ハスラーで車中泊できる?快適に過ごすコツや便利アイテムを紹介!

ハスラーで車中泊をする車内の様子

ハスラーは、広い室内空間と多様なシートアレンジが可能で収納力も高く、車中泊に適した軽SUVです。

この記事では、車中泊仕様のハスラーで快適に過ごすコツやあると便利なアイテムを紹介。

車中泊する際の季節別の対策や健康リスク、マナーや場所選びなども解説しています。

本記事を参考に、ハスラーでの快適な車中泊を実現してください。

目次

ハスラーで車中泊はできる!適している理由とは

ハスラーは高いデザイン性や走破性を兼ね備えているだけでなく、車内で快適に過ごせる工夫が施されています。

ここでは、ハスラーが車中泊に適している理由を3つ紹介します。

  • ハスラーの室内空間は車中泊でも快適な広さがある
  • ハスラーの車中泊はシートアレンジで快眠できる
  • ハスラーの豊富な収納で車中泊の荷物を整理できる

ハスラーの室内空間は車中泊でも快適な広さがある

ハスラーの室内空間が広い様子

ハスラーはコンパクトな見た目ながら、室内空間は広々としており、室内長は約220cmあります。

一般的に、ストレスなく車中泊するためには「身長+15cm以上」のフラット面が必要だと言われています。

ハスラーは、平均的な日本人男性が横になって足を伸ばせる長さ(平均身長171cm+15cm=186cm)があり快適です。

また、座面から天井までの高さは約90cm以上で開放感があります。あぐらをかいて座っても頭がぶつからず、車中泊での着替えや食事もしやすい高さです。

ハスラーの室内は窮屈感がなく、車中泊に適しています。

ハスラーの車中泊はシートアレンジで快眠できる

ハスラーのシートアレンジ例

ハスラーのシートアレンジは自由度が高く、車中泊に合わせたアレンジも可能です。

前席と後席をすべて倒せばフルフラットに近い状態になり、マットを敷けば段差も気になりません。

ハスラーの室内幅は約130cmと一般的なセミダブルベッド相当で、大人2人が横になっても寝返りできます

車中泊におすすめのシートアレンジにする方法は以下の手順です。

  1. 前席のヘッドレストを外し、シートを1番前までスライドさせる
  2. 背もたれを後ろに倒す
  3. 後席のレバーを操作して前に倒し、隙間ができないようシートの位置を調整する

この方法は、前後に長い空間ができ、成人男性でも楽に足を伸ばして横になれるため快眠できます。

ハスラーの豊富な収納で車中泊の荷物を整理できる

ハスラーの助手席下の収納ボックス

ハスラーは、豊富な収納が用意されており、荷物が多くなりがちな車中泊でも整理しやすく便利です。

その中でも特に活躍するのは助手席下にある収納トレーと、荷室の床下にある収納ボックスです

防汚・防水素材のため脱いだ靴を入れたり、雨具などを濡れたまま入れたりできます。トレーごと外して洗えるので使用後のお手入れも簡単です。

そのほかに小物を整理できる収納スペースも豊富にあり、テーブル機能がついた助手席のアッパーボックスは食事の際にも便利です。

ハスラーには多様な収納が用意されているため、さまざまな車中泊の用途に幅広く対応できます。

ハスラーを車中泊仕様にカスタムして快適に過ごすコツ

ハスラーを車中泊仕様にカスタムすると、より快適に過ごせるようになります。

ここでは、以下の5つのコツを紹介します。

  • マットを敷いてフルフラット時の段差を解消する
  • シェードやカーテンを付けて周囲からの視線を遮る
  • ラゲッジボードを装着してテーブルや荷物置き場にする
  • ルーフラックを装着して荷物の積載量を増やす
  • LEDルームランプに交換して車内全体を明るくする

