遊び心のあるデザインと実用性で人気の軽SUV、スズキ・ハスラー。
キャンプ仕様にカスタムしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ハスラーにおすすめのカスタム方法を8選紹介します。
キャンプに役立つアイテムやハスラーがアウトドアに向いている理由も解説していますので、本記事を参考に、ぜひ理想のカスタムを見つけてみてください。
ハスラーのキャンプ・アウトドア仕様カスタム事例|外装
ハスラーでキャンプやアウトドアをより快適に楽しむための外装カスタム例として、以下の4つを紹介します。
- ルーフラック
- ホイール
- フロントバンパー
- LEDフォグランプ
ルーフラック

ルーフラックは、荷物が多くなるキャンプやアウトドア向きのカスタムです。
テントなど大きな荷物を屋根に積めるため、車内空間をゆったり使用できます。
ルーフラックを使用する際は屋根にベースキャリアを取り付け、その上に載せて固定します。
走行中に荷物が落ちる心配があるため、ネットやベルトを使ってズレないようにしてください。
薪や濡れた荷物など車内に入れたくないものを積めるほか、車にアウトドア感が加わり、ワイルドな見た目になります。
ホイール

ハスラーをキャンプ仕様にカスタムする際に取り入れやすいパーツの一つがホイールです。
ホイールの選び方によってデザイン性の魅力が高まるだけでなく、操作性が上がり路面への反応が良くなるなど、安全性の向上にもつながります。
オフロード仕様のホイールに付け替えるだけでもタフな印象になり、アウトドア感を演出できるため人気の高いカスタムです。
ホイールのインチアップやカラーを変えると個性が加わり、自分らしいハスラーでキャンプを楽しめます。
フロントバンパー

フロントバンパーのカスタムは、ハスラーをキャンプ仕様にドレスアップできるためおすすめです。
バンパーを丸ごと交換するほか、パーツを追加・装飾する方法があります。
中でも手軽にアウトドア感を演出できるのが「フロントバンパーガーニッシュ」です。
フロントバンパーガーニッシュを装着するとデザイン性が向上するだけでなく、バンパー本体が傷つきにくくなります。
既存のフロントバンパーに装着するため、比較的簡単にハスラーのアウトドア感を演出できる人気のカスタムです。
【フロントバンパーガーニッシュ】
車のフロントバンパーに取り付ける装飾部品で、車の外観を飾るほか、保護する効果が期待できます。
ガーニッシュは車種専用に設計されており、DIY初心者でもカスタムしやすいパーツです。
LEDフォグランプ

キャンプ場のある山中は天候が変わりやすく、視界不良になる場合があるためLEDフォグランプがあると安心です。
純正ハロゲンと比べると、LEDフォグランプはより広い範囲を明るく照らしてくれます。
野生動物の飛び出しを早期に発見できるなど、見えにくい路肩をしっかり確認できます。
LEDフォグランプがあれば、キャンプ場への暗い夜道の運転も安心です。
ハスラーのキャンプ・アウトドア仕様カスタム事例|内装・車中泊
ハスラーでキャンプやアウトドアを楽しむ場合の内装・車中泊カスタム例として、以下の4つを紹介します。
- マット
- シェード
- ユーティリティーフック
- LEDルームランプ
マット

ハスラーで快適な車中泊をするためにマットは欠かせません。
マットを敷くと、前席を倒したときの後席との隙間や、背面の傾斜も緩和してくれます。
また、座席をフルフラットにした際に生じる座面と背面の段差を解消でき、寝心地が良くなります。
後部のラゲッジボードは硬いため、少し厚めのマットがあると寝転んでも痛くならず快適です。
シェード

ハスラーで車中泊をする際、車外から車内が見えないように目隠しの役割を果たすのがシェードです。
シェードがあれば、着替えや就寝時も車外からの視線を気にする必要がありません。
吸盤で簡単に取り付け可能で、フロント用・リア用など種類があるため、用途に合わせて選べます。
シェードの設置は寒さや暑さ対策になるほか、キャンプ場での防犯対策にもなり安心です。
ユーティリティーフック

ユーティリティーフックを取り付けるとキャンプグッズを吊るしたり、荷物用のネットを装着したりできます。
ハスラーにはユーティリティーフックを取り付けるための場所が用意されており、ランプを吊るすなど好みの使い方ができます。
取り付け場所のキャップを反時計方向に回して外し、フックを付けるだけなので難しい作業はありません。
フックとラゲッジネットを併用すると積載量が増えるため、荷物が多くなりがちなキャンプにおすすめしたいカスタムです。
LEDルームランプ

