ミラジーノはキュートなルックスが特徴で人気の車種です。欧州車のようなレトロなルックスで2009年に販売終了した後にも中古車市場では根強い人気を誇っています。そんな愛される車種だからこそ、カスタムして長年乗りたい人が多いのではないでしょうか。
古い車のカスタムの中でも、手軽にできる方法として、「ヘッドライトのLED化」が挙げられます。ヘッドライトをLEDに交換することで、見た目の印象をガラッとかえつつ、利便性も向上させられるため、ミラジーノに乗っている人でも検討している人が多いかと思います。
この記事では、ミラジーノのヘッドライトをLEDに交換する方法やメリット・注意点について解説します。ヘッドライトの交換を検討している方で、具体的なやり方などがわかっていない人や、交換すべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
ミラジーノのヘッドライト適合表
ヘッドライトを交換する場合、まずは車種ごとに適合したバルブ形状のものを選ぶ必要があります。交換用のヘッドライトを購入する前に、必ず適合を確認しておきましょう。
表1 ダイハツ・ミラジーノのヘッドライト適合表
メーカー | 車種 | 型式 | 年式 | ヘッドライト | ||
初月 | 最終月 | LOW | HIGH | |||
ダイハツ | ミラジーノ | L650S・L660S | 2004.11 | 2008.12 | H4 or HID(D2R) | H7 |
ダイハツ | ミラジーノ | L700S・L710S | 1999.3 | 2004.1 | H4 or HID(D2R) | – |
ミラジーノのカスタムでおすすめの方法
ミラジーノは、可愛らしい見た目と実用性を兼ね備えた、個性的なカスタムが楽しめる車種として人気があります。ここでは、ミラジーノをカスタムする方法として、外装・内装・その他に分けて、いくつかのおすすめ方法をご紹介します。
外装カスタム
- エアロパーツ:フロントバンパーやサイドステップ、リアバンパーなどのエアロパーツを取り付けることで、よりスポーティーな印象に仕上げることができます。
- ホイール:インチアップしたホイールや、デザイン性の高いホイールに交換することで、車の印象を大きく変えることができます。
- 車高調:車高調キットを取り付けることで、車高を下げたり、乗り心地を改善したりすることができます。
- ペイント:ボディ全体を別の色に塗り替えたり、ツートンカラーにしたりすることで、オリジナリティ溢れる外観にすることができます。
- ヘッドライト・テールライト:LEDヘッドライトやテールライトに交換することで、より現代的な印象に仕上げることができます。
内装カスタム
- シート:レザーシートや、スポーツシートに交換することで、乗り心地を向上させたり、車の雰囲気を変えることができます。
- ステアリング:社外製のステアリングに交換することで、握り心地を改善したり、車の雰囲気を変えることができます。
- インパネ:ウッドパネルや、カーボンパネルなどに交換することで、高級感のある内装に仕上げることができます。
- メーター:社外製のメーターに交換することで、視認性を向上させたり、車の雰囲気を変えることができます。
- フロアマット:社外製のフロアマットに交換することで、汚れを防いだり、車の雰囲気を変えることができます。
その他
- オーディオ:社外製のオーディオシステムを取り付けることで、音質を向上させることができます。
- マフラー:社外製のマフラーに交換することで、音質を変えたり、車の外観を変えることができます。
- サスペンション:社外製のサスペンションに交換することで、乗り心地を改善することができます。
ミラジーノのヘッドライトをLEDに交換するメリット
ミラジーノのヘッドライトをLEDに交換すると、様々なメリットがあります。以下に、主なメリットと、従来のハロゲンバルブとの比較をご紹介します。
視認性向上
LEDヘッドライトは、ハロゲンバルブよりも圧倒的に明るく、夜間の視認性が大幅に向上します。特に、雨天や雪天などの悪天候時でも、路面状況をより鮮明に把握することができることが特徴です。さらに、対向車や歩行者への視認性も向上するため、安全運転に役立ちます。
