ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタム!目的別・型式別(70/80/90系)の事例などを解説

ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタム!目的別・型式別(70/80/90系)の事例などを解説_アイキャッチ

トヨタを代表するミニバンの一つであるヴォクシーは、アウトドアやキャンプでも人気が高い車両です。

そんなヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタムする方法を紹介します。

レトロやオフロードといった目的別に、70系・80系・90系まで型式別のカスタム事例を具体的に紹介するので、あなたのヴォクシーにピッタリのカスタムが見つかります。

あわせてカスタム費用の目安や、カスタム済み中古車の選び方も紹介するので、ヴォクシーをまだ所有していない方も必見です。

目次

ヴォクシーがアウトドア・キャンプに人気な理由

ヴォクシーがアウトドア・キャンプに人気な理由は以下の3つが挙げられます。

  • 室内空間の広さと積載力が抜群
  • 優れた燃費性能
  • 車中泊にも対応できるシートアレンジ

ここからは、それぞれの理由について詳しく解説していきます。

室内空間の広さと積載力が抜群

ヴォクシーがアウトドア・キャンプに人気な理由の一つとして、室内空間の広さと積載力が挙げられます。

ヴォクシーの室内寸法は以下のとおりで、大人でもゆったりと過ごせる広さを持っています。

室内長室内幅室内高
2,805mm1,470mm1,405mm

特に室内高は同じトヨタ車で一回り大きいサイズの「アルファード」を超えており、子供の着替えを立ったまま行えるなど、様々なシーンで使い勝手が良いです。

またヴォクシーはミニバンならではの、広い荷室も魅力です。真四角なボディ形状のため、車内スペースを有効に使用して、荷物をたくさん載せられます。

狭くなりがちな3列目シートの格納時の荷室も、ヴォクシーはシートをコンパクトに畳めるため、容量が犠牲になりません。

運転席側の3列目シートを折り畳んだヴォクシーの荷室
運転席側の3列目シートを折り畳んだヴォクシーの荷室

このように家族がしっかり使える広い室内空間と、たくさん荷物を積める荷室を持つヴォクシーは、アウトドア・キャンプでも活躍する車両と言えるでしょう。

優れた燃費性能

ヴォクシーは優れた燃費性能を誇っているため、アウトドア・キャンプで人気を得ています。

ヴォクシーにはハイブリッドモデルがあり、カタログ燃費は最高23.0km/Lと、ライバル車と比べて突出しています。

そしてハイブリッドモデルのヴォクシーの燃料タンク容量は50Lと大きく、満タンの状態から1,000km走行できる計算です。

郊外や山間地など遠出になりがちなアウトドアやキャンプですが、燃費が良く1回の給油でより遠くまで行けるヴォクシーは、ピッタリの車両と言えます。

車中泊にも対応できるシートアレンジ

車中泊にも対応できるシートアレンジを持っていることも、ヴォクシーがアウトドアやキャンプで人気を得ている理由の一つです。

車内でくつろいだり、たくさん荷物を載せたりと、シチュエーションに応じて以下のアレンジが可能です。

アレンジ名解説
スーパーリラックスモードサードシートを跳ね上げ、1・2列目の乗員がリビングのようにくつろげる。
ラゲージモードサードシートを跳ね上げ、荷室を拡大。
ビッグラゲージモードラゲージモードから2列目シートを前にスライドさせ、後席全てを荷室として使用。
リヤフラットソファモード2・3列目をフラットにして横になれる。
フロントフラットソファモード1列目を倒し、2列目と合わせることでくつろげる。
後席トライアングルモード2列目左右のシートを1・3列目にそれぞれ近づけることで、座席に座る子供をケアできる。
前席ベビーケアモード子供が乗った2列目を前にスライドさせ、停車中に運転席からケアできる。

