「LEDバックランプを使うと後ろがよく見えるけど、他の人の迷惑になっていたりしないかな」
「迷惑にならないためにはどうしたらよいのだろう」
といったような不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
LEDバックランプは視認性の向上が期待できる一方、過度に明るい光を放ってしまうと周囲のドライバーに迷惑をかける場合があります。
そこで本記事では、LEDバックランプが迷惑とされる原因と、その対処法を詳しく解説します。
また、車検についてやLEDバックランプ使用のメリット、迷惑にならないおすすめの製品についても紹介していますので、ぜひご一読ください。
LEDバックランプはなぜ迷惑になるのか?
LEDバックランプは非常に明るく、夜間や暗所での視認性向上に大きく貢献します。
しかし、その明るさゆえに後続車のドライバーに強い眩しさを与えて迷惑になってしまう場合があります。
LEDの特性上、特定の方向に光が集中しやすいです。
バックランプの光が分散せず集中してしまうと、他の車両の運転者に視覚的な負担を与えてしまいます。
特に後方の車両が近くにいる場合、急に明るい光を受けることで視界が遮られ、瞬間的な眩惑を引き起こす可能性があるのです。
しかしこのような事態は、基本的にはLEDの使用方法が間違っている場合に発生します。
そのため、正しい使用方法を身につければ、他者に迷惑をかけることはありません。
LEDバックランプが迷惑にならないための対処法については、次項で詳しく解説します。
LEDバックランプが迷惑にならないための対処法
LEDバックランプが迷惑にならないための対処法は以下の通りです。
- 適切な明るさのバルブを選定
- 取り付ける位置
順番に解説します。
適切な明るさのバルブを選定
LEDバックランプを選ぶ際、最も重要なのは光量の適正値を守ることです。
バックランプの明るさには、「他の交通の妨げにならない」程度にするという規定があります。
また、後方照射を目的とする場合、300カンデラ以下が適切とされているのです。
明るさの目安としては、一般的に15ワットから75ワットの範囲に近い製品を選択するのがよいとされています。
この範囲内であれば後方の視認性を確保しつつ、他車への影響を最小限に抑えられるでしょう。
純正品であれば問題ありませんが、社外品を取り付ける際は製品の仕様をしっかり確認しましょう。
取り付ける位置
バックランプの設置場所も安全性に大きく関わる要素です。
設置位置が高すぎると対向車や後続車のドライバーに眩しさを与える可能性があります。
また、低すぎると後方の視認性が損なわれてしまうので注意が必要です。
そのため、道路運送車両法では、地上からの高さについて基準を設けています。
具体的には、バックランプの上端が地上1.2メートル以下、下端が地上25センチメートル以上でなければなりません。
元々取り付けされている位置であれば問題ありませんが、カスタマイズをする場合は注意してください。
LEDバックランプは車検に通る?
