NV200バネットは、頼れるパートナーとして、さまざまなシーンで活躍します。5ナンバーサイズながら広々とした室内空間を誇り、3列シートを備え最大8人乗りが可能です。家族や友人とのレジャーはもちろん、仕事での送迎や荷物運搬にも最適です。
しかし、発売から数年経つと、ヘッドライトの劣化や暗さを感じるオーナーさんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NV200バネットのヘッドライトをLED化する方法について解説します。LEDヘッドライトは、ハロゲンヘッドライトに比べて明るく長寿命なだけでなく、省電力で車体への負担も軽減できます。さらに、スタイリッシュな見た目も魅力です。
この記事では、バネットをLED化するメリット・注意点、交換手順、おすすめの商品について詳しく解説します。愛車を快適かつ安全にカスタムしたいと考えている方にとって、役立つ情報となるでしょう。
バネットのヘッドライト適合表
ヘッドライトを交換する場合、まずは車種ごとに適合したバルブ形状のものを選ぶ必要があります。交換用のヘッドライトを購入する前に、必ず適合を確認しておきましょう。
表1 バネットのヘッドライト適合表
メーカー | 車種 | 型式 | 年式 | ヘッドライト | フォグランプ | ポジション | バック | ||
初月 | 最終月 | LOW | HIGH | ||||||
日産 | NV200バネット | M20 | H21.5 | H4 | – | H8 | T10 | S25シングル |
NV200バネットのヘッドライトをLED化するメリット
NV200バネットのヘッドライトをLED化することで、以下のメリットがあります。
- 明るさが向上する
- 寿命が長くなる
- 省電力
- 外観がスタイリッシュになる
ここからは、これらについて解説します。
明るさが向上する
LEDヘッドライトは、驚くほどの明るさを実現しています。まず、LEDは電力を光に変換する効率が高く、少ない電力で多くの光を放射できます。これに対し、ハロゲンヘッドライトはフィラメントの熱エネルギーを光に変換するため、発光効率が低く、多くの電力を消費します。
また、LEDヘッドライトは配光範囲が広く、均一な配光を実現します。その理由は、光源が小さく、レンズ設計の自由度が高いためです。最近では、マルチリフレクターやプロジェクターレンズの技術を用いて、さらに効率的な配光を実現しています。
さらに、LEDヘッドライトでは色温度を自由に選択できます。一般的に、4000K~6000K程度の白色光が夜間の視認性と快適性を両立します。これに対し、ハロゲンヘッドライトは低い色温度で黄色っぽい光を放射し、視認性が劣る場合があります。
LEDヘッドライトは、ルーメンという単位で表される光束値でも優れています。一般的に、LEDは2000ルーメンを超える製品が多く、中には5000ルーメンを超えるものもあります。これに対し、ハロゲンヘッドライトの光束値は500~1000ルーメン程度です。
寿命が長くなる
LEDヘッドライトが長寿命である理由はいくつかあります。まず、LEDは発熱量が少ないため、高温になることがなく、寿命を延ばします。これに対し、ハロゲンヘッドライトはフィラメントが熱せられるため、高温による劣化が進み、寿命が短くなります。
また、LEDは衝撃に強いため、振動や衝撃による破損が起こりにくく、長期間安定した性能を発揮します。これに対し、ハロゲンヘッドライトはフィラメントが繊細なため、衝撃に弱く、寿命が短くなります。
さらに、LEDは半導体素子で作られており、経年劣化による光量低下が少ないです。これに対し、ハロゲンヘッドライトはフィラメントが劣化するため、使用時間が長くなると光量が低下します。
LEDヘッドライトの寿命は一般的に約40,000時間で、ハロゲンヘッドライトの約10倍の長さです。このため、LEDヘッドライトはハロゲンヘッドライトと比べて交換頻度が低く、ランニングコストを節約できます。
省電力
LEDヘッドライトの省電力性は、いくつかの要素によって支えられています。まず、LEDは高い発光効率を持ち、少ない電力で多くの光を放射します。ハロゲンヘッドライトと比べると、LEDの方が発光効率が高く、消費電力が少ないです。
具体的には、同じ明るさの光を放射する場合、LEDヘッドライトはハロゲンヘッドライトの半分から7割程度の電力しか消費しません。例えば、50Wのハロゲンヘッドライトと25WのLEDヘッドライトを比較すると、LEDの方が半分の消費電力です。
また、LEDは発熱量が少ないため、電力の無駄な消費が少なく、省電力につながります。ハロゲンヘッドライトはフィラメントが熱せられることで発光し、その際に多くの電力が熱として無駄に消費されますが、LEDは発熱量が少ないので、電力の無駄が少なくなります。
