優れた走行性能と扱いやすいボディサイズを兼ね備えたSUVとして、高い人気を集めるスバル・フォレスター。
そうした人気を背景に、フォレスターをカスタムしてキャンプやアウトドアを楽しみたい方が増えています。
この記事では、フォレスターをキャンプ・アウトドアで実用的に使うためのカスタム方法を、走行性能・外装・内装の視点から詳しく解説します。
あわせて、キャンプにおすすめのアイテムや、フォレスターがアウトドアに向いている理由についても整理しているため、フォレスターオーナー以外の方にとっても、購入時の判断材料として役立つ内容です。
読み進めることで、自身の使い方に合ったフォレスターのアウトドアカスタム方法が明確になり、アウトドアを楽しむための車選びやカスタムの検討を後押しできます。
【走行性能編】フォレスターをキャンプ・アウトドア仕様にカスタムする方法

フォレスターは悪路にも対応できる高い走行性能を備えたSUVですが、北米ではさらにオフロード性能を高めた「フォレスター・ウィルダネス」という特別仕様車が展開されています。
日本では未発売ながら、そのタフなイメージに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんなウィルダネスを彷彿とさせる、走破性を高めるためのカスタムを2つ紹介します。
- オールテレーンタイヤ
- リフトアップ
オールテレーンタイヤ
フォレスターの純正タイヤはオンロード・オフロードをバランス良く走行できる設計ですが、オールテレーンタイヤ(A/T)への交換で、より過酷な路面状況にも対応できるようになります。
オールテレーンタイヤは、舗装路と未舗装路の両方に対応した、幅広い路面環境で走行可能なタイヤです。
砂利道やぬかるみといった悪路でもグリップ力を確保しながら、街中の整備された道でも安定した走行性能を発揮します。
通勤や買い物などの普段使いと、週末のアウトドアを両立したい方にとって、非常に実用的なカスタムです。
リフトアップ
さらに悪路性能を高めたい場合には、リフトアップがおすすめです。
リフトアップは、車高を上げることで最低地上高を確保し、路面の凹凸や岩などの障害物を乗り越えやすくします。
フォレスターはもともと220mmと高めの最低地上高を持ちますが、さらに車高を上げることで大型タイヤの装着が可能になり、走破力と視認性の向上を両立できます。
アウトドア仕様としての存在感も増し、より本格的なオフロード走行も可能になるでしょう。
過度なリフトアップは車検で不合格になる場合があります。車検に合格するためのリフトアップの基準は以下のとおりです。
・車高の変化は±40mm以内が目安
・直前・直左の視界確保(高さ1m・直径30cmのポールが確認できる状態)
・ヘッドライトなど灯火類の高さが基準内に収まっていること
・タイヤ・ホイールが車体からはみ出していない
・足回り部品に劣化やガタつきがないこと
【外装編】フォレスターをキャンプ・アウトドア仕様にカスタムする方法
フォレスターは走破性だけでなく外装パーツの追加によって、積載性や機能性、安全性をさらに向上させることができます。
ここではアウトドアをもっと快適にし、安心して楽しむためのカスタム方法を5つ紹介します。
- ルーフラック・ボックス
- ドアプロテクター
- ステップガード
- LEDフォグランプ
- LEDヘッドライト
ルーフラック・ボックス

キャンプ道具や車中泊グッズなど、かさばる荷物が多い場合は、ルーフラックやルーフボックスの装着がおすすめです。
フォレスターの荷室は開口部が広く容量も十分ですが、ミニバンと比べるとやや手狭に感じることもあります。
屋根上にルーフラックを設置すれば、荷室に加えてさらに多くの荷物を載せられるだけでなく、長尺物の積載も可能です。
また、ルーフボックスであれば、荷物を雨や汚れから守れるため、悪天候時の移動でも安心です。
ドアプロテクター

ドアプロテクターは、枝や岩によるキズ、隣の車との接触(ドアパンチ)から車体の側面を守るパーツです。
またフォレスターでは「サイドプロテクター」として純正アクセサリーに設定されており、自転車や釣竿、スキー板などを立てかけておけるように設計されています。
悪路走行時の車体保護と、アウトドアシーンでの実用性を兼ね備えたドアプロテクターは、アウトドア仕様にぴったりの装備です。
ステップガード

(車両はフォレスターと異なります)
ステップガードは、リアゲートや後席ドアのステップ部を保護し、車体を長くきれいに保つことができるアクセサリーです。
特に、キャンプなどで荷物の積み下ろしや乗り降りが多い場面では、ステップ部分に傷が付きやすくなります。
ステップガードを装着することで、傷を気にせず荷物を出し入れでき、アウトドアでも愛車を安心して使えます。
LEDフォグランプ