長寿命
LEDヘッドライトの寿命は、約40,000時間~100,000時間と言われていますが、ハロゲンバルブの寿命は約1,000時間~2,000時間なので、LEDヘッドライトは圧倒的に長持ちします。
そのため、バルブ交換の手間や頻度が減り、ランニングコストの節約にもつながることが、ヘッドライトのLED化におけるメリットです。
省電力
LEDヘッドライトは、ハロゲンバルブよりも消費電力が少なく、燃費向上に貢献します。また、長時間ヘッドライトを点灯するような夜間走行が多い場合、特に効果が実感できます。
デザイン性向上
LEDヘッドライトは、ハロゲンバルブよりもスタイリッシュなデザインが多く、車の外観をより洗練された印象に仕上げることができます。近年は、さまざまな色や光量のLEDヘッドライトが発売されているので、愛車に合ったものを選べることが魅力です。
その他
LEDヘッドライトは、ハロゲンバルブよりも発熱量が少ないため、ヘッドライトユニットへの負担が軽減されます。また、振動や衝撃にも強いので、長距離走行でも安心です。さらに、紫外線カット機能付きのLEDヘッドライトも多く、ヘッドライトユニットや車体の劣化を防ぐ効果があります。
ミラジーノのヘッドライトをLEDに交換する際の注意点
ミラジーノのヘッドライトをLED化する際には、以下の点に注意する必要があります。
車種適合
LEDヘッドライトは、車種によって適合する規格が異なります。必ず自分の車種に合った規格のLEDヘッドライトを選ぶようにしましょう。車種によっては、専用の取り付けキットやハーネスが必要になる場合があります。
明るさ・色温度・光量
LEDヘッドライトは、明るさ、色温度、光量などさまざまな種類があります。以下にあるように、それぞれの特性を理解して自分の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
明るさ:明るすぎるLEDヘッドライトは、対向車に眩しさを感じさせてしまう可能性があります。車検基準を満たしていることを確認しましょう。
色温度:色温度が高いLEDヘッドライトは、青白い光になり、視認性が悪くなる可能性があります。3500K~4500K程度の、自然光に近い色温度のLEDヘッドライトを選ぶのがおすすめです。
光量:光量が足りないLEDヘッドライトは、夜間の視認性が悪くなります。自分の車のヘッドライトの標準光量を参考に選ぶようにしましょう。
取り付け
LEDヘッドライトの取り付けには、ある程度の知識や技術が必要となります。自身で取り付けに不安がある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
その他
LEDヘッドライトは、ハロゲンバルブよりも高価です。予算を考慮して選ぶようにしましょう。また、LEDヘッドライトは、熱に弱い場合があります。ヘッドライトユニットの冷却対策が必要になる場合があります。
ミラジーノのヘッドライトをLEDに交換する方法
ここからは、ミラジーノのヘッドライトのLEDを交換する方法について解説します。紹介する方法は、あくまでも一例です。モデルや仕様が多少異なる場合があるため、説明と異なる箇所については取説などを参考にしつつ作業してください。
バンパーの取り外し
最初に、車の前部にあるバンパーを取り外します。これには、ボンネットを開けてラジエーターサポート下部のボルトを外し、さらにヘッドライトやフォグランプのボルト、ナンバープレート下部のボルトなどを外します。
次に、バンパー左右のフェンダーと接合されているネジやサイドサポートも外し、バンパーをゆっくりと手前に引き抜きます。
ヘッドライトユニットの取り外し
次に、ヘッドライトユニットを取り外します。この際、ユニット上部と下部のボルトを外し、ユニットを手前に引き抜きましょう。
バルブの交換
古いバルブを取り外し、新しいバルブを取り付けます。新しいバルブを取り付ける際には、バルブの表面を軽く拭き取り、バルブをワイヤークリップで固定し、ゴム製ブーツを取り付けます。
