近年、自動車用LEDヘッドライトが普及していますが、従来のハロゲンやHIDバルブから交換を躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな方に朗報なのが、取り付けが簡単なHID屋のLEDヘッドライトです。紹介するポン付けLEDヘッドライトは車種専用の工具や加工が不要で、ハロゲンやHIDバルブと形状が同じなので、簡単に取り付けられるのが魅力です。
この記事では、ポン付けでヘッドライトをLED化するメリット・注意点、交換手順について詳しく解説します。愛車を快適かつ安全にカスタムしたいと考えている方にとって、役立つ情報となるでしょう。
ポン付けで交換できるLEDヘッドライトとは?
最近、車用LEDヘッドライトが広まり、その中でもポン付けで交換できるLEDヘッドライトが注目されています。そういった製品は、従来のハロゲンバルブと同じ形状をしているため、特別な工具や加工が不要で、比較的簡単に取り付けることが可能です。
「バルブ型」は、ハロゲンやHIDバルブと同じ形状のLEDバルブをヘッドライトユニットに差し込むだけで取り付けられるタイプです。最も手軽に交換できるのが特徴です。また、「ユニット一体型」はヘッドライトユニットとバルブが一体化したタイプです。車種によっては取り付けの際に加工が必要な場合もあります。
中でもバルブ型は特に交換が簡単で、専門知識がなくても簡単にヘッドライトのLED化ができるためおすすめです。
LEDヘッドライトを選ぶメリット
ヘッドライトをLED化することで、以下のメリットがあります。
- 長寿命
- 省エネルギー
- 明るさと視認性の向上
- カスタマイズ性の向上
ここからは、これらについて詳細に解説します。
長寿命
LEDヘッドライトの寿命は従来のハロゲンバルブに比べて約10倍も長く、そのメリットは圧倒的です。ハロゲンバルブの寿命が約1000時間であるのに対し、LEDヘッドライトは約10000時間持続します。これにより、車の乗り換えまで交換が不要となる場合も多く、メンテナンスの手間が大幅に軽減されます。
LEDヘッドライトが長寿命である理由の一つは、発熱量が少ないことです。ハロゲンバルブはフィラメントが高温になるため、劣化して切れやすいのですが、LEDヘッドライトは発熱量が少なく、フィラメント切れなどの劣化が起こりにくい構造になっています。
もう一つの理由は、劣化しにくい素材を使用している点です。LEDヘッドライトは、半導体素子という物理的な消耗が少ない素材を使用しているため、長期間にわたり安定した光を提供します。
さらに、HIDと比較しても、LEDヘッドライトは優れた耐久性を発揮します。HIDバルブの寿命が2000時間であるのに対して、LEDヘッドライトは約5倍の寿命を誇ります。HIDバルブもハロゲンバルブと同様に発熱量が高く、内部のガスやフィラメントの劣化が進みやすいのに対し、LEDヘッドライトは発熱量が少ないため、劣化が遅くなります。また、HIDバルブには点灯時に高電圧が必要であるため、点灯・消灯の回数が多いと寿命が短くなる傾向がありますが、LEDヘッドライトはこの点でも優れています。
省エネルギー
LEDヘッドライトは、従来のハロゲンバルブに比べて圧倒的な省電力性能を持ちます。この性能は燃費向上やCO2排出量の削減だけでなく、ランニングコストの低減にも寄与します。
まず、LEDヘッドライトは発光効率が非常に高いです。次に、LEDは発熱量が少ない点も重要です。ハロゲンバルブは光を発する際に多くの熱を発生させるため、電力効率が低いですが、LEDはこの無駄な電力をほとんど発生させません。さらに、LEDヘッドライトは非常に長寿命であるため、頻繁な交換が不要です。ハロゲンバルブはフィラメントが切れやすく、定期的な交換が必要ですが、LEDはその必要が少なく、電力の無駄も省けます。
また、HIDと比較しても、LEDヘッドライトは優れた省エネルギー性能を発揮します。HIDバルブはハロゲンバルブよりも効率が高く、少ない電力で同等の明るさを提供しますが、LEDヘッドライトはさらに効率が良く、HIDバルブと比べても省エネルギー性能が高いです。HIDバルブは点灯時に高電圧を必要とし、エネルギー消費が増える傾向がありますが、LEDヘッドライトは低電圧で点灯し続けるため、エネルギー効率が非常に高いのです。