LEDヘッドライトの省電力性は、バッテリーへの負担を軽減し、長時間の夜間走行などで特に効果を発揮します。さらに、省エネルギーなLEDヘッドライトは車の燃費向上にも寄与し、環境にも優しい選択肢となります。
外観がスタイリッシュになる
LEDヘッドライトは、自動車の外観をスタイリッシュに演出する重要な要素です。その魅力の一つは、自由度の高いデザインです。LEDは小さな光源で、レンズのデザインに柔軟性を持たせることができます。そのため、ハロゲンヘッドライトよりも洗練されたデザインや、鋭角的な形状や流れるような曲線など、多様なスタイルを実現できます。
さらに、LEDヘッドライトはカラーバリエーションにも富んでいます。従来のハロゲンヘッドライトが放射する黄色っぽい白色(4000ケルビン程度)にとどまらず、LEDでは青っぽい白色(6500ケルビン程度)など、さまざまな色の光を選択できます。このため、車のカラーやデザインに合わせて、最適な色調を選択できます。
最近の車種では、LEDヘッドライトが全体のデザインを引き立てる役割を果たしています。鋭角的なLEDヘッドライトとメッキグリルの組み合わせでスポーティーな印象を演出する車種や、曲線的なLEDヘッドライトと丸みを帯びたボディでエレガントな雰囲気を醸し出す車種など、LEDヘッドライトは車の個性を際立たせる重要な要素となっています。
バネットのヘッドライトをLED化する際の注意点
バネットのヘッドライトをLED化する際、以下の点に注意しましょう。
- 車種・年式・型式に適合した製品を選ぶ
- ヘッドライトユニットとの互換性を確認する
- 冷却対策を検討する
- 光軸調整が必要になる場合がある
- ハイフラ対策が必要になる場合がある
ここからは、これらについて解説します。
車種・年式・型式に適合した製品を選ぶ
バネットのLEDヘッドライト化に際しては、車種・年式・型式に適合した製品の選択が肝心です。適合しない製品を使用すると、取り付けができない場合や光軸がずれる可能性、そして車検に通らない問題が生じます。
適合確認方法としては、メーカーのウェブサイトで公開されている適合車種リストのほか、販売店への問い合わせや車種別適合表のチェックが挙げられます。これらの情報を元に、LEDヘッドライトの型番を確認しましょう。型番には、車種・年式・型式などの情報が含まれており、必ず一致させるようにしましょう。
ヘッドライトユニットとの互換性を確認する
LEDヘッドライト化に際し、ヘッドライトユニットとの適合性を確認することが重要です。バネットのヘッドライトユニットには反射式とプロジェクター式の2つがあり、LED製品もそれぞれのユニットに合わせて開発されています。適合しない製品を使用すると取り付け困難や光軸のずれ、視認性の悪化などの問題が生じます。
適合性の確認には、製品説明書の参照やメーカーへの問い合わせ、車種別適合表のチェックがあります。これらを通じて、LEDヘッドライトとユニットの適合性を確保しましょう。適合しない製品を使用すると、取り付けや光軸、照射範囲に関する問題が発生し、安全性や視認性に影響を与える可能性があります。
冷却対策を検討する
LEDヘッドライト化において、冷却対策は重要な要素です。LEDヘッドライトは発熱量が少ないとはいえ、高出力なLEDの場合は十分な冷却が必要です。発熱量が多いとLEDチップの劣化やユニット内の温度上昇が起こり、光量低下やユニットの劣化が起こる可能性があります。
冷却対策には、ファン付きやヒートシンク付きのLEDヘッドライトを選択する方法や、ヘッドライトユニット内に冷却用の穴を開ける方法があります。LEDの出力やユニットの構造、使用環境を考慮して、適切な冷却対策を行うことが重要です。
光軸調整が必要になる場合がある
バネットのLEDヘッドライト化において、光軸調整は大切な作業です。LEDヘッドライトは光源位置が異なるため、交換後は光軸がずれてしまう可能性があります。このままでは対向車や歩行者を眩ませてしまう恐れがあるので、光軸調整が必要です。
光軸調整は、調整ネジを利用する方法や専門業者が使用するテスターを用いる方法があります。LEDヘッドライトに交換後やユニットを取り外した後、または長期間使用した場合には、光軸調整が必要です。しかし、自分で行う場合は取扱説明書をよく読み、明るく水平な場所で作業し、他の車や歩行者に迷惑をかけないように気を付ける必要があります。
ハイフラ対策が必要になる場合がある
LEDヘッドライト化する際には、ハイフラ対策が必要になることがあります。ハイフラはウインカーの点滅速度が速くなる現象で、LEDヘッドライトは消費電力が少ないため、ウインカーリレーが誤作動して発生することがあります。ハイフラを確認するには目視で行いますが、対策方法はいくつかあります。
ハイフラキャンセラーや車種専用のLEDウインカーリレーを取り付ける方法が一般的ですが、抵抗を取り付ける方法もあります。ただし、取り付け方法を間違えないようにし、電気系統に詳しくない場合は専門業者に依頼することが重要です。
