洗車に高圧洗浄機は使える?メリット・デメリットや使用方法、注意点を解説

高圧洗浄機を使って洗車している様子

洗車の際に高圧洗浄機を使用すると、その水圧で効率よく汚れを落とすことができるため便利です。

手の届かない場所の汚れもしっかり落とすことができます。

しかし、車が傷まないか心配な方も多いのではないでしょうか。

本記事では、高圧洗浄機で洗車するメリット・デメリットや使用方法、注意点を解説しますので、洗車に高圧洗浄機を使用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

洗車に高圧洗浄機を使うメリット

高圧洗浄機の主なメリットは以下のとおりです。

  • 短時間で洗えて水の節約になる
  • 手が届きにくい場所も洗える
  • 洗車傷を防ぎやすい

一つずつ見ていきましょう。

短時間で洗えて水の節約になる

高圧洗浄機は、強い水圧で砂や泥などの汚れを効率よく洗い流せるため、洗車時間を短縮しやすいのがメリットです。

予洗いではボディに付着した汚れをすばやく落とせるほか、カーシャンプーの泡も効率よくすすげるため、洗車をスムーズに進められます。

また、少ない水を高圧で噴射して効率よく洗浄できるため、ホースで水を流しながら洗車する場合と比べて、使用する水の量を抑えられる場合があります。

※節水効果は、高圧洗浄機の機種や使用方法、洗車時間などによって異なります。

手が届きにくい場所も洗える

高圧洗浄機は、噴射した水が奥まで届くため、手が届きにくい箇所の汚れも水の勢いで落とせます。

洗い残しが出やすいホイールの奥やタイヤハウスの内側の泥も、高圧洗浄機を使うと水圧で落としやすくなります。

フロントグリルの隙間やドアミラーの付け根に入り込んだ砂を流すのにも便利です。

洗車傷を防ぎやすい

高圧洗浄機は、ホースよりも高い水圧で砂やホコリを効率よく洗い流せるため、洗車傷の予防につながります。

砂やホコリがボディに残ったままスポンジでこすると、汚れを引きずって細かな傷が付くことがあります。

カーシャンプーで洗う前に高圧洗浄機でできるだけ砂やホコリを落としておけば、スポンジに汚れが絡んでボディを傷つけるリスクを抑えられます。

また、汚れを十分に洗い流してから拭き上げることで、クロスで砂などを引きずることによる傷の予防にもつながります。

洗車に高圧洗浄機を使うデメリット

高圧洗浄機は水圧が強いため、当て方を誤ると車を傷めるおそれがあります。

主なデメリットは以下のとおりです。

  • 塗装やコーティングが剥がれるおそれがある
  • 劣化したパーツを傷める場合がある

順番に解説していきます。

塗装やコーティングが剥がれるおそれがある

近い距離から水を当て続けると、塗装やコーティングが剥がれる場合があります。

塗装は紫外線や熱の影響で年々弱くなるため、水圧が集中すると浮きや剥がれにつながります。

塗装の欠けがある箇所や再塗装した部分は、そこから剥がれやすいので水を直接当てないよう気をつけてください。

自分で施工した簡易コーティングやワックスは定着しにくく、流れ落ちる場合もあるため水圧を弱めて洗うのがおすすめです。

劣化したパーツを傷める場合がある

劣化したゴムや樹脂のパーツは、水圧で浮いたり外れたりする場合があります。

年数が経ったゴムや樹脂はもろくなっているため、水圧を受けるとひび割れにつながります。

特に影響を受けやすいのは、エンブレムやドアミラーの周辺、窓まわりのゴムです。

粘着力が弱まったモールやエンブレムは外れるおそれがあるため、水圧の強さを調節しましょう。

高圧洗浄機を使って洗車する方法

高圧洗浄機での洗車は、足回りから始めて上から下へ進めるのが基本です。

具体的な手順は以下のとおりです。

  • 足回りから先に洗い流す
  • 上から下へ全体に水をかける
  • 車全体をカーシャンプーで洗う
  • 泡を洗い流して拭き上げる

順番に見ていきましょう。

STEP

足回りから先に洗い流す

高圧洗浄機で車のタイヤを洗っている様子

はじめに、タイヤやホイールのまわりに付いた粗い砂や泥を洗い流します。

