ポジションランプのLED化は手軽にできるカスタムのひとつです。純正ハロゲン球からLEDに交換するだけでも、スタイリッシュな印象になります。
この記事では、ハイエースのポジションランプをLEDに交換する手順と、おすすめの後付けLEDランプを紹介します。
「視認性を高めて安全にハイエースを使用したい」「自分でポジションランプの交換に挑戦してみたい」とお考えの方は、本記事をお役立てください。
＼ お得情報配信中！ ／
ハイエースのポジションランプをLEDに交換する前に
ハイエースのポジションランプ交換はそれほど難しくないため、車の部品交換ができる程度の知識があれば、DIY交換も可能です。
交換作業を自分で行うときに、事前に確認しておくポイントを紹介します。
- ポジションランプとは
- 用意するものと必要な工具
難しいと感じたら、無理せずに専門業者などに依頼することも検討しましょう。
※取り付けは必ず自己責任で行ってください
ポジションランプとは
ポジションランプは、車の存在と車幅を周囲に知らせるためのライトです。ヘッドライトの外側にあり、車幅灯やスモールランプとも呼ばれます。
ポジションランプは主に、日没前の薄暗い時間帯のヘッドライトを点けるほど暗くないときに点灯します。
ポジションランプの球（バルブ）は純正品以外にも交換可能です。ただし、保安基準は明るさ・色・位置・個数・大きさに関する規定があり、基準内でないと車検に通りません。
LEDに交換するときは、適切な製品を選ぶことが大切です。
用意するものと必要な工具
ハイエースのポジションランプをLEDに交換する作業では、次のものが必要になります。
- 交換用のLEDブレーキランプ（T10型）
- ネジを取り外すための工具（ソケットレンチ、プラスドライバーなど）
- 養生用のテープ（養生テープやマスキングテープなど）
- 軍手
- 予備クリップ（なくても可）
工具やテープ類は、ホームセンターやネットなどで購入できます。
予備クリップは、交換時に割れたり破損してしまったりしたときの交換用で用意しなくても支障はありませんが、外すときに壊れやすいため、念のために予備があると安心です。ホームセンターやカー用品店、またはネットなどで購入できます。
ハイエースのポジションランプをLEDに交換する4つの手順
ハイエースのポジション球は、ヘッドライトの横にあります。交換する際はボンネットを開けた状態からスタートします。
※ハイエースのボンネットを開けるレバーは、運転席の右下にあります。
ここからは、ハイエースのポジションランプを交換する作業手順を4つの段階に分けて解説します。
- グリルを外す
- ヘッドライトユニットを取り外す
- ポジションバルブを交換する
- 元に戻す
交換方法の解説動画もありますので、あわせて参考にしてください。
今回は「TRH200系ハイエース」のポジションバルブの交換方法を紹介します。
生産年月日やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
① グリルを取り外す
ポジションランプを交換するには、まずグリルを外します。グリルをとめているネジを2本（上の画像オレンジ丸の部分。左右1本ずつ）とクリップ4点（画像赤丸）を外します。
クリップはプラスチック製で、劣化していると割れやすいため、慎重に外しましょう。
もし割れてしまった場合も、ホームセンターやネット販売などで簡単に手に入るので、安心してください。
ネジとクリップを外したら、グリルを手で引き抜きます。ツメ（引っかかっている突起部）が4カ所とまっていて、ツメを抜くとグリルが外れる仕組みです。
車によってはツメが硬いことがありますが、少し手前に持ち上げるようなイメージで、力を入れて抜きます。
②ヘッドライトユニットを取り外す
グリルが外れたら、ヘッドライトユニットを取り外します。外すネジは2本です（画像オレンジ丸）。
ネジを外したら、ヘッドライトユニットを手で引き抜きます。
外す際にバンパーやコーナーパネルに傷が入ることを防ぐために、マスキングテープなどで保護しておきます。（画像参照）
ヘッドライトユニットもツメ（突起部）でとまっていて、手前に引くと外れます。ボディなどを傷つけないように、ゆっくりと引っ張ります。
ライトユニットを外したら、配線プラグを抜いて、ヘッドライトユニットを独立させます。（作業しやすくするため）
③バルブ交換
バルブ（ライトの球）を交換します。ポジションバルブのソケット（球が装着してある部品、上画像の赤丸部分）ごと、半時計周りに回して引き抜きます。