さらに、LEDヘッドライトは消費電力が低いため燃費が向上し、燃費性能が重視される現代において環境に優しい選択肢となります。また、燃費向上に伴いCO2排出量の削減にもつながります。これらの点から、ポン付けLEDヘッドライトは経済的かつ環境に配慮した選択と言えるでしょう。
明るさと視認性の向上
LEDヘッドライトは従来のハロゲンバルブに比べて圧倒的に明るく、夜間の視認性を大幅に向上させます。これにより、安全運転だけでなく、運転者の疲労軽減にもつながります。
まず、LEDヘッドライトの明るさの理由の一つは高い光量です。多くのLEDヘッドライトはハロゲンバルブの約2倍の明るさを持ち、強力な光を提供します。次に、広い照射範囲が挙げられます。LEDヘッドライトは前方だけでなく、左右も広く照らすため、視認性が大幅に向上します。さらに、均一な配光もLEDの特徴です。ムラのない明るい光で照らすため、見やすく、目の疲れを軽減します。
また、HIDと比較しても、LEDヘッドライトは優れた明るさと視認性を発揮します。HIDバルブもハロゲンバルブに比べて明るく、高い光量を持ちますが、LEDヘッドライトはさらに優れた性能を提供します。HIDバルブは点灯までにわずかな時間がかかることがあり、瞬時に最大光量を発揮することが難しい場合がありますが、LEDヘッドライトは瞬時に最大光量を提供できるため、即時の視認性向上が期待できます。さらに、雨天時でも路面を明るく照らすことで視認性が向上し、悪天候でも安心して運転できます。また、夜間に歩行者を早期に発見できるため、事故防止にも大きく貢献します。
カスタマイズ性の向上
LEDヘッドライトのカスタマイズ性が向上している理由の一つは、多様な製品ラインナップが充実している点です。近年、光色や光量など様々なニーズに対応した製品が数多く販売されています。
このように、LEDヘッドライトは多様な製品ラインナップと車種や好みに応じたカスタマイズが可能で、視認性の向上やドレスアップ効果をもたらします。
ポン付けでヘッドライトをLED化する際の注意点
ヘッドライトをLED化する際、以下の点に注意しましょう。
- 車種に適合していることを確認する
- 車検対応品を選ぶ
- 光軸調整を必ず行う
- 違法改造にならないよう作業する
ここからは、これらについて詳細に解説します。
車種に適合していることを確認する
ポン付けLEDヘッドライトを車に取り付ける際には、車種の適合性を確認することが重要です。これによって、取り付けできない、車検に通らない、光軸がずれるといった問題を避けることができます。
まず、メーカーのウェブサイトで車種適合表を確認する方法があります。多くのメーカーは、ウェブサイト上で詳細な車種適合情報を提供しており、年式や車種、型式を入力することで適合する製品を確認できます。もし適合表に記載がない場合は、メーカーのカスタマーサポートに問い合わせることが必要です。
次に、ポン付けLEDヘッドライトを販売している販売店に直接問い合わせる方法もあります。オンラインショップやカー用品店では、専門スタッフが車種適合確認サービスを提供していることがあります。年式や車種、ヘッドライトユニットの形状などの情報を伝えることで、適合する製品を推奨してもらえます。
さらに、車検証を確認することも重要です。車検証には車種や型式、ヘッドライトユニットの形状などの情報が記載されており、これを参考にして適合製品を特定できます。常に車検証を手元に保管しておき、必要な情報をすぐに確認できるようにしておきましょう。
車検対応品を選ぶ
ポン付けLEDヘッドライトを選ぶ際には、車検対応品を選ぶことが重要です。車検対応品は、安全に車検を通過するための保証があります。まず、車検対応マークが製品に記載されているか確認しましょう。このマークがない場合、車検に通らない可能性が高くなります。また、光色は車両の年式により白色または淡黄色に限定されており、青色や紫色などは車検基準を満たさないことがあります。
ヘッドライトの車検基準の1つに「光量」があります。これは、ライトを点灯したときに前方をどの程度照らせるのかを測定する項目です。ライトやバルブ本体を対象とするのではなく、リフレクタに反射した光が規定の光量を確保しているかどうかをチェックします。
光量の測定には「カンデラ」という単位が使われ、車両の年式によりロービーム1灯あたり6,400カンデラ以上が基準です。また、カスタマイズされたヘッドライトの場合、基準を満たさないことがあるので、事前に確認しておくと安心です。