マットを敷いてフルフラット時の段差を解消する

ハスラーのシートをフルフラットにしてマットを敷いた様子

ハスラーで車中泊をする際は、就寝用のマットがあると快適に過ごせます。

座席をフルフラットにした際に生じる座面と背面の段差は最大約11cmあるため、マットの厚さや素材が寝心地に影響します。

ウレタンマットやインフレータブルマットなどから好みのマットを選び、厚さは5cm~8cmのマットにするのがおすすめです。

また、ハスラーの室内幅は一番狭いところで約110cm、室内長は約220cmなので、サイズ感の合うマットを選ぶと快適に過ごせます。

マットは収納の際に多少幅を取りますが、ハスラーの車中泊に欠かせないアイテムです。

インフレータブルマット:バルブを緩めると自然に膨らむマット

シェードやカーテンを付けて周囲からの視線を遮る

ハスラーの窓にカーテンを付けた様子

ハスラーで車中泊をする際、車外から車内が見えないようにシェードやカーテンを取り付けるとストレスなく過ごせます。

車中泊の着替えや就寝時も、シェードやカーテンがあれば、車外からの視線を気にする必要がありません。

吸盤で取り付け可能なシェードや、レール不要で装着可能なマグネット式のカーテンなどがあり、女性でも比較的簡単にカスタムできます。

シェードやカーテンは遮光・断熱効果が期待できるほか、防犯対策にもなり安心です。

ラゲッジボードを装着してテーブルや荷物置き場にする

ハスラーでラゲッジボードを使用する様子

ハスラーで車中泊をする際にあると便利なのがラゲッジボードです。

ラゲッジボードを設置すると車内のテーブルとして使用できるほか、荷物を上下に分けて収納できます

ハスラーにラゲッジボードを取り付ける際は、備え付けのユーティリティーナットを利用して固定するのが一般的です。

ラゲッジボードの下に足を伸ばして横になれるため、車中泊の就寝時も邪魔にならず快適に過ごせます。

ルーフラックを装着して荷物の積載量を増やす

ハスラーにルーフラックを付けてキャンプ仕様にカスタムした様子

ハスラーでの車中泊がより快適になる、おすすめのカスタムがルーフラックの装着です。

かさばる荷物を屋根に積めるため車内スペースが広がり、車中泊がしやすくなります。

ルーフラックを装着する際は、まずベースキャリアを取り付け、その上に載せて固定します。

ネットやベルトで荷物がズレないように固定し、走行中に荷物が落ちないよう注意してください。

テントやテーブルなど大型の荷物を積めるほか、ハスラーのアウトドア感を引き立ててくれるため、ドレスアップ効果も期待できます

LEDルームランプに交換して車内全体を明るくする

LEDルームランプの光り具合を示した例
LEDルームランプの点灯イメージ(画像はハスラーと異なります)

ハスラーで車中泊する際に活躍するのがLEDルームランプです。

一般的にルームランプとして採用されるハロゲンは、淡い光でやわらかく付近を照らすのに対し、LEDランプは明るくはっきりとした光が広範囲に届きます。

車中泊では、調理や着替えをする際など、明るさが必要になる場面が数多くあります。

車内であっても夜間は暗いため、手元が良く見えるLEDルームランプは車中泊向きのカスタムです

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ハスラーで車中泊する際にあると便利なアイテム

ハスラーで車中泊を楽しみたい方におすすめの便利アイテムを8つ紹介します。

  • クッション
  • 寝袋・まくら
  • テーブル
  • IHコンロ
  • サーキュレーター
  • カータープ
  • バックドアネット
  • ポータブル電源