急な天候不良に見舞われやすいアウトドアで活躍するのが、LEDフォグランプです。
霧や雨などで視界が悪化した際も、周囲や路面を明るく照らしてくれるため、視認性が高まります。
新型フォレスターには純正でLEDフォグランプが搭載されていますが、より明るく広範囲を照らす商品にアップデートすることも効果的です。
また2色切り替えモデルを選べば、天候や走行環境に応じた光色で対応でき、さらに使い勝手が向上します。
SK系前期モデル以前では、純正がハロゲン仕様のため、LED化による恩恵は特に大きく感じられるでしょう。
明るいLEDフォグランプを装備することで、悪天候でも安心してキャンプ場までの道のりを走行できます。
LEDヘッドライト

夜間走行が多い方には、LEDヘッドライトのカスタムがおすすめです。
純正のハロゲンからLEDに交換することで、ヘッドライトの明るさが一気に向上します。
フォレスターは純正でLEDヘッドライトを採用している年式もありますが、明るさや配光に優れた社外製LEDに交換することで、視認性がさらに向上します。
街灯の少ない山道やキャンプ場へのルートでも、路肩や障害物をしっかり照らし、野生動物との接触リスクも軽減できるでしょう。
キャンプや車中泊で夜間の移動が多いユーザーにとって、LEDヘッドライトは安心感を高められるアイテムです。
【内装編】フォレスターをキャンプ・アウトドア仕様にカスタムする方法
アウトドアやキャンプを快適に楽しむためには、外装だけでなく内装のカスタムも欠かせません。
ここでは、車内の使い勝手を向上させるおすすめの内装カスタムを紹介します。
- ラゲッジマット
- フロアマット
- シートカバー
- フック
- LEDルームランプ
ラゲッジマット

濡れたテントや泥のついたギアをそのまま積み込むなら、ラゲッジマットがあると便利です。
ゴム製や樹脂製のラゲッジマットを敷いておけば、汚れてもマットを外して洗うだけで、荷室フロアはきれいな状態をキープできます。
道具が濡れたり汚れたりしやすい釣りやスキーも、気兼ねなく満喫できるでしょう。
フロアマット

ぬかるんだ地面を歩いたあとでも、汚れを気にせず乗り込めるのがアウトドア向けフロアマットの魅力です。
純正カーペットの場合、雨水などで汚れやすく、泥汚れが残りやすい場合も。
防水性のあるフロアマットを選べば、濡れた靴のままでも安心で、使用後のメンテナンスも簡単です。
キャンプ場の朝露や突然の雨にも対応でき、実用性に優れたカスタムといえるでしょう。
シートカバー

濡れた服や泥のついたズボンのまま乗車する場面が多いアウトドアでは、シートカバーの装着が重宝します。
フォレスターは「X-BREAK」を除き、多くのグレードでファブリックシートが主流のため、水や汚れへの対策が必要です。
防水性・防汚性に優れたシートカバーを使えば、座面や背もたれの汚れを防ぐことができ、掃除もしやすくなります。
また、機能性だけでなく、見た目の雰囲気を変えるカスタムとしても活用できます。
フック

車内の収納効率を高めたいなら、フックの活用が効果的です。
現行フォレスターには荷室側を中心に「ユーティリティナット」が純正で8ヶ所備わっており、フックの増設にぴったりです。
ランタンやバッグ、小物を吊るすだけでなく、ロープやネットを通して荷物の固定にも活用できます。
シートレールやヘッドレストにも設置できるタイプを選べば、後部座席や荷室での使い勝手が大きく向上します。
LEDルームランプ

車中泊や夜間の荷物整理に欠かせないのが、LEDルームランプです。
新型フォレスターではLEDルームランプが標準装備ですが、SK系前期の車両ではハロゲン仕様のものもあります。
ハロゲン球では広範囲をしっかり照らすのは難しく、夜間の場合、暗がりで手元が見えにくく感じることもあるでしょう。
LEDに交換することで車内全体が明るくなり、快適な夜間の車内空間を実現できます。
荷物の整理や着替え、ちょっとした読書など、車中泊での快適性が向上します。
フォレスターでのキャンプ・アウトドアにおすすめアイテム
フォレスターでのキャンプをより快適に楽しむためには、車中泊やアウトドアをサポートしてくれる便利なアイテムがあると安心です。
ここでは、フォレスターでのキャンプ・アウトドアにおすすめのアイテムを6つ紹介します。
- マットレス
- 遮光カーテン・マット
- ポータブル電源
- 網戸・防虫ネット
- ポータブルクーラー
- ポータブルヒーター
マットレス

