往年の名車の名前を受け継ぎ、運転とカスタムの楽しさを提供してくれるトヨタ・86。
自動車のカスタムは色々ありますが、86のカスタムポイントの一つとしてバックランプのLED化が挙げられます。
当記事では86のバックランプをLEDに交換する方法について、おすすめ製品と併せて徹底解説していきます。
また人気のカスタムであるリアライトのスモーク化も一緒に紹介していますので是非最後までご覧ください。
視認性と安全性が向上!LEDバックランプに交換するメリットを解説
86のバックランプは下記画像のとおり、車両の下側に設けられていて、光が暗いと歩行者などがバックしている自車に気づかない恐れがあります。
そんな86のバックランプを明るいLEDバルブに交換することで、バックしている自車の視認性が向上し、事故の防止に繋がり安全性も高まります。
LEDは純正で装着されているハロゲンバルブ(電球)と比べ、明るい光を放つことができ、また強い光で地面をしっかりと照らしてくれるのが特徴です。
そのため見えづらい箇所に設置してある86のバックランプでも、明るいLEDの光なら歩行者などが自車のバックに気づけるだけでなく、ドライバー自身もバックモニターなどを通してしっかりと後方を確認できます。
以上のことからバックランプをLEDに交換することで愛車の個性を際立たせ、歩行者や周辺の車だけでなく、自車の安全を守るメリットも得られます。
イラストつき!86のバックランプ交換方法を解説
ここからは86のバックランプをDIYでLEDに交換したい方に向けて、具体的な交換方法をイラストと併せて紹介していきます。
●紹介する交換方法は年式が2015年04月~2016年06月のものであり、年式やタイプによって異なる場合があります。詳しくはメーカーHP等から取扱説明書をご確認いただくか、メーカーにお問い合わせください。
●DIYで取り付ける場合、必ず自己責任で行ってください。
傷がつくのを防ぐため、マイナスドライバーの先端に布などを巻いて保護してください。
LEDバックランプ選びのポイントを解説
実際にLEDバックランプを選ぶ際は、以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
- 適合するバルブ形状を選ぶ
- 白色の光を放つ製品を選ぶ
- 信頼のあるブランドから選ぶ
ここからは、これらのポイントについて一つずつ解説していきます。
適合するバルブ形状を選ぶ
LEDバックランプを選ぶ際は、86に適合するバルブ形状を選びましょう。
バルブ形状は国際規格として定められており、自動車ランプの中でも使用箇所で異なります。
またメーカーや車種、年式によっても異なる場合があり、誤ったバルブ形状のものを装着すると部品の破損などトラブルに繋がりかねません。
そのためLEDバックランプを購入する前に、取扱説明書や自動車ライトブランドの適合表などから、86にあったバルブ形状を確認しておきましょう。
なお86のバックランプのバルブ形状は以下のとおりです。
上記の表から86のバルブ形状は「T16」であることが分かります。
白色の光を放つ製品を選ぶ
86のLEDバックランプは白色の光を放つ製品を選びましょう。
テールランプと同様にバックランプにも国の保安基準があり、その中で「後退灯(バックランプ)の色は、白色であること」と定められています。
ちなみにバックランプの光が白色であることを確認するには、色温度(K:ケルビン数)を確認します。
上記の表のとおり色温度が5,000K〜6,500Kの光が白色に見えるため、車検対応のLEDバックランプとして5,000〜6,500Kの製品を選びましょう。
信頼のあるブランドから選ぶ
LEDバックランプは信頼のあるブランドから選びましょう。
発売当初は自動車ランプとして珍しかったLEDですが、今は多くの製品が市場に出回っています。
そしてその中には粗悪品もあり、もし粗悪品を装着してしまうと、最悪の場合バック時に点灯しなくなり事故に繋がることも。
対して信頼のあるブランドであれば徹底した品質管理や厳しい検査を通して、安定した性能が期待できます。
そのため交換後の安全性を確実にするためにも、LEDバックランプは信頼のあるブランドから選ぶようにしましょう。
ヘッドライト級の明るさ!86におすすめのLEDバックランプを紹介
ここからは86のLEDバックランプとして、人気の自動車ランプブランドの「HID屋」からおすすめ製品を紹介します。
