ハイブリットカーを普及させたエコカーの象徴であり、多くの人に運転されているトヨタ・プリウス。
そんなプリウスのオーナーに向けて、より安全に日々の運転を行えるよう、プリウスに合ったフォグランプを解説していきます。
お読みいただくことでフォグランプの重要性やプリウスに合ったフォグランプの詳細情報、また人気型式別の交換方法などが分かりますので、ぜひ最後まで御覧ください。
フォグランプは安全運転の強い味方
フォグランプは霧灯(むとう)とも呼ばれ、霧や悪天候時の視界を確保し、安全運転をサポートする存在です。
フォグランプは乱反射を減らしつつ足元を広範囲に照らすため、視界不良時でも路面状況や歩行者、対向車に素早く気づくことができます。
またプリウスのようなハイブリッド車はモーター走行によって静かに走行するため、自車の存在を周囲に知らせることも重要です。
フォグランプは視界が悪い中でも光が路面に届くことから、周辺の人たちも自車に気づきやすくなります。
プリウスにとってフォグランプは、自車だけでなく周辺環境も安全に保ちながら運転するための強い味方と言えます。
プリウスに合ったフォグランプを解説
一口にフォグランプといっても、その形状や光源の種類など様々な種類があります。
ここからは沢山の種類の中から、プリウスに合ったフォグランプについて解説していきます。
年式別にバルブ形状を紹介
フォグランプは同じ車種でも、年式によってバルブ(電球)の形状が異なります。
年式別のフォグランプ形状は以下のとおりです。
年式 | 車両型式 | バルブ形状 |
---|---|---|
NHW10 | H9.10~H12.4 | H3 |
NHW11 | H12.5~H15.7 | H3 |
NHW20 | H15.9~H23.12 | HB4 |
ZVW30 | H21.5~H23.11 | H11 |
ZVW30 | H23.12~H27.12 | H16 |
ZVW5# | H27.12~R4.12 | LED一体型 |
フォグランプを選ぶときは上記やこちらの適合表を参考に、愛車にあったバルブ形状を確認してください。
エコなプリウスにはLEDフォグランプがおすすめ
フォグランプには様々な光源が使われていますが、エコカーを代表するプリウスには、省エネで長寿命なLEDがおすすめです。
LEDは約10,000時間という長寿命を誇っており、10年以上にわたって使用可能です。
またHIDやハロゲンバルブ以上の明るさがあるにも関わらず、省電力で点灯します。
これらによってバッテリーの負担を軽減し、燃費の向上が期待できます。
加えて振動や衝撃にも強いことから、故障するリスクも低く買い替え頻度が少なくなるため、LEDはお財布にも優しいです。
以上のことから環境に優しいプリウスのコンセプトに合ったLEDフォグランプは、エコでコスパが高い選択肢としておすすめできます。
車検に対応した明るいLEDフォグランプを選ぼう
LEDフォグランプはより明るいほうが、路面状況などの視認性を高めてくれます。
しかし車検に合格しなければ公道を走行できないため、車検に対応した明るいLEDフォグランプを選びましょう。
フォグランプの明るさには具体的な数値は定められていませんが、「他の交通の妨げにならない」という条件を満たさなければ車検に合格しません。
そのため、「眩しすぎる」と検査員に判断されれば、不合格になってしまうことも。
眩しいと感じないようにするためには、カットラインがキレイな製品を選ぶことが一番重要です。
カットラインはフォグランプの光が当たる部分と当たらない部分の境界線のことを言い、車検ではカットラインが明確で直線的であることが求められます。
明るいLEDフォグランプを選ぶ際は、このような車検に対応した製品を選ぶようにしましょう。
なお、車検に対応した明るいフォグランプの詳細はこちら(【必見】車検に対応した明るいフォグランプとは)で説明しているので、ご覧になってみてください。
人気型式別にフォグランプの交換方法を解説
ここからはプリウスの中でも人気の型式、20系と30系についてフォグランプの交換方法を解説します。
いずれの型式もバンパーなど大きな部品を取り外さず、車両の下側から手を差し込んで交換できます。
なお、作業はジャッキアップやスロープを使って車両を持ち上げた状態が作業しやすいですが、事故にはくれぐれもご注意ください。
20系(NHW20)
20系の交換方法は以下のとおりです。
- フォグランプの真下にあるカバーがあるので、固定している2本のボルト(10mm)をレンチ等で外して、カバーをめくります。
- ①でできた隙間から手を差し込み、バルブを捻りながら引き抜くように取り外します。
- バルブにつながっているコネクターを外して、LEDフォグランプを繋ぎます。
- ②と逆の手順でLEDフォグランプを取り付けます。
- 余ったコードは結束バンドで本体や他の配線に結びつけて固定します。
- ①でめくったカバーを戻し、ボルトを取り付けます。
30系(ZVW30)
30系の交換方法は以下のとおりです。
- フォグランプの真下にあるカバーがあるので、進行方向側にある1本のボルト(10mm)をレンチ等で外して、カバーをめくります。※進行方向と逆側にある他のボルトも外せば交換作業が楽になります。
- ①でできた隙間から手を差し込み、バルブを捻りながら引き抜くように取り外します。
- バルブにつながっているコネクターを外して、LEDフォグランプを繋ぎます。
- ②と逆の手順でLEDフォグランプを取り付けます。
- 余ったコードは結束バンドで本体や他の配線に結びつけて固定します。
- ①でめくったカバーを戻し、ボルトを取り付けます。
プリウスのフォグランプに関するQ&A
そのほかプリウスのフォグランプに関してQ&Aをまとめました。参考に御覧ください。
- 50系はバルブ交換できない?
-
バルブとレンズなどの部品が一体になっているため、交換したい場合は一度メーカーやディーラーなどに確認してください。
- 新型(60系)のフォグランプはどこ?
-
純正の状態ではフォグランプは装着されていません。理由として、LEDヘッドライトの機能が向上しフォグランプは不要とメーカーが判断したと思われます。(フォグランプがない車があるのはどうして?3つの理由を解説)
60系プリウス ※引用元:トヨタ自動車㈱HP
- 交換したフォグランプが曇ります。どうすれば良いですか?
-
レンズとバルブとの隙間から水滴が侵入している可能性があります。水抜きなど対策方法はこちら(【徹底解説】フォグランプの曇りについて原因から解消・予防テクニックまで!)を参考にしてください。
まとめ
ここまでプリウスに合ったフォグランプについて詳しく解説してきました。
新型ではフォグランプが装着されなくなりましたが、未だにフォグランプは多くのプリウスオーナーにとって、安全に日々運転するために欠かせない存在と言えます。
そんなプリウスのフォグランプについて、HID屋では各年式にあったバルブ形状を取り揃えています。
豊富なラインナップで、全て高機能かつ車検に対応していますので、愛車に合ったLEDフォグランプを一度探してみてはいかがでしょうか。