「車のヘッドライトのカスタム方法を知りたい」
「車のヘッドライトをカスタムするポイントや交換費用は?」
車のヘッドライトをカスタムをすると、自分好みのオリジナルを出せて周りと差をつけられます。ただし、カスタムの方法や手順がわからない方も多いのではないのでしょうか?
そこで今回は、車のヘッドライトのカスタム方法3つと、ポイントや手順、交換費用を解説します。適切な方法でカスタムをして車検をスムーズに受けたい方は、最後までご覧ください。
車のヘッドライトのカスタム方法は3つ
車のヘッドライトのカスタム方法は、下記の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ヘッドライトのバルブ交換
車のヘッドライトのカスタムといえばバルブ交換する方法が定番です。LEDバルブに交換をすれば、ハロゲンよりも2倍の明るさで寿命も長くなります。
LEDライトは電流を光に直接還元しているため、光による熱の負荷がライトにかからず寿命が長くなっています。寿命はおおよそ、ハロゲンの10倍です。
立ち上がりが早い点も魅力的でじわじわ明るくなっていくHIDに対して、LEDは素早くパッと照らしてくれます。山道や高速での走行が多い方は、目の前の視認性を素早く確保できるLEDバルブに交換するのがおすすめです。
ヘッドライトのユニット交換
車のヘッドライトのカスタムは、ユニット交換(※)する方法も多くなっています。
そのため、バルブ交換に比べると難易度が高くなる傾向です。それでもユニット交換ができれば、自分のオリジナルを出せて周りと差をつけられるでしょう。
ヘッドライトのユニット交換は、基本的に同じデザインであれば取り付けできます。ただし、配線周りを事前に確認することが重要です。
たとえば、後期型のヘッドライトユニットを交換する際は、バンパーやグリルなどのパーツもあわせて後期型仕様に交換する可能性があります。
まずは自分の車はユニット交換で、ヘッドライトが取り付け可能なのかを確認しましょう。
ヘッドライト加工
車のヘッドライトのカスタムには、ヘッドライトを加工する方法があります。車の顔ともいえるヘッドライトの加工によって、まったく違う車に見えるほどのインパクトを手に入れることが可能です。
一般的な加工にはイカリング(※)を取り付けたり、ウィンカーをLEDに流したりまたはアクリルを使って作り込んだりと、予算や目的によってさまざまな選択肢があります。
加工する目的であっても公道を走行できる仕様もあれば、イベントやショーに特化した仕様もあります。あなたの目的にあわせて、ヘッドライト加工をしてみてください。
ヘッドライトをカスタムする3つのポイント
ヘッドライトを購入してもユニットに取り付けできなければ、お金が無駄になってしまいます。損しないためにも、確認やリサーチをしましょう。
ここでは、ヘッドライトをカスタムする3つのポイントを紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
①取り付け可能なヘッドライトを調べる
ヘッドライトのカスタムは自分でもできますが、確認やリサーチを行わないと取り付けできない場合があります。せっかく購入したヘッドライトが無駄になってしまう可能性も。
そこで、ヘッドライトを選ぶ時は自分の車のヘッドライトバルブの規格を調べましょう。ヘッドライトの規格には「H4・H7・H11・HB3」などが挙げられます。
同じメーカーの車種であっても年式やグレードによって規格が異なるため、年式と型式を車検証から確認してみてください。その後にヘッドライトメーカーの適合表で年式と型式を照らし合わせれば、規格が分かります。
②ヘッドライトのバルブを触るときは手袋をする
ヘッドライトを交換する際に、バルブを素手で触らないようにしましょう。
特にHIDやハロゲンといった点灯時に熱を持つタイプのバルブ表面を素手で触ると、手の油分がガラスに付着します。油分がガラスに付着すると、その部分に熱が集中してしまい、バルブが割れたり球切れしたりする原因になってしまいます。
ヘッドライトの内部でバルブが割れた場合は、破片を取り出すのが困難です。ヘッドライトの交換をする際は、安全性の観点からも手袋を装着して作業しましょう。
③エンジンを切って時間を置いてから作業する
ヘッドライトを使用した直後は、バルブが熱を持っています。
特にHIDやハロゲンの場合は高温になっているため、使用直後に触ると危険です。最悪の場合は、やけどをする恐れがあります。
また車の走行直後は、エンジンルームも熱くなる傾向です。ヘッドライトの交換は、エンジンを切って時間を置いてから作業するようにしましょう。
