLEDにしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、LEDヘッドライトの選び方のポイントやおすすめメーカー10選をご紹介していきます。
LEDヘッドライト選びにぜひお役立てください。
LEDヘッドライトのメリット・デメリット
最初にLEDヘッドライトのメリットとデメリットを見ていきましょう。
LEDヘッドライトのメリット
LEDヘッドライトの一番のメリットは「明るさ」です。
ハロゲンよりも明るく、最近では車検基準の約10倍もの明るさを実現するLEDバルブもあり、ドライバーの視認性向上に大きく貢献しています。
白くてキレのあるLEDの光は自車をリッチにみせてくれると同時に、路面をしっかりと照らしてくれるため、暗い道での対向車や歩行者、道路の落下物の早期発見に貢献します。
これにより、車での事故低減に期待できます。
LEDヘッドライトのデメリット
LEDは、明るい反面対向車や歩行者が「眩しい」と感じてしまうことがあります。
しかし眩しさを与えてしまう原因は正しく光軸調整がされていなかったり、ハイビームからロービームに切り換え忘れているというケースがほとんどです。
対向車に眩しさを与えてしまうと前方が見えなくなってしまったり正しいハンドル操作ができず事故を引き起こしてしまうかもしれません。
自身の車の光軸はこまめにチェックしておくようにしましょう。
LEDヘッドライトの選び方5つのポイント
LEDヘッドライトは、さまざまなメーカーから製品が発売されています。
製品ごとに特徴が違うため、自分好みのLEDヘッドライトを選べるように以下5つのポイントを抑えておきましょう。
- 明るさはカンデラを基準に選ぶ
- ライトの色はケルビン数を参考にする
- 冷却性能を重視するならばファン付きにする
- ノイズ対策されているか確認する
- 車に取り付けられるか事前にチェックする
順番に解説します。
①明るさはカンデラを基準に選ぶ
明るさ表す値として「カンデラ」「ルーメン」「ルクス」などありますが、車検ではヘッドライトの明るさをカンデラ値で測定しています。
そのため、カンデラの数値を見て製品を選ぶようにしましょう。
6400カンデラ以上の明るさが車検では求められます。
②ライトの色はケルビン数を参考にする
LEDヘッドライトの色はケルビンの数値で確かめます。
光の色を示すケルビン数が小さいと黄色く見え、大きいと青く見えます。(参考:下記画像)
具体的には、3000~4000Kが黄色、8000K以上になると青色になります。
保安基準では「ヘッドライト(走行用前照灯)の色は白色」と定められているため、6000K前後の製品を選ぶと安心です。
③冷却性能を重視するならばファン付きにする
LEDは発熱量が少ないですが、長時間使用する場合は冷却機能がある製品が安心です。
冷却が不十分だとLEDチップの寿命が短くなってしまったりヘッドライトが劣化してしまう可能性があります。
LEDバルブには冷却ファンがついている製品やヒートシンクを搭載する製品がありますので、長時間運転することが多い方は冷却機能があるものを選択すると安心です。
ちなみに、ファンの方が冷却性能が高くなりますが、モーターが付いている分バルブが大きくなるので車によっては取り付けられない場合もあります。
冷却ファン付きのバルブを選ぶのであれば取り付けのための十分なスペースがあるか確認しておきましょう。
設置スペースを抑えるならば、ヒートシンク搭載の製品がおすすめです。
④ノイズ対策されているか確認する
LEDヘッドライトを含めて車のパーツによっては、ノイズが発生します。
ノイズはラジオやカーオーディオに雑音を入れる原因となるので、車内でラジオや音楽を聞くならばノイズ対策モデルを選ぶと良いでしょう。
その際は「ノイズ対策済み」と記載された製品を選択してください。
⑤車に取り付けられるか事前にチェックする
どの製品を選ぶにしても、自分の車に取り付けられるか購入前にチェックするようにしましょう。
ヘッドライトの規格は現在主流のH4以外に、H8やH16などもあります。
規格ごとに形状が違うので、自分の車に合わない製品だと取り付けられません。
適合表を確認して自車に合うバルブ形式を事前に確認しておきましょう。
LEDヘッドライトおすすめメーカー10選
ここからはおすすめのLEDヘッドライト10選を紹介していきます。
今回おすすめするのはこちら。
- 【HID屋】Dシリーズ LEDヘッドライト
- 【日本ライティング】2色切り替えLED
- 【PIAA】ヘッドライト/フォグライト用 LED
- 【IPF】ヘッドライトLED H4バルブ
- 【BORDAN】ヘッドライトLED H4 Hi/Lo
- 【Autofeel】LEDヘッドライト H4
- 【NOVSIGHT】D2/D4 S/R LED
- 【AUXITO】H4 LEDヘッドライト
- 【SUPAREE】H4 LEDヘッドライト
- 【e-auto fun】LEDヘッドライト
順番に見ていきましょう。
①【HID屋】Dシリーズ LEDヘッドライト
規格 | D2S/D4S D2R/D4R |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | 冷却ファン |
車検基準の1バルブ6,400cd(カンデラ)以上に対し、20,200cdを実現した「HIDより明るいLED」として人気が高いHID屋のDシリーズです。
また、交換の際にヘッドライトやバンパーの取り外しは不要で、バルブ交換と同じ要領で純正HIDからLED化することができます。
※取り付けは必ず自己責任にてお願いいたします。
口コミで評価が高い!