車検対応品を選ぶ主なメリットは、車検を通過しやすく、使用中の安心感が得られる点です。また、警察の指摘や車検場での不合格リスクを避けることができます。ただし、全ての車種に対応するわけではないため、購入前に車種の適合性を確認することが必要です。価格面や性能面でも、車検対応品は一般的に高価で、性能は標準仕様よりもやや抑えめという特性があります。
光軸調整を必ず行う
ポン付けLEDヘッドライトを取り付ける際には、必ず光軸調整を行う必要があります。LEDの発光点がハロゲンと異なるため、取り付け後に光軸がずれる可能性があります。光軸がずれたまま使用すると、対向車や歩行者を眩しくしたり、自車の視界が悪化したりする可能性があります。さらに、車検基準を満たさないため、車検に通過できないこともあります。
光軸調整は専門業者に依頼するか、自分で行うことができます。専門業者に依頼する場合は、専用の工具と技術で正確に調整してもらいます。自分で行う場合は、水平な場所で車を停めて、調整ネジを使って光軸を上下左右に微調整します。調整後は、道路上で光軸が正しく設定されていることを確認します。
光軸の基準は、前方に対して上向きでなく、十分な照射範囲を確保することが求められます。調整の際には、細かな調整を心がけ、特に夜間や人通りの少ない場所で行うことが重要です。安全な運転と車検対応を確保するために、光軸調整を怠らずに行いましょう。
違法改造にならないよう作業する
ポン付けLEDヘッドライトは、簡単に取り付けられる便利なアイテムですが、違法改造には注意が必要です。違法改造を行うと、道路交通法に違反して罰金を科される可能性があり、車検不合格にもなるかもしれません。
LEDヘッドライトの違法改造となる主なケースはいくつかあります。まず、青色や紫色の光色を使用することは法律違反です。また、極端に明るい光量や広範囲に照射する製品も問題となります。さらに、点滅機能付きや車体の加工なども違法とされています。
違法改造を避けるためには、車検対応品を選ぶことが重要です。車検対応品は、法律で定められた光色や光量、照射範囲を満たしており、安全性が確保されています。また、LEDヘッドライトを取り付ける前には、取り付け業者に相談し、適合製品かどうかを確認することも大切です。
製品を選ぶ際には、光色や光量、照射範囲などの製品情報を詳細に確認しましょう。これにより、法律に適合したLEDヘッドライトを選び、安全で合法なドライブを楽しむことができます。
ポン付けで交換できるLEDヘッドライトおすすめ4選
最後に、ポン付けでヘッドライトをLED化する際におすすめのLEDバルブを4つ紹介します。ここでは、販売実績多数の「HID屋」のラインナップから特におすすめのものを選びました。HID屋では他にもさまざまな種類のバルブを販売しているので、気になる方はチェックしてください。
おすすめ1:LED ヘッドライト i シリーズ
HID屋のLEDヘッドライト iシリーズは、夜間の安全運転を支える高性能設計が特徴です。道路運送車両法の基準を満たし、車検にも対応しているため、安心してご利用いただけます。特注のLEDチップは28400cdの明るさで、路面をクリアに照らし出し、視認性を向上させます。また、車種に合わせた多彩なバルブ型式を取り揃え、幅広いユーザーに対応しています。
6500Kのホワイト光はスタイリッシュな外観を演出し、長寿命で経済的な運用を実現します。内蔵の冷却ファンとIP65の防水防塵性能により、悪天候や長時間の使用でも安定した性能を発揮します。さらに、1年間の保証期間が付いており、安心して製品をお使いいただけます。
HID屋のLEDヘッドライト iシリーズは、安全性、快適性、スタイルの全てを兼ね備えた選択肢です。夜間の運転をより安全で快適なものに変えたい方に最適な製品です。
シリーズ名 | iシリーズ |
明るさ | 28400cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H4/H7/H8/H11/H16/HB3/HB4 |
おすすめ2:LEDヘッドライト / フォグランプ Sシリーズ
HID屋のSシリーズLEDヘッドライトは、純正のハロゲンバルブの配光を忠実に再現しながら、驚異的な明るさで夜間の安全運転をサポートします。1灯あたり21600cdの明るさは車検基準の3.4倍で、路面の状況をクリアに把握できます。特注のLEDチップと高性能ICが眩しさを抑え、視界をクリアに保ちます。
