愛車をキレイに保つために洗車をしても「洗車してもすぐ汚れる」「洗車しても落ちない汚れがある」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車がすぐ汚れてしまう背景には汚れの再付着だけでなく、洗車後の拭き上げ不足、コーティングの劣化など、さまざまな原因があります。
この記事では洗車してもすぐ汚れ原因と汚れの落とし方を詳しく解説しています。
汚れにくくする対策や車体色別の汚れの見え方も紹介しますので記事を読み終えるころには、汚れの原因を見極め、愛車に合った落とし方や予防策を選べるようになるでしょう。
洗車してもすぐ汚れる原因
洗車してもすぐ愛車が汚れてしまう原因として、以下の3つが考えられます。
- 屋外に保管しているため
- 洗車後の拭き上げ不足
- コーティングの劣化
ここからは上記の3つの原因について、整理していきます。
屋外に保管しているため

洗車してもすぐ愛車が汚れる原因の一つが、屋外に愛車を保管していることです。
空気中には、目に見えなくても様々な汚れ成分や不純物が含まれています。
そのため洗車して車がキレイになっても、屋外に保管するだけで、これらの不純物にさらされるため汚れやすくなってしまいます。
なお強風や雨の日、花粉や黄砂の飛散量が多い春先など、天候の変化や季節によってはより汚れやすくなるので注意が必要です。
このように屋外に愛車を保管することは、屋内保管と比べて、より汚れが付きやすい環境と言えるでしょう。
洗車後の拭き上げ不足

洗車のあとの拭き上げが不足していると、汚れの原因になります。
車体に水分が残ると、水中のミネラルや残った汚れが乾いて水アカとなり、白く目立ちます。
これは洗車後に汚れが付着するのとは異なり、車体に固着するため、より頑固な汚れに発展する恐れがあります。
そのため洗車をした後は水滴が残らないように、しっかりと拭き上げましょう。
コーティングの劣化
コーティングの劣化も、洗車後にすぐ汚れてしまう原因の一つと考えられます。
コーティングを施工することで、汚れが塗装面に固着するのを防ぐ効果を得られます。
しかし劣化によってコーティング被膜が弱まると、ボディ表面に汚れが残りやすくなるのです。
コーティングの持続性は種類によって異なり、ポリマーコーティングなら数カ月〜1年、ガラスコーティングなら3〜5年と言われています。
そのためコーティングをした車で洗車後に汚れやすくなっていた場合、コーティングの劣化を疑ってみても良いでしょう。
車の汚れの種類と落とし方
ここからは車の汚れの種類と落とし方を、画像と共に紹介していきます。
紹介する汚れは以下の5つです。
- 黄砂・花粉・砂
- 水アカ・イオンデポジット
- 鉄粉
- ピッチ・タール
- 鳥のフン・虫の死骸・樹液
黄砂・花粉・砂

黄砂や花粉、砂は大気中に含まれており、車体に粉っぽく広く付着します。
画像のように表面にうっすら積もり、指で触るとザラつくのが特徴です。
この汚れを落とすには、たっぷりの水で洗い流す方法が有効です。
対して乾いた布で拭きとる方法は、汚れに含まれる硬い成分が塗装面を傷つけてしまうため、行わないようにしましょう。


水アカ・イオンデポジット

車体表面に付着した水分が乾いて跡として残るのが、水アカ・イオンデポジットです。
雨水や水道水にはカルシウムやマグネシウムと言ったミネラル分が含まれており、これらが水アカ・イオンデポジットの原因となります。
この汚れは時間の経過とともに塗装面に固着し、洗車では落ちづらくなっていきます。
さらに放置し続けると、塗装面の焼け(ウォータースポット)が生じて、塗装を磨かなければなりません。
このような事態を防ぐために、水アカ・イオンデポジットを除去する場合は、除去剤などの専用の洗剤で落とす方法が有効です。
鉄粉

洗車をしたのにボディを触るとザラザラする、ワイパーをかけると「ザー」という擦れた音がする場合、鉄粉が付着している場合があります。
ブレーキを使用する際にパッドから発生するブレーキダストが主な原因で、走行中だけでなく、道路近くに駐車している車は鉄粉が付着しやすい傾向にあります。
車体に付着した鉄粉は、放置することで錆びて塗装面に悪影響を及ぼすため、早めに取り除きましょう。
取り除く方法として鉄粉除去剤か、画像のように専用の粘土を使います。
鉄粉の除去は日頃の洗車だけでなく、コーティングを行う際の下地処理としても非常に有効です。
ピッチ・タール

