フォグランプの色を変えたいため、フォグランプフィルムについて調べている方もいるでしょう。色や商品によっては車検に通らないため、フォグランプフィルムについて知識を深めておく必要があります。
この記事では、フォグランプフィルムが車検に通るか解説するとともに、貼り方やどこに売っているかなどについて紹介します。
フォグランプフィルムとは?
フォグランプフィルムとは、フォグランプに貼るフィルムのことです。レンズを保護できるうえに、商品によっては手間をかけずにカスタマイズや、光の色を変更できます。
まずは、フォグランプフィルムの機能を具体的に紹介します。
保護機能
フォグランプフィルムは、プロテクションフィルムの一種として機能し、フォグランプのレンズを外部の衝撃から守ります。
フロントバンパーやヘッドライト、フォグランプ付近は外部からの衝撃を受けやすく、特に飛び石による損傷が多い傾向にあります。フォグランプフィルムを貼れば、飛び石によるレンズの損傷を防ぐことが可能です。
また、フィルムには「紫外線カット機能」や「防汚機能」があるため、黄ばみや汚れの付着を予防でき、ライトの輝きを長く持続できます。
外部からの衝撃や劣化を抑えたい場合は、フォグランプフィルムを活用しましょう。
外観のカスタマイズ
フォグランプフィルムを貼ると、光自体の色を変更できます。フォグランプフィルムはカラーバリエーションが豊富なため、ライトを通常の白ではない色に変えられます。
たとえば、淡黄色のフィルムを貼ればフォグランプを淡い黄色に点灯させる「イエローフォグ化」が可能です。手軽にフォグランプの色の変更を楽しみたい場合は、フォグランプフィルムがおすすめです。
フォグランプフィルムは車検に通る?
フォグランプにフィルムを貼ること自体は、車検に影響しません。
ただし、貼ることによりフォグランプの光の色が変わる場合は、フィルムの色に注意する必要があります。保安基準によると、フォグランプの色は「白色」または「淡黄色」と記載されています。
参考:国土交通省「道路運送車両の保安基準(2024年3月29日現在)第33条」
フォグランプの光の色が変わるフィルムを貼る場合は、白色または淡い黄色のものを選ぶとよいでしょう。
また、商品によっては光量が減少したり、色が不安定になる可能性があります。光量が減少すると車検に通らないうえに、フォグランプ本来の機能を発揮しないため、運転中の視界を十分に確保できないでしょう。
フィルムを貼る場合、フォグランプの光量が十分であることを必ずチェックしてから、運転してください。
なお、色が青白い光になる場合は、車検に通らない可能性があることにも注意しましょう。
光の色が青白いと車検の検査員によっては、ランプの色を青と判断するケースがあるため、フィルム選びには注意が必要です。
なお、フィルムを正しく貼っていてもフォグランプ自体が保安基準を満たしていなければ、車検に通りません。下記の記事では、フォグランプの5つの保安基準について紹介しているので、保安基準を把握しておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
フォグランプフィルムの貼り方は?
フォグランプフィルムは、下記の手順で貼ることができます。
- 車からフォグランプレンズを外す
- フォグランプレンズを掃除する
- フィルムを適切なサイズにカットする
- 中性洗剤を溶かした液を霧吹きでレンズにかける
- フィルムを慎重に貼って気泡やシワを取り除く
※貼り付けは自己責任で行ってください
フォグランプフィルムは、業者に依頼せずDIYで施工できます。ただし、気泡やシワを完全に取り除くには、技術が必要なことに留意してください。
なお、各車種に合わせて設計されている商品があるため、フィルムをカットする必要がないケースもあります。
フォグランプフィルムの剥がし方は?
フォグランプフィルムは、下記の手順で剥がせます。
- ドライヤーやヒートガンでフィルムを温めて接着剤を柔らかくする
- フィルムの端をプラスチェックのスクレーパーやカードを使って剥がす
- フィルムの端を持ち、ゆっくりと均一な力で剥がす
- 専用の除去剤でフォグランプレンズの接着剤を丁寧に拭き取る
フィルムを剥がす際、途中で抵抗を感じたら再度その部分を温めると、きれいに剥がすことが可能です。
また、フォグランプのレンズに傷がつく可能性があるため、剥がす際は金属製の道具を使わないようにしましょう。
フォグランプフィルムはどこに売ってる?
フォグランプフィルムは、下記で販売されています。
- カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)
- ホームセンター
- インターネット通販
値段は1,000〜2,000円程度で購入できるので、付近の店舗で探してみてください。
まとめ
フォグランプフィルムは、フォグランプのレンズを保護できるため、外部からの衝撃を防げるうえに、ライトの輝きを長く維持できます。
また、比較的簡単にDIYできるため、手軽に車の印象を変えられます。専用バルブより価格が安いことも、手軽に車の印象を変えられる理由の1つです。
車検基準や運転中の視認性を考慮しつつ、車のドレスアップを楽しみましょう。