ヘッドライトのカスタム5つの手順
ここでは、ヘッドライトのカスタム方法である、バルブ交換を5つの手順で紹介します。
純正ライトからLEDライトに交換し、明るくしたいとお考えの方は参考にしてください。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①フロントバンパーとヘッドライトを外す
ヘッドライトを取り外すには、フロントバンパーを外す必要があります。ヘッドライトユニットを固定しているボルトがフロントバンパーを外さないとアクセスできないからです。仮にアクセスできたとしても、ヘッドライトユニットを外すときにフロントバンパーが邪魔になってしまいます。
SNSを見るとフロントバンパーをずらしてヘッドライトユニットを取り外す説明がありますが、フロントバンパーやフロントフェンダーを傷つけてしまう恐れがあります。作業効率も悪くなりやすいため、思い切って外してしまうのが良いでしょう。
フロントバンパーを外す作業は車種により異なりますが、一般的にはフロントグリルとタイヤハウス内のフェンダーライナーの一部を取り外す必要があります。
②LEDランプがそのまま取り付け可能か確認する
フロントバンパーを外したら、LEDランプがそのまま取り付け可能か確認しましょう。ヘッドライトユニットがどのようにボディに止まっているのかを目視で確認できます。止まっているナットなどを外してヘッドライトを取り外せば、ヘッドライトの配線状況も確認可能です。
さらに購入したヘッドライトユニット裏のカプラーと、外したヘッドライトユニットのカプラーを確認しましょう。同じ状態であれば、そのまま取り付けられます。
カプラーが異なる場合は、純正品から購入したユニットに移植できるのかを確認してみてください。
③カプラーが異なる場合は配線を作り直す
カプラーが異なる場合には、配線を作り直す必要があります。ただし、純正カプラーを使用している親切なメーカーなら、そのまま取り付けられます。ヘッドライトにLEDライトを組み込んだタイプは、カプラーが取り付けられているケースが大半です。
中にはまったく異なるカプラーが取り付けられている場合もあります。ほとんどはカプラーを交換するキットが同封されているので確認してみてください。キットが同封されていれば、そのままカプラーの交換が可能です。
またLEDヘッドライトのユニット内にイカリングなどの装飾をすれば、点灯させるための新たな配線が追加されます。別途配線を作成する必要があると、手間と時間がよりかかるでしょう。
④エンジンを始動してヘッドライトを点灯させてみる
配線を作成できたら結束バンドなどを使用して、配線をキレイにまとめます。そしてヘッドライトユニットの配線と車体側の配線を丁寧に挿し込み、交換するヘッドライトを車体に取り付けましょう。
早速エンジンを始動してヘッドライトを点灯させてみます。可能であれば点灯の様子を自分で確認できるよう、ヘッドライトのスイッチ操作を他の人に頼むと良いでしょう。
⑤車を元の状態に戻す
ヘッドライトやイルミネーションの点灯に問題がなければ、車を元の状態に戻しましょう。車にナットを使用してヘッドライトを止める場合は、外した位置にボルトやナットがくるように締め付けていきます。取り付け位置がズレてしまうとヘッドライトの光軸がキレイにでないうえ、左右の見た目のバランスが悪くなる傾向です。
そのため、ヘッドライトを取り付けたら一度ボンネットを閉めて、少し離れた場所から左右のバランスを確認しましょう。元の位置に戻すためには、ボルトとナットが止まっていた跡が隠れるように締め付ければOKです。
次にグリルとヘッドライトのクリアランスを左右同じになるように取り付けます。近年の車は取り付けると隙間が均一になるようになってきていますが、注意して取り付けないとグリルとヘッドライトの関係が悪くなってしまいます。
最後にフロントバンパーを取り付け、ネジやクリップの止め忘れがないかを確認すれば完了です。
車のヘッドライトをカスタムする費用
車のヘッドライトのカスタムを自分で行うと工賃がかからない分お得です。しかし、ユニット交換は難易度が高いため、プロに任せるのが良いでしょう。
ヘッドライトバルブとユニットの交換を業者に依頼した場合の費用は、下記のとおりです。
業者 | 金額 |
カー用品店 | バルブ:約1,500〜約2,000円 ヘッドライトユニット:約25,000円 |
ガソリンスタンド | バルブ:約2,000〜約3,000円 ヘッドライトユニット:約25,000円 |
整備工場 | バルブ:約2,500〜約3,000円 ヘッドライトユニット:約20,000円 |