上記のようにヴォクシーは多彩なシートアレンジを持っており、特別な装備がなくても車内でくつろいだり車中泊できるため、アウトドアやキャンプで人気を博しています。

ヴォクシーのアウトドア・キャンプ仕様カスタムを紹介:目的別編

そのままの状態でも使い勝手が良いヴォクシーですが、アウトドア・キャンプ仕様カスタムを施せば、その魅力は更に高まります。

そんなヴォクシーのアウトドア・キャンプ仕様カスタムの例として、目的別に「レトロ仕様」と「オフロード仕様」を紹介します。

レトロ仕様

スタイリッシュで硬派なイメージを持つヴォクシーを、レトロにカスタムする事例を紹介します。

レトロ仕様にカスタムしたヴォクシー
レトロ仕様にカスタムしたヴォクシー
(写真はイメージです)

カスタムの特徴として、以下の特徴が挙げられます。

  • アースカラーの外装
  • ブラックアウトしたバンパー
  • ホワイトレター入りのタイヤ

「アースカラーの外装」は黒などシックな雰囲気が強いヴォクシーの印象を和らげ、自然と調和する雰囲気にしてくれます。

また「ブラックアウトしたバンパー」は現代のボディ同色のものとは異なり、金属製バンパーから変化していった1970年代に普及したもので、レトロな印象を演出。

さらに1960〜70年代にアメリカを中心に流行した「ホワイトレター入りのタイヤ」で足元にもレトロ感をプラスしています。

このようにキャンプやアウトドアに合うよう、クールな印象のヴォクシーを温かみのあるレトロ仕様にカスタムしてみてはいかがでしょうか。

オフロード仕様

ここからは洗練された都会派なヴォクシーを、オフロード仕様にカスタムする事例を紹介していきます。

オフロード仕様にカスタムしたヴォクシー
オフロード仕様にカスタムしたヴォクシー
(写真はイメージです)

