「フォグランプがつかないけど原因が分からない」
「フォグランプがつかない時はどうしたらいいの?」
「フォグランプがつかないと車検はどうなるの?」
このように悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
濃霧や激しい雨の日に点灯させ視界を確保する役割を持つフォグランプ。
実際に使おうと思ったらフォグランプがつかない、なんて事態に陥ると困ってしまいますよね。
そこで本記事では、具体的な症状ごとに原因を解説します。
対処方法や車検はどうなるのかも説明しているので、ぜひご一読ください。
フォグランプが片方だけつかない原因
フォグランプが片方だけつかない場合は、玉切れの可能性が高いです。
まずは、フォグランプがつかないのは片方だけなのか両方なのかを確認しましょう。
玉切れの場合は、フォグランプを交換する必要があります。
フォグランプの交換は自分でもできますが、作業が複雑であるため、安全のためにもプロに依頼するのがおすすめです。
フォグランプの交換は、以下の場所などで実施できます。
- 整備工場
- ディーラー
- カー用品専門店
- ガソリンスタンド
整備工場、カーディーラー、ガソリンスタンドなどでフォグランプの交換の際には、自分でフォグランプを用意しておく必要がある場合もあります。
自分でフォグランプを選ぶのが心配という人は、購入前でも問い合わせ可能で、購入後は専任スタッフにサポートしてもらえるHID屋がおすすめです。
明るくて種類豊富なフォグランプが用意されているので、気になる人はご覧ください。
フォグランプが両方ともつかない原因【5つ】
フォグランプが両方ともつかない場合は以下5つの原因が考えられます。
- フォグランプのスイッチを入れ忘れている
- スモールスイッチを入れ忘れている
- フォグランプリレーが壊れている
- フォグランプのヒューズ切れている
- ウィンカーレバーが壊れている
ここからは、それぞれの原因の解説や対処方法を紹介します。
フォグランプのスイッチを入れ忘れている
1つ目の原因は、フォグランプのスイッチがONになっていないことです。
フォグランプは、外が暗ければエンジン始動時に自動的に点灯するわけではありません。
フォグランプは、悪天候時など特定の条件下での使用を想定しているため、スイッチを介してドライバーが必要に応じて点灯させる仕組みになっています。
そのため、フォグランプが両方つかない場合は、フォグランプのスイッチが入っているか確認しましょう。
スイッチの入れ忘れであれば、電源を入れるだけでフォグランプが点灯します。
スモールライトのスイッチを入れ忘れている
2つ目の原因は、スモールスイッチがOFFになっていることです。
フォグランプはスモールライトと一緒に点灯させる必要があるのです。
スモールスイッチの仕組みは、スイッチがONになると内部の接点が閉じ、電気が流れる状態になります。
逆に、スイッチがOFFになると接点が開き、電気が遮断されてフォグランプは消灯します。
そのため、スモールスイッチがOFFになっていると、フォグランプに電気が流れずにつかなくなってしまうのです。
フォグランプのスイッチだけでなくスモールライトのスイッチも確認して両方をONにしましょう。
フォグランプリレーが壊れている
3つ目の原因は、フォグランプリレーに異常がある場合もフォグランプがつかきません。
リレーとは、車の電装品に電気を伝達する中継部品です。
通常、フォグランプはヘッドライトと一緒に点灯します。
そのため、ヘッドライトとの連携を制御するリレーが故障していると、フォグランプがつかなくなる場合があるのです。
フォグランプリレーの故障が原因の場合は、取り替えを実施しましょう。
フォグランプのヒューズ切れている
4つ目に考えられる原因は、ヒューズが切れている可能性です。
ヒューズは、フォグランプなどの電装品が壊れないように保護する役割を担っています。
規定値を超える過剰な電流が流れると、ヒューズが切れ電装品に過剰な電流が流れるのを阻止します。
ヒューズが切れる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 配線や車の金属部分、工具などが接触しショート
- 雨水がフォグランプに入り込み、ショートが発生したり、接点に不具合が生じたりする
- 同じ場所から複数の配線が分岐しているなど、電装系の配線に問題がある
このような時にヒューズが切れ、フォグランプを保護します。
そのため電気回路が遮断され、フォグランプがつかなくなるのです。
ヒューズが切れた場合は、新しいヒューズに交換をしましょう。
ウィンカーレバーが壊れている
最後に、全ての車で考えられる条件ではありませんが、ウィンカーレバーが故障していることが原因の場合もあります。
フォグランプをつけるには、ウィンカーレバーのスイッチを使うタイプと、専用のスイッチを操作するタイプの2つがあります。
後者の場合に考えられる原因です。
ウィンカーレバーに異常があると、フォグランプがつかない場合もあります。
ウィンカーレバーが故障している場合は、交換をしましょう。
フォグランプがつかないと車検は通らない?
フォグランプが元から取り付けられている車の場合、つかないなどの異常があれば車検には通りません。
しかし、フォグランプの取り付けは、法律では義務付けられていません。
そのため、元からフォグランプがついていない車も存在します。
初めからフォグランプがついて無いのであれば、審査の対象にはならないのです。
たとえ元から車にフォグランプが取り付けられていたとしても、完全に取り外してしまえば、審査の対象にはなりません。
フォグランプが取り付けられている場合だけ、審査の対象項目になります。
故障したフォグランプを修理したくない場合は、取り外しをして車検に出せばよいのです。
ただし、この方法は安全な車の運転をする上では、おすすめできません。
悪天候に備え、フォグランプはきちんと取り付けておくのがよいでしょう。
フォグランプを取り付けるなら、安くて明るいHID屋がおすすめです。
2色切り替えなど用途に合わせたフォグランプを見つけられます。
まとめ
本記事では、フォグランプがつかない原因を2つの症状ごとに解説しました。
それぞれの原因に対する対処法を確認し、適切な対応をしてください。
また、車検においてフォグランプの取り付けは義務ではありませんが、フォグランプが取り付けられている車の場合は検査の対象になります。
フォグランプを取り付けないという選択肢もありますが、安全運転のためにも正常なフォグランプの取りつけがおすすめです。
フォグランプには様々な種類があるので、自分の好みや用途にあわせたものを見つけてみてください。