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HID D2Sとは?D2Rとの違いや選び方、おすすめ商品から交換方法まで徹底解説!

HIDバルブ

「HIDバルブ『D2S』を交換したいけれど、どれを選べばいいのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

HIDバルブは、色温度や明るさ、種類の違いなど、選ぶ際に注意すべきポイントが多くあります。また、適切な商品を選ばないと交換時に問題が生じたり、車検に通らなかったりすることもあります。

そこで本記事では、HIDバルブ「D2S」の特徴や選び方のポイント、交換方法についても詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

目次

HIDバルブ「D2S」とは

車体が黒い車のヘッドライト

D2Sバルブとは、HID(高輝度放電)ヘッドライトに使用されるバルブの一種です。

プロジェクターヘッドライト専用に設計されており、透明なガラス管で覆われたシンプルな構造が特徴です。

D2Sバルブは、車両のヘッドライト内で光を一点に集中させる役割を持ち、明るく均一な光を照射します。また、D2Sは水銀を含むタイプで、高電圧(約85V)で点灯するため、より強い光量を実現します。

選ぶ際には、車種や使用するヘッドライトに適合することが重要です。D2Sバルブは主に視認性の向上や夜間の安全性を求めるユーザーに支持されています。

HIDバルブの種類

黒い車体の車のヘッドライトが光っている様子

HIDバルブにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。

代表的な種類は、次の4つです。

  • D2S
  • D2R
  • D4S
  • D4R

4種類のバルブは形状がよく似ていますが、互換性がないため自分の車に合ったバルブを選ぶことが大切です。以下、それぞれのバルブの特徴を表にまとめました。ぜひ参考にしてください。

スクロールできます
バルブタイプ対応ヘッドライト環境配慮(水銀不使用)点灯電圧色温度安定点灯時間
D2Sプロジェクター式なし85V4300K〜6000K約15〜30秒
D2Rリフレクター式なし85V4300K〜6000K約15〜30秒
D4Sプロジェクター式あり42V4300K〜5000K約30〜60秒
D4Rリフレクター式あり42V4300K〜5000K約30〜60秒

HIDバルブを選ぶ際は、車両の仕様に適したものを選ぶことが重要です。誤った規格を取り付けると、故障や点灯不良につながる可能性があります。

次の見出しでは、それぞれのバルブの違いについて詳しく解説します。正しいバルブを選び、安全で快適な明るさを実現しましょう。

HIDバルブ「D2とD4」の違い

はじめに、「D2」と「D4」の違いについて解説します。「D2」と「D4」は、全く異なるバルブであり、互換性はありません。

特に異なる特徴について、次の項目ごとに詳しく説明します。

  • 成分
  • 台座部分の形状
  • 電圧
  • 明るさ

成分

HIDバルブ「D2」と「D4」の最も大きな違いは、使用されている成分です。

D2バルブには微量の水銀が含まれていますが、D4バルブは環境への影響を考慮し、水銀を使用していません。

D4バルブは、水銀不使用により、使用後の廃棄時における環境汚染リスクを低減しています。この特性から、トヨタやダイハツ、レクサスといったメーカーの一部車種では、純正装備としてD4バルブが採用されています。

台座部分の形状

D2とD4は、台座部分の爪の形状が異なるため、基本的に互換性がありません。D2バルブをD4用のソケットに取り付けようとしても、形が合わず装着できない仕組みになっています。そのため、バルブを選ぶ際は特に注意が必要なポイントです。

ただ最近では、D2R/SとD4R/Sのどちらにも対応した共用タイプのバルブが登場しています。このタイプのバルブを使えば、異なる規格の間でもスムーズに取り付けが可能です。

電圧

HIDバルブ「D2」と「D4」の違いで注目すべきなのが、動作電圧です。

D2バルブは約85Vで点灯するのに対し、D4バルブは約42Vで動作します。この電圧差によって、それぞれの特徴や用途が異なります。

D2バルブは高い電圧を使って明るい光を生み出すため、より強い発光が求められる場面に適しています。一方で、D4バルブは低電圧で動作するため、省エネ性能に優れており、環境負荷が抑えられているのが特徴です。どちらを選ぶかは、車種や使用シーンによって変わります。

