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LEDヘッドライトの光軸調整のやり方は?車検に通すための調整方法

LEDヘッドライトの光軸調整のやり方は?車検に通すための調整方法

LEDヘッドライトを取り付けた後、光軸がずれていると正しい配光が得られず、歩行者や対向車に眩しいと感じさせてしまうことがあります。

適切な光軸調整は、車検を通すためだけでなく、安全な運転環境を確保するためにも重要です。

本記事では、LEDヘッドライトの光軸調整が必要な理由や車検の基準、光軸調整のやり方や注意点を分かりやすく解説します。

また、光軸調整が依頼できる場所も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

LEDヘッドライトはなぜ光軸調整が必要か?

爆光LEDヘッドライト

LEDヘッドライトの光軸調整が必要な理由は、純正のハロゲンバルブからLEDに交換した際に光軸がずれてしまうことがあるからです。

その主な原因は、バルブごとに光源の位置が異なるためです。

また、取り付け時のバルブの向きのミスや、走行中の車の振動によっても光軸がずれることがあります。

光軸がずれたままだと、ヘッドライトの性能を十分に発揮できません。

例えば、光軸が下にずれている場合、ヘッドライトが遠くまで届かず、視界が悪化します。

光軸が上にずれている場合、対向車のドライバーに眩しさを与え、事故のリスクを高めてしまう可能性があります。

さらに、光軸が適切でないとカットラインが出ず、配光が乱れるため、車検に通りません。

そのため、LEDヘッドライトの光軸は定期的に確認し、適切な調整が大切です。

車検における光軸調整の基準

整備士が車をチェックしている様子

車検においてヘッドライトの光軸は重要な検査項目です。

車検でのヘッドライトの光軸の検査は、主にロービームの状態で行われます。

ロービームは対向車や歩行者に眩しさを与えないよう、光の上部をカットした設計です。

この光をカットする左上がりのラインを「カットオフライン」、その起点となる位置を「エルボー点」と呼びます。

車検では、ヘッドライトが前方10mを照らした際のエルボー点の高さが基準を満たしている必要があります。

具体的には、ロービームの中心が地面から1m以下の場合、エルボー点は下方2cmおよび下方15cmの直線に照明部中心を含み、左右それぞれ27cmの範囲内に収まることが条件です。

また、中心が1m以上の高さにある場合は、エルボー点の下方の直線基準が7cmから20cmに変わります。

ただし、ヘッドライトの車検の項目は光軸だけではなく、合格には色や明るさなどの基準も満たす必要があります。

その他の検査項目については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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LEDヘッドライトの光軸調整方法

LEDヘッドライトの光軸調整は、ヘッドライトユニットに付いている「レンズリフレクターを上下に動かすネジ」と「左右に動かすネジ」の2種類を使用して行います。

このネジの操作には、市販のドライバーやレンチが必要です。

もし調整部のネジに工具が届かない場合には、細長い光軸調整専用のドライバーを使用するのがおすすめです。

作業は以下のように行います。

  • レベライザーの数値を0にする
  • LEDヘッドライトに交換した際に配光をチェック

順番に確認していきましょう。

レベライザーの数値を0にする

車にマニュアル式のレベライザーが搭載されている場合は、必ず数値を「0」に設定してから光軸調整を始めましょう。

レベライザーは一時的に光軸を下げるための装置で、設定を行わないと光軸の基準がずれてしまいます。

マニュアル式のレベライザーは比較的古めの車種に搭載されています。

最近の車に搭載されているオートレベライザーは光軸を自動で調整するため、設定変更の必要はありません。

LEDヘッドライトに交換した際に配光をチェック

LEDヘッドライト交換時の配光の確認手順は以下の通りです。

  1. 純正バルブの配光を確認する
    純正バルブを取り付けた状態で、車を壁から2~3m離してヘッドライトを照射します。このとき、壁は平らで何も書かれていない状態が理想です。近すぎると誤差が生じやすく、遠すぎると光が弱くなるため、適切な距離を保ちましょう。
  2. 壁にマーキングをする
    壁に映し出された光の「明るい部分と暗い部分の境目(カットライン)」を確認し、左上がりにL字となっている「エルボー点」2箇所にテープを貼ってマーキングします。すべてのラインをマーキングする必要はなく、エルボー点だけで十分です。
  3. 純正バルブをLEDヘッドライトに交換する
    マーキング後、純正バルブを取り外してLEDヘッドライトに交換します。この際、バルブを素手で触ると感電や破損のリスクがあるため、必ず手袋を着用してください。
  4. LEDヘッドライトの配光を確認する
    LEDヘッドライトを取り付けた状態で再度壁に光を照射し、マーキングとのズレを確認します。
  5. 光軸を調整する
    光がマーキングとずれている場合は、ヘッドライトユニット裏側にある「レンズリフレクターを上下に動かすネジ」と「左右に動かすネジ」を使って調整します。ネジを急に動かすと大きくずれる可能性があるため、少しずつ調整してください。