クッション

ハスラーで車中泊する際にあると便利なのがクッションです。

座席をフルフラットにしてマットを敷いた後、気になる部分の調整にクッションを使うとより寝心地が良くなります

また、クッションを後部座席の足元に置くとフラットな空間を作れるほか、荷物の隙間を埋めて固定する際にも役立ちます。

背もたれとしても使用できるなど、クッションは車中泊で活躍するアイテムです。

寝袋・まくら

車中泊で使用するマミー型と封筒型の寝袋

ハスラーでの車中泊をより快適にしてくれるのが寝袋やまくらです。

寝袋は季節によって寒暖調節が可能で、一年を通して活躍します。

また、フラットなマットの上で寝ると首が痛くなる場合があるため、まくらがあると楽に過ごせます。

寝袋は、密着するデザインで保温性が高いマミー型(画像左)と、布団のような感覚で眠れる封筒型(画像右)の主に2種類です。

季節や好みなど用途によって選べるほか、使わないときはコンパクトにまとまるため幅を取りません。

マットやまくらと組み合わせて寝袋を使えば、車中泊でも疲れにくく快適に過ごせます

テーブル

ハスラーの車内で折りたたみテーブルを使用する様子

車中泊する際にテーブルがあると、食事や作業スペースが確保できて便利です。

車内で過ごす時間が多くなる車中泊では、使いたいタイミングに手軽に設置できて収納も簡単なテーブルが役に立ちます

テーブルには足を折りたたむタイプのほか、ハンドルに引っ掛けて固定するものや、後部座席に固定して使用するものなど、種類があります。

お手入れしやすい素材で安定性が高く、ハスラーの荷室に合うサイズのテーブルを選ぶのがポイントです。

テーブルは特別なカスタムの必要がなく、車中泊で気軽に使える点がおすすめです。

IHコンロ

ハスラーのラゲッジボードの上でIHコンロを使う様子

ハスラーの車中泊で、調理に役立つのがIHコンロです。

IHコンロはコンパクトで場所を取りません。火を使わないため火災のリスクが低く、狭い車内でも安心して使えます。

ポータブル電源と組み合わせれば、場所を選ばず手軽に調理が可能です。

必要な出力や容量は機種によって異なるため、事前に確認してください。

IHコンロは電気を直接熱に変換するため温まるのが早く、手早く調理したい車中泊におすすめのアイテムです。

サーキュレーター

ハスラーの車内でサーキュレーターを使用する様子

季節を問わず、ハスラーでの車中泊を快適にしてくれるのがサーキュレーターです。

サーキュレーターは車内の空気を循環させ、エアコンとの併用によって冷暖房効率を高める効果があります

充電式やUSB電源式など種類がありますが、連続使用を想定するならポータブル電源と併用するのがおすすめです。

リモコン付きやタイマー機能があると、横になっても操作がしやすく便利です。

サーキュレーターを利用すれば手軽に換気も行えるため、一年を通して役立ちます。

カータープ

車中泊をするためにハスラーにカータープを付けて使っている様子

車中泊する際のプライベート空間づくりに役立つのはカータープです。

カータープはタイプによって、日よけや雨よけになるほか、着替えや休憩、屋外リビングスペースとしても利用できます

主なカータープの種類は、開放的なオープン式、視線を遮断できるシェルター式・リアゲート式の3種類です。

一般的に、ハスラーのルーフやバックドアに吸盤などで取り付けて使用する場合が多く、比較的簡単に設置できます。

カータープは車外のプライバシーも確保できるため、車中泊の快適性を高めてくれます。

バックドアネット

車中泊をするためにハスラーにバックドアネットを付けて使っている様子

車中泊の換気に役立つのがバックドアネットです。

バックドアネットを装着すると、虫の侵入を防ぎながら車内の換気ができるため、夏の暑い日や夜間でも快適に過ごせます

バックドアネットは、車体にしっかり固定するクリップタイプと、簡単に着脱可能なマグネットタイプの主に2種類です。

製品によって素材や取付方法が異なりますので、ハスラー向けに設計されたネットを選んでください。