また、電圧が違うことでバラストの設定も異なるため、適合しないバルブを使うと点灯不良や故障の原因になります。バルブ選びの際は、自分の車に合ったものを選ぶことが大切です。

明るさ

HIDバルブ「D2」と「D4」では、明るさに違いがあります。D2バルブはD4バルブよりも約20%ほど明るく、この差は水銀の使用有無と動作電圧の違いから生じています。

D2バルブは少量の水銀を含んでおり、効率的な発光を可能にしています。一方、D4バルブは環境に配慮して水銀を使用しておらず、自然と明るさは控えめです。

また、D2バルブは85Vの高い電圧で動作するのに対し、D4バルブは42Vで動作するため、この点も明るさに影響を与えています。

HIDバルブ「SとR」の違い

次に、「S」と「R」による違いについて解説します。「S」と「R」も、全く異なるバルブであり、互換性はありません。

特に異なる特徴について、次の項目ごとに詳しく説明します。

  • 台座部分の形状
  • 遮光機能

台座部分の形状

HIDバルブ「S」と「R」は、台座部分の形状に違いがあります。

Sタイプはプロジェクターヘッドライト用、Rタイプはリフレクターヘッドライト用として設計されており、それぞれの爪の形状が異なるため、誤った取り付けを防ぐ仕組みになっています。

D2SとD2Rのバルブサイズ

しかし最近では、SタイプとRタイプの両方に対応した汎用台座を持つ社外品のHIDバルブが増えています。取り付け前には、台座形状と適合性を十分に確認しましょう。

遮光機能

HIDバルブ「S」と「R」の違いには、遮光機能の有無があります。

Sタイプの特徴

Sタイプバルブは、主にプロジェクターヘッドライトで使用されます。プロジェクターヘッドライト自体に遮光板が内蔵されているため、Sタイプには遮光機能がありません。

Rタイプの特徴

Rタイプバルブは、リフレクターヘッドライトとして設計されています。リフレクターヘッドライトには遮光機能がないため、Rタイプのバルブ自体に遮光機能が備わっています。

遮光機能は、対向車への眩しさを防ぐために欠かせない要素です。そのため、SタイプとRタイプを正しく選ぶことが大切です。誤った組み合わせをすると、安全性に影響が出る可能性があるため注意してください。

HIDバルブ「D2S」の選び方

HIDバルブ

ここでは、HIDバルブ「D2S」の選び方について解説します。以下の項目ごとに詳しく解説しますので、ぜひHIDバルブを選ぶ際の参考にしてください。

  • 車両適合の確認
  • 色温度の選択
  • 品質と保証

車両適合の確認

はじめに、自車に適合しているHIDバルブのタイプを確認しましょう。

D2Sはプロジェクター式ヘッドライト用のバルブです。トヨタの「アルファード 10系 前期」やホンダの「ステップワゴン RF」など、一部の車種でD2Sを採用しています。

HIDバルブを購入する際は、必ず車両に適合したものを選ぶよう注意が必要です。

色温度の選択

HIDバルブを選ぶ際は、色温度に注意しましょう。

色温度はケルビン数によって決まり、4300K(ケルビン)が純正に近い色味です。6000Kはより白く、8000Kは青白い光となります。

HIDバルブの色温度の違い

車検対応は4300Kと6000Kに限られるため、車検対応のもので選ぶよう注意してください。

品質と保証

HIDバルブ「D2S」を選ぶ際は、品質と保証内容をしっかり確認することが大切です。

信頼できる製品を選べば、長く安心して使用できます。また、万が一不具合があった場合に備えて、保証期間も重要なポイントになります。

HID屋のD2Sバルブ!おすすめ商品を紹介

ここでは、HID屋で販売しているおすすめ商品を2つ紹介します。ぜひバルブ選びの参考にしてください。

美しい光の高効率HIDバルブ「55W 純正交換HIDバルブ」

55W 純正交換HIDバルブ
商品名55W 純正交換HIDバルブ
バルブ形式D2S、D2R
ケルビン数6000k、8000k、12000k

「55W 純正交換HIDバルブ」は、明るさと美しい発光を実現した高性能なHIDバルブです。純正の35Wバルブから55Wにアップグレードしたい方や、ヘッドライトをより鮮やかな光にしたい方に最適です。夜間の視認性を向上させ、安全で快適なドライブをサポートします。