ディーラー | バルブ:約4,000〜10,000円 ヘッドライトユニット:約50,000円 |
しかし、ディーラー・ガソリンスタンド・整備工場では、純正以外のヘッドライトユニットに交換してもらえない場合が多いです。
カー用品店では加工済みヘッドライト(自作以外の完成品)の取り付けのみ一部で対応してもらえる可能性があります。ただし、加工自体はカスタムの専門店でないと行なってもらえないのが一般的です。
理由としては、市場に出回る商品が全て車検や保安基準対応とは限らないので、基本カスタム品への交換や加工は自己責任となっています。
またヘッドライトの加工費用の例は、下記のとおりです。
- イカリング左右2箇所:40,000円
- LEDアクリルイカリング左右2箇所:45,000円
イカリングの相場は、40,000円前後となっています。あくまで一般的な加工費用の目安なので、気になる方はヘッドライトカスタムの加工専門店に問い合わせしてみてください。
車のヘッドライトのカスタム事例
車のヘッドライトのカスタム事例を紹介します。
実際にヘッドライトのカスタムをした人からは「カラフルもかっこいい」という声が挙がっていました。
中には「人生初のヘッドライトカスタムを作れた!」という声もあったので、初めてで不安な方も自分好みのカスタムにチャレンジしてみてください。
車のヘッドライトをカスタムする際の注意点
車のヘッドライトのカスタムを自己判断で試したりすると、車検に通らない可能性があります。ここでは下記の3つの注意点を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
光軸の調整
光軸の調整ができていないとキレイなカットライン(※)が出ず、最適な配光になっていないので歩行者や対向車を眩しくさせてしまいます。
主な光軸がズレる原因は、製品のバルブごとに光源(光を発するもの)の位置が変わることです。他にも取り付け時にバルブの向きを間違える、車の走行時に振動するなどでも光軸はズレてしまいます。
正しい光軸でヘッドライトを照らすことができなければ、運転席から見える視界も悪くなってしまうでしょう。そのため、前方が少しでも見にくいと感じたら、事故を起こさないためにも早めに光軸の調整をするのがおすすめです。
光軸を正しい位置に調整するには、ヘッドライトの光を壁に当てる方法が簡単です。
3つのステップで紹介します。
※レベライザーとは、ヘッドライトの照射角度を応急処置で調整する装備です。2005年以前の車にはレベライザーが搭載されていない場合があります。
バルブを新品に交換した際は光軸がズレやすいので、再度同じ位置からヘッドライトを壁に当てて、マーキングに合うのかどうか確認しましょう。
奥にある回しにくい場所でも届くように、柄の長いドライバーや専門のレンチがあると便利です。
注意点として、樹脂製の光軸調整用のネジは力を入れて無理に回しすぎると破損してしまう場合があります。
修理・交換するのに高額な費用がかかってしまうので、光軸調整をする際は優しく丁寧に少しずつ回すようにしましょう。
ヘッドライトの明るさ
ヘッドライトの光が明るすぎると、車検に通らない可能性があります。
保安基準によってヘッドライトの明るさは以下のように定められています。
すれ違い前照灯(ロービーム) | 走行用前照灯(ハイビーム) |
周りの交通を妨げないものであること | 最高光度の合計が430,000カンデラを超えないこと |
現在は検査官によって判断が変わるため、車検に不安な方はテスター屋でチェックする方法を試してみましょう。テスター屋は予備検査場ともいわれ、陸運局の検査ラインと同じ機械を使って検査できる場所です。もちろん明るさの確認も行えるので、実際に合格となれば車検に通らない心配はありません。
ヘッドライトの色・色温度
保安基準によって平成17年(2005年)以前の車は白色または淡黄色、基準改定後の平成18年(2006年)以降の車は白色と定められています。
参考:国土交通省「第198条」
また、色だけでなく、色温度(色と温度の関係を数値で示したもの)を示すケルビン数が高すぎていないかも確認しましょう。たとえば、LEDヘッドライトの場合はケルビン数が高いと青く発光しているように見えます。
そのため、白色のヘッドライトバルブを購入しても車検に通らない可能性があります。販売されているバルブの色だけでなく、発行するケルビン数を確かめることが重要です。
LEDヘッドライトのケルビン数を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
車のヘッドライトのカスタムならHID屋がおすすめ!