HID屋のLED製品は「圧倒的な明るさ」「とにかく明るい」などの声も多く寄せられており、ご紹介するLEDバックランプ 6510lx 爆光ホワイトはヘッドライトと同等の明るさを持つ製品です。
商品名 | LEDバックランプ 6510lx |
色 | 6500K (ホワイト) |
明るさ | 1灯あたり6510lx |
こちらの製品は30基搭載した特注の明るいLEDチップによる圧倒的な明るさと、ワイドな配光が特徴です。
この特徴によって1灯でもしっかりと後方を照らすことができ、視認性が向上します。
また冒頭でお伝えしたとおり、この製品はヘッドライト級の光を放つため、下記画像のとおりハロゲンと段違いの明るさを誇ります。
このようなHID屋のLEDバックランプとして人気No.1ロングセラーのこちらの製品を、ぜひあなたの86にも試してみてはいかがでしょうか。
クールな印象で人気!テールランプのスモーク化を紹介
テールランプのスモーク化は、バックランプのLED化と併せて、86オーナーに人気のカスタムです。
テールランプはその特性上、赤色が目立つデザインになっており、車種によっては白色の光を放つバックランプも一体化されています。
そのような配色からテールランプはボディーと一体感がなく、リアの印象が締まりがないように見られがちです。
それに対してテールランプをスモーク化することで、愛車全体が引き締って見え、クールな印象を与えてくれます。
このようなスモークテールランプについて、実際にスモーク化する方法と注意点を紹介していきます。
愛車のテールランプをスモーク化する方法を紹介
愛車のテールランプをスモーク化する方法は、主に以下の2つです。
- スモークテールランプユニットに交換
- 現在のテールランプにカバーやフィルムを装着
確実にテールランプをスモーク化するには、別売りのスモークテールランプユニットに交換する方法があります。
この場合、メーカーによって様々なデザインのユニットが販売されているため、より愛車の個性を際立たせやすくなります。
また安価にテールランプをスモーク化する方法として、テールランプにカバーやフィルムを装着することも可能です。
カバーやフィルムを装着する方法は安価にカスタムできるだけでなく、テールランプユニットの脱着不要で、気軽にスモーク化できる製品が多いことも特徴です。
しかし、詳細は後述しますがテールランプには保安基準があり、これに沿って車検が行われます。
そして違反している場合は、車検に不合格となり公道を走行できなくなるので、いずれのカスタム方法でもテールランプをスモーク化するには注意が必要です。
注意!保安基準に適合するスモークテールランプにしよう
前述のとおりテールランプには国が保安基準を定めており、この基準に沿って車検が行われます。
保安基準の具体的な内容は以下のとおりです。
- 赤色の光を放つこと
- 夜間に後方300mの距離から点灯を確認できること
- 光源が5W以上で照明部の大きさが15cm以上
- 車両の最外側から40cm以内、高さは地上35cm以上、150cm以下に装着されていること
- 損傷していないこと
上記のうちテールランプのスモーク化で特に注意すべき点は①と②です。
特にカバーやフィルムを装着する場合、テールランプの光を遮ってしまうため光が赤色に見えなかったり、後方300mで点灯が確認できないほど光が弱くなるなど保安基準に違反する可能性が高くなります。
また別売りのテールランプユニットに交換する場合でも、ユニットが車検対応でない場合も考えられるため、気を付けなければなりません。
以上のことからテールランプをスモーク化する際は、車検対応のユニットを選ぶなど、保安基準に沿って車検に合格できるようにしましょう。
まとめ
ここまでメリットや製品選びのポイントとともに、86のバックランプをLEDに交換する方法をイラストを用いて紹介してきました。
併せてテールランプのスモーク化も紹介してきましたが、これらの愛車のカスタマイズは手をかければかけるほど愛車の個性が際立ち、愛着が増していくものです。
しかし車検に不合格となり公道を走行できなくては、手塩にかけた愛車とドライブを楽しむことはできません。
そうならないためにも、今回ご紹介したLEDバックランプへの交換などは車検に合格できるようにし、安全性を保ったまま行うようにしましょう。