ピッチ・タールは、アスファルトに含まれた成分が汚れとして車体に付着したものです。
道路を走行する際、タイヤから巻き上げられて付着するため、下回りや車体側面の下側につきやすい傾向があります。
ピッチ・タールは黒や焦げ茶色で点々のような汚れで、油由来の汚れのため、カーシャンプーでも落ちにくい特徴を持っています。
また無理に落とそうとすると成分が伸びて広範囲に悪影響を及ぼしたり、放置すれば塗装面に固着するなど、非常にやっかいな汚れです。
このようなピッチ・タールを落とす場合は、専用のクリーナーが効果的です。
また脱脂スプレー(シリコンオフ)や専用の粘土クリーナーも有効ですが、いずれの方法も使用方法を誤ると車体にダメージを与える場合があるので、注意して使用しましょう。
鳥のフン・虫の死骸・樹液

駐車中や夜間走行時など、様々な場面で付着する鳥のフン・虫の死骸・樹液。
放置すると塗装面へのダメージに繋がりやすいため、これらの汚れは付着したら早めに取り除くことがおすすめです。
専用のクリーナーを吹きかけたり、濡らした雑巾などで湿らせた後、優しく拭き取って除去しましょう。
対して乾いた状態で取り除くと傷になったり、取り除くのが不十分だと汚れ成分が塗装面に残るなど、汚れの除去は注意して行ってください。
洗車しても落ちない汚れもある
頑固なイオンデポジットや、固着化してしまった鳥のフンなど、洗車しても落ちない汚れが存在します。
そのような場合は、専門業者に依頼するのが効果的です。
主にカーコーティングを行っている業者が対応している場合が多く、特殊な洗剤や機材を使って汚れを取り除いてくれるので、検討をおすすめします。
筆者自身も鳥のフンを放置して、固着して取れない場面がありました。
取り除くのを諦め、一時期はボディ同色のタッチペンで塗って誤魔化していたのですが、その後コーティング業者に依頼。
塗装の研磨とコーティングを行い、無事に除去できたという経験があります。
車体についた汚れは早めに除去するのが最善ですが、もし落ちない汚れがある場合は、一度業者に依頼することも検討しても良いでしょう。
洗車後に車を汚れにくくする対策
「洗車後の汚れが気になる」「できるだけ車を汚したくない」とお悩みの方に向けて、洗車後に車を汚れにくくする対策を紹介します。具体的には以下の3つがおすすめです。
- 駐車場所を見直す
- ボディカバーを活用する
- コーティングする
駐車場所を見直す

洗車後に車を汚れにくくするには、駐車場所を見直すことは有効です。
先の見出しでお伝えしたとおり、洗車後に屋外で保管していると汚れが付着しやすくなってしまいます。
この汚れを防ぐためには、ガレージなど外気が当たらないところでの保管が望ましいです。
またガレージほど外気は防げませんが、カーポートも有効です。
対して木の下や交通量の多い場所は、鳥のフンやピッチ・タールなどの汚れが付着しやすいので駐車場所としておすすめできません。
ボディカバーを活用する

立地や費用面など、駐車場所が選べない場合はボディカバーが有効です。
車体全体をカバーで覆うことで、物理的に汚れを付着するのを防いでくれます。
ボディカバーは風によって外れてしまわないよう、しっかりとボディに固定できるものを選びましょう。
また風でカバーがなびくことで、カバーとボディが擦れて傷つく場合があるため、フリースなど起毛生地が裏地に使用されている製品がおすすめです。
コーティングする

コーティングを施工すれば車に汚れがつきにくくなるだけでなく、塗装面を保護するためキレイな状態を保ちやすくなります。
コーティングには種類があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。
| 種類 | 主な特徴 |
| ポリマー | ・安価に施工しやすい ・ツヤ感や防汚性を実感しやすいが、効果の持続は数ヶ月と短め |
| ガラス系 | ・ガラスコーティングより安価に施工可能 ・価格と効果のバランスが良い |
| ガラス | ・輝きが美しく、仕上がりを重視したい方向け ・外的ダメージから塗装を保護・効果が数年間持続 |
| セラミック | ・専門店で施工される最上級タイプ ・施工費用は高価だが、耐久性が高い |
上記の中でガラスコーティングは試しやすい価格にも関わらず、仕上がり・耐久性・効果の持続性が高いバランスで両立しているためため、おすすめです。
花粉や黄砂の飛散が多くなる時期や、梅雨時期などは特に車体が汚れやすくなるため、コーティングを検討中の方は早めに施工すると良いでしょう。
またDIYでコーティングを施工する場合は、限られた時間で作業を行う必要があるため、硬化時間が短い製品をおすすめします。