光軸調整は、純正バルブの配光を基準として確認します。

上記の手順を参考に、正しく調整を行いましょう。

また、下記記事ではLEDヘッドライトの交換方法をさらに詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご一読ください。

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自分で光軸調整するときの注意点

自分で光軸調整を行う場合、いくつか注意すべきポイントがあります。

まず、日中は明るいためヘッドライトの光が見えづらく、正確な調整が難しくなります。

そのため、作業は日が落ちた後に行うのがおすすめです。

また、調整する場所も重要で、坂道のような傾斜のある場所や砂利道などの不整地では正確な計測が難しくなります。

平らで安定した場所を選び、ヘッドライトの光を当てる壁や塀が地面に対して垂直であることを確認してください。

さらに、調整中は車を動かさないことが大切です。

純正バルブで光の位置を確認した後、LEDヘッドライトに交換しても、車の位置がずれると正確な比較ができなくなります。

もし光軸調整がうまくいかず車検に落ちてしまった場合は、車検場付近にあるテスター屋で再調整を依頼すると安心です。

光軸調整が依頼できる場所

カットラインを調整している様子

自分で光軸調整が難しい場合は、テスター機械を持つ業者に依頼しましょう。

以下が主な依頼先です。

  • ディーラー
  • カー用品店
  • テスター屋

順番に確認していきましょう。

ディーラー

ディーラーでは光軸調整を含む車検に対応したメンテナンスが可能です。

費用は2,000~5,000円ほどです。

ただし、車全体の状態が把握できないといった理由で、光軸調整のみの依頼は断られる場合もあるので注意をしましょう。

ディーラーで光軸調整をしたい場合は、事前に対応の可否を確認しておくのがおすすめです。

カー用品店

指定工場として車検も行う大手カー用品店では、光軸調整も提供しています。

1,000~3,000円ほどで調整をしてもらえます。

費用が比較的安いため、コストを抑えたい方におすすめです。

テスター屋

テスター屋は陸運局近くにある予備検査場で、実際の車検と同じ項目をチェックできます。

ここで合格すれば本検査でも問題ありません。

また、光軸にずれがあった場合、2,000~3,000円ほどで調整をしてもらえます。

ただし、大掛かりな検査や、部品交換には対応していません。

光軸調整しやすいおすすめのLEDヘッドライトはHID屋のiシリーズ

HID屋ヘッドライト iシリーズの画像
商品名iシリーズ LEDヘッドライト 28400cd 爆光ホワイト6500K
対応バルブ形式H4 Hi/Lo, H7 H8/H11/H16 HB3/HB4
車検対応
冷却方法ヒートシンク+冷却ファン

光軸調整がしやすいLEDヘッドライトを探している方には、HID屋のiシリーズがおすすめです。

HID屋のiシリーズは、純正バルブの発光点を忠実に再現しており、綺麗なカットラインとエルボー点がくっきりと出るため、光軸の確認がしやすいです。

また、色や明るさも車検に対応しており、安心して使用できます。

なお、LEDヘッドライトの取り付けでは、バルブの向きが光軸に大きく影響します。

以下の記事ではLEDヘッドライトの正しい取り付け向きや方法について詳しく解説していますので、取り付けの際の参考にしてください。

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まとめ

本記事では、LEDヘッドライトの光軸調整が必要な理由や車検の基準、光軸調整の方法や注意点、調整を依頼できる場所を解説しました。

LEDヘッドライトを取り付けた際、光軸がずれてしまうことがあります。

光軸がずれていると、遠くまで照らせない、対応車に眩しさを与えてしまうだけでなく、車検に通らない可能性があります。

そのため、光軸がずれている場合は、適切な調整が大切です。

調整は自分で行うことも可能ですが、専門的な機器を使用する業者に依頼する方法もあります。

自分に合った方法を選択し、安全で快適な視界を確保しましょう。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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