カスタムの特徴として、以下の特徴が挙げられます。

  • グリル・ルーフマーカー
  • オフロードタイヤ
  • リフトアップ

「グリル・ルーフマーカー」はフロントグリルや屋根部分につける小さなライトで、自車の視認性を高めるだけでなく、力強い印象を与えてくれます。

また「オフロードタイヤ」を装着すれば、足元をワイルドに演出するだけでなく、ぬかるみや岩場での走行も可能です。

さらに車体を「リフトアップ」することで、最低地上高が上がり、さらに走破性が高まります。

このように都会的な印象を持つヴォクシーを、オフロード仕様にすることで、キャンプ場など自然豊かな場所にピッタリの雰囲気に変えられます。

ヴォクシーのアウトドア・キャンプ仕様カスタムを紹介:型式別編

ヴォクシーは年式に応じて「70系」「80系」「90系」と分けられています。

ここからはヴォクシーのアウトドア・キャンプ仕様カスタム事例を型式別に、車両が持つ特徴とあわせて解説していきます。

70系

70系ヴォクシーのフロントフェイス・シルバー
70系ヴォクシー

丸みがあり柔らかい印象の70系ヴォクシーは、レトロ仕様がピッタリです。

先ほど紹介したレトロ仕様のカスタムを行えば、キャンプ場の雰囲気と相まって非日常的な印象を与えてくれるでしょう。

70系は2列目シートを3列目と向かい合わせにできる「ロングスライド回転シート」を装備しています。

これにより車内をリビングのように使用でき、ゆったりとした時間を過ごせます。

80系

80系ヴォクシーのフロントフェイス・白
80系ヴォクシー

洗練された印象を持つ80系ヴォクシーは、グリルやルーフにマーカーを取り付けるなど、ワイルドなオフロード仕様がピッタリです。

悪路でも力強く走破できるオフロード仕様ですが、どこか品のある上質な印象をもたらしてくれるでしょう。

80系ヴォクシーはシートアレンジが多彩で、フラット仕様にするパターンも豊富なため、車中泊も快適に行えます。

またハイブリッドタイプもラインナップしていることから、80系ヴォクシーは低燃費でより遠出に向いている車両です。

90系

他の年式と比べて、よりタフな印象を持つ90系ヴォクシーは、80系と同様にオフロード仕様のカスタムが合います。

他にも90系は80系の性能を引き継いでおり、豊富なシートアレンジが可能で、キャンプや車中泊に便利です。

加えて外部給電にも対応しており、タープなどを取り付けて、車外で電化製品を使いながら快適にくつろぐこともできます。

ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタムする方法:外装編

ここからはヴォクシーの外装をアウトドア・キャンプ仕様にカスタムする方法として、以下の4つを紹介していきます。

  • ルーフラック・キャリア
  • タープ・オーニング
  • ポップアップルーフ
  • LEDフォグランプ

ルーフラック・キャリア

ルーフラック・キャリアの使用イメージ
ルーフラック・キャリアの使用イメージ
(車両はヴォクシーと異なります)

ルーフラック・キャリアを装着すれば、より多くの荷物を載せられます。

特に多人数乗車で3列目シートまで使用する場合、荷室容量が制限されてしまいます。

そんな時、ルーフラック・キャリアがあれば3列目を使用していても、かさばりがちなキャンプ用品をしっかりと積み込むことが可能です。

タープ・オーニング

タープ・オーニングの使用イメージ
タープ・オーニングの使用イメージ
(車両はヴォクシーと異なります)

食事など、屋外での時間をより快適に過ごしたい方に、タープ・オーニングがおすすめです。

バックドアと繋げたり、スライドドアに屋根のように取り付けることで、屋外でのリラックス・生活スペースを簡単に拡大できます。

ポップアップルーフ

ポップアップルーフのイメージ
ポップアップルーフのイメージ
(画像はヴォクシーと異なります)

ヴォクシーで快適に車中泊をしたい方には、ポップアップルーフがおすすめです。

屋根部分を使用するポップアップルーフは、見晴らしがよく、開放感がある状態で眠れます。

またポップアップルーフを使用することで、車内以外に車中泊スペースができることから、多人数での車中泊も可能になります。

LEDフォグランプ

LEDフォグランプ点灯イメージ(ホワイト)_HID屋 Vシリーズ2色切り替え

キャンプ場への道中など暗い山道や霧が発生した状態でも、LEDフォグランプを装着していれば、安全に視界を確保できます。

90系のフォグランプは標準でLEDが装備されていますが、80系と70系はハロゲンです。

照射する光が弱いハロゲンから強い光を放つLEDに交換することで、路面をしっかりと照らして落石などの落下物や路肩を視認できるようになり、視界不良時でも安心して移動できます。

ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタムする方法:内装編

アウトドア・キャンプを快適に過ごせる内装カスタムとして、以下の3つを紹介します。

  • ベッドキット
  • カーテン・シェード
  • リスト

ベッドキット

ベッドキットの使用イメージ
ベッドキットの使用イメージ
(画像はヴォクシーと異なります)

ヴォクシーで車中泊する際、より快適に眠りたい方にベッドキットがおすすめです。

シートアレンジが豊富でフラットな状態も作れるヴォクシーの室内ですが、どうしてもシート間で隙間ができたり、床面になる部分がシートの凹凸に影響されてフラットになりません。

そんなヴォクシーの車内でも、ベッドキットを使用すれば水平な寝床を生み出せるため、熟睡できるようになります。

カーテン・シェード

カーテン・シェードのイメージ
カーテン・シェードのイメージ
(車両はヴォクシーと異なります)