車のヘッドライトをカスタムするならHID屋がおすすめです。車検に対応している安心の製品で、色や明るさの基準に不合格になってしまう心配はありません。もし前方を明るく照らす役割のあるライトが役割を果たさない場合、事故に繋がる危険性があります。
HID屋のヘッドライトは前方を明るく照らせるだけでなく、キレイなカットラインで対向車を眩しくさせません。今回は数あるライトの中でカスタムにおすすめな商品を2つ紹介します。
LEDバルブ Qシリーズ
商品名 | LEDヘッドライト/フォグランプホワイト 6500K Qシリーズ |
バルブ形式 | D2S/D4S H4 Hi/Lo H8 H11 H16 H10 HB3 H7 PSX26W |
明るさ | 68400cd(カンデラ) |
LEDチップ | 特注高性能LEDチップ |
価格 | 15,980円(税込) |
上記のLEDライトはホワイトで、車検に落ちる心配はありません。さらに特注の高性能LEDチップを搭載しており、車検基準の6,400カンデラより約10.7倍の圧倒的な明るさを誇っています。
また明るいだけでなくワイドに広がる光で、横から飛び出してくる車も見逃しません。路面をしっかりと視認できるため、暗い道や悪天候時でも安心して運転できます。
車検に通る白色のライトで道路の前方をしっかりと視認したい方は、圧倒的に明るいQシリーズのヘッドライトにカスタムするのがおすすめです。
口コミ
Qシリーズは口コミでも好評のため、いくつか紹介します。
5月に車検をした時にライトのハイビームが切れていますと連絡がありライトを変えましたLEDに変えていたのにLEDは長持ちだと聞いていたのにこれを気に依然からしっていたHID屋さんのQシリーズを買いました又ライト類もすべて変えましたHID屋さんは他社の物より良い商品一番ですこの商品に初めからしていたら良かったですHID屋さん最高ありがとうございます
引用元:Amazon
マーシャル889のイエローレンズに使用
引用元:Amazon
最初にIPFの60wのバルブを付けて光量を計った結果は暗くてダメ
こちらのバルブに変えて光量を計った結果は本当に10倍の数値になりました
1つ下のグレードからの買い替えですが…買い替えて満足しております。こんなに明るいなら最初からこちらを買えばよかったです。車検にトライするのが楽しみです。
引用元:Amazon
気になる方は下記サイトをご覧ください。
LEDバルブ Mシリーズ
商品名 | LEDヘッドライト Mシリーズ |
バルブ形式 | H1 H3 H3C H4 Hi/Lo H7 H8 H11 H16H10 HB3 HB4 HIR2 H19 PSX24W PSX26W |
明るさ | 49500cd(カンデラ) |
LEDチップ | 特注の明るいLEDチップを搭載 |
価格 | 10,780円(税込) |
上記のLEDライトも色はホワイトで、車検に落ちる心配はありません。LEDバルブ Mシリーズでは、車検基準の6,400カンデラより約7.8倍の明るさを実現しています。
また、明るいだけでなく純正同様のキレイなカットラインがでているため、対向車の視界を妨げてしまうことはありません。さらに路肩の標識や歩行者もしっかりと視認でき、暗い道や悪天候時も安心して運転できます。
車検時に安心な白色のライトを、価格を抑えて1万円前後でカスタムしたい方は、Mシリーズに交換するのがおすすめです。
口コミ
Mシリーズは口コミでも好評のため、いくつか紹介します。
オートライト義務化後のワゴンRに装着しました。
引用元:Amazon
標準はハロゲンで暗く、雨の夜は何も見えません。
このLEDバルブに交換した後は世界が変わりました。笑
もう雲泥の差で明るいです。雨の夜でも見えやすくなりました。車検はまだですが、カットラインもくっきりはっきり出てます。
まだ3ヶ月程しか使ってませんが、ファンで冷却されるので2時間半点けっぱなしで走り続けても平気でした。
10年程前にHID屋さんのHIDコンバージョンキットを使用してとても良かったので、この商品も良いものだと思います。
びっくりするぐらい明るい しっかりエルボ―点も出るので車検受かりました!
引用元:Amazon
購入した車に他社のLEDヘッドライトがついていて、だいぶ明るかったけど、HID屋さんのやつのが、もっとしっかり道路を照らせている感じで見やすかったです。次回もリピートします。
引用元:Amazon
気になる方は、下記サイトをご覧ください。
まとめ
今回は、車のヘッドライトのカスタム方法3つとポイント、手順や交換費用を解説しました。
カスタムの方法をまとめると下記のとおりです。
- バルブ交換する方法
- ユニット交換する方法
- ヘッドライトを加工する方法
中でもバルブ交換は、自分でするカスタム方法として定番となっています。ユニット交換は難易度が高いため、プロに任せるのが良いでしょう。加工自体はカスタムの専門店でないと行なってもらえないのが一般的です。
車のヘッドライトを自分でカスタムするなら、車検に対応しているHID屋がおすすめです。道路前方の視界をしっかりと確保できる製品で、暗い道や悪天候時でも安心して運転できます。
ヘッドライトカスタムが初めての方は、高性能な「Qシリーズ・Mシリーズ」から選んでみてください。