車のインロックを自力で開ける方法を知りたい!正しい解除方法や原因・対策を紹介

車をインロックした様子

車の鍵を車内に閉じ込めてしまう「インロック」は、誰にでも起こり得るトラブルです。

「自力で開ける方法はある?」「業者を呼ぶ前にできることがあれば試したい」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで当記事では、車をインロックしたときの正しい対処法を解説します。さらに、インロックが発生する原因や再発防止の対策までまとめているので、ぜひ参考にしてください。

目次

車をインロックしたときの正しい対処法

車をインロックしてしまったときの対処法は以下の通りです。

  • スペアキーを使う
  • 任意保険に付帯しているロードサービスを呼ぶ
  • JAFを呼ぶ
  • 鍵屋に依頼する

インロックは自力で開けようとすると故障につながる可能性もあるため、正しく安全に対処しましょう。

スペアキーを使う

スペアキーのイメージ

もっとも安全で費用がかからない方法は、スペアキーを使用することです。

インロックした場所が自宅から近いならスペアキーを取りに帰ったり、家族に届けてもらったりしましょう。

スペアキーがない場合は、以下の対処法を試してください。

任意保険に付帯しているロードサービスを呼ぶ

ロードサービスのイメージ

任意保険に付帯しているロードサービスの多くは無料です。しかし、利用内容や回数、運搬する距離によっては有料になる可能性もあるため、電話の際に確認しましょう。

保険証券やホームページに連絡先が載っています。24時間365日対応で、宿泊や帰宅費用も負担してもらえるケースもあります。

なお、保険会社によって拠点数や契約している引取業者が異なるため、ロードサービスが到着するまでの待ち時間はさまざまです。

JAFを呼ぶ

JAFのレッカー車

JAFは、インロックの解除を24時間対応しており、会員なら基本的に無料です。非会員の場合は約12,880〜25,630円となり、時間帯や距離によって異なります。

また、JAFの契約は車ではなく会員本人との契約になるので、会社の車やレンタカーでも緊急時に対応可能です。車に乗る機会が多い方は、加入を検討してみてください。

鍵屋に依頼する

鍵屋がインロックを解除してくれたイメージ

車のインロック解除は、鍵屋でも依頼可能です。料金は約8,000円〜3万円となり、時間帯や場所、車種により異なります。夜間や輸入車は高額になりやすい点に注意してください。

業者によっては24時間365日対応で、最速30分以内に到着することもあります。費用は発生しますが、ロードサービスやJAFよりも早く解決できる場合もあるでしょう。

ただ、スマートキーやイモビライザー搭載車には対応できない業者も存在します。依頼する際は、鍵の種類、イモビライザーの有無を必ず伝えましょう。

緊急性が高い場合は119番に連絡する

救急の消防車

人が閉じ込められている場合は消防で対応してもらえるため、熱中症・低体温症の危険があるときは迷わず119番に通報してください。とくに子供やペット、高齢者は緊急を要します。

消防は、必要に応じて窓ガラスを割ることもありますが、命が優先です。真夏や真冬に子供を残してインロックしてしまった場合など、命の危険がある場合は119番に連絡しましょう。

車をインロックしたときに自力でやってはいけないNG方法

車をインロックしたときに自力でやってはいけない開けかたは以下の通りです。

  • ハンガーを加工してドアの隙間から解錠する
  • ひもでロックピンを持ち上げる
  • ガムテープで窓を下に引っ張る

年式が新しい車やスマートキー車は上記の方法では開かず、古い車であっても故障のリスクがあります。また、車両保険対象外になる可能性もあり、防犯装置が作動すると余計に解錠困難になります。

車のインロックを自力で開けられる裏技はないため、正しく対処しましょう。

ハンガーを加工してドアの隙間から解錠する

ドア上部に隙間を作りハンガーを車内に差し込むのはやめましょう。

ドアを無理やりこじ開け、隙間を作る行為にはドアやウェザーストリップの破損リスクがあります。ドアが曲がってしまい、きちんと閉まらなくなる可能性も考えられます。

ウェザーストリップ:ドアやトランクの外周にあるゴム製のシール材。雨漏り防止や、気密性アップのために装着されている。

また、外側にある窓ガラス下部の防水ゴムを外し、隙間からロック機構を直接操作する方法もありますが、最近の車の防犯構造ではほぼ不可能です。

ひもでロックピンを持ち上げる

ドア上部に隙間を作り、ひもを垂らしてロックピンを引き上げる方法も試してはいけません。

ロックピン:ドアの窓枠付近にある、施錠・解錠が一目でわかるピン。近年の車は防犯性能向上により減少傾向にある。

ハンガーを利用した方法と同様で、隙間を作る際にドアを無理やり引っ張るため、故障の原因になります。

そもそも最近の車にはロックピンがありません。古い車でしか実践できず、故障リスクがあるためドアに隙間を作るのは避けてください。

ガムテープで窓を下に引っ張る

SNSで紹介されている、ガムテープで窓を下に引っ張る方法は、現代の電動窓では開けられません。

車の窓はモーターで動いており、無理やり引っ張ると窓ガラス破損やパワーウィンドウレギュレーターの故障につながります。

パワーウィンドウレギュレーター:ドア内部で、窓ガラスを昇降させているモーターのこと。

パワーウィンドウレギュレーターが故障すると窓の開け閉めができなくなってしまいます。修理費用にも約10,000〜40,000円ほどかかるため、安易に試さないようにしましょう。