バックドアネットは、メッシュ生地で手軽に換気できるため、車中泊に取り入れたいアイテムです。

ポータブル電源

車中泊で使用するポータブル電源のイメージ

ハスラーで車中泊する際に欠かせないアイテムは、ポータブル電源です。

サーキュレーターやIHコンロなどの家電を使う際にポータブル電源が活躍します。

電力消費量は使う機器によって異なるため、事前に調べておくと安心です。

また、車内は狭いので動作音が静かなモデルを選ぶと就寝時でも快適に使用できます。

ポータブル電源は持ち運びが可能で使用場所を選ばず、快適な車中泊に必須のアイテムです。

夏にハスラーで車中泊する際の対策アイテム

夏にハスラーで車中泊をする様子

夏の車中泊は熱中症になる恐れがあるため、暑さ対策が欠かせません。

寝苦しくない地域で車中泊をするのが一番の対策となります。

標高が100m上がると気温は0.6度下がると言われているため、夏の車中泊は標高の高い場所が適しています。

日陰を選んで駐車し、サンシェードを取り付けるなどして車内温度が上がらないようにするのが大切です。

上記の対策のほか、ハスラーで夏に車中泊する際におすすめのアイテムを3つ紹介します。

  • 扇風機・スポットクーラー
  • 網戸用ネット
  • 防虫スプレー・防虫マット

扇風機・スポットクーラー

ハスラーのアシストグリップに扇風機を付けている様子

夏の車中泊での暑さ対策には、扇風機やスポットクーラーが役立ちます。

扇風機は車内の空気を循環させ、体感温度を下げる効果があります。USB充電式で設置場所を選ばず便利な反面、車内温度は下げられません。

対してスポットクーラーは、エアコンと同じ仕組みで車内温度を下げる仕様で冷却力がありますが、排熱処理や排水が必要です。

バッテリー非搭載モデルが多いため、車中泊ではポータブル電源を使用するのが一般的です。

長時間の使用はバッテリーの負担になるため、暑さに応じて扇風機とスポットクーラーを使い分けたり、併用したりすると快適な温度を保ちやすくなります。

スポットクーラーで冷えた空気を扇風機で循環させて、車内全体を効率よく冷やすのがおすすめの使い方です

網戸用ネット

ハスラーの窓に網戸用ネットを付けた様子

車用の網戸用ネットは夏の車中泊に欠かせないアイテムの一つです。

ネット状になっているため虫の侵入を防ぎながら外気を取り入れ、車内の熱気を軽減してくれます。

また、車内で調理をする際の換気にも役立ち、におい対策にもなるため便利です。

ハスラーで夏に車中泊する際には、車のドアにかぶせるだけで簡単に装着できる網戸用ネットで暑さ対策をするのがおすすめです。

防虫スプレー・防虫マット

窓やドアを開ける機会の多い夏の車中泊では、虫の対策も必要です。

特に夜間は光に虫が集まってくるため、事前に防虫スプレーや防虫マットを用意しておきましょう。

防虫スプレーには肌に直接スプレーするタイプのほか、車内に一吹きして虫を寄せ付けなくするタイプなどがあるため、併用するのがおすすめです。

防虫マットは電気式で火事の心配がなく効果時間も長いため、車中泊の就寝時にも安心して使用できます。

防虫スプレーとマットを併用するとより効果を発揮し、虫が寄り付きにくくなり快適に過ごせます

冬にハスラーで車中泊する際の対策アイテム

冬にハスラーで車中泊をする様子

冬の車中泊は寒さ対策を怠ると車内が外気と同じくらい冷え込み、低体温症のリスクがあります。

車の窓は冷気が伝わりやすく、車内温度を下げる要因となります。

サンシェードや断熱マットを取り付けて冷気の侵入を防ぎ、車内温度を保つ工夫をしましょう

また、降雪地域では雪で身動きが取れなくならないように、除雪の体制が整った場所で車中泊するのも重要なポイントです。

事前に気象情報を確認し、天候が荒れそうな場合は車中泊を中止する、豪雪地域は避けるなどの意識を持つのも大切です。

上記の対策のほか、ハスラーで冬に車中泊する際におすすめのアイテムを3つ紹介します。

  • 湯たんぽ・電気毛布
  • 換気扇・除湿剤
  • 除雪用ブラシ・スコップ

湯たんぽ・電気毛布

