車検に合格！黄色フォグランプの正しい選び方とは？

2024年1月22日

黄色いフォグランプは、自動車のカスタマイズにおいてスタイリッシュな選択として注目されています。その鮮やかな色彩は、単なる装飾以上の機能を持ち、特に悪天候時にその真価を発揮します。皆さんの中にも是非使ってみたいと思っている方もいらっしゃることでしょう。

しかし、同時に「黄色いフォグランプは本当に車検に合格するのか？」「実際の効果はどのようなものなのか？」と疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか？この記事では、そんな疑問に答え、黄色フォグランプの実用性と車検基準への適合性について詳しく解説します。

黄色フォグランプの特徴とメリット

黄色いフォグランプは、その特有の色合いが自動車をよりかっこよくみせることがあります。しかし黄色フォグランプの本来の特徴を皆さんご存じでしょうか？

ここではまず黄色フォグランプの特徴やメリットなどについて説明します。黄色フォグランプがなぜ悪天候時に効果的なのか、その科学的な理由や安全面での利点について理解していきましょう。

悪天候時の優れた視認性

悪天候時の優れた視認性に関して、黄色いフォグランプは特にその効果を発揮します。黄色い光は、霧や雨などの悪条件下での光の散乱を減らし、視界をクリアに保つのに役立ちます。なぜなら、黄色い光の波長が白色光よりも長いため、水滴や霧を通過しやすい性質を持つからです。

この結果、黄色フォグランプは他の色のライトと比べて、視認性を高め、安全運転をサポートします。この効果は、特に霧が濃い日や雨天時に顕著で、ドライバーの不安を軽減し、より安心して運転できる環境を提供します。

悪天候における対向車への影響軽減

黄色フォグランプは悪天候時の対向車への影響を軽減する点でも優れています。車検基準では、フォグランプの色は「白または淡黄色」であることが求められており、この範囲内であれば合法的に使用可能です。

黄色い光は対向車のドライバーの目に対して眩しさを減らし、お互いの安全運転に寄与します。特に、霧や雨など視界が悪い条件下では、黄色の光が他の車両にとっても目立ちにくく、運転の妨げになりにくいという利点があります。このため、黄色フォグランプは安全性と法規制の両方を満たす選択となります。

デザインと機能性の融合

黄色フォグランプの特徴は、なによりその見た目にもあるでしょう。この色合いは、車両の外観を一際際立たせるデザイン要素として機能します。一方で、機能面では、悪天候時の視認性向上という実用性を兼ね備えています。

このように、黄色フォグランプは見た目の美しさと実用性を組み合わせたアイテムとして、多くのユーザーに選ばれています。そのため、スタイルを重視する方々にも、黄色フォグランプは理想的な選択となるでしょう。

黄色フォグランプが向いている人

多くの特徴やメリットがある黄色フォグランプ、それではどのような方が向いているのでしょうか？その特徴から見た目と性能を両立させたいユーザーに向いているといえるでしょう。また特定の利用目的で利用させるかたにもよいのかもしれません。

ここでは、黄色フォグランプが向いている方についてご紹介しましょう。

雪道や山間部など悪天候環境で利用されることが多いドライバー

悪天候によく遭遇するドライバーにとって、黄色いフォグランプは特に有用です。霧や濃い雨などの条件下では、視界を確保することが重要ですが、通常の白いフォグランプでは光の反射により逆に視界が悪化することがあります。

黄色いフォグランプは、そのような状況下でも光の拡散を抑え、より遠くまで明瞭に照らすことができるため、安全な運転に役立ちます。このため、雪道や山間部など頻繁に霧や雨に遭遇する環境で運転される方には、黄色いフォグランプがおすすめです。

視認性を重視する安全志向のドライバー

視認性を重視する安全志向のドライバーにとって、黄色いフォグランプは理想的な選択肢といえるでしょう。

黄色の光は、特に夜間や悪天候時において、路面状況を明瞭に捉えるのに役立ちます。これにより、対向車や歩行者、障害物を早期に発見し、安全な運転を実現できます。また、黄色い光は眩しさを軽減する効果もあるため、長時間の運転でも目の疲れを減らすことができます。

安全を最優先に考えるドライバーには、黄色フォグランプがおすすめです。

スタイルと機能性を両立させたいドライバー

スタイルと機能性を両立させたいドライバーにも、黄色フォグランプははおすすめです。黄色いフォグランプは、車の外観に独特の魅力を加えるだけでなく、機能面でも優れた性能を提供します。特に、スタイリッシュな外観を求めつつも、安全性や視認性を妥協したくない方には理想的な選択肢です。

黄色フォグランプは、機能的な安全性を提供しながら、車の外観を引き立てるデザインの要素としても機能します。

黄色フォグランプで車検に合格するには？

多くのメリットがある黄色フォグランプですが、皆さんが一番気になる点、それは「車検に合格できるのか？」という点ではないでしょうか？

結論から言えば、大きく３つのポイントをしっかりおさえることで、車検には合格できます。

車検基準に適合した色を選択する

第一に車検基準に適合した色のフォグランプを選択する必要があります。黄色であればどのような色でもよいというわけではありません。

日本の車検基準では、フォグランプの色は「白または淡黄色」である必要があります。この「淡黄色」という表現は、明るい黄色を指し、車検での合格基準を満たすためには、この色の範囲内の製品を選択する必要があります。

光度と光軸の調整

光度と光軸の調整は、黄色フォグランプを車検に合格するための重要なポイントです。

フォグランプの光度は、他の車両や歩行者に過度の眩しさを与えない範囲内である必要があります。また、光軸の適切な調整は、ライトが直接対向車のドライバーの目に入らないようにするために不可欠です。

これらの基準にのっとった光度の製品選択と光軸設定をおこなう必要があります。

適切な取り付け位置

車検においてフォグランプの取り付け位置には特定の基準があります。具体的には、前部霧灯（フォグランプ）は地上から25cm～80cmの高さに設置する必要があります。この高さは、フォグランプが地面からの距離を意味し、適切な照明範囲と安全性を確保するために重要です。また、車幅の外側縁からフォグランプの外側縁が40cm以内であることも求められます。

後付けでフォグランプを取り付ける場合はこれらの基準に注意しましょう。また純正であってもサスペンションの交換等で車高に変動が生じる場合は車検基準から逸脱していないか確認することも重要です。

2色切替えフォグランプの特徴とメリット

近年では「2色切替えフォグランプ」、という製品が注目されています。

2色切替えフォグランプはその名の通り白色と黄色で切り替えが可能な製品です。この機能により、ドライバーは運転状況や気象条件に応じて最適な色を選択できます。例えば、通常の天候下では白色の明るい光が道路を明るく照らし、悪天候時には黄色い光で視認性を高めることができます。

このように、2色切替えフォグランプは、一つのランプで多様な運転環境に適応できるため、実用性が高く、近年人気が高まっています。

2色切替えフォグランプは車検に合格できるのか？

では、2色切替えフォグランプは車検に合格できるのでしょうか？結論から言えば、車検基準に適合さえすれば問題なく合格できます。

但し車検の際の合格基準に関しては注意が必要です。日本の車検基準では、先にもお話した通りフォグランプの色は白または淡黄色に限定されています。2色切替えフォグランプを使用する場合、車検時にはこれらの色に適合している必要があります。つまり、白色、および淡黄色の2色で切替えできる製品を選択する必要があります。

世の中には多くの2色切替えフォグランプが販売されていますが、すべての製品が車検対応品、というわけではありませんので、製品仕様などをしっかり確認する必要があるでしょう。