エコカーの代表格として人気を博し、現在も多くのドライバーに愛されているトヨタの30プリウス。
そんな30プリウスではバックランプが片方しかつかない車両が生産されています。
当記事ではそのような車両が存在する理由や、30プリウスでバックランプが片側一つとなる仕様と通常の仕様との見分け方を解説していきます。
併せてバックランプをLEDに交換したいと考えている方に向けて、LEDに交換するべき理由と具体的な交換方法や、おすすめ製品も解説していきますので是非最後までご覧ください。
故障?30プリウスのバックランプが片方しか点灯しない理由
ふとバックする30プリウスを見たとき、バックランプが片方しか点灯しないその姿に「故障?」と疑問に感じた人もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、この状態は故障ではなく寒冷地仕様の車によく見られる姿で、元からバックランプは片側に1つしか装備されていないモデルです。
寒冷地仕様とは豪雪地域など厳しい寒冷環境でも快適に走行できるよう特別な装備や強化が施された車両を指します。
そのなかでテールランプの片側にはバックランプではなく、吹雪など悪天候でも後続車からの視認性を高めるために、リアフォグランプが装着されています。
ちなみに「片側しかバックランプがないのは違法では?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、国の保安基準でバックランプの取り付け個数は「1個または2個」と定められているため、問題ありません。
以上のように故障とも思える30プリウスバックランプが片方しか点灯しない状態は、寒冷地仕様であり、厳しい環境でも安全に運転できるための装備であることが分かります。
※メーカーや車種によっては寒冷地仕様でなくても、バックランプが片側一つとなっている場合があります。
30プリウスの寒冷地仕様の見分け方を解説
30プリウスの寒冷地仕様を見分けるためには、左右のテールランプを見比べると判断できます。
通常の仕様であればテールランプの形や配色は左右対称ですが、寒冷地仕様の30プリウスでは、左右で以下の特徴が見られます。
●左側:クリア(透明)の部分が大きく、その下側がバックランプになっている。
●右側:左側に比べクリアの部分が狭く、左側だとバックランプである部分が赤い。
このように一見同じに見える30プリウスのテールランプでも、左右非対称であれば、その車両は寒冷地仕様であることが分かります。
30プリウスのバックランプにはLEDがおすすめ
30プリウスのバックランプには、明るくてバックモニターの映像も見やすくなるLEDがおすすめです。
特にバックランプが片側一つになる寒冷地仕様の30プリウスには、強くおすすめします。
LEDはハロゲンより明るい光を放つことができ、また広範囲に光が届くため、交換することで視認性が向上します。
30プリウスは「後方視界が悪い」「バックミラーでの後方確認がしにくい」という口コミが見られ、その分、後退時はバックモニターの画面に頼りがちに。
そんなとき明るく広範囲に照らすLEDバックランプであれば寒冷地仕様で片側一つのランプでも、しっかりと後方の状況を画面に映し出すことができ、安心してバック操作が可能になるでしょう。
30プリウスのバックランプをLEDに交換する方法を解説
ここからは実際に30プリウスのバックランプをLEDに交換する方法を解説していきます。
画像を用いた具体的な方法だけでなく、30プリウスのバックランプに適合するバルブについても説明しているので、初めて交換する方は必見です。
30プリウスにはT20!適合したバルブを選ぼう
バックランプをはじめ、車のランプ類を交換するときは、その車種にあったバルブ形式を選ぶことが重要です。
30プリウスの場合マイナーチェンジ前後で一部仕様が異なりますが、バックランプのバルブ形式は「T20」を選ぶようにしましょう。
バルブ形式は「アルファベット+数字」で表されるバルブ(電球)の国際規格で、これによって口金やバルブ全体の大きさ、消費電力などが定められています。
バルブの種類によっては一見同じように見えるものもありますが厳密には異なり、誤ったバルブ形状のものを装着するとバルブだけでなく周辺部品の破損にも繋がるため、注意が必要です。
そのため30プリウスのバックランプをLEDに交換する際は、適合する「T20」のバルブを選ぶようにしましょう。
交換方法を解説
ここからは30プリウスのバックランプをDIYでLEDに交換したい方に向けて、具体的な交換方法をイラストと併せて紹介していきます。
●紹介する交換方法はH26.5〜H27.11年式(ZVW30 )のものであり、年式やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
●DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。
明るさヘッドライト級!30プリウスのにおすすめのLEDバックランプを紹介
ここからは30プリウスのLEDバックランプとして、上記画像のようにヘッドライトと同等の明るさを持つ、HID屋のLEDバックランプ 6510lx 爆光ホワイトをご紹介します!
商品名 | LEDバックランプ 6510lx 爆光ホワイト |
色 | ホワイト 6500K |
明るさ | 1灯あたり6510lx(ルクス) |
特徴 | 上品で高級感のあるアルミ削り出しの本体 |
こちらの製品はLEDチップが 30基搭載されており、明るさはハロゲンとは比較にならないレベルです。
またLEDの特性を活かし、明るい光がワイドに広がるため、後方の視認性が格段に向上します。
HID屋のLEDバックランプとして人気No.1ロングセラーのこちらの製品を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまで30プリウスでバックランプが片側一つとなる理由や寒冷地仕様と通常の仕様との見分け方を、LEDに交換するべき理由と具体的な交換方法、そしておすすめ製品と併せて解説してきました。
バックランプはヘッドライトやフォグランプと比べてバルブは小さいですが、後方やバックの先にいる人達に向けて車両の移動を示し、また後方の暗闇を照らして安全を確保するための非常に重要なパーツです。
そんなバックランプをLEDに交換することで、バック時の安全性が更に向上するのは言うまでもありません。
特に低速時にモーター走行で静かに後退する30プリウスにLEDバックランプを装着することは、その明るさでバックする意思を周囲に強く知らせることができ、事故の予防に繋がるためおすすめです。