ハスラーの車内で湯たんぽと電気毛布を使う様子

人は寝ている間の体温調節が難しいため、湯たんぽや電気毛布が保温に役立ちます。

湯たんぽは寝る30分ほど前に寝袋に入れておくと、朝まで温かさが持続します。

湯たんぽを使用する際はやけどを防ぐため、タオルで巻くなど肌に直接触れないようにしてください。

ポータブル電源を利用する場合は電気毛布もおすすめです。車中泊マットの上に敷いて使うと体全体を温められます。

湯たんぽや電気毛布で体を保温すると、車中泊でも朝まで快適に眠れます

換気扇・除湿剤

ハスラーの窓に換気扇を取り付けている様子

外気温と車内の温度差が大きくなる冬の車中泊では、結露が発生しやすくなるため換気や湿気対策が必要です。

窓を開けて換気するのが難しい冬は換気扇が役立ちます。USB給電タイプが多く、窓枠に取り付けて使用するのが一般的です。

こまめな換気と並行して除湿剤で湿気対策をすると、カビの発生や結露の防止につながり、快適な車内空間が保てます

除雪用ブラシ・スコップ

降雪地域で車中泊する際は、除雪用のアイテムを準備しておくのが大切です。

急な大雪で車から出られなくなるなど、不測の事態に除雪用のスコップが役立ちます。

スコップがあれば、タイヤが雪にはまった際の除雪もできるため安心です。

車に積もった雪をそのままにして走行すると、不意に落ちてきた雪で視界が遮られるなどして危険なため、除雪用ブラシで払い落としてから運転してください。

ハスラーで車中泊する際の弱点

ハスラーで車中泊する際の弱点は以下の2点です。

  • 座席を倒しても完全なフルフラットにはできない
  • 大人2人以上で車中泊をするには少し狭い

座席を倒しても完全なフルフラットにはできない


ハスラーは車中泊のスタイルに合わせた多様なシートアレンジが可能です。

しかし、シートの構造的に座席を倒しても段差や隙間が生じるため、完全なフルフラットにはなりません。

段差に厚手の車中泊マットを敷き、隙間にクッションを置くとフラットに近い状態になり、快適に眠れます

ハスラーで車中泊をする際は、マットやクッションがあると寝心地が良くなるため、事前に用意するのがおすすめです。

大人2人以上で車中泊をするには少し狭い

ハスラーは天井が高く、広々とした室内設計が特徴です。

しかし、軽自動車であるため、大人2人以上で車中泊をする際は荷物の多さによって窮屈に感じる場合があります。

ルーフラックを設置して車外の積載量を増やすなど、車内空間を広く使えるよう工夫すると快適な車中泊が可能です。

車中泊で注意すべき健康リスクへの対策

車中泊で注意すべき健康リスクへの対策は以下の3点です。

  • 長時間座ったままでいない
  • 駐車中は必ずエンジンを停止する
  • 寒暖による体調不良に注意する

長時間座ったままでいない

長時間座ったままでいると、エコノミークラス症候群を発症する恐れがあります。

車中泊では限られたスペースで過ごすため、同じ姿勢が多くなりがちです。

対策として、ゆったりした服装でこまめな水分摂取を心がけ、1〜2時間ごとに足首を回すなどが効果的です。

また、就寝時はフラットな状態で寝るのが大切です。

シートをリクライニングしただけの状態で寝るのはエコノミークラス症候群のリスクを高めるため、避けてください。

エコノミークラス症候群:車などの狭い座席で長時間同じ姿勢でいると血栓ができ、血管をつまらせてしまう病気。

駐車中は必ずエンジンを停止する

車中泊をする際は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、駐車中はエンジンを停止してください

エンジンをかけっぱなしにすると排気ガスが車内に入り込み、気づかないうちに一酸化炭素中毒を引き起こしてしまう恐れがあります。

特に冬場はマフラーが積雪によって塞がれ、排気ガスが逆流する危険があるため注意が必要です。

こまめな換気を心がけ、クーラーや暖房はポータブル電源を使用して、車のエンジンは停止するようにしましょう。

一酸化炭素は無色・無臭で気づきにくいため、車内に一酸化炭素チェッカーを設置するのもおすすめです。

