車のライトには種類別にマーク(表示灯)があり、ライトを点灯すると車のメーターパネルに表示されるようになっています。
しかし、「マークの意味が分からない」といった方も多いでしょう。
本記事では、車のライト6種類のマークの意味や概要を解説します。点灯方法やライトの使用方法まで解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
車のライトの点灯状況を正しく知ろう
車のメーターパネルに表示されるライトのマークを正しく理解することは、車の安全走行につながります。
以降では6種類のライトのマークについて解説しています。正しく理解して安全運転に努めましょう。
①ロービーム
上記マークは車のヘッドライトがロービ-ムになっている時と、スモールランプを点灯した時(後述しています)に、車のメーターパネルに表示されます。
ロービームは、夜間や悪天候時に走行する際、視認性を確保するために使用します。
ウインカーレバーにあるヘッドライトの点灯スイッチを時計回りに回しきると、ロービームを点灯させられます。
②ハイビーム
車のヘッドライトがハイビームになっていると、上記画像のマークがメーターパネルに表示されます。
ハイビームはロービームより2倍以上も遠くを照らすため、夜間走行時の視認性確保にとても役立ちます。
実は、夜間走行時は道路交通法第52条で「ハイビームを点灯する」と定められており、「対向車とすれ違う時や歩行者がいる際にはロービームに切り替える」とされています。
普段は街中を走ることが多くなるため、ロービームを基本として使用している方が多いと思います。
法律では逆になっていることを理解し、適切にハイビームを活用していきましょう。
なお、ハイビームは、ヘッドライトがロービームの状態でウインカーレバーを前へ押すと、点けられます。
「パッシング」の使用について
ハイビームは、手前に1回引くと短く光らせることができ、これを「パッシング」といいます。
「パッシング」は相手の車に道を譲ることや危険を伝えたい時に使用します。
しかし、しつこく行うとトラブルの元になりますので注意しましょう。
ハイビームマークが点灯しない場合がある
輸入車や一部の国産車のヘッドライトを社外品に交換すると、ハイビームのマークが点灯しなくなったり球切れの警告灯が点灯する場合があります。
車のメーターパネルにマークが点灯しないと、自車がハイビームになっていることに気づかず、対向車にまぶしさを与えてしまう可能性があります。
ハイビームマークが点灯しないトラブルは、不点灯防止ユニットを使用することで対策できます。
ヘッドライトを交換したいとお考えの方は、事故を起こしてしまう前に対策しておくと安心です。
③AUTOハイビーム
上記画像のマークは、ヘッドライトがAUTOハイビームになっている時に表示されます。
夜間走行中、対向車とすれ違う際にハイビームからロービ-ムの切り替えを忘れて、まぶしさを与えてしまった経験がある方も多いでしょう。
ハイビームは視認性を高められるため安全走行を担保してくれますが、切り替えを忘れてしまうと逆に危険です。
また、対向車や歩行者がいる際にはロービームに都度切り替えるのも、ドライバーにとって少々負担になります。
そのため最近では、対向車や人物を検知し、自動でハイビームとロービームを切り替えてくれるAUTOハイビームの機能を備えた車が増えてきました。
なお、AUTOハイビームの点灯方法はメーカーによって異なるため、AUTOハイビーム機能がある車をお持ちの方は取扱書で確認してみましょう。
④スモールランプ
スモールランプを点灯させると、ロービームが点灯している時と同じマークがメーターパネルに表示されます。
スモールランプは「ポジションライト」「車幅灯」とも呼ばれており、対向車とすれ違う際に自車の車幅を知らせる目的で使用します。
他にも、「ロービームを点灯させるまでもないが、安全のためにベッドライトを点灯させておきたい」場合にも使用します。
スモールランプは、ウインカーレバーの点灯スイッチを時計回りに1段階回すことで点灯でき、同時にテールランプ(尾灯)、ナンバー灯も点灯します。
⑤フォグランプ
上記画像のマークは、フォグランプを点灯させると車のメーターパネルに表示されます。
フォグランプは標準で付いていない車も多いため、初めて上記マークを見たという方もいるでしょう。
フォグランプとは、濃霧や雪などの悪天候時に視界を確保するために使用する補助灯で、ヘッドライトより低い位置に設置されています。
「フォグランプを付けてみたい」「フォグランプってどんなもの?」と興味を持たれた方はぜひ下記サイトをのぞいてみてください。
なお、フォグランプはロービームを点灯させた状態で、ウインカーレバーにあるフォグランプスイッチを回すと点灯させることができます。
⑥ウインカー
ウインカー(方向指示器)を点灯させると、上記マークが車のメーターパネルに表示されます。
ウインカーレバーを下に押すと右矢印が表示され、上に押すと、左矢印が表示されます。
ハイフラ現象に注意
ウインカーバルブ(電球)が切れると、ドライバーに知らせるためにメーターパネルのウインカーマークの点灯が通常よりも速く点滅します。
この現象を「ハイフラッシャー(略してハイフラ)」と呼んでいます。
ハイフラ現象は、ウインカーバルブを純正の物からLEDバルブに交換することでも起こります。
HID屋のウインカーバルブであれば、ハイフラ現象を防止するユニットが入っているため安心です。
ウインカーをLEDライトに交換したいとお考えの方は下記サイトをぜひご覧ください。
まとめ
今回は、車のライトのマーク(表示灯)について、意味や使い方、注意点などを解説しました。
車のメーターパネルに表示されるライトのマークは、ドライバーにひと目で自車のライトの状況を知らせてくれる便利な機能です。
本記事で正しく理解して、適切に車のライトを使用していきましょう。
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