【適合表付き】20系・30系ヴェルファイアのフォグランプ交換についてバルブの選び方や交換方法を解説

「その高級車は、強い」のキャッチフレーズと圧倒的な存在感で人気を博したトヨタのミニバン・ヴェルファイア。

アルファードの兄弟者として誕生した20系、キャラクターに磨きをかけた30系、いずれも人気は衰えていません。

そんなヴェルファイアのフォグランプを交換したいとお思いの方に向けて、各型式に応じたバルブの選び方や交換方法を解説します。

最後にはヴェルファイヤの存在感をより際立たせる、LEDフォグランプの人気モデルも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

【適合表付き】20系と30系のフォグランプの違いを解説

同じヴェルファイアのフォグランプといっても車両型式と同様に、フォグランプも異なります。

その具体的な違いについて、適合表を用いながら詳しく解説していきます。

型式によってフォグランプのバルブ形状は異なる

ヴェルファイアのフォグランプを交換する際には、年式や型式に応じて適切なバルブ形状を選ぶことが重要です。

同じヴェルファイアという車種でも、年式や型式によってバルブの形状が異なることがあります。

基本的にバルブ形状に互換性がないため、これを無視して間違ったバルブを選んでしまうと装着できないだけでなく、最悪の場合はフォグランプユニット全体や周辺部品を損傷する可能性があります。

このようなトラブルを避けるためにはフォグランプメーカーが提供する適合表や、取扱説明書を事前に確認し、愛車に合ったバルブ形状を把握することが欠かせません。

このためヴェルファイアのフォグランプを交換する際は、必ず愛車に適したバルブ形状を忘れずに確認しましょう。

20系・30系ヴェルファイアのフォグランプバルブ適合表

ここからは前期・後期といった年式や、型式ごとのフォグランプのバルブ形状について紹介します。

バルブ形状の適合表は以下のとおりです。

タイプ/仕様	年式	車両型式	バルブ形状
LED仕様車	後期 （H30.1～R5.5）	AYH/GGH/AGH3##系	LED一体型
フォグランプ ハロゲン仕様	前期 （H27.1～H29.12）	AYH3#/GGH3#/AGH3#	H16
フォグランプ LED仕様	前期 （H27.1～H29.12）	AYH3#/GGH3#/AGH3#	LED一体型
HID仕様車 （MC後）	後期 （H23.11～H26.12）	ATH2#/ANH2#/GGH2#	H11
HID仕様車	前期 （H20.5～H23.10	GGH2#系/ANH2#系	HB4

30系は年式に関係なく、タイプ/仕様によりバルブ形状が異なります。

前期のフォグランプLED仕様車と、後期のLED仕様車のバルブ形状は「LED一体型」です。

この形状はLEDバルブとそれを取り付けるユニットがセット一体になっているもので、交換を想定された設計ではありません。

そのため交換する場合はディーラーに問い合わせることをおすすめします。

対してフォグランプ・ハロゲン仕様の前期モデルはH16となっており、交換ができる仕様となっています。

また20系ヴェルファイアの場合、前期のHID仕様車はHB4、後期のHID仕様車（MC後）はH11とこれらもH16の30系と同様に交換が可能です。

ヴェルファイアのフォグランプの交換手順

ここからはヴェルファイアのフォグランプの交換手順について、型式別に解説していきます。

また各型式の交換手順の後には光軸調整をする必要があり、そのことについても併せて解説しているので、最後までご覧ください。

DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。DIYが不安な方は専門業者に依頼することをおすすめします。

20系の交換手順

まず20系の交換手順をご紹介します。H23.11〜H26.12年式のHID仕様車（MC後）、H20.5〜H23.10年式のHID仕様車いずれも以下の手順で交換できます。