ボディを先に洗うと足回りの泥水が跳ねて洗い直しになるため、最初に済ませましょう。

ホイールの内側やタイヤハウスに水をかけ、泥やブレーキダストを浮かせてから流すのがコツです。

STEP

上から下へ全体に水をかける

高圧洗浄機でルーフから水をかけて洗車している様子

足回りを洗い終えたら、ルーフから下へ向かって水をかけ、車全体の砂やホコリを流します。

下から洗うと洗い終えた面に汚れた水が流れるため、上から順に進めるのが基本です。

ルーフ、ガラス、ボンネット、ドア、バンパーの順に洗っていきましょう。

洗う面に対してなるべくまっすぐに水を当て、ノズルを止めずに一定の速さで動かすと均一に洗えます。

汚れが軽いときは、このまま拭き上げに進んでも問題ありません。

STEP

車全体をカーシャンプーで洗う

カーシャンプーをつけたスポンジを使って洗車する様子

砂やホコリを流したら、カーシャンプーを使って車全体を洗います。

水圧だけでは落としにくい汚れもあるため、カーシャンプーを十分に泡立て、スポンジに付けてやさしく洗いましょう。

一度に車全体を洗うと泡が乾いてシミになることがあるため、ボンネットやドアなど、パーツごとに洗い進めるのがおすすめです。

なお、泡ノズルに対応している高圧洗浄機であれば、カーシャンプーを泡状にしてボディへ吹き付ける方法もあります。

使用できる洗剤や使い方は製品によって異なるため、取扱説明書を確認して使用しましょう。

STEP

泡を洗い流して拭き上げる

洗車後の車体をマイクロファイバークロスで拭き上げている様子

泡が乾く前に洗い流し、水滴が残らないうちに拭き上げます。

泡は上から下へ流し、泡が残りやすいドアの隙間やミラーの付け根は流し残しがないか確かめましょう。

水滴は乾くとシミの原因になるため、洗車用のクロスで早めに拭き取ります。

ボンネットの隙間やフロントグリルに残った水分は、ブロワーで飛ばすと拭き上げの手間を減らせます。

高圧洗浄機で洗車するときの注意点

高圧洗浄機は当て方を誤ると車を傷めるため、使うときは以下の3点に注意してください。

  • 車体から適切な距離をとって使う
  • 同じ場所に水を当て続けない
  • ライトやドアの隙間に水を当てない

一つずつ解説していきます。

車体から適切な距離をとって使う

ノズルは、車体から20〜30cm離して使うのが目安です。

近づけるほど水圧が一点に集中するため、塗装が剥がれる原因になります。

距離を保ったうえで、洗う面に対してなるべくまっすぐ当てましょう。

汚れが落ちないときも、ノズルを近づけて水圧で落とそうとするのではなく、カーシャンプーで浮かせてから流すのが安全です。

同じ場所に水を当て続けない

水は一か所に当て続けず、少しずつずらしながらかけてください。

同じ場所に水圧がかかり続けると、塗装やパーツを傷めるおそれがあります。

劣化したゴムや樹脂は特に弱く、短い時間でも同じ場所に当てていると浮いたり割れたりする場合があります。

落ちにくい汚れは、水を当て続けるのではなく洗剤で落としましょう。

ライトやドアの隙間に水を当てない

内部まで水が入り込むおそれがあるため、ライトやドアの隙間に水を直接当てるのは避けてください。

特に注意したいのは以下の箇所です。

  • ヘッドライトやテールランプの隙間
  • ドアやウインドウのゴム部分
  • 給油口まわり
  • エンジンルーム

隙間から水が入ると、ライト内部の曇りや車内の水濡れの原因になります。

また、電装部品に水がかかると警告灯が点くなど、電装系のトラブルにつながるおそれもあります。

隙間のまわりを洗うときは水圧を弱め、少し離れた位置から水を当てましょう。

洗車に適した高圧洗浄機の選び方

洗車に使う高圧洗浄機は、目安の水圧を備えたものの中から、洗い方と使う場所に合わせて選ぶのがおすすめです。

選ぶときのポイントは以下のとおりです。

  • 水圧で選ぶ
  • アタッチメントで選ぶ
  • 洗剤が使えるかで選ぶ
  • 電源方式・給水方法で選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