バンパーの取り付けと点灯確認
最後に、バンパーを再取り付けて点灯確認を行います。ヘッドライトユニットを車体に固定し、ネジを締めた後、バンパーを取り付けてネジを締めます。その後、ヘッドライトユニットのカプラーを接続し、バンパー左右のサイドサポートやフェンダーと接合されているネジを締めます。
最後に、ナンバープレート下部やフォグランプ下部、ヘッドライト下部、ラジエーターサポート下部のボルトを締め、エンジンをかけてヘッドライトが点灯するかを確認します。
ミラジーノのヘッドライトLEDおすすめ3選
最後に、ミラジーノのヘッドライトをLED化する際におすすめのLEDバルブを3つ紹介します。
ここでは、販売実績多数の「HID屋」のラインナップから特におすすめのものを選びました。HID屋では他にもさまざまな種類のバルブを販売しているので、気になる方はチェックしてください。
おすすめ1:LED ヘッドライト i シリーズ
LEDヘッドライト iシリーズは、車検に合格する高性能LEDヘッドライトです。特注の明るいLEDチップを使用し、最大28400cd(カンデラ)の明るさを誇ります。この明るさは、1灯あたり6400カンデラ以上という基準を満たしますが、車種やレンズの状態によって変動することがあります。
さらに、H4 Hi/LoやH7、H8/H11/H16、HB3/HB4など、多様なバルブ型式に対応しています。6500Kのホワイト光は、優れた視認性を提供し、車の外観も引き立てます。内蔵の冷却ファンとIP65の防水防塵性能により、安定した性能を維持します。さらに、1年間の保証が付いており、信頼性と安心感を提供します。
おすすめ2:LED ヘッドライト D シリーズ
LEDヘッドライト Dシリーズは、簡単な取り付けでHIDバラストに接続するだけでLEDヘッドライトに変更可能です。強力な6500ケルビンの白色LED光を利用し、純正HIDよりも明るく、瞬時に最大100%の明るさを提供します。
純正HIDをLEDに変換する際の作業は非常に簡単です。バンパーの取り外しやヘッドライトの取り外しは不要で、バラストからのコンバーターへの交換も不要です。バルブの形状は薄くなり、ほとんどの車種に装着可能です。車両のハーネス加工も不要で、HIDからLEDへの変更が簡単に行えます。
LEDバルブの明るさは純正HIDよりも160%アップし、車検の合格実績もあります。特注のLEDチップを使用し、理想的な光と明るさを実現しています。また、アルミニウム合金で全体を一体成型し、放熱性を向上させ、長寿命で故障が少ない設計です。
LEDバルブは360度回転可能なバルブフランジを備えており、配光の調整が可能です。バルブの向きは車種に合わせて調整してください。ただし、一部の車種ではサイズが長くなる場合があり、取り付け前に点灯確認を行うことをお勧めします。
おすすめ3:LED ヘッドライト / フォグランプ S シリーズ
LEDヘッドライト Sシリーズは、純正ハロゲンを忠実に再現した高性能なアイテムです。35WのハイパワーLEDが1灯あたり21600cdの明るさを実現し、車検基準の3.4倍の明るさを誇ります。その小型でありながらも頑丈なボディは、消灯時にはステルス性を高め、目立たずに存在感を示します。
このLEDヘッドライトは、純正ハロゲンバルブの配光を忠実に再現し、対向車への光の乱反射を抑えつつ、路面や標識、通行人をしっかりと照らします。取り付けも簡単で、バルブの光軸調整が不要です。高性能のICと特注LEDチップを採用し、明るさを向上させています。また、ノイズキャンセラー機能が搭載されており、配線を気にすることなく容易に取り付けが可能です。
このLEDヘッドライトは、視界の安全性を重視しており、遠くまで明るく照らすことで運転中の目の疲れを軽減し、ブレーキの反応を促進します。運転手の安全性を向上させると同時に、対向車への配慮も行っています。
まとめ
ミラジーノのヘッドライトを交換することで、視認性が上がりドレスアップ効果があります。正しい手順を理解して必要な道具をあらかじめ準備し、安全にヘッドライトをLED化しましょう。