1990年に「天才タマゴ」というキャッチフレーズでトヨタから初登場したエスティマ。
その中でも2006年から登場した50エスティマは、14年間もの長い期間販売され続けてきました。
この記事ではそんな50エスティマのLEDフォグランプの選び方から取り付け方法まで、徹底解説します。
併せておすすめ5選も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
50エスティマのLEDフォグランプ選びのポイント
LEDフォグランプは多くの種類が各メーカーから販売されています。
そのため「LEDフォグランプにしたいけれど、どれを選べばいいの?」と思われる方も多いでしょう。
愛車に最適なものを選ぶためには、以下の2つのポイントを理解しておくことが重要です。
- 愛車にあったバルブ形状を選ぶ
- 車検対応のものを選ぶ
ここからは、これらのポイントについて詳しく解説していきます。
愛車にあったバルブ形状を選ぶ
LEDフォグランプは、愛車にあったバルブ形状を選びましょう。
特に50エスティマは14年間という長い期間生産しており、生産時期やタイプによって適合するバルブがH11・H16・HB4と様々です。
そのため50エスティマのLEDフォグランプを選ぶ際は、取扱説明書やフォグランプメーカーが提供する適合表などで、愛車にあったバルブ形状を確認する必要があります。
この記事の後半に50エスティマのバルブ形状を年式や仕様に分けて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
車検対応のものを選ぶ
50エスティマのLEDフォグランプを選ぶ際は、車検対応のものを選びましょう。
フォグランプのアフターパーツは豊富にありますが、全てが車検に対応しているわけではありません。
車検基準を満たさない製品を選んでしまうと車検時に不合格となる可能性があるので、慎重に車検に対応した製品を選びましょう。
車検対応のLEDフォグランプを選ぶには、以下の2点に気をつける必要があります。
- 色
- カットライン
ここからは、これらのポイントに分けて解説していきます。
色
LEDフォグランプの色は、白色か淡黄色のものを選びましょう。
国土交通省の保安基準には、LEDフォグランプは白色または淡黄色(イエロー)で左右同色であること、と記されています。
LEDフォグランプを購入する際はケルビン数(K)をチェックし、基準に適合しているか確認することが大切です。
上の図が示すように、ライトの色はケルビン数に応じて変化し、数値が高くなるにつれて青色が強くなります。
フォグランプを選ぶ際は、淡黄色から白色となる3000K〜6500K前後のものを選びましょう。
カットライン
車検に対応するLEDフォグランプを選ぶには、カットラインに気をつけましょう。
カットラインとは光が当たる部分と当たらない部分の境目のことで、フォグランプの光軸調整に大きく関与します。
検査員が目視で眩しいと感じなければ車検では問題なく、具体的には下記の写真のようにカットライン(赤い点線)がハッキリとしていて、丸印のようにフォグランプの光が当たる所が明確になっていることが一つの目安です。
対してカットラインがぶれていたり、キレイに出ていない場合は車検に落ちてしまいます。
このようにLEDフォグランプは、カットラインがはっきりとしているものを選びましょう。
適切なカットラインを持つフォグランプは、路面を効果的に照らしつつ対向車や前方の車両のドライバーの視界を妨げないため、夜間や悪天候時の安全運転をサポートする強い味方になってくれます。
※フォグランプ装着車が車検を受けるときの注意点などを詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
50エスティマのバルブ形状を前期・中期・後期に分けて紹介
14年間という長い期間、50エスティマは製造されていたため、年式や仕様に応じてフォグランプのバルブ形状が異なります。
そのため50エスティマのLEDフォグランプを交換する際には、愛車にあったバルブ形状を確認しておかなければなりません。
以下に50エスティマのバルブ形状について、年式別の適合表をまとめました。
なお50エスティマはHID仕様やハロゲン仕様の車両が多いですが、いずれもLEDフォグランプへ交換することが可能です。
タイプ | 年式 | 型式 | 仕様 | バルブ形状 |
H28.6~ | ACR5#系 | LED | ー | |
AERAS | 後期(H24.5~H28.5) | ACR/GCR5#系 | HID | H16 |
AERAS | 後期(H24.5~H28.5) | ACR/GCR5#系 | ハロゲン | H16 |
後期(H24.5~H28.5) | ACR/GCR5#系 | HID | H11 | |
後期(H24.5~H28.5) | ACR/GCR5#系 | ハロゲン | H11 | |
AERAS | 前期・中期(H18.1~H24.4) | ACR/GCR5#系 | HID | HB4 |
前期・中期(H18.1~H24.4) | ACR/GCR5#系 | HID | H11 | |
前期・中期(H18.1~H24.4) | ACR/GCR5#系 | ハロゲン | H11 |
50エスティマのフォグランプの交換方法を解説
LEDフォグランプを交換する際「自分で交換できるかな?」「50エスティマでの具体的な手順が知りたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために、自分で交換するときの具体的な方法を詳しく説明していきます。