ノイズキャンセラー機能により、エンジンノイズからの影響を低減し、クリアな視界を確保します。小型でありながらも高耐久性を誇り、消灯時にはメッキ仕上げが車体に溶け込み、高級感を演出します。純正ハロゲンバルブと同じ形状で光軸調整が不要なので、取り付けも簡単です。
夜間ドライブでの視界不良や対向車の眩しさに悩んでいるドライバーに特におすすめです。快適で安全な夜間ドライブを体験してみてください。HID屋のSシリーズLEDヘッドライトが、あなたのドライビングをより安全で快適なものに変えます。
シリーズ名 | Sシリーズ |
明るさ | 21600cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H4/H8/H11/H16/HB3/HB4 |
おすすめ3:LEDヘッドライト Mシリーズ
HID屋のMシリーズLEDヘッドライトは、1灯あたり49600cdという圧倒的な明るさで、夜間の安全運転を強力にサポートします。この明るさはHIDヘッドライトと同等であり、路面の状況を鮮明に把握することができます。6500Kのホワイト光は視認性を大幅に向上させ、車の外観も引き立てます。
特注の明るいLEDチップと耐久性に優れたアルミニウム合金ボディは、長期間の使用にも耐え、静音設計の冷却ファンが快適な使用を約束します。IP68の防水防塵性能により、雨天や悪路でも安心して使用できます。12Vと24Vの両方に対応し、幅広い車種に適用可能です。
また、このLEDヘッドライトはフォグランプとしても使用可能で、悪天候や視界不良時にも頼りになります。さらに、安心の1年間保証が付いており、万が一の故障にも対応します。
HID屋のMシリーズLEDヘッドライトは、圧倒的な明るさと高い耐久性、充実した機能を備えており、夜間のドライブを快適で安全、そしてスタイリッシュに変えることができます。
シリーズ名 | Mシリーズ |
明るさ | 49600cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H1/H3/H3CH4/H7/H8/H10/H11/H16/H19/HB3/HB4/HIR2/PSX26W/PSX24W |
おすすめ4:LEDヘッドライト Dsシリーズ
Dsシリーズは、従来のHIDバルブをポン付けで交換できるLEDバルブです。取扱説明書と保証書も付属しています。HIDヘッドライトの特長としては、6500Kのホワイト光を放ち、1灯あたりの明るさは19300cdです。
この数値は、車種やレンズ、取付の状態、バルブや測定器の種類によって変動する可能性がありますが、非常に明るい光を提供します。また、防水防塵性能はIP67、消費電力は35W、12V車専用の電圧で動作します。製品には1年の保証が付いており、安心してご使用いただけます。
また、Dsシリーズは純正HIDサイズを再現しているため、幅広い車種に取り付けることができます。バンパーやヘッドライトユニットの取り外しが不要で、バルブ交換の要領でHIDからLEDへ変更可能です。また、LEDヘッドライトにすることで素早く明るさが最大になります。これによって、夜間の視認性を大幅に向上させます。この明るさは車検にも合格しており、弊社の隣にある練馬車検場でも合格実績があります。ただし、ヘッドライトのレンズやリフレクターの状態、バッテリーの電圧低下などが原因で車検に通らない場合も稀にありますので、その際は当店までご連絡ください。
さらに、Dsシリーズは優れた放熱性を持ち、エアロアルミ素材を採用し冷却ファンも内蔵することで、高い放熱性能を実現しています。これにより、バルブの長寿命化を図り、メンテナンスの手間を大幅に軽減します。
シリーズ名 | Dsシリーズ |
明るさ | 19300cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | D2S/D4S |
まとめ
ヘッドライトをLED化することで、視認性が上がりドレスアップ効果が高まります。中にはポン付けでLED化できる商品もあるため、交換やメンテナンスが苦手な方は参考にしてください。なお、ポン付けであっても、光軸の調整などには注意し、正しい手順を理解して安全にヘッドライトをLED化しましょう。また、LEDヘッドライトのバルブを選ぶ際は、種類・実績ともに豊富な「HID屋」をぜひご利用ください。