車中泊での睡眠をより快適にするには、マットレスが欠かせません。
フォレスターは後席を倒すとほぼフルフラットなスペースを作れますが、完全な平面にはならず、わずかな段差が気になることも。
マットレスを敷いて段差を解消すれば、体の沈み込みも防げるため、快適性が高まります。
厚さ5〜8cm程度のマットレスであれば収納性も高く、持ち運びにも困りません。
遮光カーテン・マット

車中泊でのプライバシー確保や、快適な睡眠環境を整えるために、遮光カーテンや遮光マット(パッド)は非常に有効です。
就寝時や着替えの際、外からの視線や光を遮ることができるため、安心感が高まります。
車種専用設計の遮光マットであれば、窓枠にぴったりフィットして光漏れを防ぎやすく、朝日や街灯のまぶしさも軽減できます。
夏の暑さや冬の冷気対策にもなり、どんな季節でも車内の快適性を保ちやすくするアイテムです。
ポータブル電源

アウトドアで電化製品を使うなら、ポータブル電源は必須と言えるでしょう。
スマートフォンやPCの充電はもちろん、照明器具や扇風機、消費電力が大きめの調理家電などの使用にも対応できます。
フォレスターの一部グレードにはアクセサリーコンセントが追加可能で、バッテリー容量も比較的余裕がありますが、長時間の電力使用には独立電源があると安心です。
網戸・防虫ネット

(車両はフォレスターと異なります)
夏の車中泊では、車内の通気性を確保しつつ虫の侵入を防ぐ、網戸や防虫ネットの活用がおすすめです。
リヤゲートや後部座席の窓に装着できるタイプを使えば、窓を開けて湿気や熱を逃がしながら、虫の侵入をブロックできます。
取り付けも簡単なものが多く、虫の多い季節に備えておくと安心です。
ポータブルクーラー

真夏の夜でも涼しく快適な車中泊にするには、ポータブルクーラーが有効です。
エンジンを切った状態でも冷風を送れるため、排気ガスの心配なく、一晩使用できます。
熱帯夜や高温多湿なキャンプ場では、熱中症対策としても役立ちます。
ポータブルヒーター

寒い時期のキャンプや車中泊で活躍するのが、ポータブルヒーターです。
電気式のため一酸化炭素中毒の心配がなく、密閉された車内でも安全に使えます。
なかでも、電力が限られる車中泊では、広範囲を素早く暖められるセラミックファンヒーターが最適です。
夜間の冷え込みが厳しいキャンプ場でも、車内を暖かく保ち、快眠環境を整えてくれます。
街乗りSUVとは違う?キャンプ・アウトドアに向いているフォレスターの性能

フォレスターは、街乗りの快適さだけでなく、本格的なアウトドアシーンにも対応できる性能を備えたSUVです。
ここでは、キャンプ・アウトドアで活躍できるフォレスターの性能を3つ解説します。
- 快適性と走破性を両立したフォレスター
- 本格クロカンも顔負けの悪路走破性
- 開口部が広く使い勝手が良い荷室
快適性と走破性を両立したフォレスター
フォレスターは一部で「なんちゃってSUV」と揶揄されることもありますが、これはネガティブな意味ではありません。
むしろ、クロスカントリー車(クロカン車)のような走破性と、日常使いにおける快適性の両立を表現しています。
クロカン車とは、ランドクルーザーやジムニーのように、耐久性の高いラダーフレーム構造や悪路走行を前提とした装備を持つ車両のことです。
一方、フォレスターのようなSUVは「クロスオーバーSUV」に分類され、乗用車に近いモノコック構造を採用することで高い快適性と取り回しの良さを実現しています。
そのうえで、スバル独自の4WDシステムを搭載することで、アウトドアや雪道といった場面にも対応できるのが特長です。
フォレスターは「クロカンほどの重装備は不要だが、週末はアウトドアやキャンプで活用したい」という方におすすめできます。
本格クロカンも顔負けの悪路走破性
フォレスターはクロスオーバーSUVでありながら、悪路での走破性能は本格的なクロカン車に匹敵するレベルです。
その理由はスバル独自のAWD技術と、オフロード走行に特化した電子制御システムの2つにあります。
「シンメトリカルAWD」は、車体の左右バランスに優れた、スバル独自の4輪駆動システムです。
路面状況に応じて前後のタイヤへ駆動力を自動配分し、雪道や滑りやすい道でも安定した走行を支えます。
また近年の年式に搭載されている「X-MODE」は、雪道や泥道などの悪路での走行をサポートする制御モードです。
スイッチを入れるだけでスリップを抑制し、下り坂では車速を自動制御するため、安心して運転に集中できます。
さらに最低地上高は200mmを超えており、キャンプ場までの悪路や段差が多い道でも、車体下部を擦る心配が少なく安心です。
このように、フォレスターはクロカン車に求められる実用的な走破力を、よりコンパクトで扱いやすいボディに凝縮しています。
開口部が広く使い勝手が良い荷室

