「車のヘッドライトを明るくしたい。」
「ヘッドライトが暗く感じるのはどうしてなのだろう。」
長く乗っている愛車や中古車、純正ライトを使用している場合、このように考えている方も少なくないのではないでしょうか。
ヘッドライトを暗いままにしていると、視認性が確保できず事故の原因になりかねません。
ヘッドライトを明るくするには、原因を突き止め、それに合わせた対応をしましょう。
本記事では、ヘッドライトが暗く感じる5つの原因やその解決方法を紹介します。
最後にヘッドライトを明るくするためにおすすめの商品も紹介しますので、ぜひご一読ください。
ヘッドライトが暗く感じる5つの原因
ヘッドライトが暗く感じる原因は、主に以下の5つです。
- 光軸のずれ
- レンズや反射板に汚れや黄ばみがある
- バッテリーの劣化
- バルブの劣化
- バルブの発光性能が低い
順番に解説していきます。
①光軸のずれ
十分な光量があるのに、ヘッドライトが暗く感じる場合は、光軸がずれていることが原因です。
自分が目視したい箇所に上手くライトが照射されていないため、暗く感じてしまうのです。
光軸のずれは、タイヤの交換やヘッドライトの交換、重い荷物の積載、後部座席の利用などで発生します。
ヘッドライトが適切な方向を向いていないと、前方の視界が確保できません。
光軸がずれていると、標識や障害物を見落とす可能性が高くなり、非常に危険です。
②レンズや反射板に汚れや黄ばみがある
光軸に問題がない場合は、ヘッドライトレンズや反射板の汚れや黄ばみが原因になっている可能性があります。
汚れの主な原因は、泥や砂などが車の走行中に付着することです。
汚れたヘッドライトは光を遮ってしまうため、照射範囲が狭くなり、運転時に見通しが悪くなります。
黄ばみは、紫外線により劣化し、ヘッドライトが変色してしまった状態です。
従来のヘッドライトはガラス製でしたが、現在ではポリカーボネートという樹脂素材が主流です。
この素材は紫外線に長期間さらされると変色しやすく、黄ばんでしまいます。
黄ばみが進行すると、ヘッドライトの光透過率が落ち、光量不足につながります。
③バッテリーの劣化
光軸のずれやレンズに汚れや黄ばみがない場合は、バッテリーの劣化が考えられます。
ヘッドライトに電力を供給しているバッテリーが劣化すると、ヘッドライトの光量が不足する原因になります。
バッテリーの寿命は車種や使用状況によって異なりますが、以下が一般的な目安です。
- 一般的なガソリン車:2〜5年
- アイドリングストップ搭載車:2〜3年
- ハイブリッド車:4〜5年
バッテリーが長期間使用されると、エンジンは始動できても電圧が十分でない場合があります。
また、電装品を多く使用していると、ヘッドライトに供給される電力が不足し、光量が減少することもあります。
エンジン始動後にヘッドライトが暗く感じる場合は、バッテリーの劣化を疑ってみてください。
④バルブの劣化
ヘッドライトバルブ自体の経年劣化により光量が落ちることも少なくありません。
バルブは熱に弱く、長時間の使用で徐々に劣化が進行します。
バルブの一般的な寿命は、以下が目安です。
- ハロゲン:500~1,000時間程度
- HID:2,000時間程度
- LED:10,000時間程度
また、中古車など長距離を走行した車両では、この劣化によりヘッドライトの暗さが目立ちやすくなる傾向があります。
⑤バルブの発光性能が低い
上記の原因のどれにも当てはまらない場合は、ヘッドライトのバルブ自体の発光性能が低い可能性があります。
特にハロゲンバルブは、HIDやLEDのバルブと比較すると明るさが足りなく感じる場合があります。
ヘッドライトを明るくする方法
ヘッドライトを明るくする方法は以下の通りです。
- 光軸の調整をする
- レンズや反射板の汚れを除去して研磨
- バッテリーのチェックを行う
- LEDヘッドライトに交換する
順番に見ていきましょう。
光軸の調整をする
光軸のずれは、新しいバルブを取り付けた後に起こりがちです。
光軸の調整は以下の手順で実施しましょう。
- 暗く水平な壁や塀のある場所を見つける
- ハンドルをまっすぐにして壁や塀から車を3m程度離してライトを点灯
- カットラインに印を付ける
- そのまま新しいヘッドライトを装着してライトを点灯
- 3で付けた印とずれがないか確認
- 印とずれている場合、光軸をカットラインの印に合わせて調整する
このような軽微な調整なら自分でもできますが、自信がない場合は整備工場などの専門店で調整してもらうのが確実です。
レンズや反射板の汚れを除去して研磨
ヘッドライトのレンズや反射板が汚れていると、光の透過性が悪くなり、明るさが低下します。
市販の洗剤やコンパウンドを使ってこまめにメンテナンスを行いましょう。
まずは、以下の手順で汚れを落としてください。
- 水洗いをして大まかな汚れを落とす
- 布やスポンジに洗剤を付けて洗う
- きれいな水ですすぐ
- 乾いた布水気を取り乾かす