また交換方法をご覧になって、DIYが難しいと感じた方にむけて業者に依頼する方法も一緒に紹介します。
フォグランプの外し方・交換方法を解説
ここでは、50エスティマのフォグランプバルブを外して交換を終えるまで、順を追って解説します。
●紹介する交換方法はH24.5〜H28.5年式(後期 ガソリン車)のものであり、年式やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
●DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。
クリップとボルトをはずし、フェンダーライナーとバンパーの間から手が入れられるように、フェンダーライナーをうしろ側へずらします。
クリップは、A部を引き出してロックを解除し、引き抜きます。
取り付けたあとは、電球を軽くゆさぶってぐらつきがないことを確認し、いったんフロントフォグランプを点灯させ、バルブの取り付け部からランプの光がもれていないことを目視確認してください。
クリップは、A部を押してロックします。
※取り付けは必ず自己責任で行ってください
DIYが難しければ業者に依頼しよう
50エスティマのLEDフォグランプを交換する際、DIYでも交換できますが、自信がない方は専門業者に依頼し交換してもらうと安心でしょう。
ただし依頼先によって以下のとおり、工賃には差があります。
依頼先 | 工賃 |
カー用品店 | 約1,500円〜約2,000円 |
ガソリンスタンド | 約2,000〜約3,000円 |
整備工場 | 約2,500〜約3,000円 |
ディーラー | 約4,000〜10,000円 |
ただし依頼先によってはその場で購入したパーツのみの受付で、持ち込みパーツの取り付けは断られる場合があるので、事前の確認が必要です。
50エスティマのLEDフォグランプおすすめ5選
ここからは50エスティマに合うおすすめのLEDフォグランプとして以下の5ブランドを紹介します。
- HID屋
- BELLOF
- SUPAREE
- IPF
- PHILIPS
順番に口コミも併せて紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお今回は、シーンと好みで発光色(ホワイト光・イエロー光)が変えられて人気が高い2色切り替えタイプのLEDフォグランプバルブをご紹介しています。
①HID屋
商品名 | Vシリーズ |
色 | 6500K / 3000K |
ワット数 | 40W |
HID屋はLEDライトやHIDライトを専門に扱う、自動車部品メーカーです。
豊富な製品ラインナップを誇り、ヘッドライトやフォグランプなど、様々な車種に対応した製品を提供しています。
特に、純正HID装備車からのLEDヘッドライトへの交換を容易にする製品が人気で、手軽にアップグレードが可能です。
HID屋の製品は明るさと価格のバランスが良く、簡単に取り付けができるため多くの方から支持されています。
楽天市場では、「月間優良ショップ14回受賞」「ヘッドライト週間ランキング21週連続1位」「部門別7冠達成」などの実績を残しており、ユーザーから高い評価を得ています。
②BELLOF
商品名 | プレシャス・レイ W |
色 | 6500K / 2900K |
ワット数 | 25W |
BELLOF(ベロフ)は自動車用ライティング用品を中心に製品を展開するメーカーで、特にLEDヘッドライトやフォグランプが人気です。
高品質な光源技術を駆使し、ユーザーのニーズに応える製品ラインナップを持っています。
口コミでは光源の明るさに対する声が寄せられています。
③SUPAREE
商品名 | LEDバルブシリーズ |
色 | 6000K / 3000K |
ワット数 | 20W |
SUPAREE(スパリー)は2006年に設立され、主に各種LED自動車用灯とアウトドア用品を取り扱うメーカーです。
独自の販売体系でムダな経費を削減し、低価格で高品質のLEDの提供を行っています。
このためコストパフォーマンスの良さについての口コミが見られます。
④IPF
商品名 | Fシリーズ |
色 | 6500K / 2400K |
ワット数 | 12W |
IPFは自動車メーカー純正パーツの供給実績を持つ日本メーカーです。
特にハロゲンバルブやLEDフォグランプが人気で、高品質な製品は耐久性と性能に優れた製品を提供しています。口コミでも耐久性について安心との声が寄せられています。
⑤PHILIPS
商品名 | アルティノンエッセンシャル |
色 | 6500K / 2500K |
ワット数 | 11W |
PHILIPS(フィリップス)はヘルスケア技術で知られる企業ですが、100 年を超える自動車照明の経験を持つ企業です。
特に自動車用LEDライトやヘッドライトバルブは耐久性と高性能で評価され、多くの自動車メーカーに採用されています。
厳しい品質管理基準を満たした製品であるため、その品質に満足しているコメントが寄せられています。
まとめ
ここまで50エスティマのLEDフォグランプを選ぶポイントや交換方法、おすすめ5選も併せて解説してきました。
LEDフォグランプを選ぶときには、年式に合ったバルブ形状や車検対応の製品であることを確認する必要があります。
HID仕様やハロゲン仕様の車両が多い50エスティマも、より明るいLEDフォグランプへ交換すれば視認性も上がり、様々なシーンで安全なドライブを楽しめるでしょう。
今回解説したポイントを参考に、あなたの50エスティマに最適なLEDフォグランプを探してみてください。