フォレスターの荷室は、開口部が広く容量も大きいため、大型のキャンプ道具や長尺物でも無理なく積むことができます。
具体的な荷室のサイズと容量(現行のストロングハイブリッドモデル)は以下のとおりです。
| 長さ(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | 容量(L) | |
| 荷室サイズ | 928 | 1250 | 887 | 484 |
開口部の幅がしっかり確保されていることで、大きな荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
また、使い勝手の良さを支える装備も豊富です。
荷室側面に配置された複数のフックには、荷物の固定や小物を吊るすことができ、走行中の荷崩れを防ぐことができます。
左右の壁面とリヤゲートにはユーティリティナットが多数備わっており、収納ラックやカーゴバーなどの他のアクセサリーと組み合わせることで、荷室の積載性を自由に拡張可能です。
このようにフォレスターは、荷物の積みやすさと収納のカスタマイズ性を両立しており、キャンプや車中泊でもその利便性を実感できるでしょう。
フォレスターのキャンプ・アウトドアに関するQ&A
キャンプやアウトドアでのフォレスターに関する質問について、わかりやすく解説します。
フォレスターとRAV4どっちがいい?
フォレスターとRAV4は、ともにアウトドアユーザーから人気の高いSUVです。
いずれも悪路走破性は高水準で、キャンプや車中泊を想定した使い方や、重視するポイントによって選択肢は変わります。
まずは両車の寸法と室内空間を、以下の表で比較しました。(車両の年式は2026年1月時点で最新のものです)
| フォレスター | RAV4 | |
| 全長(mm) | 4655 | 4600~4620 |
| 全幅(mm) | 1830 | 1855~1880 |
| 全高(mm) | 1730 | 1680 |
| 室内長(mm) | 1950 | 1880 |
| 室内幅(mm) | 1540 | 1525 |
| 室内高(mm) | 1270 | 1220 |
寸法や室内空間の比較では、フォレスターはボディがスリムで最小回転半径も小さく、林道や狭いキャンプ場での取り回しに優れます。
室内も長さと高さに余裕があり、車内での着替えや就寝がしやすい点も特徴です。
一方、荷室サイズの比較は以下のとおりです。
| フォレスター | RAV4(デッキボード下段時) | |
| 荷室長(mm) | 928 | 961 |
| 荷室幅(mm) | 1250 | 1386 |
| 荷室高(mm) | 887 | 933 |
| 荷室容量(L) | 484(HEV)/ 512(ガソリン) | 749 |
荷室に関しては、RAV4の容量が最大749Lと大きく、大型のキャンプギアも余裕をもって積み込めます。
このように、狭い道での取り回しや室内空間の使いやすさを重視するならフォレスター、一度に多くのキャンプ道具を積載したい場合はRAV4が適しているでしょう。
新型フォレスターを買うならどのグレードがおすすめ?
新型フォレスターをアウトドア用途で選ぶなら、撥水シートやアウトドアテイストの専用デザインが特徴の「X-BREAK」がおすすめです。
撥水ポリウレタンシートは水や汚れに強く、キャンプ場での荷物の積み下ろしや、雨天時の乗車も気兼ねなく行えます。
ルーフレールには他グレードとは異なるラダータイプが採用されており、見た目と機能性の両面でアウトドア仕様となっています。
なお、荷室容量を重視するなら、最大512Lのスペースを確保したガソリン仕様の「SPORT」も有力な選択肢です。
フォレスターはどの年齢層が対象ですか?
フォレスターは、若年層からシニア世代まで幅広い年齢層に支持されているSUVです。
なかでも、キャンプやアウトドアを楽しみたい20〜30代の若年層やファミリー層の注目を集めています。
一方で、取り回しやすさや高度な運転支援機能「アイサイト」による安全性の高さから、40〜50代の購入者も全体の約半数を占めていると言われています。
安心して長く乗れる車を求める層にも選ばれており、フォレスターはライフスタイルの変化に柔軟に寄り添える一台と言えるでしょう。
まとめ
フォレスターは、普段の街乗りから週末のアウトドアまで、幅広く使える頼もしいSUVです。
そこにアウトドア仕様のカスタムや便利なアイテムを加えることで、キャンプや車中泊はより快適なものへと変わります。
ぜひカスタムしたフォレスターと一緒に、快適で充実したアウトドアライフを始めてみてください。

