【後付け簡単】フォグランプのブラケットとは？メリットや取り付け方、注意点を解説

2024年8月16日

フォグランプは、霧や雨などの悪天候時に視界を確保するための重要な安全装備です。しかし、一部の車では標準装備されていないため、後付けするケースが増えています。

その際に欠かせないのが「フォグランプブラケット」です。このブラケットを使用することで、フォグランプを簡単かつ確実に取り付けることができます。

本記事では、フォグランプブラケットのメリットや取り付け方、注意点について詳しく解説していきます。車の安全性向上に興味のある方や、DIYでの車両カスタマイズを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

フォグランプのブラケットとは？

フォグランプのブラケットは、フォグランプを車に安全かつ効果的に取り付けるための重要な部品です。主にパイプバンパーやフロントバンパーなどに、フォグランプを固定する目的で使用されています。

ブラケットは、主にフォグランプと車体の間をつなぐ役割です。フォグランプを適切な位置に固定し、走行中の振動や衝撃から保護します。また、多くのブラケットは調整可能な設計になっており、フォグランプの角度や位置を最適化できるのも魅力です。

市場には、さまざまな種類のブラケットが存在し、車種や取り付け場所に応じて適切に選択できます。例えば、パイプバンパー用のブラケットは、パイプの直径に合わせて50mmや63.5mmなどのサイズが用意されています。

また、特定の車種専用に設計されたブラケットもあり、より簡単で確実な取り付けが可能です。ブラケットの材質も重要な要素で、多くは耐久性の高いスチールやステンレス製です。上記2つの材質は、長期間の使用や厳しい環境下でも高い信頼性を発揮します。

フォグランプのブラケットを使用することで、DIY愛好家でも比較的簡単にフォグランプを取り付けることができ、車の安全性と機能性を向上させることができます。

ブラケットでフォグランプを取り付ける3つのメリット

フォグランプの取り付けは、悪天候時に車の安全性と視認性を向上させる重要なアップグレードです。中でも、ブラケットを使用した取り付け方法は、多くのメリットを提供します。ここでは、ブラケットでフォグランプを取り付ける、主要な3つのメリットについて詳しく解説していきます。

安全性が向上する

ブラケットを使用してフォグランプを取り付ける1つ目のメリットは、安全性が向上することです。

安全性の向上は、主に走行中の振動や衝撃に対する耐久性の増加によってもたらされます。ブラケットの役割は、車体とフォグランプの間で発生する負担を軽減することです。走行中の振動や衝撃を効果的に吸収し、フォグランプ本体への直接的な負荷を軽減します。

緩衝効果は、特に悪路や長距離走行時に重要です。ブラケットがフォグランプをしっかりと固定し続けるため、予期せぬ事故や故障を防ぐことができます。

安全性の向上は、フォグランプの長期的な耐久性にもつながります。振動や衝撃による累積的なダメージが軽減されるため、フォグランプの安定した性能を長期間にわたって維持できるでしょう。

ブラケットを使用したフォグランプの取り付けは、ドライバーに安心感を与えるとともに、事故のリスクを低減させる効果があります。より安全な運転環境を作りたい方には、ブラケットの使用をおすすめします。

取り付け位置や角度を調整できる

ブラケットを使用してフォグランプを取り付ける2つ目のメリットは、取り付け位置や角度を調整できることです。

ブラケットの調整機能によって、運転者が自身の視界をクリアに確保できる、フォグランプの適切な照射位置を実現できます。車種や運転者の好みに応じて細かく調整できるため、個々のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。※注意点として、カスタマイズを行う際は、車検基準を満たしていることが前提となります。詳細については後述しています。

特に霧や雨、雪などで視界が悪化する状況下では、適切に配置されたフォグランプが視認性を大幅に向上させます。路面や障害物をより明確に確認できるようになり、結果として安全運転に貢献します。

さらに、適切な角度調整によって対向車や前方車両に対する眩惑を最小限に抑えつつ、自車の視界を確保することも可能です。これは他の道路利用者への配慮と、自身の安全確保を両立させる上で重要です。

ブラケットによる取り付け位置や角度の調整機能は、さまざまな道路状況や気象条件に対応する上で重要な役割を果たします。

簡単に取り付けられる

ブラケットを使用してフォグランプを取り付ける3つ目のメリットは、簡易性です。

取り付け作業自体に、専門的な知識や特殊な工具は必要ありません。一般的なDIY愛好家でも、比較的簡単にブラケットの取り付けを行えます。結果として、専門店に依頼するよりも大幅にコストを抑えられるのがメリットです。

ブラケットは取り外しも容易であるため、メンテナンスや清掃の際に便利です。必要に応じて、異なるタイプのフォグランプにも交換できます。長期的な使用や車両のカスタマイズにも適しています。

