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スーパーカブのヘッドライトをLEDに交換したい!メリットや注意点などを解説!

丸目がキュートなスーパーカブ

スーパーカブは、機動力と高燃費を兼ね備えたロングセラーのバイクです。多くの人が愛用しているので、他との区別をつけるために「ドレスアップパーツに交換」「ヘッドライトのLED化」を検討する人も多いことでしょう。

この記事では、スーパーカブのヘッドライトをLED化する際に必要な情報について解説しています。これからヘッドライトの交換を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

スーパーカブのヘッドライト適合表

ヘッドライトを交換する場合、まずは車種ごとに適合したバルブ形状のものを選ぶ必要があります。交換用のヘッドライトを購入する前に、必ず適合を確認しておきましょう。

ホンダ・スーパーカブのヘッドライト適合表

スクロールできます
メーカー車種型式年式ヘッドライト
初月最終月LOWHIGH
ホンダスーパーカブJBH-AA0120072008PH7
ホンダスーパーカブBA-AA0119992007PH7
ホンダスーパーカブA-C5019911999PH7

スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換するメリット

オレンジが鮮やかで個性的なスーパーカブ

スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換することは、単なる見た目の変化にとどまらず、様々なメリットをもたらします。ここでは、安全性、経済性、利便性という3つの側面から、LED化のメリットを深掘りして解説します。

安全性におけるメリット

LEDバルブは、従来のハロゲンバルブと比べて約2倍の明るさを実現します。夜間走行や悪天候時の視認性が飛躍的に向上し、ライダー自身の安全はもちろん、周囲の歩行者や車にとっても安心感が増します。特に、街灯が少ない田舎道や夜間の山間部などを走行する場合は、LED化の恩恵を実感しやすいでしょう。

また、LEDバルブは、ハロゲンバルブよりも照射範囲が広いため、路面全体を明るく照らし出すことができます。車だけでなく、歩行者や路面の段差なども見やすく、夜間の運転における危険を減らすことができます。

さらに、LEDバルブは、ハロゲンバルブと比べて点灯時間が短く、一瞬で最大光量に達します。信号待ちからの発進時やトンネル進入時など、素早い視認性が求められる場面で威力を発揮します。

経済的なメリット

LEDバルブは、ハロゲンバルブと比べて約10倍の寿命を持っています。頻繁な交換が必要なくなり、ランニングコストを大幅に削減できます。特に、長距離ツーリングを頻繁に行うライダーにとっては、経済的なメリットが大きくなります。

また、LEDバルブは、ハロゲンバルブと比べて消費電力が約1/3と非常に低燃費です。バッテリーへの負担を軽減し、燃費の向上にもつながります。長距離走行だけでなく、街乗りでも恩恵を実感できます。

なお、LEDバルブは、フィラメント切れなどの故障が発生しにくいため、ハロゲンバルブに比べてメンテナンス頻度が低くなります。交換の手間や時間、費用を節約できます。

利便性におけるメリット

LEDバルブは、ハロゲンバルブよりも白く明るい光を放ち、カブに現代的な印象を与えます。カスタムパーツとの相性も良く、愛車の外観をワンランクアップさせることができます。

また、LEDバルブは、白色だけでなく、電球色や青色など、様々な色温度を選択することができます。自分の好みに合わせて、最適な色を選べる楽しみがあります。

なお、LEDバルブは、様々な車種に対応しており、カブに限らず幅広いバイクに取り付けることができます。車種変更時にも、LEDバルブをそのまま流用できる可能性があります。

スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換する際の注意点

夜道に停車する郵便配達用のスーパーカブ

スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換する際、以下の点に注意する必要があります。

  • 適合するLEDバルブを選ぶ
  • ヘッドライトケースの形状を確認する
  • 放熱対策を行う
  • 光軸調整を行う
  • 法規を守る

ここからは、これらについて詳細に解説します。

適合するLEDバルブを選ぶ

LEDバルブには、様々な種類があり、車種によって適合するバルブが異なります。購入前に、必ず自分の車種に適合するLEDバルブを選びましょう。適合しないバルブを使用すると、取り付けができない、光軸がずれる、車体に不具合が発生するなどの問題が発生する可能性があります。