30系の場合

ここからは30系（フォグランプ　ハロゲン仕様）の交換方法を解説します。

フォグランプを交換したら光軸調整を行おう

フォグランプを交換した際には、必ず光軸調整を行いましょう。

光軸が正しく調整されていないと、対向車や歩行者に眩しい光を直接向けることになり、周囲の交通に大きな迷惑をかけてしまいます。

特にLEDフォグランプは通常のハロゲンランプよりも明るいため、光軸が少しでも上向きにずれると、その影響はさらに深刻になります。

国土交通省の保安基準では「フォグランプの光は、他の交通を妨げないこと」と定められているため、光軸が適切でないと車検に不合格となってしまうでしょう。

さらに光軸調整が適切に行われていない状態で公道を走行すると、整備不良として道路交通法違反に問われ、交通違反点数が加算されて罰金が科せられる可能性もあります。

このように光軸調整は他の道路利用者やドライバー自身の安全を確保するためにも必須の作業です。

安全で快適な運転環境を維持するため、フォグランプ交換後には必ず光軸調整を忘れずに行いましょう。

ヴェルファイアのフォグランプバルブにはLEDがおすすめ

フォグランプバルブの光源としてハロゲン・HID・LEDとありますが、ヴェルファイアにはLEDがおすすめです。

それはLEDフォグランプを装着することで、以下のメリットが得られるためです。

ここからは、これら2つのメリットについて一つずつ解説していきます。

明るくて視認性と安全性が向上する

ヴェルファイアのフォグランプをLEDバルブに交換することで、視認性と安全性が大幅に向上します。

LEDはハロゲンやHIDバルブに比べて非常に明るい光を放つため、夜間や視界不良時でも路面や周囲の状況をはっきりと照らすことが可能です。

そして落下物などをいち早く察知し迅速に回避行動を取ることができるため、事故のリスクを大幅に低減できます。

さらにLEDフォグランプは瞬時に最大の明るさを発揮するため、急に暗くなる場所やトンネルの出入り口でもすぐに適切な視界を確保できます。

これにより運転時のストレスが軽減され、長距離運転でも疲れにくくなるでしょう。

以上のことからヴェルファイアのフォグランプをLEDバルブに交換することは、視認性と安全性の向上につながるため、夜間や悪天候時の運転をより安心して楽しむための最良の選択と言えます。

維持費の削減に繋がる

ヴェルファイアのフォグランプをLEDバルブに交換すれば、維持費の削減に繋がります。

LEDバルブは他のバルブと比較して非常に長寿命であり、一度取り付ければ頻繁に交換する必要がなくなるといった経済的なメリットがあるためです。

またLEDは振動や衝撃にも強いことから、破損しにくいという特徴もあります。

そのためLEDバルブは他の光源と比べて交換頻度が低く済むため、結果的に維持コストの削減に繋がります。

LEDフォグランプに交換することは、ハロゲンと比べると初期費用が高めかもしれませんが、長い目で見れば非常に経済的です。

頻繁な交換が不要になることで購入費用だけでなく、交換作業にかかる手間や時間も節約できるため、LEDフォグランプを装着することはコスパが高くおすすめです。

ヴェルファイアにおすすめLEDフォグランプをタイプ別に紹介

ヴェルファイアにおすすめLEDフォグランプをタイプ別に紹介していきます。

数ある商品のなかで、以下の2タイプがおすすめです。

ここからは各タイプの特徴を、詳しく解説していきます。

2色切替えタイプ

2色切り替えタイプのLEDフォグランプはドライバーの気分やシチュエーションに応じて色を切り替えられます。

例えば走行する際は視認性がより高いイエローの光を使い、オフ会や撮影会などで愛車をドレスアップしたい場合は、ヘッドライトと同一色になる白色を使うといった使い方ができます。

特にHID屋のVシリーズは白色と黄色だけでなく、レモンイエローやライムイエローなどの様々な組み合わせを選ぶことができ、より個性的なカスタマイズが可能です。

視界不良時での安全性と、愛車の個性を際立たせたいという2つの願いを叶えてくれる、HID屋の2色切り替えフォグランプをぜひ一度ご覧になってみてください。

超爆光タイプ

超爆光タイプのLEDフォグランプは、圧倒的な明るさで視認性をより高めたい方や、愛車の存在感を更に増したいとお思いの方におすすめです。

そんな中でもHID屋のQシリーズは、暗く見えがちな黄色の光にも関わらず純正フォグランプと比べて13倍の明るさを誇っています。

より明るいバルブをお求めの方は、ぜひ一度、爆光の更に上をいくHID屋の超爆光LEDフォグランプをご覧になってみてはいかがでしょうか。

まとめ

ここまでヴェルファイアのフォグランプを交換したいとお思いの方に向けて、各型式に応じたバルブの選び方や交換方法を、LEDフォグランプの人気モデルと併せて解説してきました。

人気車種であるため街中で頻繁に見かけるヴェルファイアですが、他車と比べて愛車を際立たせたいとお考えのオーナーにとって、フォグランプを交換することは非常に有効な手段と言えます。

特に今回ご紹介したHID屋の2色切り替えタイプと超爆光タイプは、その性能から他車と差別化できるフォグランプとしておすすめです。

HID屋のLEDフォグランプは高性能でありながら全て車検対応となっており、安心してご使用いただけます。