「LEDは迷惑」などといわれるとバックランプにLEDを使用して車検に通るのかと不安を感じる人もいると思います。
しかし、基準を満たしていれば問題なく車検を通過できるので、安心してください。
先述した、「明るさ」、「取り付け位置」に加え、「色」「視認性」「ランプの状態」を満たせば合格できます。
詳しい合格の基準は以下の通りです。
車検時のチェック項目 | 合格基準 |
---|---|
明るさ | 他の交通の妨げにならない適度な明るさ (目安は15ワット以上75ワット以下) |
取り付け位置 | 上端が地上から1.2メートル以下、下端は25センチメートル以上 |
色 | 白色 (ケルビン数が高いと青色と判定される場合があるので注意) |
視認性 | 昼間でも100メートル後方から点灯が確認でき、照明部の面積は20平方センチメートル以上 |
ランプの状態 | ランプ自体に目立った損傷や汚れがない |
ただし、車検はバックランプだけでなく、車両全体の状態を総合的に評価する検査です。
そのため、定期的なメンテナンスを行い、車両全体の状態を良好に保つことが、円滑な車検合格への近道となります。
LEDバックランプのメリット
LEDバックランプの使用にはもちろんメリットもあります。
最大のメリットは、従来のハロゲンランプと比較して、明るさや視認性が大幅に向上する点です。
LEDはハロゲンと比較するとより鮮明に広範囲を照らすため、夜間や悪天候時における後方の視認性が高まります。
また、LEDは点灯スピードが速く、バックギアを入れた瞬間に最大の明るさで周囲を照らすため、急な後退時にも役立ちます。
さらに、LEDは振動や衝撃に強い点も大きな特徴です。
ただし、LEDのメリットを最大限に活かすためには、車両に適合した製品を選び、正しく取り付けることが重要です。
適切な明るさを持つLEDバルブを選び法規に従った取り付けを行うことで、安全で快適なドライブを実現できるでしょう。
迷惑にならないLEDバックランプならHID屋がおすすめ
迷惑にならないLEDバックランプを探している方にはHID屋がおすすめです。
HID屋のLEDバックランプは、優れた明るさとバランスの取れた配光性能が特徴です。
強力な明るさを持ちながらも、周囲に迷惑をかけないよう設計されています。
ここからは、HID屋のLEDバックランプのなかでも、特におすすめの製品を紹介します。
LEDバックランプ ホワイト6500K 5760lx
商品名 | LEDバックランプ ホワイト6500K 5760lx |
バルブ形式 | T16 T20 S25 シングル 無極性 |
ケルビン数 | 6500K |
明るさ | 5760lx |
LEDチップ | 明るいLEDチップ 28基搭載 |
「LEDバックランプ ホワイト6500K 5760lx」は、鮮やかな白色光を放ち、広範囲を明るく照らすバックランプです。
6500Kという色温度は、自然な白色光を実現し、夜間でもクリアな視界を提供します。
さらに、内蔵されたヒートセンサーにより、長時間の使用でも安定した光を維持し、オーバーヒートを防ぎます。
T16、T20、S25という主要なバルブ規格に対応し、無極性仕様により取り付けの手間を最小限に抑えられるのもポイントです。
LEDバックランプ、11990lx
商品名 | LEDバックランプ 11990lx |
バルブ形式 | T16シングル ウェッジ球 W2.1×9.5dの極性あり |
ケルビン数 | 6500K |
明るさ | 11990lx |
LEDチップ | 特注の明るいLEDチップ 57基搭載 |
「LEDバックランプ 11990lx」は、特注LEDチップを57個搭載し、ヘッドライトに匹敵する明るさを実現しています。
その強力な光量は夜間や悪天候時の安全性を大きく向上させ、後方の障害物も鮮明に確認できます。
34mm×15mmというコンパクトボディに6500Kの白色光源を搭載。
効率的な熱設計により、長時間使用時でも性能が低下しにくいのも魅力です。
2色切替LEDバックランプ ホワイト&レッド
商品名 | 2色切替LEDバックランプ ホワイト&レッド |
バルブ形式 | T16 無極性 |
ケルビン数 | 6500K(ホワイト) |
LEDチップ | LEDチップ(白色)30基搭載、LEDチップ(赤色)10基搭載 |
「2色切替LEDバックランプ ホワイト&レッド」は、スタイリッシュなバックランプを求める方に最適な製品です。
このランプは、ホワイトとレッドの2色を簡単に切り替えられるため、状況に応じて使い分けることが可能です。
バックランプとしての白色光に加え、テールランプとしても活用できる赤色光を備え、さらに赤色には2段階の光量調整機能を搭載しています。
まとめ
本記事では、LEDランプが迷惑になる理由や対処法、車検や仕様のメリット、おすすめの商品を紹介しました。
高い視認性を持つLEDバックランプは自動車に欠かせないパーツです。
しかし、その特性ゆえに時として他のドライバーへ迷惑をかける可能性があります。
適切な明るさの選定や正しい取り付け位置の確認、さらには品質の確かな製品選びを行うことで、これらの問題は解決できます。
安全性と快適性を両立させたLEDバックランプの活用で、より良い運転環境を作りましょう。