バネットのヘッドライトにおすすめのLEDライト3選
最後に、ヘッドライトをLED化する際におすすめのLEDバルブを3つ紹介します。ここでは、販売実績多数の「HID屋」のラインナップから特におすすめのものを選びました。HID屋では他にもさまざまな種類のバルブを販売しているので、気になる方はチェックしてください。
おすすめ1:LED ヘッドライト i シリーズ
夜間の運転をより安全で快適にしたいあなたにおすすめなのが、車検対応の「LEDヘッドライト iシリーズ」です。特注のLEDチップを採用し、28400cdという圧倒的な明るさで、夜道を昼のように明るく照らします。視認性が向上することで、危険を察知しやすくなり、より安全な運転をサポートします。
H4 Hi/Lo、H7、H8/H11/H16、HB3/HB4など、幅広い車種に対応したバルブ型式が揃っているので、あなたの車にもきっとぴったりのものが見つかります。6500Kのホワイト光は、視認性を高めるだけでなく、車の外観をスタイリッシュに演出します。
さらに、冷却ファン内蔵で長時間の点灯でも劣化を防ぎ、IP65の防水防塵性能で悪天候や悪路にも安心です。低燃費で長寿命なLEDは、ランニングコストの削減にも貢献します。
1年間の保証付きなので、購入後も安心です。夜道を安全かつ快適に運転したい方は、ぜひ「LEDヘッドライト iシリーズ」をお試しください。
シリーズ名 | iシリーズ |
明るさ | 28400cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H4/H7/H8/H11/H16/HB3/HB4 |
おすすめ2:LEDヘッドライト / フォグランプ Sシリーズ
夜間の運転で視界不良や対向車の眩しさにお困りの方におすすめなのが、SシリーズLEDヘッドライトです。
純正ハロゲンバルブの配光を忠実に再現し、対向車への眩しさを抑えつつ、路面や標識、通行人にしっかり照射します。1灯あたり21600cdの明るさで、車検基準の3.4倍の輝度を実現。夜間でも路面の状況を鮮明に把握でき、安全運転をサポートします。
小型ながらも高耐久性を備えたボディは、長期間の使用にも安心です。消灯時にはメッキ仕上げが車体に溶け込み、高級感を演出します。
取り付けも簡単で、純正ハロゲンバルブと同じ形状のため、光軸調整は不要です。高性能ICと特注LEDチップを使用し、さらに明るさを追求しました。ノイズキャンセラー機能も搭載し、エンジンノイズなどの電気ノイズを低減し、クリアな視界を確保します。
配線レスで簡単に取り付けられる点も魅力の一つです。視界不良や対向車のヘッドライトの眩しさに悩んでいる方には、このSシリーズLEDヘッドライトで、快適で安全な夜間ドライブをぜひ体験してみてください。
シリーズ名 | Sシリーズ |
明るさ | 21600cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H4/H8/H11/H16/HB3/HB4 |
おすすめ3:LEDヘッドライト Mシリーズ
夜間の運転をさらに快適で安全にしたい方へ、MシリーズLEDヘッドライトを強くおすすめします。このLEDヘッドライトは、1灯あたり49600cdという圧倒的な光量を誇り、HIDヘッドライトと同等の明るさを実現しました。夜間でも路面状況を鮮明に把握でき、安全運転を強力にサポートします。6500Kのホワイト光は、視認性を大幅に向上させるとともに、車のドレスアップ効果も期待できます。
フォグランプとしても使用可能なので、悪天候や視界不良時にも安心です。特注の明るいLEDチップを採用し、明るさと耐久性を兼ね備えています。長期間にわたって信頼性の高い性能を提供します。
高性能でありながら低価格を実現しており、コストパフォーマンスにも優れています。アルミニウム合金のボディ素材を採用し、耐久性にも優れた設計です。静音設計の冷却ファンを搭載し、快適な使用感を提供します。さらに、IP68の防水防塵性能を備え、雨天や悪路でも安心して使用可能です。12Vおよび24Vの電圧に対応しているため、幅広い車種に適用できます。
万が一の故障にも安心の1年保証が付いているため、購入後も安心して使用できます。夜間の運転を快適かつ安全にするために、「Mシリーズ」LEDヘッドライトをぜひお試しください。
シリーズ名 | Mシリーズ |
明るさ | 49600cd |
色温度 | 6500K |
適合規格 | H1/H3/H3CH4/H7/H8/ H10/H11/H16/H19/HB3/ HB4/HIR2/PSX26W/PSX24W |
まとめ
NV200バネットのヘッドライトを交換することで、視認性が上がりドレスアップ効果が高まります。正しい手順を理解して必要な道具をあらかじめ準備し、安全にヘッドライトをLED化しましょう。また、LEDヘッドライトのバルブを選ぶ際は、種類・実績ともに豊富な「HID屋」をぜひご利用ください。