ソケットを抜いたら、新しいLEDバルブと交換します。ポジションバルブは手で引っ張ると抜けます。
ソケットに新しい球（LEDランプ）を取り付けたら、元に戻す前に点灯確認を行います。
新しいポジションランプを挿したソケットに、ボディ側の配線プラグを接続して、点灯するかどうかを確認します。
点灯しなかった場合は、プラスマイナスの向きが逆になっています。配線プラグを抜き、反対向きにして差し込みます。
④元に戻す
点灯確認ができたら、ライトユニットを元に戻していきます。順番は外したときと逆順です。
1．ライトユニットに配線コネクタを挿す
2．ライトユニットを戻しネジ2本を止める
3．グリルを戻し、クリップ4つとネジ2本止める
ボンネットを閉じて完成です。
ハイエースのポジションランプをLEDに交換する際のポイント
ハイエースのポジションランプ交換には、いくつかのポイントがあります。
- グリルとヘッドライトを外した方が作業しやすい
- 戻す前に点灯確認をする
- 適切なポジションランプを選ぶ
それぞれについて、詳しく解説します。
グリルとヘッドライトは外したほうが作業しやすい
ポジションランプの交換は、グリルやヘッドライトユニットを外さなくても行える作業です。ボンネットを開けただけの状態で、隙間に手を突っ込んで交換することも不可能ではありません。
しかし、慣れていない人には難しく、失敗したり車体を傷つけてしまったりする可能性が高くなります。
そのため、グリルとヘッドライトを外した状態で安全に作業することをおすすめします。
点灯確認をする
バルブを交換したら、ソケットを戻す前に点灯確認をします。ハイエースのポジションランプには極性（プラスとマイナス）があり、向きが合っていないと点灯しません。
バルブの極性は挿してみないと分からないため、戻す前に必ず点灯確認を行いましょう。点かない場合は、バルブを反対向きに挿してから再度点灯確認をしてください。
適切なポジションランプを選ぶ
ハイエースのポジションランプに使えるLEDバルブは、さまざまな製品があります。中には故障しやすかったり、車検非対応の製品もあるため、慎重に選ぶことが重要です。
まず、車検対応の製品であることは必須条件です。色や明るさが保安基準内に収まっているかを確認します。さらに年式の互換性やサイズ確認も行うことをおすすめします。
信頼できるメーカーのLEDポジションランプを選ぶことで、安心して使用できます。
また、販売実績やユーザーレビューで高評価を得ている製品を選ぶことで、故障や不具合のリスクを抑えることができます。
ハイエースにおすすめのポジションランプ
| 商品名 | LEDポジション・バックランプ |
| バルブ型式 | T10 ウェッジ球 極性あり |
| 色 | 6500k（ホワイト）/ 8000k（クールホワイト） |
| LEDチップ | 22基搭載 |
HID屋のLEDポジション・バックランプ 2400lx 爆光は、キレのある光でムラなく周囲を照らす後付け用バルブです。
ハロゲン球の12倍の明るさがあるため周囲からの視認性も抜群で、安全性の向上にもつながります。色はホワイト（6500K）とクールホワイト（8000K）の2色から好みの色を選べます。
本製品は純正T10ハロゲンバルブと比べて若干全長が長い設計になっております。（全長31mm）
現在、T10を使用している箇所に使用する場合は、サイズのご確認をお願いします。現在、T16を使用している箇所には使用できます。
ポジションランプをLEDに交換するメリット
ポジションランプをLEDに交換することには、多くのメリットがあります。
まずはライトの明るさが向上し、対向車からの視認性が高まることです。LEDは点灯すると瞬時に最大の明るさに達するため、安全性の向上にもつながります。
他にも、LED特有のシャープな光はデザイン性が良く、車の印象をスタイリッシュに演出できる点もメリットです。
交換作業が比較的簡単で、自分でできるカスタマイズであることも、ポジションランプを交換する人が多い理由の一つです。
まとめ
ハイエースのポジションランプの交換手順について紹介しました。
ハイエースのライト交換はDIYが可能な作業です。本記事や動画を参考にしながら、ぜひご自分で交換してみてください。
しかし、もし作業の解説を読んで難しいと感じた場合は、カーショップや専門家に依頼することをおすすめします。
ポジションランプをLEDに交換して、快適で安全なカーライフをお過ごしください。