樹脂素材のレンズは強くこすると傷がついてしまうことがあるので、柔らかい素材の布やスポンジを使うのがおすすめです。
レンズの汚れを落とした後に黄ばみが気になる場合は、ヘッドライトの表面を研磨しましょう。
手順は以下の通りです。
- ヘッドライトをマスキングテープで養生する
- ヘッドライトを耐水ペーパーで磨く
- コンパウンドで磨く
- コーティング剤を塗る
磨く際は少しずつ、表面を傷つけないよう丁寧に行いましょう。
また、過度な研磨は表面を傷つけかねませんので、頑固な汚れや黄ばみがある場合は、専門業者に磨き直しを依頼するのがおすすめです。
下記記事で黄ばみを除去する方法を詳しく解説してますので、参考にしてください。
バッテリーのチェックを行う
バッテリーの劣化状態は、専用のテスターでチェックできます。
バッテリーのチェックは、エンジンが切れた状態とかかった状態、どちらも確認しましょう。
以下の手順でバッテリーの状態を確認します。
- イグニッションをオン(オフ)にする
- テスターの電源を入れ、ダイヤルをVにする
- 黒いコードをCOM端子、赤いコードをV端子に繋げる
- テスターの黒いコードを-端子、赤いコードを+端子に繋げる
- テスターの電圧を確認する
エンジンを切った状態で12V前後、エンジン始動時に14V前後が正常値です。
また、エンジン始動時の電圧上昇が小さい場合は、オルターネーター側の不具合が疑われます。
バッテリーの劣化が疑われる場合は、すぐに交換を実施しましょう。
LEDヘッドライトに交換する
ヘッドライトが暗いと感じる原因のほとんどは、バルブ自体の発光性能が低い、または経年劣化です。
そのような場合、バルブ自体の交換を実施しましょう。
中でもLEDヘッドライトは、明るいのに省エネで長寿命です。
夜間の視認性が大幅に向上し、より安全に運転できます。
ヘッドライトをLEDへ交換する際の一般的な手順は以下の通りです。
- エンジンを完全に停止させる
- ヘッドライトのスイッチがOFFであることを確認する
- ボンネットを開ける
- 感電防止のため、バッテリーのマイナス端子を外す
- ヘッドライト裏側のコネクター(ヘッドライトコード)を探す
- コネクターを外す
- バルブ周りのゴムカバーを外す
- バルブを固定している留め金具を外す
- 古いハロゲンバルブを抜き取る
- 新しいLEDバルブを取り付ける
- 外した留め金具を元通り取り付ける
- ゴムカバーを元の位置に戻す
- コネクターを元通り接続する
- バッテリーの端子を接続する
- ボンネットを閉める
- エンジンをかけて、LEDライトが正常に点灯することを確認する
※取り付けは必ず自己責任で行ってください。
慎重な作業を心がけ、分からないことがあれば無理をせず、専門の業者に任せるのがおすすめです。
交換時の注意点
LEDライトへの交換は、いくつかの注意点があります。
まず、ヘッドライトが点灯すると高熱になるため、作業を始める前に必ずスイッチを切り、ヘッドライトが冷えていることを確認してください。
高温のまま作業をすると、やけどの危険があるため注意が必要です。
次に、バルブやヘッドライトのガラス部分を素手で触らないようにしましょう。
指紋や油分が付着すると、その部分が高温になりガラスが割れる可能性があります。
そのため、作業時には必ず手袋を着用しましょう。
また、手袋は、感電防止にも役立ちます。
最後に、LEDバルブを購入する際には、必ず車検対応の製品を選びましょう。
車検に通らないバルブを使用すると、次回の車検で不合格となり、再度バルブを交換する手間がかかるだけでなく、安全性も損なわれる可能性があります。
ヘッドライトを明るくしたいならHID屋のMシリーズがおすすめ
商品名 | LEDヘッドライト Mシリーズ |
バルブ形式 | H1 H3 H3C H4 Hi/Lo H7 H8 H11 H16 H10 HB3 HB4 HIR2 H19 PSX24W PSX26W |
明るさ | 49600cd |
色 | ホワイト |
LEDチップ | 特注の明るいLEDチップ |
ヘッドライトを明るくしたいならHID屋の「LEDヘッドライト Mシリーズ」がおすすめです。
特注の明るいLEDチップを搭載しているため、HIDよりも明るく夜間でも視認性を確保できます。
また、冷却機能に優れているため、壊れにくいのも特長です。
さらに、きれいなカットラインを出せるため、明るいのに対向車を眩惑させる心配もありません。
気になる方はぜひ、下記ボタンから商品をご覧になってください。
まとめ
本記事では、ヘッドライトが暗く感じる原因や明るくする方法、おすすめの商品を紹介しました。
ヘッドライトが適切な明るさを保つことは、夜間の視認性を高め、安全運転に直結します。
暗いヘッドライトは自身だけでなく対向車や歩行者にも危険を及ぼしかねません。
定期的な点検と適切なタイミングでの対策を行い、ヘッドライトを最適な明るさに保ちましょう。