車のボディの色によって汚れの見え方は違う
黄砂や水アカなど様々な汚れが車には付着しますが、同じ汚れでも、車体色によって見え方が異なります。
その違いについて、車体色が「黒」「白」「その他」に分けて、解説していきます。
黒い車

黒いボディの上では埃などが白や灰色っぽく浮き上がって見えるため、少量でも非常に目立ちやすいのが特徴です。
また、黒いボディは日光を吸収して高温になりやすいため、車体についた水滴がウォータースポットになりやすいという特徴も持ち合わせています。
そのため黒い車をキレイに保ちたい場合、汚れが付いたらこまめに洗車し、しっかりと拭き上げましょう。
なお黒色は光を反射しにくい反面、洗車による線傷や擦り傷は光を反射しやすいため、他のボディカラーよりも目立ちやすい特徴もあります。
これらを踏まえると、他の色に比べてガラスコーティングの効果をより感じやすい車体色とも言えます。

白い車

白い車は、車体色とのコントラストから、雨水などの黒っぽい水シミが目立ちやすいのが特徴です。
また排気ガスや油分を含む汚れが塗装表面に付着して蓄積し、黄ばんでいくという特徴も白色ならではです。
そのためガレージなど、外気に触れにくい場所で保管しておくと、汚れが目立ちにくくなります。
また白色の車は光を反射しやすく、傷も比較的目立ちにくい特徴も兼ね備えています。

その他の色

黒色や白色以外の色についての汚れの見え方は、以下にまとめました。
| 色 | 特徴 |
| シルバー・グレー | ・洗車傷や汚れが目立ちづらい・管理がしやすい |
| ベージュ | ・白と黒の両方のデメリットをカバーできる ・雨や黄砂に強い |
| 赤 | ・傷や汚れが目立ちやすい ・紫外線によって変色しやすい |
| 青 | ・汚れは比較的目立ちにくい ・傷は目立ちやすい |
上記のとおりシルバー・グレーやベージュが、汚れが目立ちにくい色と言えます。
車選びの際、汚れが気になる方は参考にしてみてください。
季節によって洗車後すぐ汚れる理由は変わる
汚れは、季節の移り変わりによって主な原因が変わります。
| 季節 | 原因 |
| 春 | 黄砂や花粉 |
| 夏 | 虫の死骸や雨染み |
| 秋 | 秋花粉や朝露による染み |
| 冬 | 結露による染みや融雪剤 |
上記表のとおり、季節にあった原因を把握し、愛車の汚れを予防していきましょう。
洗車してもすぐ汚れるに関するQ&A
ここからは「洗車してもすぐ汚れる」というお悩みについて、寄せられた質問に回答していきます。
汚れにお悩みの方は、ここまでの記事とあわせて参考にしてみてください。
夜洗車しない方がいい理由は?
夜に洗車をしないほうがいい理由は、「視認性の低さ」が拭き残しや洗い残しを招き、車体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
拭き残した水滴が自然乾燥すると、頑固な水アカやウォータースポットとなって塗装を傷める原因になり、結果として洗車前より汚れてしまう恐れがあります。
翌朝にムラや傷に気づくといった二度手間を防ぐためにも、車体の状態を正確に把握できる日中の洗車がおすすめです。
車がすぐ汚れるのはなぜ?
車がすぐに汚れる理由は、空気中に含まれる細かなチリや排気ガス、道路から巻き上げられた汚れなど、汚染の要因に常にさらされているからです。
汚れを防いで愛車をキレイに保ちたい場合、こまめに洗車をし、駐車場所を見直すなど対策が必要です。
まとめ
屋外を走るという特性上、車はどうしても汚れやすいです。
しかし愛車をキレイにするために洗車をしても、すぐに汚れてしまうと非常に残念な気持ちになってしまいます。
この気持ちを和らげるためにも、今回ご紹介した汚れの特性を理解し、ガラスコーティングなどの対策を通じて、キレイな愛車を保っていくと良いでしょう。

