フリードで車中泊してみたいけれど、「本当に快適に寝られる?」「どのグレードが向いてるの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、フリードが車中泊に向いている理由から、グレード別の適性、快適に眠るための工夫、揃えるべき専用アイテムなどわかりやすく解説します。
初めての車中泊でも安心の内容で、フリードの魅力を最大限に活かせます。
フリードが車中泊に向いている理由

フリードは車中泊に向いている車です。理由として、以下の5つが挙げられます。
- フルフラットに近い空間
- 高い天井で座っても快適
- 乗り降りや荷物の出し入れがしやすいスライドドア
- シートアレンジの柔軟さ
- 運転しやすいコンパクト設計
まずはフリードの魅力を知り、理解を深めましょう。
フルフラットに近い空間
フリードは、フルフラットに近い就寝スペースを作れる点が、車中泊に向いている理由の1つです。
車中泊の快適さは、どれだけフラットなスペースで横になれるかにより大きく変わります。フリードは室内長が十分にあり、大人でも足を伸ばして眠れるスペースを確保できます。
また、フリードは幅も広く寝返りが打てるのも魅力です。そのため、軽自動車や小型SUVよりも車中泊に向いているといえるでしょう。
さらに、フリードはシートアレンジで段差が少ないスペースを作りやすい構造になっています。専用マットを敷けば、より快適な就寝スペースを実現できます。
高い天井で座っても快適
フリードはミニバンならではの高い天井設計になっています。停車中に車内で座ったときでも圧迫感が少なく、快適に過ごせるのがメリットです。
特に車中泊では、寝るだけでなく着替え・荷物整理・簡単な食事など、車内で座って過ごす時間も多くなります。
天井が低い車だと姿勢を丸めなければならず、長時間いると疲れてしまいます。しかし、フリードであれば頭上にゆとりがあるため、ストレスを感じません。
また、天井が高いと空気が循環しやすく、簡単に換気できます。夏場や湿気の多い時期でも、車内で快適に過ごせます。
乗り降りや荷物の出し入れがしやすいスライドドア
フリードの両側スライドドアは、車中泊でとても便利です。
狭い駐車場でもドアが横に張り出さないため、隣の車を気にせず乗り降りできます。
また、ドアの開口部が大きいため、寝具やアウトドア用品などの積み下ろしがしやすいのも車中泊では大きなメリットとなります。
シートアレンジの柔軟さ
フリードはグレードによって特徴はありつつも、すべてのタイプで「寝られる車内空間」を作りやすい構造になっています。
さらに、シートの跳ね上げやスライド量が大きいため、荷物スペースを広く確保できるのもポイントです。就寝スペースと荷物を分けやすく、車中泊の自由度が高まります。
運転しやすいコンパクト設計
フリードは全長・全幅がミニバンの中でもコンパクトで、街中や狭い駐車場でも扱いやすいのが特徴です。
車中泊では長距離の移動や狭い道の通行が多く、大きいミニバンは運転に気を使いますが、フリードなら安心して運転できます。
さらに、視界も広くハンドリングもしやすいため、長時間の移動時でも疲れにくいのがポイントです。
走りやすさを実現しつつ車内の広さも兼ね備えた、日本の環境にぴったりの車中泊向けミニバンといえます。
【グレード別】フリードの車中泊適性

ひとくちにフリードといっても、さまざまなグレードがあります。
- 5人乗りフリード
- 6人乗りフリード
- 7人乗りフリード
- フリード+
それぞれ特徴やシートアレンジ方法が異なるため、紹介します。
5人乗りフリード
5人乗りフリードには、以下の2種類があります。
- FREED e:HEV CROSSTAR
- FREED CROSSTAR
それぞれのサイズは以下の表のとおりです。
| FREED e:HEV CROSSTAR(※1) | FREED CROSSTAR(※2) | |
|---|---|---|
| 全長/全幅/全高(m) | FF:4.310/1.720/1.755 4WD:4.310/1.720/1.780 | FF:4.310/1.720/1.755 4WD:4.310/1.720/1.780 |
| 最低地上高(m) | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 |
| 客室内寸法:長さ/幅/高さ (m) | 1.935/1.470/1.270 | 1.935/1.470/1.280 |