ヘッドライトケースの形状を確認する

LEDバルブの中には、ヘッドライトケースに収まらないものがあります。購入前に、LEDバルブの寸法とヘッドライトケースの形状をよく確認しましょう。特に、JA10以降のモデルは、ヘッドライトケースが小さいため、注意が必要です。

放熱対策を行う

LEDバルブは、ハロゲンバルブよりも発熱量が多いため、放熱対策が必要です。特に、密閉性の高いヘッドライトの場合は、熱がこもりやすく、LEDバルブの寿命が縮む可能性があります。対策として、以下のような方法があります。

  • ヘッドライトケースに穴を開ける
  • 放熱性の高いLEDバルブを選ぶ
  • ファンを取り付ける

光軸調整を行う

LEDバルブは、ハロゲンバルブと比べて光軸がずれやすい場合があります。取り付け後には必ず、光軸調整を行いましょう。光軸調整方法は、車種によって異なりますので、取扱説明書を参照してください。

法規を守る

LEDバルブの中には、保安基準を満たしていないものがあります。保安基準を満たしていないLEDバルブを使用すると、違法改造となり、罰則の対象となる可能性があります。必ず、保安基準適合品のLEDバルブを選びましょう。

スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換する手順

正面からこちらを見ているかのようなスーパーカブのヘッドライト周り

ここからは、スーパーカブのヘッドライトをLEDへ交換する手順について解説します。

必要なもの

交換時に必要なものは、以下の通りです。

  • LEDバルブ:交換する際に必須
  • ドライバー:周辺部の分解・組み付けに必要
  • ペンチ:コネクタの抜き差しの際に執拗になる場合がある
  • ニッパー:配線を切断する場合に必要
  • 絶縁テープ:導電部付近で作業する場合に必要

作業に応じて必要なものは異なるので、あらかじめ作業手順を把握してから準備しましょう。

作業1. ヘッドライトを取り外す

ヘッドライトカバーを外す方法は、車種によって異なります。一般的には、ネジ止めされている場合と、爪で固定されている場合があります。ネジ止めされている場合は、ドライバーを使ってネジを外します。爪で固定されている場合は、ペンチやニッパーを使って爪を外します。

作業2. ハロゲンバルブを取り外す

ハロゲンバルブの根元にあるゴムキャップは、手で引っ張れば外すことができます。ハロゲンバルブをソケットから抜くときは、まっすぐ引き抜きます。

作業3. LEDバルブを取り付ける

LEDバルブをソケットに取り付ける際は、向きに注意が必要です。LEDバルブには、プラス極とマイナス極があります。プラス極はソケットの突起部分に、マイナス極はソケットの窪み部分に取り付けます。

作業4. ヘッドライトを取り付ける

ヘッドライト本体を取り付ける際は、取り外しの逆の手順で行います。

作業5:光軸調整を行う

光軸調整は、ヘッドライトの光が正しく照射されるように調整する作業です。光軸がずれていると、対向車や歩行者を眩惑させてしまう恐れがあります。

光軸調整は、ヘッドライトユニットについている「レンズリフレクターを上下に動かすネジ」と「左右に動かすネジ」の両方を動かして調節します。ネジを動かすには市販のドライバーかレンチが必要です。また調整部に工具が届かない場合は、細長い光軸調整専用ドライバーを使用しましょう。

光軸調整を行うには、まず壁にヘッドライトの光を照射します。壁に当たった光の明暗を見て、テープでマーキングした部分とずれがないか確認しましょう。ずれていたら光軸を調整して直します。

光軸調整の具体的な手順は、以下のとおりです。

  1. ヘッドライトを点灯させ、壁から約3mの距離に停車させます。
  2. 壁にヘッドライトの光を照射します。
  3. 壁に当たった光の明暗を見て、目標の位置にテープでマーキングします。
  4. 光軸調整用のネジを回して、テープでマーキングした部分とずれがなくなるように調整します。

光軸は、基準値(ヘッドライトの高さ)から計測して6~48mm下向きになるようであれば問題ありません。また、LEDヘッドライトは、ハロゲンヘッドライトに比べて光軸がずれやすい傾向があります。そのため、LEDヘッドライトに交換した後は、必ず光軸調整を行うようにしましょう。

まとめ

スーパーカブのヘッドライトを交換することで、視認性が上がりドレスアップ効果があります。正しい手順を理解して必要な道具をあらかじめ準備し、安全にヘッドライトをLED化しましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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