水圧で選ぶ

水圧(吐出圧力)は、7〜10MPa前後を目安に選びましょう。

低すぎると砂やホコリが落ちにくく、高すぎると塗装を傷めるおそれがあります。

目安となる水圧の範囲であれば、塗装を傷めずにホイールまわりの泥などの落ちにくい汚れにも対応できます。

一般的な家庭用の高圧洗浄機は洗車に適した水圧を備えている機種がほとんどですが、購入前に確認しておくと安心です。

アタッチメントで選ぶ

洗いたい箇所に合うアタッチメントが付属している機種を選ぶと便利です。

ノズルやランスを付け替えると水の当たる範囲や強さが変わるため、用途に合わせて使い分けられます。

主なアタッチメントと用途は以下のとおりです。

種類用途
広角ノズルボディ全体の水洗い
ターボノズルこびりついた泥の除去
下まわり用ランス下まわり・ルーフの水洗い
回転ブラシボディのこすり洗い

ターボノズルは水の勢いが強く、固まった泥など頑固な汚れを落とすのに向いています。

塗装が剥がれるおそれがあるため、ボディの表面やタイヤの側面には使用しないでください。

回転ブラシは、砂が残ったまま当てると砂を引きずって傷の原因になります。

使う前に、水圧で砂を流しておきましょう。

アタッチメントは機種ごとに適合が異なるため、買い足すときはメーカーの適合表を確かめましょう。

洗剤が使えるかで選ぶ

シャンプーの工程まで高圧洗浄機で済ませたい場合は、洗剤タンクや泡ノズルが付いた機種がおすすめです。

洗剤を吹き付けると泡がボディに付着して汚れを浮かせるため、水圧だけでは落ちにくい油分の汚れも落としやすくなります。

バケツで泡立てて塗る工程が省けるのも利点です。

油膜や虫の跡など水だけでは落ちにくい汚れが付きやすい車には、洗剤が使える機種が向いています。

電源方式・給水方法で選ぶ

電源方式と給水方法は、高圧洗浄機を使う場所にコンセントや水道があるかどうかに応じて選びましょう。

電源方式はコード式と充電式(コードレス)の2つで、コンセントがない場所でも使えるのは充電式です。

一方、給水方法は、蛇口につなぐ水道接続式、本体のタンクに水を入れるタンク式、バケツの水を吸い上げる自吸式の3つに分かれます。

水道がない場所には、タンク式か自吸式が向いています。

ただし、充電式は使える時間、自吸式はバケツの容量にそれぞれ限りがあるため、洗車1台分に足りるかを確かめておきましょう。

充電式かつ自吸式の機種は、水道も電源もない場所でも洗車できます。

洗車で高圧洗浄機を使う際によくある質問

ここでは、洗車で高圧洗浄機を使う際によくある質問に回答します。

洗車はホースと高圧洗浄機のどちらがいい?

ホースと高圧洗浄機は、それぞれ向いている使い方が異なるため、汚れの程度や洗車環境に合わせて選びましょう。

ホースは準備や片付けが簡単で、軽い砂やホコリを流すなど、日常的な洗車に手軽に使えます。

一方、高圧洗浄機は強い水圧で砂や泥などを効率よく洗い流せるため、汚れが多い場合や、タイヤ・ホイールなど細かな部分まで洗いたい場合に便利です。

手軽さを重視するならホース、洗浄力や作業効率を重視するなら高圧洗浄機というように、用途に合わせて使い分けるとよいでしょう。

コイン洗車場の高圧洗浄機と家庭用は何が違う?

コイン洗車場と家庭用の違いは主に水量で、水圧はほとんど変わりません。

一度に出る水の量は、コイン洗車場の高圧洗浄機のほうが多くなります。

一方で水圧は同じくらいのため、家庭用でも洗車に使うには十分です。

家庭用の高圧洗浄機は移動の手間や利用料がかからず、好きなときに使用できます。

汚れが軽いうちにこまめに洗えるため、こびりつく前に落としやすいのが魅力です。

どちらを使うかは、汚れの状態に合わせて選ぶのがおすすめです。

洗車は高圧洗浄機だけでいいですか?

軽い汚れなら高圧洗浄機だけで洗い流せますが、こびりついた汚れまでは落としきれません。

水圧で落とせるのは、砂ぼこりや花粉、軽い泥汚れなどです。

一方、油膜や水アカ、鳥のフンや虫の跡は水圧だけでは落ちにくいため、洗剤を使って洗う必要があります。

洗剤を噴射できる機種であれば、シャンプーの工程までは高圧洗浄機で済ませられます。

水アカや油膜は専用の除去剤を使い、細かい部分はスポンジなどで手洗いするのがおすすめです。

まとめ

高圧洗浄機は、砂や泥を効率よく落とせるだけでなく、手が届きにくい場所も洗いやすく、洗車の負担を減らせる便利なアイテムです。

適切な距離をとって正しく使えば、塗装やパーツの傷みも防げます。

購入するときは水圧を目安に、使う場所の環境に合った機種を選ぶのがおすすめです。

高圧洗浄機を取り入れて、洗車をより快適にしましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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