※1 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※2 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
FREED e:HEV CROSSTARはハイブリッド車、FREED CROSSTARはガソリン車となっており、FREED CROSSTARの方が少しだけ客室内の高さが高い点が特徴です。
5人乗りフリードは、2列目の背もたれを倒し、背もたれのボードを移動させれば寝床スペースを確保できます。
2列目シートとラゲッジスペースをつなぐボードにより、前後に3cm程の段差ができますが、シートアレンジだけでほぼフルフラットな空間が作れるのです。
さらに、5人乗りフリードは荷室用ユーティリティボードにより、2段収納ができるのも魅力です。車中泊の際には上段を就寝スペース、下段を収納スペースとして利用できます。
6人乗りフリード
6人乗りフリードには、以下の5種類があります。
- FREED e:HEV AIR EX
- FREED e:HEV CROSSTAR
- FREED AIR EX
- FREED AIR
- FREED CROSSTAR
それぞれのサイズは以下の表のとおりです。
| FREED e:HEV AIR EX(※3) | FREED e:HEV CROSSTAR(※4) | FREED AIR EX(※5) | FREED AIR(※6) | FREED CROSSTAR(※7) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 全長/全幅/全高(m) | FF:4.310/1.695/1.755 4WD:4.310/1.695/1.780 | FF:4.310/1.720/1.755 4WD:4.310/1.720/1.780 | FF:4.310/1.695/1.755 4WD:4.310/1.695/1.780 | FF:4.310/1.695/1.755 4WD:4.310/1.695/1.780 | FF:4.310/1.720/1.755 4WD:4.310/1.720/1.780 |
| 最低地上高(m) | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 |
| 客室内寸法:長さ/幅/高さ (m) | 2.645/1.470/1.270 | 2.645/1.470/1.270 | 2.645/1.470/1.280 | 2.645/1.470/1.280 | 2.645/1.470/1.280 |
※3 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※4 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※5 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※6 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※7 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
6人乗りフリードであればサイズはほとんど変わりませんが、ハイブリッド車であるFREED e:HEV AIR EXとFREED e:HEV CROSSTARのみ室内の高さが少しだけ低くなっています。
6人乗りフリードは2列目がキャプテンシートになっているのが特徴で、シートアレンジは2種類あります。
1つめは、1列目と2列目を倒す方法です。1列目のヘッドレストを外して倒すと、2列目の座面とつながります。
2つめは、2列目と3列目を倒す方法です。2列目のヘッドレストを外して倒せば、1列目はそのままに、後ろの空間をフラットにできます。
ただし、6人乗りフリードでは1列目から3列目までウォークスルーになっているため、フラットにしても座席間にすき間ができます。
車中泊用にフルフラットの空間を作る場合には、すき間を埋めたり段差を解消する工夫が不可欠です。
7人乗りフリード
7人乗りフリードには、以下の2種類があります。
- FREED e:HEV AIR EX
- FREED AIR EX
それぞれのサイズは以下の表のとおりです。
| FREED e:HEV AIR EX(※8) | FREED AIR EX(※9) | |
|---|---|---|