②【日本ライティング】日本製LEDヘッドライト
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 4000K (ハロゲンカラー) |
全工程を国内で行う日本ライティングのLEDヘッドライトです。
こちらのLEDヘッドライトはディーラーオプションにも選ばれており、ディーラーからの信頼が厚い商品です。
メーカー保証が2年付いているため万が一の場合でも安心でしょう。
日本製 ハロゲンカラーのLEDヘッドライト
③【PIAA】ヘッドライト/フォグライト用 LED
出典 : amazon
規格 | H4・H8・H9・H11・H16・HB3・HB4・HIR1・HIR2 |
ケルビン数 | 6000K |
冷却方式 | 冷却ファン |
ワイドに光を照射し、路面全体を明るく照らします。
ヒートシンクがバルブと一体化しており高い放熱性能を実現しました。
また高い耐振性と防サビ性能を誇り長く使用できます。
ワイドに照射します。
④【IPF】ヘッドライトLED H4バルブ
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | 冷却ファン |
ドライバーユニットが一体化した国産のH4 LEDヘッドライトです。
光学設計によってワイドな明るさと配光を実現しました。
ムラのない照射性能と美しい発光色で、純正ハロゲンの配光パターンを再現しています。
ムラのない照射性能と美しい発光色!
⑤【BORDAN】ヘッドライトLED H4 Hi/Lo
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | 冷却ファン |
12/24V車対応で、ハイブリッド車やEV車にも対応しています。
純正ハロゲンを完全再現したLEDヘッドライトで、ハロゲンに慣れている方も違和感を気にせず使用できるでしょう。
純正の防水ゴムもそのまま使用可能です。
本体台座部分に冷却ファンを設置し、ファン搭載ながらもコンパクトなモデルとなっています。
ファン搭載ながらもコンパクトなモデル!
⑥【Autofeel】LEDヘッドライト H4
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | ヒートシンク |
純正ハロゲンの発光点を再現し、同じ長さと同じ位置で発光するよう設計されています。
同様に純正ハロゲンと同じカットラインを忠実に再現しました。
防塵防水性能はIP65相当で、悪天候や悪路の中を走っても安心です。
防塵防水性能はIP65相当とは…
IEC(InterNational Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)の規格で、テストをもとに規格が定められます。IP65の場合、「完全な防塵構造でいかなる方向からの水の影響を受けない」となります。
ドライバーユニット一体化型で、取り付けに配線作業は必要ありません。
純正ハロゲンと同じカットラインを再現しています。
⑦【NOVSIGHT】D2/D4 S/R LED
出典 : amazon
規格 | D2・D4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | 冷却ファン |
ハロゲンの2倍の明るさと150mの照射を実現しました。
自動車専用のLEDチップを厳選し、高輝度で広範囲の照射範囲となっています。
純正フィラメントと同位置での発光を再現しました。
アルミ合金のヒートシンクと高速静音ファンで高い冷却性能を誇ります。
ハロゲンの2倍の明るさを誇るLEDヘッドライトです。
⑧【AUXITO】H4 LEDヘッドライト
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | 冷却ファン |
ロービームのカットラインがクリアで、対向車や歩行者を眩しくさせません。
ハイビームはハロゲンの倍以上明るく150m先まで光が届きます。
アルミボディ採用で冷却性能に優れており、雪や雨でも正常に動作するモデルです。
IP65相当の防塵防水性能を確保しました。
クリアなカットラインのヘッドライト!