カーテン・シェードはヴォクシーで車中泊を行う場合、必須のカスタムと言えるでしょう。

カスタムをしていない状態で就寝してしまうと、外の灯りによって真っ暗な状態が保てないだけでなく、車外から覗かれるリスクもあり熟睡できる環境とは言えません。

90系ヴォクシーの2列目にはサンシェードがありますが、他のモデルには装備されておらず、いずれのモデルでもフロントガラスなど他の面はカバーできていません。

そんなときカーテンやシェードを装着すれば、全面の窓ガラスが外部の光や視線を遮ってくれるため、車内は一気にプライベートな空間に変わります。

LEDルームランプ

LEDルームランプ

車内をリビングのように明るく照らし、夜間を快適に過ごすカスタムにはLEDルームランプがおすすめです。

室内空間が広いヴォクシーの場合、純正のハロゲン球では隅々まで照らせません。

LEDルームランプを装着すれば車内全体を明るく照らしてくれるため、まるで自宅のリビングにいるかのように、くつろぐことが可能です。

ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にカスタムする費用

ヴォクシーをアウトドア・キャンプ仕様にする費用の目安を解説します。大まかな費用は以下のとおりです。

装備金額
ポップアップルーフ約100万円 
※業者に依頼する場合
ベッドキット、テーブル等〜10万円

上記表のとおり、ポップアップルーフなど一部の装備を除いて、ベッドキットなどは〜10万円で取り付けできるものが多いことが分かります。

もちろん装着する装備数に応じて費用は増えていきますが、装備したい内容によってはセット販売されている場合もあるため、気になる方は業者に問い合わせてみると良いでしょう。

なおポップアップルーフなど、装備によっては業者への依頼が必須となるものがあります。

また業者によっては持ち込みのカスタムは対応しておらず、ベース車両本体を業者を通じて購入し、そこから加工する場合もあります。

DIYの場合は、工賃はかからず材料費のみとなるため、業者に依頼する場合より費用を抑えたカスタムが可能です。ただし行う際は安全に注意して、自己責任で行ってください。

カスタム済み中古ヴォクシー選びのチェックポイント

中古車サイトなどでは、ポップアップルーフを装着したものなど、カスタム済みのヴォクシーが中古で購入可能です。

そんな中、納得がいく車両を購入できるよう、以下のとおり3つのチェックポイントを解説します。

  • 車両の状態
  • 保証や購入後のサポート体制
  • 自身のニーズにあった装備

車両の状態

カスタム済みの中古ヴォクシーを購入する際は、車両の状態を確認しましょう。

走行距離やメンテナンス記録など、一般的な中古車選びで注意する箇所に加え、キャンプ・アウトドア使用の専用装備の状態もチェックが必要です。

例えばポップアップルーフの幌は、経年劣化で穴が開いたり破れたりします。

このようにカスタム済みの車両を購入する場合は、業者によって設置された装備の劣化などを含めた車両の状態を確認することが重要です。

保証や購入後のサポート体制

購入後にキャンプ用の専用装備が故障した場合、専門業者でないと対応が難しいため、保証や購入後のサポート体制を確認しましょう。

例えば購入時は気づかなくても、加工して取り付けた装備の継ぎ目が劣化していた場合、後々に雨漏りなどトラブルが発生する場合も。

そんなときに保証で対応してもらえたり、いざという時にサポートしてもらえるよう、購入後の体制も確認しておく必要があります。

自身のニーズにあった装備

車両価格や状態だけで判断すると、購入後になって自分に合わない装備があって後悔することがあります。

そのようなミスマッチを防ぐためにも、何が自身のニーズにあった装備なのかを把握しておくことは重要です。

必要ない装備が付いていると、購入後にメンテナンスの手間や取り外し費用がかかり、後悔につながることがあります。

逆に、自分に必要な装備が揃っていない車を選んでしまうと、使い勝手が悪くなってしまいます。

このようにカスタム済みの中古ヴォクシーを購入する際、自身の生活スタイルや車両に対するニーズを把握し、必要十分な装備を備えている車両か判断してから購入することが重要です。

まとめ

人気車種で巷でたくさん見かけるヴォクシーですが、目的や型式に応じてアウトドア・キャンプ仕様のカスタムを行えば、個性的な車両に変貌するでしょう。

今回ご紹介した内容をあなたのヴォクシーにも施して、またはカスタム済みの車両を手に入れて、アウトドアやキャンプに出かけてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

目次