キャンプ場で車中泊をする際、車内でも夜間は暗い場合が多いため、明るく照らしてくれるLEDルームランプが活躍します。
通常ルームランプに採用されるハロゲンはやわらかく付近を照らす程度ですが、LEDランプはクリアな光が車内の広い範囲に届きます。
点灯してすぐ明るくなるためアウトドア向きのランプです。
ハスラーでキャンプ・アウトドアをする際にあると便利なアイテム
ハスラーでキャンプやアウトドアを楽しみたい方におすすめの便利アイテムを6つ紹介します。
- ラゲッジネット
- カータープ
- カーテン&タープ
- バックドアネット
- ポータブル電源
- 除湿剤
ラゲッジネット

ラゲッジネットは、キャンプのかさばる荷物の収納や荷崩れ防止に役立ちます。
天井や後部座席の後ろに設置して収納スペースを増やしたり、ラゲッジスペースの荷物を固定したりするために使われます。
荷物を固定する際はユーティリティーフックなどを利用し、荷物が落下しないようにネットをしっかり取り付けてください。
釣竿など、積みにくい荷物の収納にも便利です。
カータープ

デイキャンプでの食事やリラックススペースが欲しい場合は、カータープの使用がおすすめです。
大人2人程度が快適に過ごせる広さがあり、日よけをしながら開放的な空間を楽しめます。
ハスラーのルーフやバックドアに、吸盤などで取り付けて使用するのが一般的です。
カータープは、車外のアウトドア空間を快適に過ごしたい方向きのアイテムです。
カーテン&タープ

荷物が多くなりがちなキャンプでは車内での着替えが大変なため、カーテン&タープの使用がおすすめです。
全面を閉じて使用すると外からの視界が遮られ、着替えや休憩時のプライベート空間ができます。
ハスラーのリアハッチを開け、マグネットなどで車体に取り付けます。
カーテン&タープキットを装着時は必ず車のエンジンを停止してください。
アウトドアで濡れた服を着替える際も、カーテン&タープを使えば車内が汚れず便利です。
バックドアネット

車中泊やアウトドアの換気時にあると便利なのがバックドアネットです。
バックドアネットがあれば、虫の侵入を防ぎながら換気ができ、夏の暑い日でも快適な車内空間が保てます。
製品によって取り付け方法が異なりますので、ハスラーに合う設計のネットを選んでください。
メッシュ生地で手軽に換気できるため、長距離運転の休憩時に使うとリフレッシュできておすすめです。
ポータブル電源

ハスラーでキャンプをする際に持っておきたいのはポータブル電源です。
アウトドアで扇風機や電気毛布、調理器具などの家電を使う際にポータブル電源が活躍します。
電力消費量は使う機器によって異なるため、事前に調べておくと安心です。
持ち運びが可能で使用場所を選ばず、快適なアウトドアに欠かせないアイテムです。
除湿剤
除湿剤は、ハスラーで車中泊をする際の湿気対策に役立ちます。
定期的な換気をするほか、除湿剤で車内の湿度を下げる効果が期待できます。
特に換気のしにくい冬は、気温差で発生する結露で車内が湿っぽくなるため対策が必要です。
除湿剤は、キャンプ時の車内空間を快適に保つ手助けになります。
ハスラーがキャンプやアウトドアに向いている理由
ハスラーがキャンプやアウトドアに向いている理由は以下の3点です。
- 軽の枠を超えた広い室内空間と多彩なシートアレンジ
- 汚れを気にせず積めるタフな荷室と豊富な収納
- キャンプ場までの悪路も安心の4WD走行性能
軽の枠を超えた広い室内空間と多彩なシートアレンジ

ハスラーは軽自動車でコンパクトなボディながら、天井が高めで広々とした室内空間が魅力です。
大人でも快適に座れるレッグルームは窮屈さを感じず、キャンプ場までの長距離運転の際も疲れにくい設計です。
また、用途に合わせた多彩なシートアレンジが可能で、室内空間を有効活用できます。
助手席の背もたれを倒すアレンジは、スノーボードやサーフボードなどの長尺物を載せる際に便利です。
後席をすべて倒してフルフラットにすれば、キャンプ用品を積んだり車中泊したりするのに向いています。
快適な車中泊を実現する室内空間と、キャンプ用品の積載に役立つ自由なシートアレンジはアウトドアに理想的な設計です。
汚れを気にせず積めるタフな荷室と豊富な収納

ハスラーがアウトドアユーザーから支持される理由の一つが、汚れや水濡れを気にせず使えるタフな荷室設計です。
荷室の床と後席のシート背面は、水や汚れを拭き取りやすい防汚仕様の樹脂素材でできており、簡単に掃除できます。
また、随所に配置された収納スペースもハスラーの魅力です。
荷室の床下にある収納ボックスは深さがあるため、濡れた長靴など汚れ物を分けて積みたいときに役立ちます。
そのほか、助手席の座面の下や運転席周りにも収納ボックスがあり、用途に合わせて使用できます。
ハスラーの汚れに強い荷室や整理しやすい豊富な収納力は、キャンプやアウトドアに適しています。
キャンプ場までの悪路も安心の4WD走行性能