⑨【SUPAREE】H4 LEDヘッドライト
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6500K |
冷却方式 | ヒートシンク |
CREE社製のLEDを採用し、正確な配光と高輝度発光を実現しました。
純正フィラメントと同位置での発光を再現しており、きれいなカットラインが出ます。
特性航空アルミヒートシンクを採用し、ファンレス設計で騒音はありません。
純正ハロゲンバルブと同等サイズでワンタッチで取り付け完了します。
航空用アルミヒートシンク採用で冷却性能が高いです。
⑩【e-auto fun】LEDヘッドライト
出典 : amazon
規格 | H4 |
ケルビン数 | 6000K |
冷却方式 | 冷却ファン |
DC24V車専用仕様のLEDヘッドライトです。
コネクタグ部分の台座は360度回転可能で、光軸調整しやすくなっています。
国産のダブルボールベアリングを採用した冷却ファンは、滑らかな高速回転と高い放熱性能を備えています。
ダブルボールベアリング採用の冷却性能に優れたファンを備えます。
LEDヘッドライトについてのFAQ
ここからはLEDヘッドライトについてよくある質問5つに回答していきます。
Q1:LEDヘッドライトに交換すると車検に影響しますか?
LEDヘッドライトに交換しただけでは車検に影響はしません。
車検に影響が出て不合格となってしまうのは「車検基準を満たしていない」ことが原因です。
ヘッドライトの車検で注意する点は「明るさ」「色」「カットライン」です。
明るいLEDを求めてケルビン数が高すぎる製品を選ぶとヘッドライトが青白く見えてしまい不合格となってしまいます。また、交換の際に光軸がズレたままになっていると対向車に眩しさを与えてしまう等の理由で車検に通りません。
LEDヘッドライトに交換する際は車検基準に注意しましょう。
ヘッドライトの車検基準の詳細は下記をご覧ください。
Q2:取り付けたときのノイズ対策は?
ヘッドライトを交換するとノイズが発生することがありますが、リレーを使う等してノイズ対策することが可能です。
ただし自分で行うのは難易度が高めです。
ノイズが気になるようであれば「ノイズ対策済み」というモデルを購入すると良いでしょう。
すでに製品にノイズ対策が施されているので、取り付けてもノイズが発生しません。
Q3:LEDヘッドライトは雪に弱いのですか?
LEDヘッドライトは発熱量が少ないため、ヘッドライトに積もった雪が溶けにくいというデメリットがあります。
降雪の多い地域であれば、ヘッドライトに解氷スプレーを使うのもよいでしょう。
なお、下記記事でヘッドライトの雪対策について詳しく解説していますので参考にしてください。
Q4:H4やH11というのは何?
H4やH11などはヘッドライトバルブの規格のことで、アルファベットと数字の組み合わせで呼ばれています。
いくつか種類がありますが、現在はH4がヘッドライトの主流となっています。
自分の車に新しいLEDヘッドライトを取り付ける際は、自車の規格のあったヘッドライトを用意しましょう。
自分の車のバルブ形状、つまり規格を調べるには以下の手順を踏みます。
- 自動車車検証の「初年度登録年月」と「型式」をチェック
- ヘッドライトメーカーの適合表をチェック
- メーカーから自分の車を探してクリック
- 車種ページから自分の車の年式を探してクリック
- 表示されたページのハイビームとロービームのバルブ形状をチェック
自車に合った規格のバルブでないと、取り付けられなかったり故障に繋がったりする可能性があるため、必ず自車の規格と同じバルブを用意するようにしてください。
Q5:LEDとハロゲン、HIDの違いは何?
LEDとハロゲン、HIDは「明るさ」「色温度」「発熱量」「立ち上がりの早さ」などいくつかの違いがあります。
一番の明確な違いは「明るさ」にあり、近年、LEDはHIDの明るさを超えて高い視認性を実現しています。
下記記事でLED・HID・ハロゲンについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回はLEDヘッドライトのメリットデメリットから選び方の5つのポイント、おすすめのLEDヘッドライト10選まで解説してきました。
LEDヘッドライトは従来のバルブに比べて明るく、視認性向上による事故の減少やドライバーの負担軽減に期待ができます。
本記事を参考に、ぜひ自身好みのLEDヘッドライトを見つけて見てください。
なおHID屋では口コミで「圧倒的な明るさ」と評判のLEDヘッドライトを多数取り扱っています。楽天市場では「月間優良ショップ14回受賞」「ヘッドライト週間ランキング21週連続1位」など受賞しており、安心してご使用いただけます。
興味を持たれた方はぜひHID屋公式ページをのぞいてみてください。