寒暖による体調不良に注意する

車中泊をする際に注意したいのは気温による体調不良です。

車内は外気温の影響を受けやすいため、季節によって熱中症や風邪、低体温症のリスクが高まります。

夏はサンシェードやカーテンで日差しを断熱し、冬は断熱マットを取り付けるほか寝袋や湯たんぽで保温してください

季節を問わず、こまめな水分補給と定期的な換気が必要です。天候を事前に確認し、適切な場所と服装で車中泊するのがおすすめです。

車中泊における防犯・安全対策

車中泊における防犯・安全対策は以下の3点です。

  • 女性や一人旅は防犯意識を持つ
  • 自然災害への備えを行う
  • 夜間の移動による事故に注意する

女性や一人旅は防犯意識を持つ

女性、または一人で車中泊をする際は防犯意識を高く持つ必要があります。

夜間に人気がなくなる場所や明かりが少ない場所は危険なため、管理人在中のキャンプ場を選ぶなど、車中泊の場所選びも重要です。

サンシェードやカーテンで車内が見えないようにするほか、カーセキュリティを設置するのもおすすめです。

車内にいても必ずドアロックする、緊急連絡手段としてスマホを手元に置くなど、事前に決めておきましょう。

防犯ブザーなどのグッズを事前に用意し、有事の際に助けを求められる環境づくりを心がけてください。

ドライブレコーダーの設置も、危険を未然に防ぐ手段になります。

自然災害への備えを行う

車中泊では、急な天候不良などで生じる予期せぬトラブルに備えて準備が必要です。

周囲にお店がない場所も多いため、飲み水や調理不要の非常食、防災グッズを車に常備しておくと緊急時に役立ちます

海岸沿いや山間部など、自然の中でも車中泊が許可されている安全な場所を選ぶのがポイントです。

気象情報を事前に確認し、台風など予測可能な荒天時の車中泊は避けてください。

夜間の移動による事故に注意する

車中泊の目的地へ向かう夜間の移動時は、事故に注意してください。

明かりが少ない道を通る場合も多いため、見通しがきかず危険を伴います。

夜間の運転や車中泊時の駐車場内での移動には、遠くまで明るい光が届くLEDヘッドライトがおすすめです。

点灯するとすぐに明るくなるため暗い場所でも視認性が向上し、安心して運転できます。

車中泊で守るべき基本マナーとルール

車中泊で守るべき基本マナーとルールは以下の3点です。

  • 車中泊を許可されている場所か確認
  • 施設内のトイレや電源などの適切な利用
  • 騒音に注意しゴミは持ち帰る

車中泊を許可されている場所か確認

車中泊をする際は、正式に許可されている場所かどうか事前に確認してください

道の駅やサービスエリアは本来、ドライバーの休憩を目的としているため、仮眠は良くても宿泊は許可されていない場合もあります。

コンビニエンスストアの駐車場や、住宅地にある公園で長時間滞在するのもマナー違反です。

RVパークやオートキャンプ場など、公的に許可されている場所で車中泊を楽しみましょう。

施設内のトイレや電源などの適切な利用

車中泊をする際、トイレや電源の利用が許可されている施設であっても、ルールを守って適切に使うよう心がけてください

洗面所で洗濯をしたり汚れた食器を洗ったりするのは、周囲の方や施設への迷惑行為に当たります。

また、許可されている場所以外の電源利用は窃盗と見なされる行為です。

汚れた衣服や食器は持ち帰る、持参のポータブル電源を使用するなど、マナーを守るのが大切です。

騒音に注意しゴミは持ち帰る

近年、車中泊での騒音やゴミの不法投棄が問題になっています。

大音量で音楽を流したり、大きな声で話し込んだりする行為は周囲の方の迷惑になります。

特に夜間は寝ている人も多いため、騒音や車のドアの開け閉めにも注意が必要です。

また、施設に設置されているゴミ箱は、その施設を利用した際に出たゴミを捨てる場所です。

車中泊で出たゴミは、必ず自宅まで持ち帰ってから廃棄してください

夏場の生ゴミなど、どうしても捨てて帰りたいという場合は、ゴミの回収サービスを行っている施設を選ぶのがおすすめです。