| 全長/全幅/全高(m) | FF:4.310/1.695/1.755 4WD:4.310/1.695/1.780 | FF:4.310/1.695/1.755 4WD:4.310/1.695/1.780 |
| 最低地上高(m) | FF:0.135 4WD:0.150 | FF:0.135 4WD:0.150 |
| 客室内寸法:長さ/幅/高さ (m) | 2.645/1.470/1.260 | 2.645/1.470/1.280 |
※8 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
※9 参考:HONDA FREED タイプ比較より寸法
6人乗りフリードと同様に、7人乗りフリードであればサイズはほとんど変わりませんが、ハイブリッド車であるFREED e:HEV AIR EXは室内の高さが少しだけ低くなっています。
7人乗りフリードは6人乗りフリードと異なり、2列目がベンチタイプなので寝床を広く確保しやすいのが特徴です。
シートアレンジの際には2列目を倒し、3列目とつなげてフラットな状態にします。
フリード+
フリード+は、2列シートのグレードです。現在、新車での販売は終了していますが、フリード+は荷室床が低く平らで、車中泊に向いています。
なぜなら、フリード+には「おやすみモード」というシートアレンジの方法があり、標準で車中泊しやすい作りになっているからです。
おやすみモードへシートアレンジするには通常の手順と異なります。
- 2列目の座面を前に引き出す
- 2列目の背もたれを前に倒す
- 背もたれの裏面にあるボードを出す
おやすみモードにすることで、後部座席の部分がフルフラットになります。
フリードで車中泊する際に快適に寝るための工夫

フリードはシートアレンジによりフラットな空間を実現できるため、比較的簡単に就寝スペースを作れます。しかし、快適に寝るためには工夫も必要です。
- 段差を埋めて快適にする
- 荷物スペースを確保する
ここでは、上記2点について詳しく解説します。車中泊の疲れを癒せるよう、フリードで快適に寝るための工夫を確認しましょう。
段差を埋めて快適にする
フリードで快適に寝るためには、段差の解消が重要なポイントです。
特に2列目・3列目を倒したときに発生する段差は、そのまま寝ると腰痛や寝苦しさの原因になります。
対策としては、市販されているフリード専用の段差解消マットを使う方法がもっとも手軽です。専用マットを購入する際は、フリードの型式を確認して選びましょう。
また、厚みのあるインフレータブルマットを敷く方法も人気です。インフレータブルマットは中にクッション材が入っており、バルブを抜くだけで簡単に膨らみます。
予算を抑えたい場合は、DIYでベニヤ板とクッション材を組み合わせてフラットにする方法もあります。
荷物スペースを確保する
フリードで快適に眠るためには、荷物スペースを確保し、就寝スペースを最大限広くする必要があります。
特に車中泊では、荷物の置き場所が悪いと足元が狭くなり、寝返りが打ちにくく疲れが取れない原因になります。
フリードは全グレードでシートを倒すとフラットに近い空間が作れるため、荷物をどこに置くかの工夫が快眠の鍵です。
おすすめは、荷物を就寝スペースと切り離して「高い位置」「後方」「隙間」に分散させる方法です。
天井ネットで軽い荷物を上に逃がし、サイドスペースには小物収納、足元には薄型収納ボックスを置くなど、立体的に収納すれば寝るスペースをしっかり確保できます。
スペースが十分に広がるほど体への負担が減り、車中泊でも伸び伸び眠れる環境が整います。
フリードで車中泊する際のデメリットと対処法

フリードは車中泊に適した車ですが、実際に泊まる際には気をつけるべき点があります。
- バッテリーの消耗
- 静粛性の低さ
- 収納スペースの制約
フリードで車中泊する際のデメリットについて理解し、あらかじめ対策を行いましょう。
バッテリーの消耗
車中泊では照明・スマホ充電・ポータブル冷蔵庫など、電装品を使う場面が多いため、想像以上にフリードの補助バッテリーを消耗します。
対策として、メイン電源としてポータブル電源を使う方法があります。走行中に充電したり、ソーラーパネルと併用したりして、長旅に備えましょう。
また、アイドリング状態での電気使用は、燃費悪化や周囲の迷惑にもつながります。電力管理を意識して、バッテリー上がりを防ぎ、安心して車中泊が行えるようにしましょう。
静粛性の低さ