ハスラーは最低地上高が180mmと高く、大径タイヤを採用しているため、キャンプ場へ向かう悪路でも車体を擦りにくく安心です。
より本格的なアウトドアを楽しみたい方には4WD車がおすすめです。
スノーモードやグリップコントロールなど、雪道やぬかるみでタイヤが空転してしまった際に役立つ走行サポート機能が搭載されています。
そのほか、キャンプ場へ向かう急な坂道ではヒルディセントコントロールや、パワーモードが活躍します。
ハスラーは、アウトドアのさまざまなシーンで力を発揮する軽SUVです。
※参考:スズキ公式サイト|ハスラー
ハスラーをキャンプやアウトドアで活用する際の弱点
ハスラーをキャンプやアウトドアで活用する際の注意点は以下の3点です。
- 後席を倒してもフルフラットにならない
- 大人2人以上のキャンプは荷室容量が足りない
- 段差を乗り越える際に突き上げ感がある
後席を倒してもフルフラットにならない
ハスラーは状況に合わせた多彩なシートアレンジが可能です。
しかし、シートの構造的に後席を倒しても前席との間に段差や隙間ができるため、完全なフルフラットにはなりません。
段差に厚手の車中泊マットなどを敷くとフラットになり、快適に眠れます。
ハスラーで車中泊をする際は、マットやクッションなどを事前に用意しておくのがおすすめです。
大人2人以上のキャンプは荷室容量が足りない
ハスラーは収納力が高く、室内も広めな設計です。
しかし、軽自動車であるため、大人2人以上の本格的なキャンプを行う際は荷室容量が不足する場合があります。
テントやテーブルなど大型のアウトドア用品が増えると荷物で圧迫され、車内まで窮屈になりかねません。
ルーフラックを設置するなどして車外の積載量を増やせば、車内空間にもゆとりが生まれます。
多人数でキャンプをする際は、持っていく荷物を厳選するのも大切です。
段差を乗り越える際に突き上げ感がある
ハスラーは車高が高めで、泥道や大きな石がある悪路でも車体を擦りにくく、アウトドアに向いています。
その反面、段差を乗り越える際に突き上げ感や揺れを感じやすいのが弱点です。
乗り心地重視のサスペンションに交換するか、悪路では速度を落として運転すると揺れを軽減できます。
キャンプ場までの移動をより快適にしたい場合は、乗り心地の改善も検討してみてください。
ハスラーだけじゃない?キャンプカスタムに向いている軽SUV
キャンプの楽しみ方は人それぞれです。
2人で気軽にアウトドアを楽しんだり、家族で車中泊をしたりするなどシチュエーションにも差があります。
ここでは、ハスラーと比較検討したいキャンプカスタム向きの軽SUVを3台ご紹介します。
- 三菱|超新型デリカミニ
- スズキ|ジムニー
- スズキ|スペーシア・ギア
三菱|超新型デリカミニ
2025年10月29日に発売されたフルモデルチェンジ版の超新型デリカミニは、高い走行性能が魅力の軽スーパーハイトワゴンです。
車中泊向きの広々とした室内や、様々な路面に対応可能な5つのドライブモードを搭載。
キャンプの大型荷物の積み下ろしにも便利な大開口ラゲッジルームを採用しています。
超新型デリカミニは利便性と本格的な走破性を兼ね備えており、ファミリーユーザーにもおすすめの一台です。
※参考:スズキ公式サイト|超新型デリカミニ
スズキ|ジムニー
ジムニーは、オフロード走行を追求するアウトドアユーザーに支持されています。
ラダーフレーム構造による高い走破性に加え、開口部が広く四角い荷室形状をしており、大型の荷物も積みやすくなっています。
ハスラーでは難しい林道や本格的なオフロードも走行可能です。
ただし、4名乗車時の荷室は狭いため1〜2人キャンプでの利用が基本となります。
ジムニーはオフロード性能と、カスタムの幅広さを求めるユーザーに人気です。
※参考:スズキ公式サイト|ジムニー
スズキ|スペーシア・ギア
スペーシア・ギアは、広々とした室内空間が大きな魅力です。
室内高が高く、低床設定で乗り降りしやすいため子供でも安心です。
大きく開くスライドドアにより荷物の積み下ろしがしやすく、防汚素材のシートは汚れても簡単に掃除できます。
スペーシア・ギアは利便性と快適さを両立しており、幅広いユーザーに対応できます。
※参考:スズキ公式サイト|スペーシア・ギア
まとめ
ハスラーは軽自動車の枠を超えた高めの天井と、広い室内空間が魅力です。
多彩なシートアレンジが可能で収納力が高く、キャンプやアウトドアに向いています。
車中泊の際に気になる段差や積載量の不安は、マットの利用やルーフラックを取り付けるなどのカスタムで対応できます。
自分のキャンプスタイルに合うカスタムを追求し、理想のハスラーを完成させてアウトドアをより楽しみましょう。