車中泊場所の違いと選ぶ基準

オートキャンプ場を利用してハスラーで車中泊する様子

車中泊が許可されている場所には、大きく分けて無料と有料の施設があります。

ここでは、それぞれの特徴について、くわしく解説していきます。車中泊場所を選ぶ際の参考にしてください。

無料|道の駅・サービスエリア・キャンプ場

道の駅やサービスエリアは24時間利用できるトイレがあり、比較的明るい場所が多いため安心感があります。予約不要で当日の利用が可能な点も魅力の一つです。

しかし、それぞれの施設によって「短時間の仮眠や休憩以外の利用は禁止」「マナーを守っていれば車中泊も許可」など、違いがあるため確認が必要です。

また、混雑時は駐車スペースが限られるなど制限があります。

無料のキャンプ場は利用時間の制約が少ないなど自由度が高く、豊かな自然を楽しめる場所が多いです。

その反面、有料の施設に比べてトイレが簡易的だったり、水道がなかったりするなど設備が不足している場合があります。

管理者が常駐していない施設も多いため、夜間の安全や野生動物への対策など、利用者自身の注意が必要です。

有料|RVパーク・オートキャンプ場

RVパークは「快適に安心して車中泊できる場所」を提供するために定めた条件を満たす、有料の車中泊施設です。

無料または1時間数百円程度で100V以上の電源が使用可能で、一週間程度の長期滞在もできます

無料でゴミ処理対応してくれる施設が多いのも魅力です。

オートキャンプ場は、テントサイトのすぐそばまで車を乗り入れられるのが特徴です。

車の横にテントがあるため荷物の出し入れがしやすく、天候が悪化した際はすぐに撤収できます。

利用料はかかりますが、炊事場やシャワーがあったりペットを同伴できたりと、設備やサービスが充実している施設が多いです。

ハスラーの車中泊についてよくある質問

ハスラーで車中泊しようと考えた際、快適に眠れる人数や防犯対策など、不安が生まれる場合があります。

ここでは、ハスラーの車中泊について、多くある質問に回答していきます。

大人3人で車中泊するのは難しいですか?

ハスラーで大人3人が車中泊するのは、スペースが足りないため難しいです。

室内幅は一般的なセミダブルベッドに近く、大人2人もしくは大人1人と子供2人までが限界です。

人数が多くなる場合はテントを併用するなど、寝る場所を分けると快適に過ごせます

車で寝るとき鍵(ロック)はどうすればいいですか?

ハスラーで車中泊する際、夜間のドアロックは防犯上必須です。

施錠は、スマートキーを使わず運転席のドアロックスイッチで行ってください

スマートキーでロックすると盗難防止システムが自動でセットされ、内側からドアを開けると警報が作動してしまいます。

夜間にトイレに行く場合などを想定し、運転席のドアロックスイッチで施錠するのがおすすめです。

車外に出る際は、鍵の閉じ込めにも注意してください。

シートを倒すと荷物を置く場所がありません。どこに置く?

シートを倒した際は荷物を分散して収納すると、寝るスペースが広くなり快適に過ごせます

助手席や荷室の床下収納を利用するほか、天井部分にラゲッジネットを取り付けると荷物を吊り下げて収納できます。

大きめの荷物や車外に置いても支障がないものは、ルーフラックを活用してください。

まとめ

ハスラーはコンパクトなボディで取り回しが良いだけでなく、室内空間の広さと開放感のある高い天井が魅力です。

収納力が高く、シーンに合わせた多様なシートアレンジができるため、車中泊に向いている軽自動車です。

フルフラットにした際に生じる段差や荷物の収納場所についての悩みは、マットを敷いたりルーフラックを取り付けたりするカスタムで解消できます。

便利アイテムを揃えて季節に応じた対策を行えば、車内でも快適に過ごせます。

適切な場所でマナーを守り、ハスラーでの車中泊を楽しみましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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