フリードは、車体がコンパクトであるため、遮音性は大型ミニバンほど高くありません。車中泊中は外部の物音や風音が気になり、睡眠の質に影響する可能性があります。
対策として、窓をサンシェードや銀マットで覆うと、遮音性とプライバシー性を強化できます。停車中に外気を遮りつつ、静かな空間を作れるためおすすめです。
また、静かなキャンプ場や道の駅の端を選ぶだけでも騒音軽減につながります。
耳栓や遮音マットを使えばさらに快適に眠れるため、ちょっとした工夫でストレスの少ない車中泊環境を整えましょう。
収納スペースの制約
フリードはコンパクトサイズのミニバンであるため、大型の車中泊向けミニバンと比べると収納スペースが少ないといえます。
人数が多い場合や季節ごとの荷物が増えると、収納スペースが足りなくなってしまいます。
車中泊を行うなかで荷物が増えるケースもあるため、車内スペースに余裕を持たせる必要があります。
例えば、天井に取り付けるカーゴネットを活用すれば、軽い荷物を上部にまとめられ、床面を広く使えます。
また、折りたたみ式収納ボックスや高さのある縦型収納を使うと、効率よく荷物を配置できます。
フリードに合わせてそろえるべき車中泊アイテム

フリードは、車中泊用の純正アクセサリーが豊富です。
そこで、フリードに合わせてそろえるべき車中泊アイテムを、純正アクセサリーも含めて紹介します。
- 専用マット・寝具
- サンシェード・カーテン
- テールゲートタープ
- メッシュシート
- ポータブル電源
- 収納アイテム
市販のアイテムを購入する際には、フリードの型式に合ったものかを確認しながら選びましょう。
上手に組み合わせれば、フリードでの車中泊がより快適になります。
専用マット・寝具
フリードで快適に車中泊するためには、車体サイズにぴったり合う専用マットを使うのが効果的です。
フリードは2列目・3列目を倒すと広いスペースができますが、段差や隙間が残りやすいため、そのままだと寝心地が悪く、作業もしにくくなってしまいます。
そこで便利なのが、段差をしっかり埋められる専用の車中泊マットや、3列目の隙間をピタッと補えるクッションタイプのアイテムです。
フリード専用設計のマットも多く、厚みや素材も選べるため、自分好みに調整できます。
サンシェード・カーテン
フリードは窓面積が広く採光性に優れていますが、夜間は外から車内が見えやすいという弱点があります。
特に、車中泊では遮光性やプライバシーの確保が重要になるため、専用サンシェードやカーテンの使用が求められます。
専用設計のサンシェードは窓枠にぴったりフィットし、隙間から光が漏れにくいので、外部からの視線をしっかりカットできるのがメリットです。
また、断熱効果も高まるため、夏は日差しを遮り、冬は冷気を防ぐ効果も期待できます。
カーテンタイプは開閉が柔軟で、日中の着替えや仮眠にも便利です。このように、快適な車中泊には外から見えない工夫が欠かせません。
フリードでは純正アクセサリーに、吸盤タイプのプライバシーシェードがあります。
フロントウィンドウ用、サイドウィンドウ用、テールゲートウィンドウ用のプライバシーシェードがセットになっており、車内から取り付けられるのが魅力です。
テールゲートタープ
テールゲートタープは、フリードのリアハッチを開いた状態で取り付けるだけで、簡易的な屋根や日除けスペースを作れる便利アイテムです。
雨の日でも荷物の出し入れがしやすく、車の後ろに影ができ暑さ対策にもなります。
さらに、地面にスペースを広げられるため、食事や調理など、外遊びの幅が一気に広がります。
フリードは車高が高すぎないためタープの張りやすさも抜群で、ソロでも家族でも使いやすいのが魅力です。
テールゲートタープは軽量でコンパクトに収納できるモデルが多く、組み立てや撤収も簡単に行えます。
キャンプ場だけでなく道の駅やPAでも、さっと広げて便利に使えるのもメリットです。
純正アクセサリーのテールゲート用ユーティリティーフックとテールゲートタープを使用すれば、取り付けも簡単です。
市販のターフ用ポールと組み合わせて、より広いスペースを確保することもできます。
メッシュシート
リアゲートを開けた状態で車内に風を通したいときに便利なのが、メッシュシートです。
フリードは車内空間が広い分、夏場は熱気がこもりやすいですが、リアゲートにメッシュシートを取り付けるだけで涼しい風を取り入れつつ、虫の侵入をしっかり防げます。
メッシュシートにはクリップ式・マグネット式など種類があり、固定力と着脱の簡単さで好みが分かれます。
クリップ式は、しっかり固定でき風の強い日でも安心です。マグネット式は手軽さが一番の特徴で、サッと取り外しができます。