上記すべての方法は、不審者だと勘違いされ、通報されるリスクを伴います。場合によっては、ロードサービスを呼ぶより時間がかかることもあります。

車をインロックしてしまった際は、素直にスペアキーでの解錠やロードサービスを依頼しましょう。

車のインロックが発生する原因

車のインロックが発生する原因は以下の通りです。

  • スマートキーの電池不足
  • アンテナの誤作動
  • カーテシスイッチのトラブル

近年の車は車内にスマートキーを置いたまま外出しようとすると、警告音がなるようになっています。それでもJAFでは、※2023年度にインロックで12万件以上の出動があったそうです。

JAF公式

車のインロックの原因を知っておき、事前に対策しましょう。順に解説します。

スマートキーの電池不足

電池交換前のスマートキー

スマートキーの電池が切れると車内にスマートキーがないと判断され、自動でロックがかかってしまいます。

電池が切れることでスマートキーの電波が遮断され、車外に持ち出したときと同じ状態になるためです。

スマートキーの電池が切れる前兆として、「ボタンを押したときの反応が返ってこない」症状があります。

アンテナの誤作動

アンテナの誤作動が起きやすいドアポケット

スマートキーをドアポケットやダッシュボードの上のように外と近い場所に置いておくと、鍵が外にあると勘違いし、ロックしてしまうことがあります。

他にも、スマホ・電子機器と一緒に置いておくと電波が干渉し、スマートキーがうまく作動せず鍵がかかるケースもあります。

カーテシスイッチのトラブル

ドア内側のカーテシスイッチ

カーテシスイッチが故障していると、ドアの開閉を認識できないため、スマートキーが中にあってもロックされる場合があります。

カーテシスイッチ:ドアを開けたところにあるゴムで覆われたスイッチ。ドアの開閉を判断し、ルームランプの点灯・消灯や、鍵の開閉を判断する。

車によっては、スマートキーで解錠したあとに一定時間ドアが開かない場合、自動でロックがかかる場合があります。

カーテシスイッチがうまく作動していないと、「ドアを開けた」ことが伝わらず、自動でロックがかかってしまいます。

車のインロックを防ぐ3つの方法

車のインロックを防ぐには、3つの方法があります。

  • スマートキーの電池をこまめに交換する
  • スマホや金属製のものと同じ場所で保管しない
  • カーテシスイッチの違和感があれば早めに点検する

少しの外出でも鍵は常に持ち歩き、スペアキーがない場合は作成しておきましょう。スマートキーのスペアキー作成は、ディーラーに依頼できます。

また、インロックしてもドアの鍵穴から開けられるように、「メカニカルキー」を持ち歩いておくのも有効です。

メカニカルキー:スマートキーに内蔵されている鍵。電池切れや車のバッテリー上がりの際に、物理的にドアの開錠・施錠ができる。

スマートキーの電池をこまめに交換する

インロックを防ぐためにも、スマートキーの電池はこまめに交換しておきましょう。スマートキーの電池は半年〜1年での交換が目安です。

スマートキーの電池が足りなくなると、メーターパネルの警告灯が点灯したり、ドアの解錠・施錠やエンジン始動の反応が悪くなったりします。

車の反応がいつもと違うと感じたときはスマートキーの電池を交換しておきましょう。こまめに交換することで、インロック防止になります。

スマホや金属製のものと同じ場所で保管しない

スマートキーをスマホや金属製のものと同じ場所に入れると電波が干渉し、うまく動作しない可能性があります。一緒に持ち歩く場合は、カバン内で接触しないようにし、ポケットを変えるのがいいでしょう。

カバンを持たずに移動する方は、鍵・スマホを別々のポケットにいれると電波干渉を防止できます。なお、クレジットカードにも反応してしまう可能性があるため、財布も一緒にしないようにしましょう。

また、停車する場所によって「エンジンがかかりにくい」「ドアの解錠・施錠の反応が鈍くなる」ときもあります。停車位置で症状が変わる場合は、近くに電波干渉するものがあることが考えられるため、停める場所を変更して、様子をみてください。

カーテシスイッチの違和感があれば早めに点検する

ルームランプの点灯がドアの開閉と連動しない症状が出た場合は、カーテシスイッチの不具合が疑われます。カーテシスイッチが故障すると、ドアの開閉状態がうまく認識できなくなるためです。

そのままにしておくと、ドアが開いているにもかかわらず閉まっていると誤判断され、自動でロックしてしまう可能性があります。

インロックを防止するためにも、ドアの開閉に違和感を感じた場合は早めに点検してもらいましょう。

まとめ

車のインロックは自力で開けようとすると、以下のようなリスクがあります。

  • ドア・ウェザーストリップの破損
  • 窓ガラスやウィンドウレギュレーターの故障
  • 不審者と勘違いされ通報
  • 車両保険対象外の可能性

インロックはロードサービス・JAF・鍵屋に依頼し、正しく解錠しましょう。なお、人が閉じ込められている場合は命を優先し、119番で消防に連絡してください。窓を割る可能性もありますが、命が優先です。

また、車のインロックはスマートキーの電池を早めに交換したり保管場所を見直したりすることで事前に防止できます。

少しの間、車から離れるだけでもインロックの可能性は潜んでいます。鍵は常に持ち歩き、スペアキーがない場合は作成しておきましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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