このバルブには高品質な石英ガラスが採用されており、透過性が高いだけでなく、耐熱性や耐衝撃性にも優れています。また、紫外線カット機能も備わっているため、車両やヘッドライト周辺の部品を保護する効果も期待できます。

ケルビン数は、白色光の6000K、やや青白い8000K、個性的なクリアブルーの12000Kから選択可能です。お好みに合わせてヘッドライトのカラーを変えられるので、ドレスアップ目的にもおすすめです。純正交換タイプのため、現在のバルブを簡単に交換できるのも魅力です。

さらに、より明るさを追求したい方には、純正交換HIDキットとの組み合わせがおすすめです。55Wの力強い光で、夜間走行の安心感が格段に上がります。

性能と美しさを兼ね備えたこのHIDバルブで、愛車の照明をアップグレードしてみませんか?

商品についての口コミ

HONDAのクロスロードに取付しました。
日本製がないと思っていたので、購入できてよかったです。取付後も問題なく使用できています。また他の商品も購入したいと思います。(HID屋より引用

純正品よりお得に明るさアップ!「純正型HIDパワーアップキット」

純正型HIDパワーアップキット
商品名純正型HIDパワーアップキット 
バルブ形式55w:D4S/D4R
45w:D2S/D2R
ケルビン数6000k、8000k、12000k

「純正型HIDパワーアップキット」は、純正品と交換するだけで明るさを大幅にアップできる便利な商品です。加工不要で簡単に取り付けられるため、手間をかけずに視認性を向上させたい方におすすめです。

このキットでは、純正35Wから45Wまたは55Wへとハイワッテージ化が可能です。これにより、ヘッドライトの明るさが増し、夜間や悪天候時の視界が格段に向上します。

ケルビン数は6000K(白色)、8000K(青白い光)、12000K(クリアブルー)から選べるので、車のデザインや好みに合わせてカスタマイズできます。

また、純正型バラストを採用しているため、万一純正品に戻したい場合でもスムーズに現状復帰が可能です。安心の1年保証が付いており、保証書を紛失しても注文番号があればサポートが受けられるのも心強いポイントです。

愛車のヘッドライトをもっと明るくしたい方や補修用を探している方にぴったりのキットです。

商品についての口コミ

とにかく別物!! 買えば分かります。
1度半信半疑で購入させて頂きましたがあまりのクオリティーにびっくりさせられました笑
HID屋より引用

HIDバルブ「D2S」の交換方法

HIDバルブとヘッドランプ

ここでは、HIDバルブ「D2S」の交換方法について、手順と注意点を解説します。

交換手順

D2Sバルブの交換手順について詳しく解説します。

  1. エンジンを停止し、バッテリーのマイナス端子を外す
  2. ヘッドライトユニットの背面にあるカバーを反時計回りに回して取り外す
  3. カプラーを反時計回りに回して外す
  4. ロックピンを慎重に外す
  5. ヘッドライトから古いD2Sバルブを引き抜く
  6. 清潔な手袋を着用し、新しいD2Sバルブを装着する
  7. ロックピン、コネクタ、カバーを順番に取り付ける
  8. バッテリーのマイナス端子を再接続し、エンジンを始動してヘッドライトの点灯を確認する

※取り付けは必ず自己責任で行ってください

注意点

D2Sバルブを交換する際は、以下のポイントに注意して自己責任で行ってください。

  • D2Sバルブは高温になるため、交換作業は必ずエンジン停止後、十分に冷めてから行ってください。
  • バルブ内部は高圧のため、割れると危険です。慎重に扱ってください。
  • 交換後は必ず点灯確認を行い、正しく取り付けられていることを確認してください。

以上の注意点に気をつけて作業を行うことで、安全にD2Sバルブの交換を行うことができます。

HIDバルブ「D2S」に関するよくある質問

シルバーの車体とヘッドライト

最後に、HIDバルブ「D2S」に関するよくある質問を紹介します。

D2SバルブとD4Sバルブは互換性がありますか?