ファスナーつきのメッシュシートであれば、取り付けたまま乗り降りや荷物の積み下ろしがしやすいためおすすめです。
ポータブル電源
車中泊では、スマホの充電や照明、扇風機、ミニ冷蔵庫など、電気を使う場面が多くあります。
車のアクセサリー電源だけでは容量不足になるケースも多いため、300Wh〜1000Whクラスのポータブル電源を用意すると安心です。
ポータブル電源を購入する際には、フリードの後部座席や荷室に収まるサイズであるか、購入前に必ずチェックしましょう。
また、家族での利用や複数デバイスの同時使用を想する場合は、ACコンセントやUSB・DC出力を複数備えるモデルがおすすめです。
安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池モデルも人気で、長く使える車中泊装備として重宝します。
収納アイテム
フリードはコンパクトな車種ですが、収納アイテムを使うことで車中泊に十分なスペースを確保できます。
さらに、収納用の純正アクセサリーが豊富である点も魅力です。フリードの収納に役立つ純正アクセサリーには、主に以下のものがあります。
- トランクサイドボックス
- ルーフラック
トランクサイドボックスは、小物をすっきりまとめておくのに便利です。また、ルーフラックを装着すれば軽量の荷物を上へ逃がせるため、車内の空間を広々と使えます。
これ以外にも、折りたたみ収納ボックスや天井ネットを併用し、衣類や調理器具・キャンプ用品などを分けて収納することもできます。
荷物の量に合わせてテーブルやベッドキットと収納アイテムを組み合わせると、より使い勝手のよい車内レイアウトを実現できます。
フリードでの車中泊を快適にするカスタム

フリードでの車中泊をより快適にするため、自身のスタイルに合わせてカスタムするのもよいでしょう。
ここでは、おすすめのカスタム方法を3つ紹介します。
- テーブル
- 追加収納スペース
- 車内照明
簡単にDIYできるものもあるため、挑戦してみましょう。
テーブル
フリードの広い室内空間を有効活用するなら、簡易テーブルの設置がおすすめです。
天板を活用するタイプなら、食事や作業、PC作業などがしやすく、休憩中も快適に過ごせます。
特に差し込み式のテーブルは、必要な時だけ設置し、使わないときは取り外してスペースを広く使えるのが魅力です。
また、冬場は天板の下にポータブルヒーターを置き、布団をかぶせてこたつを作るアレンジもおすすめです。
フリードのように天井が高く、座った姿勢が安定する車では、車内テーブルとの相性がとても良く、車中泊の快適さをワンランク上げてくれます。
追加収納スペース
フリードで快適に車中泊をするためには、限られた空間をどう使うかが重要です。
後部座席の下の空間をうまくDIYすれば、追加の収納スペースを確保できます。必要な荷物や道具に合わせて引き出しを作れば、奥にしまったものでも楽々取り出せます。
座席下のスペースであれば就寝時にも邪魔にならず、そのうえ比較的広いスペースを使えるため、大きな荷物でも収納できるのが魅力です。
車内照明
夜の車内を快適にするためには、明るくて省エネなLED照明が欠かせません。
フリードは純正ルームランプだけでは明るさが足りない場面もあり、読書や作業、食事時に不便を感じるケースもあります。
マグネット式のLEDライトなら車内の金属部分に簡単に固定でき、照らしたい方向に向けて柔軟に配置できます。
USB給電式のライトならポータブル電源と相性がよく、長時間使っても電力消費が少ないのが魅力です。
また、HID屋のルームランプは車内全体が均一に明るくなるため、安全で作業しやすい空間が作れます。
明るさの確保が夜間のストレスを軽減し、車中泊での楽しみ方を増やしてくれるでしょう。
まとめ
フリードはコンパクトなボディで扱いやすいうえ、室内は広くシートアレンジも柔軟で、車中泊に非常に向いている車です。
フルフラットに近い就寝スペース、高い天井、乗り降りしやすいスライドドアなど、快適に過ごすためのポイントが多くそろっています。
グレードごとに特徴はありますが、どのタイプでも工夫次第で快適な寝室を実現できるのが魅力です。
また、静粛性や収納量などのデメリットも、アイテム選びやカスタムで十分にカバーできます。専用マットやサンシェード、テールゲートタープ、ポータブル電源などを活用すれば、車中泊がより快適になります。
フリードの強みを活かし、自分に合ったスタイルで安全に楽しく車中泊を楽しみましょう。

