ステップワゴンのバックランプがなぜか片方だけしか点灯しないと不安を感じたことはありませんか?
実は、これには2つの理由があります。
本記事では、ステップワゴンのバックランプが片方しか点灯しない理由、故障の場合の対処方法や車検通過のポイントを解説しています。
LEDへの交換メリットやステップワゴンのバックランプについてよくある質問にもお答えしているので、ぜひご一読ください。
ステップワゴンのバックランプが片方しか点灯しない理由
ステップワゴンのバックランプが片方しか点灯しない理由は以下の二つに分類されます。
- 正常の使用
- 片方だけ球切れや故障
順番に解説します。
正常の仕様
ステップワゴンRP系の場合、元々バックライトが片方しか点灯しない仕様です。
欧州市場向けの車両ではよくある仕様で、片方にバックランプ、もう片方にリアフォグランプを配置するスタイルが一般的です。
近年、日本仕様の車両でも、この仕様が採用されることが増えてきました。
またこの場合、車検も問題なく通過できます。
日本の車検基準で、「バックランプの数は1個または2個」と決まっており、仕様で元からバックライトが1つしかついていない場合は、この規定に当てはまります。
自車のステップワゴンがRP系かどうかは、お手持ちの取扱説明書で確認してください。
片方だけ球切れや故障
両方のランプが点灯するモデルで片方だけが点灯しなくなった場合、これはバルブ切れや故障の可能性があります。
先ほど、日本の車検基準で、「バックランプの数は1個または2個」と定められていると解説しましたが、元々2つ点灯する設計なのにもかかわらず、片方のランプが球切れ、もしくは改造して1つにしてしまった場合、整備不良とみなされてしまうので注意しましょう。
ステップワゴンのバックランプが仕様以外で片方しか点灯しない原因と対処方法
ここからは、ステップワゴンのバックランプが仕様以外で片方しか点灯しない原因と対処方法を詳しく解説します。
- リバースランプスイッチの故障
- 球切れ
順番に確認していきましょう。
リバースランプスイッチの故障
後退時にバックランプが点灯しない場合、リバースランプスイッチの不具合が考えられます。
トランスミッションに取り付けられており、車両がリバースギアに入った際にバックランプを点灯させる役割のスイッチです。
このスイッチが故障すると、バックランプが点灯しなくなります。
リバースランプスイッチに問題がある場合、新品への交換で解決できます。
修理費用は車種によって異なりますが、通常は部品代と工賃を合わせて数千円程度です。
球切れ
もう一つの原因として考えられるのは、球切れです。
ヘッドライトなど頻繁に使用するライトに比べると、バックランプが切れる頻度は低いですが、長年の使用で劣化することがあります。
バルブ切れが確認された場合は、新しいものに交換することで簡単に解決できます。
ステップワゴンのバックランプが車検に通過するポイント
バックランプの車検基準は、単に個数だけではありません。
以下の点も他の車種同様に重要な判断基準です。
- 光色:白色でなければならない(高ケルビン数のライトは青色とみなされることがあります)
- 明るさ:他の交通を妨げない程度(目安は15W以上75W以下)
- 視認性:照明部が20cm²以上、昼間でも100m後方から確認できること
- 取り付ける位置:地上1.2m以下、下端が25cm以上
- ランプの状態:めだった破損や汚れがないこと
また、バックランプに異常がない場合でも、車両全体の点検が必要です。
そのため、バックランプ以外の部分にも注意をはらい、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
車両全体の状態を良好に保ち、スムーズに車検を通過できるようにしましょう。
ステップワゴンのバックランプにはLEDがおすすめ
ステップワゴンのバックランプにはLEDがおすすめです。
LEDの使用には以下のようなメリットがあります。
- 視認性の向上
- 瞬時にフルパワーで点灯
- デザイン性
順番に解説します。
視認性の向上
LEDは光の指向性が高く、広範囲を均一に照らすため、夜間や悪天候時でも優れた視認性を提供します。
また、LEDバックランプは、ハロゲンランプと比べて約2倍の明るさを持ちます。
この強力な光により、周囲のドライバーにしっかりと自車の存在をアピールできるでしょう。
瞬時にフルパワーで点灯
LEDは点灯の瞬間に最大光量を発揮できるため、すぐに後方を確認したい場合にも便利です。
HIDなど他の照明と異なり、LEDは点灯時の遅延がなく、後退時に素早く明るさを確保できます。
これにより、夜間や急なバック操作時でも安心して運転が可能です。
デザイン性
LEDバックランプは、2色切替えができるタイプなど、様々なデザインがあります。
車をスタイリッシュに演出し、バックランプを車両のドレスアップの一環としての使用が可能です。
車両の外観を自分好みにカスタマイズし、より個性的なスタイルを演出できるでしょう。
ステップワゴンのバックランプが片方の車両についてよくある質問
- 片方だけで暗く感じることはありませんか?
-
基本的には、片方のバックランプでも十分な明るさがありますが、人によっては暗く感じる場合があります。
暗さが気になる場合は、LEDへの交換がおすすめです。
- ステップワゴンのバックランプが片方仕様の場合、もう片方に増設できますか?
-
はい、可能です。
両方にバックランプを点灯させるカスタマイズは可能ですが、配線や部品の調整が必要なため、DIYで行うのは難しいことがあります。
両方点灯させたい場合は、安全性を考慮して専門業者に相談するのがおすすめです。
まとめ
本記事では、ステップワゴンのバックランプが片方しか点灯しない理由、故障の場合の対処方法、車検時のポイント、LEDへの交換のメリット、よくある質問について解説しました。
ステップワゴンのバックランプが片方しか点灯しない理由は、正常な仕様と球切れや故障の場合があります。
正常な仕様の場合は問題ありませんが、球切れや故障が原因の場合は、整備不良とをみなされます。
バルブやスイッチの点検を行い、早めに交換や修理をしましょう。
また、バックランプの視認性を向上したい場合は、LEDへの交換がおすすめです。
ちなみに、HID屋でもLEDのバックランプを取り扱っています。
爆光で夜道を鮮明に照らしてくれるので、視認性抜群です。
気になる方は、ぜひ一度商品をご覧になってみてください。