D2SバルブとD4Sバルブは互換性がありません。それぞれの仕様が異なるため、車両に適したバルブを正しく選ぶ必要があります。

D2Sバルブには少量の水銀が使われていますが、D4Sバルブは環境に配慮して水銀を含まない設計です。また、D2Sは約85V、D4Sは約42Vで動作するため、電圧の違いも大きな要因です。

さらに、台座の形状も異なり、互いに取り付けることはできません。仮に取り付けられたとしても、点灯しない、明るさが不十分、または安全性に問題が生じる可能性があります。

こうした違いを理解し、車両に合ったバルブを選ぶことが大切です。

HIDバルブの明るさを上げる方法はありますか?

HIDバルブの明るさを上げる方法はいくつかあります。

まず、新しいHIDバルブに交換することです。バルブは使い続けるうちに劣化し、光量が低下してしまうため、新品に替えることで本来の明るさを取り戻せます。

次に、HIDパワーアップキットを取り付けて、出力を純正の35Wから45Wや55Wに上げる方法も効果的です。これにより、光量が大幅にアップし、夜間の視界が改善されます。また、ヘッドライトレンズの黄ばみや曇りをクリーニングすると、光の透過性が良くなり、明るさが向上します。

さらに、光軸の調整やバッテリーのチェックも重要です。光軸がずれていると、効率的に光を照射できず暗く感じることがあります。バッテリーが劣化している場合も、電圧が安定せず明るさに影響します。

これらの方法を組み合わせることで、HIDバルブの明るさを効果的にアップできます。安全性や車検対応も考慮しながら、自分に合った方法を試してみてください。

HIDバルブをLEDバルブに変更できますか?

HIDバルブをLEDバルブに変更することは可能です。

LEDバルブの特徴は、HIDに比べて明るい点です。純正HIDの約1.6倍の明るさを実現する製品もあり、夜間や悪天候時でもよりクリアな視界を確保できます。また、LEDは点灯した瞬間に最大光量に達するため、すぐに視認性を高められるのも魅力です。

取り付けは基本的に、純正HIDバルブを取り外してLEDバルブを差し替えるだけで簡単に行えます。ただし、一部の車種ではアダプターや変換キットが必要になる場合もあります。

HID屋で販売中のD2Sバルブの中では、「Qシリーズ」が一番明るいとされています。

Qシリーズ

LEDタイプが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

商品の詳しい情報や交換方法については、こちらの動画で紹介しています。あわせて参考にしてください。

なお、D2SバルブのLED化については、別の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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HIDバルブに交換後、車検は通りますか?

HIDバルブに交換した後、車検に通るかどうかは、使用するバルブが車検基準を満たしているかにかかっています。車検では、適切な配光パターンが確保されていることや、左右の光量が均一であることが求められます。

社外品HIDバルブの場合、基準を満たさず車検に通らないこともあるため注意が必要です。2024年8月からはロービームのみでの検査が導入されるため、基準はさらに厳しくなります。そのため、車検に通るかどうかを事前に確認しておくことが重要です。

車検を確実にクリアするには、純正HIDや信頼できるメーカーのバルブを選ぶのがおすすめです。交換する前に、製品が最新の車検基準に適合しているかしっかり確認しておきましょう。

まとめ

今回は、HIDバルブ「D2S」について詳しく解説しました。

HIDバルブには「D2S」の他にも種類があり、それぞれ特徴があります。選び方のポイントやおすすめ商品を参考にして、自分に合ったD2Sバルブを選びましょう。

HID屋では、車検対応の高品質な商品を取り揃えています。HIDバルブの交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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