ただし、取り付けの際は車種ごとの適合性や法規制を確認し、安全性を最優先に考えることが重要です。

ブラケットでフォグランプを取り付ける方法

フォグランプをブラケットで取り付ける際は、車種に適したブラケットを選択することが重要です。車のメーカーや型式に合わせて設計されたブラケットを使用することで、確実な取り付けと適切な配光（光の分布と方向）が可能になります。

取り付け前には、適切な取り付け位置を慎重に確認することが重要です。フォグランプの本来の効果を発揮させるためには、地上から25cm〜80cmの高さと保安基準で定められています。また、車の左右対称の位置に取り付けることで、均一な照射も実現可能です。

ブラケットを使用してフォグランプを取り付ける際には、車のバンパーやグリルに取り付け穴が必要な場合があります。この作業は慎重に行い、車体を傷つけないよう細心の注意をしてください。ブラケットを固定したらフォグランプをブラケットに取り付け、配線を行います。

取り付け完了後は、必ずフォグランプの動作確認を行いましょう。点灯テストだけでなく、実際に夜間や悪天候時に使用して、適切な照射範囲と明るさが得られているかを確認します。また、取り付けたフォグランプが道路運送車両法などの法規制に適合しているかを確認することも不可欠です。

フォグランプの取り付けは車の安全性に直接関わる作業であるため、自信がない方は専門店や整備工場に依頼するのが良いでしょう。適切に取り付けられたフォグランプは悪天候時の視認性を向上させ、安全運転に大きく貢献します。

ブラケットでフォグランプを取り付ける際の注意点

フォグランプをブラケットで取り付ける際には、2つの重要な注意点があります。

1つ目は、適切なブラケットの選択と正しい取り付けです。車種に合ったブラケットを選ぶことで、フォグランプを安全かつ効果的に取り付けられます。

ブラケットを取り付ける際は、車体に確実に固定し、振動や衝撃に耐えられるよう慎重に行ってください。また、フォグランプの位置や角度が適切になるように、ブラケットの調整も重要です。

2つ目は、電装系への配慮と定期的な点検です。フォグランプの取り付けには電気配線作業が伴うため、車の既存の電装系統に悪影響を与えないように注意してください。配線は適切に保護し、ショートや漏電のリスクを最小限に抑えましょう。

さらに、取り付け後も定期的に点検を行い、ブラケットの緩みや電気系統の不具合がないか確認することも大切です。2つの注意点に留意し、安全で効果的なフォグランプの取り付けを行いましょう。

ブラケットの取り付けは車検基準を満たすことが重要

フォグランプの取り付けにブラケットを使用する場合には、車検基準を満たすことが重要です。

例えば、フォグランプの取り付け位置は、道路運送車両法の保安基準によって細かく定められています。

高さの基準は以下の通りです。

フォグランプ：地上から25cm〜80cm
バックフォグランプ：地上から25cm〜100cm

参考：国土交通省

適切に設計され、正しく取り付けられたブラケットは、フォグランプの位置や角度を車検基準に適合させるのに役立ちます。しかし、適切な位置にブラケットを設置しても、取り付けるフォグランプ自体が車検基準を満たしていない場合は、車検に通らない可能性があります。

また、ブラケットの取り付けによって車体の構造や強度に影響を与える場合も、車検で問題となることがあります。そのため、フォグランプブラケットを使用する際は、製品が車検基準に適合するよう設計されているかを確認し、正しい取り付け方法を守ることが重要です。

さらに、使用するフォグランプ自体も車検基準を満たしているものを選択する必要があります。不安がある方は、知識や経験が豊富な専門店に相談してみると良いでしょう。

フォグランプのブラケットに関するよくある質問

フォグランプのブラケットに関するよくある3つの質問に答えました。ここでは、取り付けする前の疑問点を解決していきましょう。

フォグランプのブラケットとは何ですか？: フォグランプのブラケットとは、車両にフォグランプを安全に取り付けるための金具のことです。主にバンパーに固定され、耐久性のある金属製で強度を確保しています。位置や角度の調整が可能で、車種に応じて豊富なタイプの中から選べるのが特徴です。法規制に準拠した取り付けを可能にし、安全性と機能性を両立させます。
フォグランプのブラケットの料金は？: フォグランプのブラケットの料金は、車種や製品によって大きく異なります。一般的な価格帯は3,000円から10,000円程度です。しかし、高級車や特殊な車種向けのものはさらに高額になる傾向です。例えば、Kファクトリー製の左右セットで3,501円、WRX用の左右セットで8,400円といった具体例があります。ただし、取り付け工賃は別途必要となる場合が多いので注意が必要です。
フォグランプのブラケットとフォグランプのステーの違いとは？: フォグランプのブラケットとステーは、どちらもフォグランプを車両に取り付けるための支持部品です。主な違いは、ブラケットがより広い意味で使われ、さまざまな形状を含むのに対し、ステーは細長い形状を指すことが多い点です。ただし、実際には互換的に使用されることも多く、製品によって呼び方が異なる場合があります。どちらも、フォグランプの位置や角度の調整が可能です。